2016/02/08

アメリカに住んでいる4000万人の黒人と、その中心都市デトロイト

この記事は、アメリカをもっと違う角度から見ようという私の好奇心によって作成されています。



現在3億2千万人ほどの人口を抱えるアメリカ合衆国。約16年前の2000年の人口は、2億8千万人ですから、この16年で4000万人の人口も増えてしまいました。これは、大げさに言うと、人口2300万人のオーストラリアの2倍です。

そんな3億2千万人もの人口を抱えるアメリカは、日本人が思っているように全員が白人というわけではありません。確かに白人の割合が多いということでいまだに白人優位社会であることは間違いないのですが、この人口3億2千万人のうちにの4000万人は黒人、いわゆるアフリカン・アメリカンです。

またヒスパニック人口も5000万人ほどいるといわれているので、ほかのアジア系移民も含めたら、アメリカには実質上日本の人口1億2万人と同じくらいの、非白人社会があることがわかると思います。

そんな中で、アメリカの都市デトロイトをクローズアップしてみたいと思います。

以下は、16年前2000年のデータになってしまいますが、黒人の密集地域を表した図。今もほとんど変わっていないように思います。南東部にその人口は集中しているのですが、その中でも実際黒人が多く集まって黒人だけの都市を作っているのがデトロイトです。


source: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:USA_2000_black_density.png

黒人が多く集まる都市、デトロイトは合衆国の裏の首都!?

以前、私はカナダのトロントに滞在していたことがありました。トロント滞在を終え、長距離バスでロサンゼルスまで行ったことがあります。そのとき、シカゴとデトロイトを通過した。私が見たものといえば、デトロイトのバスターミナルに立ち寄ったとき、黒人しか見なかったこと。またジェネラルモーターズのビルが聳えている光景くらいだろうか。

デトロイトといえばアメリカでずっとと言ってもいいほど、危険な都市ナンバーワンに指定されている。以下のソースはフォーブスのものです。
http://www.forbes.com/pictures/mlj45jggj/1-detroit/#788a242e7705

さて、この中で人口の多い都市で、黒人の比率も高い都市は、

①デトロイト
②ボルチモア
➂メンフィス

といったところではないでしょうか?


(ミシガンハイウェイからみたデトロイト)

よく日本人は日本とアメリカを比べたがりますが、日本とアメリカは国家として比較の対象とはなり得ない場合が多いです。

アメリカにはハワイ州なども含めると4つ以上の時間帯があり、世界中に多くの領土も持っています。また人口は日本の二倍以上。そして、人種もさまざま。宗教もさまざま。そんな人たちが隣り合わせで暮らしています。

ですが、白人と黒人が融合しているわけではありません。白人は白人同士でかたまって住み、黒人も黒人同士でかたまって住みます。つまり大都市に行けばたいてい1つの都市に、白人地区と黒人地区があるということです。

また、アメリカは面白いことに、黒人だけしかいないような都市もあります。それが財政破たんしたデトロイト。この記事のメインポイントは、アメリカでいかに黒人だけと過ごすか!?というような思い付きから、作成。


アメリカの都市は計画的に作られているので、上空から見るととても整備された洗練された都市のように映りますね。

もし日本にもデトロイトのような面白い街があったら!?

これを日本にたとえるのなら、つまり、もし浜松市という80万人都市の8割以上が日本語を流暢に話すブラジル人で、大部分を占める大和民族に対して不公平さを訴えているような感覚です。(以下のコメントにもあるように、黒人はアメリカ人であり、そういう意味では日本に住んでいるブラジル人とは少し意味が違ってきますが)

考えただけでも、面白いというか、アメリカのスケールの大きさがわかりますね。ちなみに、話は脱線しますが、デトロイトは中国資本によって少しずつ回復しているようです。
http://www.wsj.com/articles/chinese-developer-finds-rough-road-in-motor-city-1427211170

以下の動画はデトロイトへの旅行を促進するためのプロモーションビデオですが、やはり撮影のメインとなる人は白人。ですが、よくよく観察してみると、ほとんどの一般市民は黒人だということが見て取れます。これもまた面白いですね。アメリカという国をよく表している映像だと思います。



今回はこちらのページを参考にさせていただきました。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_U.S._cities_with_large_African-American_populations
https://en.wikipedia.org/wiki/African_Americans

こんな記事もオススメです。
「複数言語を操るマルチリンガルになるためには?」
「アメリカでヒスパニックが1番多い都市、サンアントニオ」

2016年8月16日更新

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

興味深く読ませてもらいました。
私は生まれも育ちも日本の日本人でで、ブラックとホワイトのハーフのアメリカ人の夫がいます。

デトロイトの白人の割合の減少と黒人の割合の増加は、白人の数が減れば黒人の数はそのままでもその割合は当然増えます。人種差別に苦しんできた(未だに差別はありますが)貧しい黒人は、お金がある白人と違ってデトロイトを離れる事ができなかった。

黒人の事を”日本語を流暢に話すブラジル人”と例えていますが、黒人もアメリカ人である事を忘れないでください。黒人を奴隷としてほぼ無賃金で強制労働させてきたおかげもあり、アメリカは(特に白人が)富を築き、その格差は未だに続いています。

最後に、”アメリカ人”とは、人種の事ではありません。”アメリカで生まれた人”はたとえ両親がアメリカ英語を全く話せない、アメリカに住んだ事もない日本人の両親に生まれたとしても、アメリカ人になります。