2015/10/03

多言語話者の「まるちりんがーる」だけど、なんか質問ある?

この記事では、「まるちりんがーる」になって気づいたことなどをみなさんにシェアさせていただきたいと思います。

この記事はいくつかの章にわかれています。

①マルチリンガルになると、なぜ心も寛容になるのか?
②マルチリンガルの扉を開くと、ライフスタイルは激変する
③マルチリンガルであることは、認知症を遅らせるという研究結果もある
④マルチリンガル同士の会話ってどんなもの?
⑤マルチリンガルの脳はこうなっている
⑥マルチリンガルになるために、今までいくら費やしたの?

以前、5記事に分かれていましたが、わかりやすく1つの記事に統合することにしました。

マルチリンガルになると、
なぜ心も寛容になるのか?


(こんな写真みせつけて、今ここに住んでるわけじゃないからね?笑)

私は英語翻訳の仕事をする前まで、英語以外の勉強はしないと心に誓っていました。というのも私自身の英語力に支障がでては困ると思ったからです。ですが、今の私は英語のレベルにおいて翻訳ができるレベルです。

1つの外国語、特に日本語からもっとも遠い英語などの言語がいいレベルまで行くと、ほかの外国語を勉強するのがそれほど難しくなくなるものです。

それから、私は今までおろそかにしていた本当に勉強したい外国語であるアラビア語を始めました。当初は、35歳くらい、つまり外国語の中では1番最後に勉強しようと思って残しておいた言語だった。

けれども、今始めないと後悔するという気持ちから始めてみたのです。最初はアラビア文字に抵抗がありましたが、この数日間アラビア語の読み方を習得してから、もうどんな言語でも基礎レベルは習得できるということを確信しました。(なぜならアラビア語が最も取っつきにくい言語だからです)

スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語のIPA(国際音声記号)も考察し終わりました。これらのヨーロッパの言語は、シンプルに書かれた読み物とか、あいさつ程度の言葉を覚えるというレベルに関しては、すぐに取り掛かれる準備ができています。

もちろん、これらをすべて習得したいとは思っていませんが…。

ですが、上記のヨーロッパの言語に関しては、発音ができるようになったり、文字が読めるようになりたいとは思います。

例えば私が現在勤めている会社は日本企業ですが、エンジニアのインド人がたくさんいます。外国人をたくさん募集しているような企業だからということもありますが、インドの人口は世界一になるといわれていて、ヒンディー語がこれからもっとインターネットで飛び交うようになると思います。せめて読めるようになりたいです。話せなくてもただ読めるようになりたいだけです。


スペイン語とかならなんとなく推測できるけれども、ヒンディー語となるとさすがに全くわかりません。

ですが、意味は分からなくてもヒンディー語を表記するデーヴァナーガリー文字くらいは読めるようになりたい。その理由は?

その国の言語が読めるということは、その文字に親近感を覚えることができるし、意味が分からなくても、私がうまく発音しさえすれば、インド人が私に親近感を覚えてくれるはずです。

これはタイのシャム文字にも言えることです
意味は分からなくても、正確な発音だけマスターしたいのにはこういう理由があるのです。タイ人だってタイ語が全くわからない日本人よりも、タイ語が読める日本人に親近感を覚えるのは当然でしょう。

本題ですが、マルチリンガルになると心も寛容になると最近思うようになりました。

どうしてそう思ったのかというと、どんな言語でもスーッと入っていけるようになるには、それらの文化もスーッと受け入れる体制ができていないと難しいからです。そして、それらの国の人たちと交流したいという強い好奇心がないと続きもしません。

いろいろな文化を受け入れることで、心も寛容になり、自分自身と相手との価値観の違いなども受け入れられるようになると私は確信しています。

マルチリンガルになるということ、そしてマルチリンガルになろうと努力するということは、相手を理解しようとしているということに似ていると思います。私はほかの言語を学べば学ぶほど、そのように感じることが多くなってきました。

今回アラビア語が読めるようになって感じたことですが、外国人で、ひらがなを読めるのはとても努力しているのだなと、痛感しました。

たしかにアラビア文字もそれほど難しくはないのですが、集中力が必要です。

28文字しかないといえども、それぞれ1つの文字は、最初に来るときと中間に来る時と最後に来るときなどで、それぞれ4つの文字に変化するので、112文字覚えることになります。でも、これはなんとなくわかってくるので、辞書を何度も巡回しているだけで大丈夫です。

ひらがなとカタカナって全然違う部分も多いので、そういう意味で言うとアラビア文字を覚えるよりも、日本語のひらがなとカタカナを同時に覚えるほうが絶対に難しいです。漢字が書ける非ネイティブの日本人には脱帽するでしょう。

