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institution / institute / establishment / facilty / labolatory 意味の違いと語源






おそらく、 多くの方が institution = 機関。のような覚え方をしているのではないでしょうか?また、 institute もどうせ同じようなものでしょう?と思いながら、疎かにしていたり、

両者の単語が同じ単語だと思っていたなんてことも・・。おそらく、これらの単語を比較することに時間を費やそうともしなく、費やす価値もないと思っていると思います。


まず、どちらも OXFORD3000単語ということです。つまり、日常会話をマスターしたい方は覚えなければなりません。

InstitutionOXFORD3000
ウィキペディアでは制度と訳されます。下のほうにもっと詳しく書きました。

Institute OXFORD3000 + Academic Word
ウィキペディアの日本語版では、カタカナでインスティテュートとなっています。
こちらの単語のほうが、意味が狭くなっています。こちらは、いわゆる動詞の形をした名詞なのですが、institution のあとにできた単語のようにもみえますね。無理やり作った感があるような単語というのが私の印象です。 Academic Word に指定されていることからも、専門的に使うような単語という印象も見えてきます。

カナダの institute)

これらを比較するうえで、まずどちらの単語が先にできたのだろう?と考えてみることが重要。まぎれもなく、①だと思います。なぜなら、②は動詞の形をしていて、実際に institute という動詞もあるからです。

私は、この institution / institute の意味の違いに関する多くの英語圏のサイトを参照し、また英英辞書を比較して、でてきた結論、それは①が一般的な機関です。機関と言っても、その機関が存在するビル(建物)にも使うことができます。②も同じです。

①と②の違いは、②は特定の専門分野を研究しているところです。②のほうが本当に狭いんです。

たとえば、"institute wikipedia" と検索してみると、

欧州大学院European_University_Institute
という大学名がでてきました。これは欧州連合について研究している大学であり、本当に狭い分野を研究している大学です。
一方、みなさんも一度は聞いたことがあるであろう、
理化学研究所 というのは、独立行政法人(Independent Administrative Institution) というところに属されるそうです。 institution は色々訳すことができます。


(ワシントンDCにある私の大好きなカーネギー研究所)

たとえば銀行や大学などの、特定の目的のために存在する大きくて重要な組織
金融機関 = financial institute

特定の人たちの集団に長い間存在している慣習やシステム 結婚のしきたり = the institution of marriage
導入されている何か、例えばシステムまたは法律
institutional problem = 制度上の問題

特定の場所や仕事にずーっといて、それが理由でよく世間に知られている人(ユーモア表現) You must know him—he's an institution around here! (あんた彼を知っているに違いないわ。だって、彼はこの辺でインスティテュートなんだもの!!)

これらにはもちろん動詞があります。 institute です。ですが、②とは違うものと考えてください。





institute a bonus system = ボーナス制度を設ける

というように、システムや制度などを導入すること、またはそのプロセスを開始すること。という説明からも分かるように、結構範囲の狭いことに使う動詞です。もちろんフォーマルで使われ、 OXFORD3000単語には指定されていなく、 Academic Word に指定されているのみです。
この institute の語源は、ラテン語で、 "institutum" といい、この単語自体がラテン語なのです。そして、意味は  "thing set up" です。モノをセットアップするです。この概念だけわかれば、もうすべてわかってしまうと思います。

簡単に言うと、 institute という単語の前にまず、institution を思い出してください。そして、institute というのは新しい概念です。つまり、特定の専門分野を研究するところ。また、その多くは大学です。

ちなみに私が韓国で通っていた大学の隣には韓国で一番優秀な人が集まるとされる、KAIST (Korea Advanced Institute of Science and Technology) があったので、そのイメージで覚えてしまっています。→これはおそらく、マサチューセッツ工科大学 = Massachusetts Institute of Technology のようなイメージを作り出すことができるのでしょうね・・

英語圏のサイトで調べたところ、基本的には私が上に書いたような意味なのですが、最近は institute を institution と同じ意味で使っているところも多いそうです。私が思うに、institute のほうが響きがいいのでしょう。

追記・・。

最近、翻訳のお仕事がより増えてしまい、ある難題にぶつかりました。それは、施設を意味する facility のほかに、 establishment も、施設と訳されていることに気づいたのです。

③facility
これは、そのまま施設として使えます。例えば、老人ホームなどは、elderly care facilities ともいうことができます。
また、 facility は一般的な施設を表し、その用途も広いのに対して、

④establishment
こちらは、病院や学校などの施設を表すことができます。エスタブリッシュメントといえば、設立という意味もありますし、一部の富裕層のことをエスタブリッシュメントとも言いますので、ちょっとフォーマルなニュアンスもあると思います。

というのも、e+stablish は、外に立つというのが語源なので、何かを立たせている状態のイメージだからです。つまりラテン語からきてますので、少しフォーマル感があると思ってよいと思います。

establishment が施設を意味する。ということを知っている人はあまり多くはないというのがポイント。

⑤laboratory
これは、そっくりそのまま研究所ですね。けれども、
理化学研究所 というのはウィキペディアの英語版では、

large research institute in Japan

日本にある大規模の研究機関と紹介されていたりするので、英語にすると表現が変わってしまったりするのがまた厄介・・。これが翻訳者としての悩みの種であり、また面白みがあったりするのです・・(笑)
こんな記事もオススメです。
「複数言語を操るマルチリンガルになるためには?」

2017年02月17日更新





institution / institute / establishment / facilty / labolatory 意味の違いと語源 institution / institute / establishment / facilty / labolatory 意味の違いと語源 Reviewed by よこいりょうこ on 1月 06, 2016 Rating: 5

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