2012/01/03

高麗大学校(韓国語学堂)に入学

"Signed up for Korean language school."
(韓国語の語学学校に申し込みした)

この記事は私が韓国ソウルの高麗大学校のレベル2・3と、二学期に渡って過ごした内容をまとめたものです。

高麗大学校の語学堂に来る前は江南駅付近のコシウォンで韓国語を勉強。

◆1学期が始まり、レベル3だと思っていたら、レベル2のクラスに入ることに・・・。

高麗大学校で韓国語を学ぶメリット。

◆2学期がスタート。先生とトラブルになり、高麗大学校に宣戦布告する。



高麗大学校の語学堂に来る前は江南駅付近のコシウォンで韓国語を勉強。
12月に韓国へきて、江南駅から徒歩5分くらいの考試院(コシウォン)に住んでいましたが、これから語学学校の生活が始まるので、高麗大学校の目の前のコシウォンに引っ越してきました。そして、ここから韓国語のお勉強が始まります。

私といえば、今まで韓国に何度も旅行に来ていたし、ワーキングホリデーでソウルのノウォン区にある小さな外国語学院で日本語教師もしていたのですが、韓国語は全然勉強していなかったので、なかなか身に付きませんでした。英語と中国語に専念していたためか、韓国語をいざ勉強しようと思っても、なかなか言葉に出すことができない。

そんな私はこの高麗大学校の語学堂に来る前の1ヶ月間、江南駅の近くのコシウォンで暮らしながら韓国語能力試験4級の単語と文法をただひたすら勉強していたんです。江南付近にある暖房が凄くきいている図書館で、普通の高校生や大学生?と勉強する時間は楽しかったな・・・。あーゆう受験的な雰囲気も結構好きなんです。


◆1学期が始まり、レベル3だと思っていたら、レベル2のクラスに入ることに・・・。
いよいよ、1学期も始まり。すごくワクワク。なにせ、学校に通うのなんて、何年ぶりだろうという感じだったので。しかも、高麗大学校という韓国でも有数の頭の良い学生がたくさんいる学校。私はこういう知的な雰囲気というか、環境というか、そういうものがとても好きなので・・。北海道大学に留学していたフランス人女性とお友達になりました。彼女は韓国で韓国語を勉強した後、インターンでソウルに滞在し続けるようです。私はこの学校生活で、彼女と過ごす時間が一番多かったです。私たちの価値観はとてもよく似ていて、意気投合しました。

高麗大学校の語学堂に通うようになって、すぐに気づいたことがあります。それは、インターネットで事前に調べた情報でも書いてあったのですが、本当に日本人が少なかったということです。

といっても、やっぱりクラスに2、3人はいるのですが、できればお互いに関わりたくないというような空気が漂う。もちろん話したりもしますが・・。せっかく韓国に留学に来たのだから、あまり日本人同士で日本語は話したくないですよね。24歳の私。そして、28歳~30歳の女性が二人。私と同じクラスにいました。しかも、二人とも名前がマリ。

あだ名は、イェップンマリとキヨウンマリでした。

イェップン→かわいい
キヨウン→きれい

彼女らは相当本気で勉強しに来ているようで、片方のマリは自分がレベル2だということに納得がいかず、レベル3に移動してしまいました。

日本人が少ない代わりに、ここは中国人の学生がたくさんいます。どうやら、中国で高麗大学校を宣伝しているせいなのか、特に朝鮮族が多かったです。彼らは韓国に来て、韓国語をきちんと身に着けてそのまま韓国で就職したい人たちです。一方、普通の漢民族の中国人も結構いました。彼らが口をそろえていっていたのは、日本に留学すればよかった・・。という後悔的な言葉・・。私が日本人だったから、気を使って日本に行きたいと言ってくれたのかな?(笑)


(冬の高麗大学。こんな感じでとても静かで雰囲気が良い学校です)

高麗大学校で韓国語を学ぶメリット。
この学校で韓国語を学ぶことは、学費において少し他の語学堂に比べると、高いかもしれません。ですが、この学校にはこれから韓国で活躍するであろう学生がたくさん勉強しに来ているので、そういう人たちと繋がろうとする努力の方が、重要だと思います。

結局、あまり難易度の高くない大学に行っても、ダラダラ遊んでいる韓国人としか知り合いになれませんし、こういう知り合いを作るという事は、今後韓国の社会でうまくやっていくために、一番重要なことになります。

