2015/12/01

infant は幼児ではない。baby / newborn / infant / toddler の違い

infant という単語は、しばしば日本では幼児と訳されます。というのも、英語の infant に完全一致する日本語がないためです。

①baby


まずは、一番メジャーなベイビーから見てみましょう。

赤ちゃんといえばベイビーでしょう。誰もが思いつくこの単語。ベイビーとは一体どこから来た単語なのか?

実はこの単語は、babe から来ています。 babe というのは、 babble という単語から派生していると言われています。この単語は赤ちゃんが話せないのにバブバブ言っているようなイメージです。

しかしながら、ヨーロッパの他の国の言語では老女に使われていた単語という認識のほうが強く、おばあちゃんが何を言っているのかわからないので、"babble" というバブバブのような音から来ているとも言われています。

どちらでもいいのですが、とりあえずは、baby と babble という単語を関連付けることが重要だと私は考えます。babble という新しい単語が吸収できますしね。

あ、babble 泡の意味のほうではありませんよ?おそらく、babble を知らなかった方も多いのではないでしょうか。英語は非常にスペルの似た単語が多数あります。

赤ちゃんのイメージをバブバブのようにすることで、他の類似単語と比べるときに、イメージがつきやすくなるかもしれませんね。

最近では女性が彼氏にベイビーなどと言ったりしますよね?つまり、このベイビーというのは、そういう赤ちゃんに見えるようなもの全体を指して現在使われています。

②newborn 


新生児という単語も日本語にありますが、1か月未満の赤ちゃんのことを言います。英語のニューボーンも、日本語の申請時も一ヶ月くらいのという意味で全く同じ完全に一致した単語と言えます。

乳児とは、生後1年ころまでの小児(しょうに)。乳で育てられ、歩きだすまでの時期の子供。ちのみご。一方、英語には乳児というような単語は存在しません。

乳幼児という言葉がありますが、これは
満1歳から小学校就学までの子供のことをいう。つまり乳児と幼児のことですね。

➂infant

ラテン語で、話すことができないという意味の infans というものが語源。語源か示しているように、話せるようになるまでというのが定義になります。

一方、日本語の幼児は小学校入学までという位置づけですので、infant = 幼児 という風には解釈できる場合と解釈できない場合があります。

この infant は、赤ちゃんという意味で、 baby とほぼ同じ意味になります。ですが、ラテン語由来ということもあり、正式な名称です。

この単語は日本語の幼児が小学校に入学するまでという意味を定義としているのとは違い、歩くことができるまでの赤ちゃんのことを指しています。

つまり、infant → toddler に変わっていくのです。

④toddler

(わぁーい、歩けるようになったよぉーん!)

この英単語は日本語には存在しませんね。トドラーと言うと、なんだか学術用語みたいに聞こえると思うし、日本語に外来語として定着はしなさそうですね。

私はこのトドラーという名前を聞いたとき、え?動物のトド?と思ってしまいました。おそらく脳の中で音が近いものは一緒に呼び込めるような仕組みになっているのかもしれません。

ちなみにトドは英語で、 Steller sea lion といいます。
直訳すると、星形の海のライオンです。なんだかカッコイイ!

少々話が飛んでしまいましたが、

というように、日本語と英語では完全一致しない単語も結構あり、解釈するときは比較して整理してみないとだめかもしれません。(笑)

この記事のポイントは、

①baby 広く使える
②newborn 新生児。日本語と同じで生まれてから1ヶ月以内の赤ちゃん。
➂infant 生まれてからトドラーになるまでの赤ちゃんを表す専門用語
④toddler 日本語にはない歩き始めた赤ちゃんに使う言葉。

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