今はいろいろな国の文字を理解しようとする余裕があります。それは翻訳だけすればいい仕事に就いているからです。私は今まで好奇心でいろいろな仕事に就いてきましたが、今は翻訳だけに絞っています。なので新しい業務を覚えるという必要がなくなったため、時間にもゆとりができたのでしょう…。

このチャンスにぜひ、いろいろな文字を理解したいと思います。これは私にとってまさしく頭スーッとするくらい気分のいいアクティビティなので…。


マルチリンガルの扉を開くと、ライフスタイルは激変する



私たちは自分の属する文化圏に、ある意味で支配されています。それは隣国を見れば一目瞭然です。どこの国かとは言いませんが…。

その国とは、ある一部の財閥が国家のGDPの25%ほどを占めるような国であり、ライフスタイルのスタンダードが固定化されてしまっています。つまり、このような大企業が存在するため、ライフスタイルに多大な影響を与えるということです。つまり、同じ価値観を持たなければ生きていけない社会ということです。どんな国でもそうですよね?アメリカでさえ、そう思います。特に英語だけしか話せない人は、その世界でしか生きていけないのですから。

なので、どこの国へ行っても、その国に住んでいる限り、報道が制限されていたり、政治的な理由で制約を受けたりするわけなのです。あの自由な国と言われているアメリカですらそうなのですから。

私の体験談として語らせてください。これは、もちろん私の持論ですし、すべてに当てはまるわけではないということを先に言っておきます。

では、マルチリンガルになるということが、どうして自由な考えを持つことになるのでしょうか?それは、あなたがポルトガル語を覚えた場合、あなた自身がある意味、日本を捨てるという選択肢もできるからです。

もちろん、家族や友人、守るべきものがある、そして日本人としてかなり強い誇りを持っているという理由で、日本という国を離れて違う国で生活しよう!と思う人は少ないでしょう。ですが、あくまでも選択肢として、あなたはそれを選択できるようになるのです。

ある意味、言葉さえきちんとわかれば、業種、賃金などを問わなければどこの国でも働けます。そして、モノリンガルの場合、活動範囲が日本しかないので(日本人の場合)、その国の考え方だけに縛られるようになります。(もちろん本をたくさん読めば違いますが…)ですが、大概の人はそうなると思うのです。

”お天道様が見てる”こんな風に私たちは教えられてきました。これは、日本の宗教観です。西洋の国には違う宗教観があり、小さいころに教わることも違うのです。なので、マルチリンガルになり、違う文化の宗教観を吸収していくということは、自由な発想を引き出す力にもなります。


③マルチリンガルであることは、認知症を遅らせるという研究結果もある

「認知症の発症率とマルチリンガルの関係について、興味深い研究結果を見つけましたので、ご紹介します。」(記事の英語版は、このページの末尾にリンクがあります。)



もし、このYOUTUBEで話されている言語である英語が、あなたの母国語でなければ、それはつまり、あなたが健康な脳を手に入れている途中であるかもしれないです。→つまり、英語でYOUTUBEを視聴している自体、あなたはバイリンガルへの道を進んでいて、認知症とは無関係になる道を進んでいるということです。

最新の研究によると、母国語以外の言語を学んでいる人(書くことではなく、話すことのほうです)は、認知症になるのを約5年遅らせることが可能であるということです。

この研究はインドのマルチリンガル地域(多言語が話せる人たちが集まる地区)で行われました。→インドにそんな地域があるなんて知りませんでした…。

そこで研究者は、何歳から認知症の症状が起こるのか、600人以上の患者の記録を分析しました。ちなみに研究対象の半分以上の患者はマルチリンガルでした。

研究者はこの研究でマルチリンガルの患者が認知症にかかるのは、とても遅い時期になることを発見しました。

この研究結果は教育水準や性別、経済レベルなどの要素に影響されたものではありません。→つまり、あなたが中学校卒業であまり勉強が得意でなくても、経済的に豊かでいろいろ知識が豊富でなくても、そんなの関係ないということです。

研究者はバイリンガルという活動、つまり母国語ではない外国語を話すということは、常に脳が注意している状態(母国語を話すときはあまり考えないで話すことが多いため)を必要とするため、この張り詰めた脳の活動は、いくらか認知症を食い止めます。ちなみに、ギターやピアノなどの楽器を習うことや、パズルなどをすることが似たような効果があることはまだはっきりしていません。

そして、私がこの記事を翻訳して思ったのは、やはり外国語を勉強するには、人と話したりコミュニケーションをとるのが一番良いということです。それは言うまでもないと思うのですが…。私の主観ですが、人類の歴史上で、コンピューターが普及したのって本当に、ここ20年だと思うのです。それで、職場環境もコンピューターがメインになってきました。フェイスブックや携帯電話などもそうですが、そこに滞在する時間が多くなりつつあると思います。人と話したり、母国語ではない言語を話すということは、脳を必ず活性化させると思うし、一種のスポーツみたいな感覚で、ぜひ、話す方の外国語学習を、簡単なフレーズからでも初めてほしいと思っています。

今回この記事は、Delay Dementia By Five Years! というサイトの了解をを得て、翻訳させていただいたものです。

④マルチリンガル同士の会話ってどんなもの?




