2015/11/04

日本語圏 / 英語圏 / 中国語圏 / フランス語圏 / スペイン語圏 / アラビア語圏 / ロシア語圏 の比較

①英語が理解できる人の視野(実際にはもっと広いです)
(太平洋・大西洋・インド洋に広がる島々でも英語は公用語です)

英語と日本語を影響力で比べた場合、どれくらいの差があるのか以前検証したことがあります。

言うまでもなく、英語ができると世界が広がりますね。

アメリカ
カリブ海
太平洋の島々(ハワイやグアム・フィリピンなど)
アフリカの3分の1のエリア
インド・パキスタン
インド洋の島々
オーストラリア・ニュージーランド
パプアニューギニア
本家イギリス
カナダ
香港
シンガポール・マレーシア


②アラビア語が理解できる人の視野

アラビア語が読める・または話すことができる人たちが意識するエリアです。黄緑色のところは、少数派ではあるが、アラビア語が話せる・または読める人が存在する地区です。インドは人口自体が12億以上なので、他のアラビア語国家よりも多くのアラビア語話者を有しています。
中国の場合は、新疆ウイグル地区などのイスラム教徒の間で理解されている言語、またはウイグル語はアラビア文字で表記されているので、これらインドや中国の一部のエリアを含めると、まさに中国からモロッコあたりまで、アラビア文字を理解する人たちが存在することになります。

イギリスのブリティッシュカウンシルが英国の将来に必要な外国語第二位に選ばれる理由がなんとなくご理解いただけると思います。
「英語の本場、イギリスではどの外国語が重要?結果は意外!」


➂ロシア語が理解できる人の視野


この地図は、ロシア語が使用されている地区です。ロシア以外にも、

スタンが付く国々、ウクライナ、ジョージア、アゼルバイジャン、ベラルーシなどでも未だにロシア語が使われています。(特に富裕層の間で)そのロシア以外に住むロシア語が流暢な人たちにとっては、目指す場所がモスクワだったりします。

まさに、日本語圏に属する沖縄人が東京に上京するというような感覚です。最近は中国語を勉強して、より近い上海を目指す沖縄人もいるらしいですが…。
「ロシアはヨーロッパ、それともアジア?」

またモンゴルではロシア語を表記しているキリル文字が使用されています。

④スペイン語が理解できる人の視野

イギリスのブリティッシュカウンシルが英国の将来に必要な外国語1位に選んでいます。まさに中国の次には南米に製造業などがどんどんシフトしていくという噂が本当な感じがしますね。

アメリカはスペイン語だけでも暮らしていけると言われていて、3000万人以上のスペイン語のネイティブスピーカーを抱えています。今後ますます増えていきます。

⑤フランス語が理解できる人の視野
(フランス人は世界の多くの地域でフランス語が公用語だという事を知っています。そのため、フランス系の報道機関ではフランス語で海外の情報をたくさん発信しています。)

あまり知られていませんが、フランス語を理解する人は世界に散らばっています。フランス語といえば、あまり外国語に興味のない人は、フランスだけでしか使われていなイメージがあると思いますが、実に、ヨーロッパ・アフリカ・マダガスカル・インド洋の島、ニューカレドニア、カナダ・ブラジルの上にある小さな国でも使われている世界言語です。

またロシア語はフランス語の影響を受けています。それはロシアの貴族の共通語がロシア語ではなくフランス語だった時期があるからです。(ほとんど知られていない)


⑥中国語が理解できる人の視野(中国での標準語)

中国語(標準語である北京語)は世界で一番多く話されている言語とも言えますが、フランス語やスペイン語などの地図をみてもお分かりただける通り、中国語は中華圏でしか使われていません。
2014年、世界で話されている言語ランキング10♪」

中華圏とは、主に中華人民共和国(中国大陸)、台湾、シンガポール、マレーシアの華僑などです。
この中国語(標準語である北京語)は、中国全土で通じる言語です。中国政府の努力?により、中国のどの地方のテレビでも標準語字幕があり、学校教育でも学ばされています。たとえば広東語圏などの学校でも、学校内での広東語を禁止するなど徹底されています。そして台湾は北京語とほとんど同じ中国語を話します。シンガポールも同様です。

