2010/11/05

本多静六さんの”成功するために必要なシンプルな話をしよう”を読んで

本多静六(せいろく)さんの本を読んで、思ったこと。この本はワーキングホリデーのビザを申請するために、わざわざソウルから釜山まで行き、フェリーで福岡に行ったときに買ったもの。

博多駅前の本屋さんで、読みやすそうな本だと思って、韓国に持ち帰りました。この本多静六さんは、ドイツ留学から帰国後、日比谷公園の設計案をまとめたことで有名です。

本多静六ーウィキペディア

■この本のポイントを書いていきます。

◆真の友は二人で十分。
◆勤勉節倹。
◆忠実雅量。(おおらかで、人をよく受け入れる性質)

の品性を持つ人は、個人的にも、社会的にも必ず成功する。

互いに諌め合える関係。(主に目上の人に対して、その過ちや悪い点を指摘し、改めるように忠告する。)

remonstrate with each other

ちなみに、この単語の monstr の部分は、モンスターの意味です。モンスターといえば化け物のようなイメージがあると思いますが、そもそもの意味は、 monitor 監視するという意味から来ています。意味はちょっと違うと言えども、モンスターの語源はモニターです。つまり、注意を促す=実在はしないけれども空想の中で自分自身に注意を促すもの=モンスターです。

この remonstrate も、re = リターンのリと同じですね、跳ね返すようなイメージ+モンスター(注意を促す)というところで、お互いに諫め合うという意味になるのです。

http://www.etymonline.com/index.php?term=remonstrate&allowed_in_frame=0


(日比谷公園)

よく考えてみれば、いつも私の悪いところを指摘してくれた人には好感がもてました。(たとえ最初は嫌だったとしても)私も、大切に思っている人には、どんどん忠告しようと思います。そしたら、同じように、悪いところを忠告してくれるでしょう。でも、それはお互いの信用があるからですよね、きっと!

この指摘するということは相手が誰なのかによると思います。お互いに信頼残高が構築されていない関係だと、逆に指摘することはマイナス効果になると思います。ですが、信頼残高がお互いに高い状態だと、指摘して指摘される、つまり諫め合える関係はより相乗効果をもたらすのだと思います。

今までの仕事で、自信を持って「できた!」と言えるものは、日本語教師だけです。自身というより、自分から率先して楽しくやっていけたものです。言語に関わる仕事をしているときは、私は自分を忘れ、かなりの集中力を発揮します。逆になんでしょう、以前データ入力などやっていた時は眠くなり、よく注意されたり、自分自身も、つまらなく、無駄な時間を過ごしているようでした。

今私は日本語教師としてソウルで働いているわけですが、この本を読んで感じたことは、今後は私の生徒さんに日本語の文法だけではなく、彼らの日本語意欲を引き出せるように、自分自身の役割をもっと考えるようにしてみよう!

ということです。

それには、相手を理解する能力の向上、コミュニケーションスキル、色々改善しなければならないところがたくさんあります。否定されるような人格だと、この人から学びたいなんて思われないと思うし、そこが一番大事なことなのかなと思っています。

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この本は文庫なので格安なのと、その割には実践していいことがたくさん書いてあるので、カバンに入れるのにはちょうどいいかもしれません。

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