今日は、同じマルチリンガールのフランス人女性と、有楽町の国際フォーラムの地下のフリースペースで久しぶりに会って会話を楽しんできました。彼女と以前会ったのは、去年一緒にモスクに行ったのが最後でした。ちなみに英語の発音で、マルチリンガルのことを、モータイリングウォルのように言います。全然違いますね…。

私はカフェに行くより、フリースペースで無料で過ごすのが大好きです。これはヨーロッパ人の感覚に似ているとよく言われます。なぜなら、ヨーロッパ人はあまりお金を使わない楽しみ方をする人が多いからです。一概には言えませんが…。私はそう認識しています。

さて、私とフランス人のお友達は、今回4か国語で話しました。私たちは将来の方向性とかは違うのですが、同じマルチリンガルということで共感できることがたくさんあり、いつも会うたびにフランス人からの視点と日本人からの視点で、東アジアやヨーロッパの政治状況とか、人種問題、宗教問題を話して楽しんでいます。

去年、彼女の中国語レベルは単語が少しわかる程度だったのですが、今は私が中国語で質問すると、大体答えられるレベルになりました。やはり日本語とコリア語、英語が堪能というだけあって、言語学習のコツがわかっているようです。

そして一般の日本人のように、完璧にならなければならない!とか思っていないです。ただ話せればいいでしょ?と思って、どんどん話します。これが語学上達のコツではないでしょうか?

彼女の場合、それと合わせて、英語の一つ一つの発音をきちんと暗記していたり、中国語の4声をきちんと、一つ一つの漢字ごとに理解しようと努めています。

英語で、コツがわかるとは、Get the hang of .... と言います。これはとても便利な表現なので、ぜひ覚えてみてくださいね!たとえば、発音のコツがわかったといいたいなら、

I got the hang of pronunciation!

でいいのです。とても簡単なフレーズですね!こういうフレーズがなかなか覚えれない場合、英会話を話す習慣をつけるために、やはりカフェに通いましょう!!

話は戻って、私が4か国語を久しぶりに同時に話して、改めて気づいたのは、やはり話す言語によって私の人格が変わってしまうことです。

私は英語や中国語、コリア語を話しているとき、目がとてもギラギラして、本当に会話を楽しんでいます。逆に母国語である日本語を話しているときは、いつも遠慮した感じで話します。

おそらく、日本語で話すときも、その遠慮さをなくそうと思えばなくすことができると思うのですが、これは日本語のいいところだと思っているので、日本語を話すときは、この感じで話しています。


⑤マルチリンガルの脳はこうなっている



マルチリンガルになるということは記憶を広げるということ。なぜか分かりますか?

さっそくですが、あなたは、矛盾という言葉を聞いて何を思い出しますか?私は、小学校の時に習った授業をボンヤリと思い出します。あの頃、矛盾という難しい言葉を理解することはできませんでしたが、矛盾という言葉を先生が一生懸命説明してくれた時のことは記憶に残っています。

矛盾という言葉は、中国の『韓非子』の故事に基づく。 その故事とは、楚の国に矛と盾を売り歩く商人が、矛を売る時は「この矛はとても鋭いので、どんな堅い盾でも突き通す」と言い、盾を売る時は「この盾はとても堅いので、どんな鋭い矛でも突き通せない」と言った。

出典:http://gogen-allguide.com/mu/mujyun.html

とありますが、私はこの説明よりも、先生が一生懸命説明してくれた時の場面を思い出します。

英語でいうと、contradict ですが、私の脳の中では、

contra+dict 反対に書きとる=反対の意味を言う=矛盾

という語源的感覚を先に思い出すのではなく、

同じ意味の言葉だとしても、思い出す記憶は違うのです!!

