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中国語(普通語)は英語で、マンダリン?その意味と語源




マンダリンと聞くと、"Mandarin Orange" を思い浮かべてしまう人がほとんどではないかと思います。そもそもマンダリンという言葉自体はフルーツを表す言葉ではありませんでした。私も知らなかったのですが、調べてみると大変面白く、興味深い内容です。
"Chinese official," 1580s, via Portuguese mandarim or older Dutch mandorijn from Malay mantri, from Hindi mantri "councilor, minister of state," from Sanskrit mantri, nominative of mantrin- "advisor," from mantra "counsel," from PIE root *men- "to think" (see mind (n.)). Form influenced in Portuguese by mandar "to command, order." Used generically for the several grades of Chinese officials; sense of "chief dialect of Chinese" (spoken by officials and educated people) is from c. 1600. Transferred sense of "important person" attested by 1907. The type of small, deep-colored orange so called from 1771, from resemblance of its color to that of robes worn by mandarins.
(Reference is http://www.etymonline.com)

この引用の意味は以下です。

マンダリンという言葉は、実はサンスクリット語からきていて、"adviser""counsel"をあらわす言葉です。ポルトガル語"mandar"という単語の意味である"command"や、"order"の意味をあらわす単語から来ているということを見てもわかるように、色の濃いオレンジは、ミカン属の中で一番重要なものと思われ、"Mandarin Orange"という名称がついたとされています。

mandatory の語源の感覚をつかみたい方はこちら。
「強制的、義務的を表す compulsory / mandatory / obligatory の違いと語源」

なので、"Mandarin" のイメージは、"advisor""counsel"ということになります。そういう理由で、この濃い色を持った種類のオレンジが、マンダリンという名前になったということです。

なので、マンダリンと聞いて最初に果物をイメージするのは、今日で卒業しましょう。

って、私は自分に言い聞かせることにしています。(笑)


そもそも、中国語っていろいろあるけど?

このように、チャイニーズ、つまり、”中国語”と言いますと、これら色分けされた色々な方言すべてのことをあらわします。なので、あなたが”私は中国語ができます”と行った場合、”広東語ができるの?”とか”上海語ができるの?”とか聞かれてしまいます。方言というよりは全く違う言語のようなものなのですが・・。


下記の中国大陸と台湾島の地図をご覧ください。


この広範囲で話されている薄茶色の部分が MANDARIN (マンダリン)が現在の中国の標準語になりました。中国東北部からチベットあたりまでずーと、長いですね。

なので公的な場所である市役所など区役所などでは、たとえば上海の場合、上海語禁止という札があるくらいです。現在でもその地方によって、上海語なら上海語を使用していますが、それらは少しずつ上海語ではなく上海弁になりつつあります。

なんか誤魔化されているような感じですよね…。現地の人は上海語を家族や友人と使っているのに、学校では北京語を使用しなければならないとか、公的な場所では北京語を使用しなければならない。というように変わってきているのです。

北京語と言うとややこしいかもしれませんが、このマンダリンというのが北京を中心に話されていたので、

北京語=マンダリン=標準語。

すべて同じ意味と思っていただいて構いません。(厳密には少し違うのですが・・)けれども、そういう認識で間違いないでしょう。

ちなみに、台湾島にはもともと北京語を話す人はいませんでしたが、

以下、ウィキペディアの文章を引用させていただくと、

中華民国(台湾)の公用語である中国語には、普通話ではなく「国語(繁体字:國語)」という名称が用いられる。国語という呼称は、清朝から中華民国となった時代に採用され、現代の台湾に引き継がれている。第二次世界大戦後も国共内戦を戦った中華民国の中国国民党は、毛沢東の中華人民共和国成立と前後して台湾に撤退したのち、中国語(国語)によって台湾の統治を行った。

つまり、中華人民共和国成立前は、中国大陸は中華民国でしたよね?その中華民国の中国国民党が台湾に逃れ、台湾島が中華民国になる。


ということは、以前中国大陸に存在していた中華民国という国をそのまま台湾でも引き継いでいるわけで、

台湾でもマンダリンが使われているのです!





なので、

中華人民共和国(中国大陸)も中華民国(台湾)も、マンダリンが標準語なので、中国語と言った場合、ほとんどの人はマンダリンをイメージします。

ここでもう一つ学習していただきたいのが、中国語には7つの方言がある。という点です。これは、中国語。というものを定義づけるために無理やり、分けられた感もありますが、このように7つに分けることができます。

①官話(北方方言)→つまり北京語などのマンダリンのこと。
②粤語(えつご)→広東語のみを指す
③呉語(ごご)→上海語など。その地域で話される方言。
④閩語(びんご)→福建語など。海外に話者が多いのも特徴。
⑤湘語(しょうご)→湖南語など。
⑥客家語(はっかご)→主に広東省東部、福建省西部、江西省南部という、微妙なエリアに話者が存在する言語。台湾にも300万人程度、話者がいます。
⑦贛語(かんご)→江西語など。

このように、この7つの中から選ばれたのマンダリンということになります。もし、広東省が北京のような役割をしていたら、広東語が普通語として、中国における共通語になっていたということになります。

ちなみに、ヨーロッパにもこのようにたくさんの言語が存在します


ですが、ヨーロッパには中国人や日本人が使用しているような象形文字である漢字のようなものは存在しません。ヨーロッパの場合、スペイン語とイタリア語などはとても似ています。というように近隣の言語は似ています。スペイン語も、フランス語も、イタリア語も、もともとはラテン語から派生。

ラテン語は、現在ほとんど使われることのない言語となってしまいましたが、

たとえば、

中東などを見てみると、

アラビア語(ラテン語と同じくらい古い言語)は、現在も

サウジアラビア、エジプト、モロッコ、カタール、アラブ首長国連邦など28か国以上で使用され、

その代わりに、フランス語、イタリア語、スペイン語のように

ヨルダン方言
シリア方言
イラク方言
モロッコ方言

などに、わかれています。


これがつまり、上海語、広東語、福建語などに当てはまります。

簡単にいうと、中国における普通語(北京語)が、全国のテレビに字幕として映っているのは、ヨーロッパのスペイン、フランス、イタリアのニュース番組や新聞などがすべてラテン語で書かれているイメージ。

けれども、ヨーロッパと中国が違う点といえば、

中国の場合は、話し言葉は全く違う言語なのに、書くときは同じ漢字を使用します。

上海語も、広東語も、福建語も、漢字にしてしまうと、みんな驚くほど理解できる。

これは、漢字のわかる日本人でも推測できる。というメリットもあるのです。

ここがヨーロッパと中国の違いです。

なので、中国ではマンダリンが話せなくても漢字を見れば意味を理解できるので、その点で簡単に統一できるということになります。

こんな記事もオススメです。
「多言語話者、マルチリンガルになるための勉強法とは?」

2016年11月07日更新





中国語(普通語)は英語で、マンダリン?その意味と語源 中国語(普通語)は英語で、マンダリン?その意味と語源 Reviewed by よこいりょうこ on 6月 05, 2015 Rating: 5

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