中華圏で若者が憧れる目的地でもある台湾とシンガポールといった人たちが標準語を話すので、そういう影響も相乗効果して、北京語である標準語はどんどん広がっていっています。

一方、フランス語はヨーロッパ・アフリカ・マダガスカル・ニューカレドニア・カナダなど世界中で使われている言語。スペイン語もアメリカ合衆国・中南米(メキシコやアルゼンチンなど)、スペインで使われている言語で、中国語よりも範囲的に広いです。つまり色々な国を巻き込んだ言語と言えるのに対して、やはり中国語は、グローバル言語とは言えない為、 欧米ではスペイン語・フランス語を優先的に学ぶ人が多いと言われています。

長いので、詳しくはこちらに書きました。
「中国語をマスターすると、アメリカ人のような感覚になれる」

⑦ポルトガル語が理解できる人の視野
(スペイン語圏だけではなく、ポルトガル語圏も存在します。これを知ると、ブラジル人を中心とした世界を知ることができます)

ポルトガル語という言語は、もはや本家ポルトガル語の言語というよりも、2016年にオリンピックが開かれるブラジルの言語と言えるでしょう。アフリカ南部、インドのゴラ、東ティモール、マカオなどで今もなお話されている言語です。

そして、何よりもポルトガル語は日本に住んでいる25万人のブラジル人が話す言語です。これは中国語・コリア語に次いで大きな外国人コミュニティと言われています。(For your reference)

⑧日本語しか理解できない人の視野
(これは日本の方言などを区分けした地図です。)

たとえば、関西弁はちょっと中国語に似ているというような話題がでてきたりします。つまり、アメリカ人の会話の中で、ブリティッシュアクセントの話題がでてきたとします。彼らは遠く離れた英国やオーストラリアのアクセントの話題を出しているのに対して、日本人同士の会話では、関西弁や沖縄弁のような、すぐそこにある距離の話をしていることになります。つまり、空間的に狭い世界で生きている、または空間的に狭いものに対しての話題を話し続けている感覚です。

つまり、その人の話す言語によって物理的な空間での自由度(行動範囲)が変わったり、世の中に対する見方もかわるというような感じです。

ちなみにハーバード大学教授、アメリカ政治学会会長を務めていたサミュエル・フィリップス・ハンティントン氏の著書、文明の衝突によると、日本は一国で1つの文明を持っています。

もうちょっと狭い世界になると、こんな感じになります。

⑨コリア語しか理解でいない人の視野(おまけ)
(物理的な範囲としては、あまり日本と変わりませんね)

実際、韓国の天気予報でも西日本はちょっと見える状態です。韓国に住んでいた私だから言えますが、韓国で生活すると毎日この地図をテレビのどこかで見ます。つまり、彼らにとって北朝鮮やその北部の中国は韓国なのです。

つまり、世界の人たちから見ると、日本はとっても狭く見えます。日本人が自分の国よりも小さく見える韓国を見ているような感じです。

以下は私の思い付き?感じたことです。

地方に住んでいる多くの日本人が東京を目指します。(出稼ぎ・または日本好きの中国人や韓国人も)

スペイン語圏の人たちはアメリカを目指します。特にロサンゼルス。

インド人はロンドンを目指します。(言語・人種共に近いため)

アラブ圏に住んでいる人たちは自分と人種的に近いヨーロッパの大都市ロンドンやパリ、またはドイツを目指します。(湾岸諸国のドバイ・アブダビ・カタールなども)

フランス語圏のアフリカ人などは自由を求めてパリを目指します。

旧ソ連地区であるウクライナ・ベラルーシ・キルギスタン・カザフスタン・ウズベキスタンなどのロシア語圏の人たちはモスクワを目指します。(最近は出稼ぎが多くて問題になっているのだそう)

中国北部に住んでいる少数民族の朝鮮族、韓国の地方に住んでいる韓国人、北朝鮮の脱北者などはソウルを目指します。

中国人の富裕層はアメリカ西海岸のサンフランシスコやロサンゼルス周辺を目指します。(中国人コミュニティがあるため)またシンガポール、香港や台湾なども目指す先になっています。(民主化されたエリアで中国語が通じるため)

そして世界の大富豪はロンドンを目指します。

こんな記事もオススメです。
「複数言語を操るマルチリンガルになるためには?」

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