アメリカ人の友達と、話していたときのことを思い出します。それは、この contradict という言葉を何度も書面で見てきて知ってはいましたが、初めてその単語を使ったり、話題にあげたのは、そのアメリカ人の友達と話していた時だったので、それがエピソード記憶として頭に完全に定着されたからです。

このように単語1つ1つを呼び起こすということは、記憶と密接に繋がっています。そして年を老いたときも、昔の記憶を思い出しやすくなります。それは、ボキャブラリーの分だけ記憶が広がっていくからです。なので単語は目で見て覚えたあと、必ず適切な場面で声に出して言ってみるようにしてください。それは、なるべく適切な場面でお願いしますね。

そうすることで、その記憶がいつまでも頭に残ります。特に、その言葉をまた使ったときに、舌がどの位置に触れるかによって、

例えば、英語の発音を本格的にやってみると、鼻、口蓋帆、喉、舌の位置、肺、腹など、筋肉によって、つまり、筋肉の動かし方によって、脳が反応するようになるのです。

おそらく、外国語を話したりしたことのない方はこの感覚がわからないかもしれませんが、やってみるとそういうことだったんだね。と思うはずです。

マルチリンガルになって私がメリットと思ったことをいくつか書いてみます。

①その国にしかない単語のニュアンスを知ることで、言葉を細かく定義する力がつく。

②いわゆる物忘れが少なくなる。好奇心が強くなるので、どんどん勉強したくなるため…。ですが、例えば、ビールをカタカナの発音で思い出すとき、次に英語の発音を思い出し、その発音に近いビアードというヒゲの意味をする単語を思い出したり、そこから鳥の意味であるバードにいったり、きりがなく色々な単語が思い浮かんできます…。なのでコントロールできないと、人の話を聞いている最中に、話の内容から脱線してしまうことが多々あります…。

分かりやすくすると、こんな感じです。

beer [bɪr] > beard [bɪrd] > bird [bərd]

また、さすがに同時に、四ヶ国語も操るようになると、やはり多くの単語を忘れていきます。例えば、中国語でクーレン(客人)というお客様意味する簡単な言葉を私は聞いても分からなくなっていた時がありました。

でも、なんとなくレストランが思い浮かんできます。そして、中国語の客人(クーレン)は日本語にない発音ですが、なぜ聞いたことがあるとわかるのでしょう?それは自分で一度でも発音したことがあるからです。これは、マッスル・メモリーというものが深く関わっています。

「英語の発音と、マッスル・メモリー (Muscle Memory) の深い関連性」

つまり、その発音を聞いたとき、相手がどの部分から発声しているのか、どの部分に舌を近づけて発音しているのか、目をつぶっていてもわかるのです。

これはとても面白い感覚で、わかったときはとても気分がいいんですよ?外国語を続けているとこのように達成できたと感じる瞬間は、とてもうれしいものです。そして、こういうことは何年たっても趣味として続けられることだと思います。なぜなら、この世界は人と人とのコミュニケーションで成り立っているので・・。

なので、恥ずかしがらずにたくさんの外国語を話す習慣をつけることをおすすめします。なぜなら今後、あなたが年をとっても自分で適切な場面で発音したことのある外国語は記憶に必ず蘇ってくるからです。

コンピューターに頼る時代こそ、コミュニケーションが必要です!!

アメリカ人は外国語を勉強する人が少ないというので有名ですが、(英語がどこでも通じると思っているから)

他の外国語を勉強することによって、生まれ育った国以外の文化を学ぶことができ、自分自身が知る世界の幅を広げることができます。そしてそれは、いずれ心の余裕につながります。特に英語以外の外国語を勉強するにはかなりのモチベーションが必要ですが、それは相手の国を理解しようとする気持ちがあって、好奇心があれば、克服できてきます。

そして外国語を習得したと同時に、他の国でも生活ができるという変な自信もつき、それはその人の人格に大きな影響を与えると思うのです。


⑥マルチリンガルになるために、今までいくら費やしたの?

あんた、帰国子女でもないのに20歳から外国語の勉強をはじめて、一体全体、マルチリンガールになるまでにいくら費やしたの?とお思いのあなた…。正直に答えます。

私が外国語(英語・中国語・コリア語)に費やした額をざっと計算…。(自分の記録のためにも)

500万円も使った!?

70万円半年間、高麗大学校でコリア語を勉強した。
(生活費、交通費、すべて込み)
60万円→1年間韓国の国立大学で英語を勉強した。
(生活費、交通費、すべて込み)
80万円→カナダのワーキングホリデー(生活費+交通費)
50万円→上海移住計画の際

少なくても、300万円以上は語学のために使っているということです。おそらくですが、30回以上の海外旅行なども語学センスを磨く投資と考えれば、最大で500万円は、マルチリンガルになるために投資したということになります。

But this investment was right for me I strongly think. Then, let me explain what I got from study abroad in Korea...

韓国留学で得たこと。
1→英単語の強固な基盤と発音
2→挑戦語の日常会話レベル習得
3→ずっと夢だった大学の生活を満喫
4→宗教体験
5→ステージフライトの解消(スピーチや英語交流会などに積極的に参加したため)
6→二学期分の単位を取得したので編入も可能

私は、この期間に自分は劇的に成長したと思う。

という感じで、結構苦労して「まるちりんがーる」になった私でした。

今後も、語学に関しては続けていきたいですし、このブログを通してさまざまなのことを発見していきたいと思います。

2016年8月14日更新

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