おそらく、韓国人の知り合いが増えてくると、どこの大学で勉強しているの?とか、どこの大学で勉強していたの?と聞かれることが多くなるでしょう。そんなとき、彼らに高麗大学校で勉強していたよ?というと、ほとんどの韓国人は同じような表情をします。つまり、あなたが賢い人なのだと思うのです。これはアメリカ人が、日本で早稲田大学で短期留学生として日本語を勉強しているというような響きに近いものと言えます。

李明博前大統領や、第33代ソウル市長の呉世勲、多くのプロ野球・サッカー選手の卒業校ということからもわかるように、高麗大学校には優秀な韓国人が多いので、今後韓国で生活していきたい人は高麗大学校の語学堂に通うのがよいのではないでしょうか?というのが私の意見です。

この語学堂では、高麗大学校に通っている一般の韓国人をトウミという制度を利用して紹介してくれます。その韓国人は助けてくれる人というような意味であるトウミと呼びますが、そのトウミが語学堂に通う外国人の韓国語学習者のサポートをします。

私の場合は、幼児期少しだけ東京に住んでいた韓国人女性で毎週2回会っていたのですが、私がとても貧乏生活だという事を知り、毎回会うたびにカフェ代を負担してくれたり、韓国語を熱心に教えてくれました。今でも連絡を取り合っている素敵な友人の一人となっています。

繰り返しになってしまいますが、今後韓国で生活していきたいという風に考えている場合、あまりレベルの高くない大学にある語学堂に通うよりかは、有名で大きい大学に行って韓国人の友達を作る方がやはり賢いといえます。良い大学に通っている人はたいていネットワークも広いので、仮に高麗大学に通っている学生が忙しかったとしても、その人がほかの大学の友達を紹介してくれるという可能性もあると思います。(韓国人は仲良くなると面倒見が良いので、結構紹介してくれます)

そして、やはり小さい国である韓国では人同士のネットワークがとても重要なので、是非私は一流大学である高麗大学校の語学堂で韓国を勉強することをおすすめします。

ちなみに、韓国で有名な大学を5あげるとすれば、
①ソウル大学(東京大学の兄弟校として日本人が作った大学)
②高麗大学(韓国人自身で作り上げた大学)
➂延世大学(アメリカ人によるキリスト系の大学)
KAIST(韓國科學技術院)
POSTECH(浦項工科大学校)

これくらいは、韓国人の口からもすぐに出てくる有名な大学です。④と⑤に関しては、エリート校と言われています。授業は英語だけ。しかも、理系の大学のTOP2なので、相当頭のいい人が入る大学です。(ノーベル賞はなかなかでませんが…)

韓国経済は日本経済と構造がまるっきり違います。韓国ではある限られた大企業だけが韓国の社会で優位に立っていて、もちろん給料がほかの会社と比べ物にならないくらい違います。そのため、有名大学に入学し、そういうメジャーな会社に就職するのが当たり前です。なので、就職前に顔を整えたりします。ということを理解すると、韓国人と接した時に色々相手のことを理解してあげられるかもしれません。

日本のように北海道から沖縄まであるわけではなく、関東甲信越くらいの広さの範囲でしか行動できない韓国人。そのため、有名大学に行っているか、大企業で働いているか、どれだけ外国語が流暢なのか、ということはとても強いステータスになります。

日本と韓国を比べた場合、日本がどれだけ個人主義的になっているのかがわかってくると思います。ファッションに関しても日本の方が多様化していたり…。多くの韓国人の友達も、私と同じことを言っていました。それは韓国がいくつかの大企業しかメジャーな就職先がないことに起因していて、流行や考え方のスタンダードが1つに決められてしまっているからです。(日本もかなり似ていますが、他の西側諸国に比べると)

おそらく、高麗大学校の語学堂に通おうと迷っている人は、延世大学校の語学堂にしようか、高麗大学校の語学堂にしようか迷っているのではないでしょうか。

私が高麗大学校で気にいっていたところと言えば、図書館がとても充実しているということです。カードがないとゲートをくぐれないのですが、図書館は5階建てで、とにかく広くてモダンです。私はよく英語版の経済誌を読んだり、韓国語を勉強しに図書館に何度も通いました。そして、大学にいる学生は、落ち着いた感じの人が多い印象です。服装とかも清楚な人が多いイメージです。

延世大学よりも、やはり落ち着いた感じの学生が多いです。ですがやはり語学堂は、韓国にはたくさんあるので、自分の条件に合っているところに行くのが一番いいですね!


