2015/11/12

現代英語の中身は、古ノルド語 / ゲルマン祖語 / 古フランス語 / ラテン語 / ギリシア語

◆古代(キリストが誕生する前の世界)
グレートブリテン島(現代英語の発祥地)には紀元前9世紀~紀元前5世紀ころにかけてケルト系民族が侵入してきた。とされています。

このケルト人とは何か?という事をまず考えなければなりません。
(青色が紀元前1500年から紀元前1000年、ピンク色が紀元前400年)

このように、グレートブリテン島には紀元前9世紀~紀元前5世紀ころにかけてケルト系民族が侵入してきた。とされています。この図を見てもお分かりの通り、ケルト人はフランスとドイツの間にあるところから徐々に広がっていきました。(For your reference)

つまり、現在のイギリスのあるグレートブリテン島はケルト系の部族が国家が成立した。とされています。このケルト人がイギリスの歴史の始まりとも言えるでしょう。

紀元前55年(キリストが誕生する55年前)ローマのユリウス・カエサルがグレートブリテン島に侵入し、西暦43年ローマ皇帝クラウディウスがブリテン島の大部分を征服した。ローマ帝国時代のブリタニアはケルト系住民の上にローマ人が支配層として君臨した。つまり、もともと住んでいた部族であるケルト人の上に、ローマ皇帝が君臨してしまったということです。

その後、ローマの支配はブリテン島北部のスコットランドとアイルランド島には浸透せず、ケルト系住民の部族社会が続いた。(つまりローマに支配されても、そこに住んでいたほとんどはケルト人ということは変わらなかったようです)

(西暦117年の地図。スコットランドとアイルランド以外のイングランドだけローマの支配に組み込まれています)

5世紀になって西ローマ帝国がゲルマン系諸集団の侵入で混乱すると、ローマ人はブリタニア(グレートブリテン島)を放棄した。ローマの軍団が去ったブリタニア(グレートブリテン島)はゲルマン人の侵入にさらされることになっている。

まとめ
ケルト人=一番最初にグレートブリテン島にやってきた部族。
ローマ皇帝=グレートブリテン島を支配したが、住民のほとんどはケルト人。

◆中世(5世紀~15世紀)
ゲルマン人のアングロ・サクソン諸部族がブリタニア(グレートブリテン島)に侵入し、グレート・ブリテン島南部を征服した。(現在のロンドンを中心とした部分)

これがイングランドの誕生とも言えます。なぜなら、グレートブリテン島西部のウェールズや、北部のスコットランド、そしてアイルランドはゲルマンに征服されることはなく、ケルト系の部族国家が継続していたからです。このため、現在でも、イギリスにはいくつものエリアに独自の文化を持っているということになります。

イングランド
ウェールズ
スコットランド
アイルランド
と、大きく分けて4つのエリアがこの英国・およびアイルランドには存在するわけです。

ちなみにイングランドの名称はアングロ・サクソン諸部族の中のアングル人に由来するそうです。

このゲルマン人のアングロ・サクソン諸部族が入ってきたころに英語の基礎ができあがりました。これがいわゆる日常会話で多用される英単語のほとんどが、ドイツ語と似ている証拠です。

(ゲルマン祖語の発祥地は現在のスカンジナビアです。徐々に南下して現在のドイツ北部まで来る)

この地図のように、もともとスカンジナビア(北ヨーロッパ)で誕生したゲルマン祖語は、ゲルマン人のアングロ・サクソン諸部族がイギリスに持ってきました。道理で、英語もドイツ語も基礎的な語彙が似ているわけです。

ヴァイキング時代または、その後、少しの間ですが、1013年にはデンマークのカヌート大王(クヌート)によってイングランドは北海帝国の領域に組み込まれ1042年まで支配された時期があります。

古ノルド語

この期間に、古ノルド語系の単語も少し英語に流入しています。上のURLの語彙リストをご覧になるとわかりますが、やはり北ヨーロッパやドイツ語系の英単語はほとんど現代で使われているものが日常会話用の単語だということが分かります。

そして、またまた、グレートブリテン島は

1066年にフランスによって征服され、イングランドの支配層はノルマン系フランス貴族に交代した。その結果イングランドはフランス文化の影響を強く受けることになった。このときから、フランス語と似たような単語が次々と入っていきます。ですが、基礎の話し言葉はあまり変わらず、新しい概念や、書き言葉、上流階級同士の言葉などに取り入れられたため、日常英会話にそれほどフランス語と似たような単語は多用されません。(ここが英会話を習得するうえでもっとも重要なポイントかもしれません)

古フランス語(1180年のフランスエリアを表した地図)


このように、フランスがイギリスを支配していたのですから、フランス語に似た単語が英語に存在するのは当たり前と言えるでしょう。

感じる。という単語を見てみても、
feel →ドイツ語系
sense →フランス語系
というように、二つ存在します。

ここまでで、普段使用される英語の語源の歴史は終わりです。

ですが、

近代(特に産業革命以降)
イギリスでは世界に先駆けて18世紀から蒸気機関の開発、改良を契機にして工場制機械工業の発達が促され18世紀の中ごろから産業革命が進展した。このときに印刷技術が発展しました。色々な情報が文字によって交差していく時代の始まりです。

化学の発展により、英語も色々な単語を作らなければならないという事態に。たとえば、産業革命以前は、政治用語や医療用語などこれまで存在しなかったものは文字として表していませんでした。ですが、それら新しい概念を表記するには、ラテン語やギリシャ語などを使用するのがいいということで、それらを当てはめて現在の英語に多く取り入れられました。

ギリシア語
(多くのギリシア語が英語に中にあります。専門用語が多いです)

この記事はウィキペディアからの解釈を含んでいます。
(For your reference)

すなわち英語の基礎(書きことば・専門言葉をのぞいた日常会話で多用する部分)は、ドイツ語、オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、アイスランド語などのゲルマン祖先が中心になっています。

こんな記事もオススメです。
「複数言語を操るマルチリンガルになるためには?」

0 件のコメント: