2014/11/08

ハングル / 韓国語 / 朝鮮語 / 高麗語 / コリア語 の違い

私たちが普段何気に使っている韓国語という言葉は正式名称ではないことをご存知ですか?

日本での正式名称は朝鮮語

ですが、実はいわゆる韓国語は色々な場所で話されていることも事実。最近は中立語としてコリア語なんていう言葉も一部の大学をはじめ、使用されるようになりました。

なぜコリア語?それは、韓国語は韓国の言語だけではないという主張から始まったものです。仮に朝鮮語と言ってしまえば、韓国人にとっては北朝鮮を連想させるため耳障りだけれども、北朝鮮人や中国の北部に住む朝鮮族には聞き心地はよいのかもしれませんが…。

実際に、私は日本に住んでいる朝鮮族と朝鮮語で話すときには、

저는 한국어 말할수 있어요 韓国語ではなく、

저는 조선말 말할수 있어요 朝鮮語が話せます。

のように、言ったりする。..

そんな言語の名称なんて朝鮮語でも韓国語でもどっちでもいいじゃん。じゃ、ハングルと呼ぼうか?ということもあり、ハングル話せるの?なんて言うようにもなりましたよね…。

けれども、ハングルと言っても、中立的な言語の名称にはならないかもしれません。詳細は以下に書いていますが・・・。

まず、以下の写真は青色の上が北朝鮮、下が韓国。北部にうっすらある水色は中国だけれども朝鮮民族が暮らしている地域です。



まず、まとめると、いわゆる英語でいう "KOREAN LANGUAGE" は、4つのエリアで使用されています。

◆延辺朝鮮族自治州(中国)
◆朝鮮民主主義人民共和国
◆大韓民国
◆ロシアのシベリア地区・中央アジア

私たちは、韓国で話されている言語を韓国語としか認識していないかもしれませんが、日本での正式名称は朝鮮語です。これはまず押さえておいてくださいね!(For your reference)

しかし、各エリアでは呼び方も違うのが事実。

◆延辺朝鮮族自治州(中国)→朝鮮語
◆朝鮮民主主義人民共和国朝鮮語
◆大韓民国韓国語
◆ロシア・中央アジア諸国→高麗語


ちなみに意外なことに、以下の図の濃い部分を中心に朝鮮系の民族がたくさん住んでいるという事実。このエリアの人口からしたら、結構多いのではないでしょうか?

◆ロシア・中央アジア諸国の朝鮮系人口の内訳
ロシア→17万人 (Reference)
カザフスタン→10万人 (Reference)
ウズベキスタン→17万人 (Reference)
キルギスタン→約2万人 (Reference)

実に50万人くらいの高麗人が散らばっているのがわかります。彼らは "KOREAN" を守り続けていると言われています。ロシアに関して言えば、極東地域がほとんどだと思われます。また北海道の北部サハリンにも多くの朝鮮系民族が暮らしていると言われています。言語を維持しているかどうかはわかりませんが・・・。


(高麗人の存在は最近では忘れられています。北海道の北にあるサハリンにも暮らしています)

よく中立的な立場としてハングルと呼ぶ人がいますが、これは中立的な呼び方ではありません。

ハングル(朝: 한글)は、朝鮮語を表記するための表音文字である。1446年に李氏朝鮮第4代国王の世宗が、「訓民正音」(朝: 훈민정음、Hunmin Jeong-eum、略称:正音)の名で公布した。 意味は「偉大なる(ハン)・文字(グル)」である。

とウィキペディアでも紹介されていますが、もともとハングルが誕生した時の名前は、訓民正音といいます。「ハングル」の語が使われるようになったのは1913年あたりからです。

これは大韓帝国の時代と近く、大韓帝国の韓(ハン)の文字という説もあります。現在、偉大なる文字なのか、韓の文字なのかは議論中なので、私は国際語で使われているコリア語(Korean)という呼称を使用するようにしています。

ですが、もともと日本での正式名称は朝鮮語なので、こちらでもよいような気がしますが、呼称に関しては人それぞれでいいかもしれませんね。

ですが私はこのブログで、朝鮮語韓国語のという呼称を控え、より中立的な英語と同じ、コリア語を使用していきたいと思っています。なぜなら、私が英語で会話する時、コリア語(Korean)と言っているのに、日本語になると韓国語って言っているのは、矛盾しているからだと思ったからです。なので、中立的で自分自身も納得できるコリア語をこれから使用していきます。とは言っても、ブログで韓国語という名称もよく使っていますが…。という現在は、混合して使っています。(笑)

もう一度、まとめると、

延辺朝鮮族自治州(中国)
朝鮮民主主義人民共和国
大韓民国
ロシアおよび中央アジアで朝鮮系に使われている言語は

コリア語!!

だって英語では、KOREAN”しかないのだから・・・。

なので英語圏では、こんな記事書く人もいなければ、必要もありませんね。うらやましいです…!


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意外にも、こんなにたくさんの地域で使われている言語。ハングルが自由に書けるようになるには1週間もいらないといわれていますが、読めるようになるのには、それよりももっと早く達成できます。

1つの小さな教養として学んでみるのもいいかもしれませんね。

っていう私はもうアラビア語は完全に書けるようになりました(笑)。

こんな記事もオススメです。
「複数言語を操るマルチリンガルになるためには?」


2016年11月08日更新