2015/06/05

なぜ中国語を英語では、マンダリンと言うの?

マンダリンと聞くと、"Mandarin Orange" を思い浮かべてしまう人がほとんどではないかと思います。そもそもマンダリンという言葉自体はフルーツを表す言葉ではありませんでした。私も知らなかったのですが、調べてみると大変面白く、興味深い内容です。
"Chinese official," 1580s, via Portuguese mandarim or older Dutch mandorijn from Malay mantri, from Hindi mantri "councilor, minister of state," from Sanskrit mantri, nominative of mantrin- "advisor," from mantra "counsel," from PIE root *men- "to think" (see mind (n.)). Form influenced in Portuguese by mandar "to command, order." Used generically for the several grades of Chinese officials; sense of "chief dialect of Chinese" (spoken by officials and educated people) is from c. 1600. Transferred sense of "important person" attested by 1907. The type of small, deep-colored orange so called from 1771, from resemblance of its color to that of robes worn by mandarins.
(Reference is http://www.etymonline.com)

この引用の意味は以下です。
マンダリンという言葉は、実はサンスクリット語からきていて、"advisor""counsel"をあらわす言葉です。ポルトガル語"mandar"という単語の意味である"command"や、"order"の意味をあらわす単語から来ているということを見てもわかるように、色の濃いオレンジは、オレンジの中で一番重要なものと思われ、"Mandarin Orange"という名称がついたとされています。

なので、"Mandarin" のイメージは、"advisor""counsel"ということになります。そういう理由で、この種類のオレンジが、マンダリンという名前になったということです。なので、マンダリンと聞いて最初に果物をイメージするのは、今日で卒業しましょう。
このように、チャイニーズ、つまり、”中国語”と言いますと、これら色分けされた色々な方言すべてのことをあらわします。なので、あなたが”私は中国語ができます”と行った場合、”広東語ができるの?”とか”上海語ができるの?”とか聞かれてしまいます。

下記の中国大陸と台湾島の地図にある"Mandarin"を見てください。この広範囲で話されている中国語の中の1つであるマンダリンが現在の中国の標準語になりました。なので公的な場所である市役所など区役所などでは、たとえば上海の場合、上海語禁止という札があるくらいです。現在でもその地方によって、上海語なら上海語を使用していますが、それらは少しずつ上海語ではなく上海弁になりつつあります。つまり、標準語を話さなければならないことになってきているからです。

ですが、中華人民共和国も中華民国(台湾)も、マンダリンが標準語なので、中国語と言った場合、ほとんどの人はマンダリンをイメージします。

ちなみに、ヨーロッパにもこのようにたくさんの言語が存在します。ですが、ヨーロッパには中国人や日本人が使用しているような象形文字である漢字のようなものは存在しません。ヨーロッパの場合、スペイン語とイタリア語などはとても似ています。というように近隣の言語は似ています。ですが、中国の場合は、話し言葉は全く違う言語なのに、書くときは同じ漢字を使用します。ここがヨーロッパと中国の違いです。なので、中国ではマンダリンが話せなくても漢字を見れば意味を理解できるので、その点で簡単に統一できるということになります。


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2016年11月07日更新

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