◆2学期がスタート。先生とトラブルになり、高麗大学校に宣戦布告する。

1学期も終わり、レベル2からレベル3のクラスに移動することになりますが、レベル2のときの先生とは違い、かなり高圧的な50代のおばさま。私が想像していた華やかなレベル3のクラスとは全然違っていたのです・・。

クラスには日本人が私を含めて3人程度、その他は豪州で生まれた育った韓国人、アメリカで生まれ育った韓国人、そしてクラスの大半は、中国人でした。とにかく中国人の学生は先生の言うことをよく聞きます。なぜなら彼らは韓国ではあまり強気にでられないらです。(私の言いたいこと、なんとなくわかってもらえますか…?)簡単に言えば、強気に出ると追い出されるからです。韓国に集まってくる中国人の大半は、欧米や日本に行きたいけれどもこれない中国人。そんな彼らが何かをやらかして韓国から追い出されたら、もう行く先なんてないものね・・。なんて。(笑)

レベル3のクラスが始まって2週間くらい経ったあたりで、その先生ともめるようになりました。私が授業を聞きながら電子辞書で韓国語の単語を調べていたら、電子辞書を禁止と言われたり、とても命令的な口調で指示してくるのです。

(高麗大学校は韓国で3本の指に入る総合大学です。西洋的な外観で有名です。)

そして、私はその高圧的な50代の先生に訊きました。これは義務なのですか?と・・。すると、その先生は義務です。そして、以前にその先生に漢字語について教えてほしいと訊ねたら、答えられませんでした。韓国語の半分以上は日本語と全く形が同じ漢字で構成されていますが、彼女は韓国語の先生という立場でありながらも、生徒である私にそれを説明することができなかったのです。

そして、お金を払って学校に通っている私がなぜあんな高圧的な先生に、指図を受けなければならないの?という気持ちで、そのことをすべて大学の職員に話したのです。

ちなみに私の考試院(コシウォン)の管理人(80代)は、使いすぎて汚くなった韓国語の辞書をみながら、きちんと漢字を勉強しておられましたが…。この50代の先生とは大違いです。

話は戻って、そもそも電子辞書を使ってはいけないような、そんなルールが、この高麗大学校にあったのでしょうか。私はそんなこと一度も聞いたことがなかったのです。

それを理由に私は高麗大学校側に授業料返金を要求しました。

何度も言い続けた結果、やっと校長先生とお話できることに。

驚いたことに、校長先生は女性で、しかも日本語がおできになる方でしたが、私と話すときは全て韓国語でした。なぜなら、ここは韓国です。そして彼女は私よりも年上であり校長先生という立場もある。

なので、当然私が韓国語で抗議しなければならない立場なのです。しかし、私は他の韓国人にお願いして、通訳と言う形で日本語を使用しました。(韓国語でうまく表現できない難しい話題だったため)

当然、校長先生は私の話す日本語を通訳を介さなくても理解していますが、日本語を一切話そうとはしません。

学費は当然、返してくれないということでした。

それで、良心的ではない校長にキレた私はこう言いました。

授業料を返してくれなかったら、抗議デモしますよ。

すると、授業料を日割りで返してくれるということになりました。

こんなに単純なの?と思ってしまう。普通なら授業料は返ってこないはずですが、状況が状況だったため、私も本気で抗議デモをしようと思ったのです。プラカードに事実を書いて、学校の前で座り込むとか・・・。もちろん、私みたいな行動ができる人なんてそんなにいないでしょう。ですが、それほどにこの先生の授業には不満を持っていました。

韓国ではよく声を大きく上げたほうが勝つ。と言われますが、それはもう昔のことです。韓国では真実は真実と、粘り強く戦う姿勢が泣ければ生きていくことはできないでしょう。外国人だからというのも関係なく、正しいことは正しいと主張すること。私はこんなことをこの高麗大学校で学ばされたのかもしれませんね。

よく感じることなのですが、韓国や中国で生活していると、自分自身が強くなれる気がします。

実はもう何年もの付き合いになる韓国人の友達がいて、最近彼は彼の大学で大学のバス料金値上げ抗議デモを主催して、テレビに出たくらいなので、私はそういう影響もあってか、とても強気でした。このとき、私は金銭的にも危機的な状況であったためもあってか、それが私をここまで強くさせたのでしょう・・。

やはり、こんな授業のために、1学期分の15万円近くを消費することはできなかったのです・・。

学校を辞めた私は、9月から大田市の忠南大学校に正規留学生として入学するために、テジョンに1ヶ月ほど住むことになります。

ということで、色々あったでの留学生活でしたが、高麗大学校で過ごした数ヶ月間は忘れられない思い出となりそうです。

高麗大学校語学堂の公式ホームページ

2012/04/17 

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