2016/02/12

オランダがスイスと日本だけに最恵国待遇を与える理由


(オランダ女王は笑顔がとても素敵。噂では世界レベルの権力者らしいですが・・・笑)

最恵国待遇という言葉を聞いたことはあるでしょうか。これは英語で、

MFN (Most Favored Nation) と言います。実はほとんどの日本人には知られていないと思うのですが、日本が最近オランダから最恵国待遇を与えられています。

以下のURLは、ウィキペディアによる最恵国待遇の英語版
https://en.wikipedia.org/wiki/Most_favoured_nation

これでまた新しい用語を吸収できましたね!!

なぜ私がこんな記事を書いているのかというと、私には以前から海外で起業したいという気持ちがあり、最初は東南アジアなどの物価の安い場所でパソコン一台で何かできないかな?と考えていたのですが、インターネット規制やその国々の社会情勢、または価値観(私は性別不詳なのでイスラム教の国は難しいとか…)などを考慮すると、欧州の都市なども、スタートアップの場所として考慮していいのではないか?と思ったからでした。

ふと、たどりついたいくつかのオランダに関する記事を読んでいて、オランダが日本人にとって最も働きやすい国だということがわかりました。(たまたまグーグルのニュース検索でオランダというキーワードを何気なく入れて読んでいたら、この最恵国待遇に関する記事を発見したのです)



(日本にはない都市景観。運河と森と家が一体化している不思議な都市アムステルダム)

1912年に締結された日蘭通商航海条約というものがあります。

これは長い間忘れられてきた条約で、戦後のオランダ政府はこの条約の存在すら認識していませんでした。ですが、去年日系企業がオランダでトラブルになり、日系企業側の弁護士が、この日蘭通商航海条約というものの存在を取り上げたのです。それ以降、日系企業側の主張は認められ、またこの条約に記載されてある、日本人がオランダで就業許可証なしで働くことができるという特権も復活することになったようです。

こちらは英語の記事ですが、日本人は Work Permission (就業許可証)なしでオランダで働くことが可能になったと題したものです。

http://www.lexology.com/library/detail.aspx?g=142f9350-440a-441d-9bb4-f48dfdfbd0e5

通常外国で働くには、その国の現地に住んでいる人たちの雇用を奪わないためにも、そのオランダで働きたい外国人にはどんな特技があり、どのようにオランダに貢献できるのか、その外国人がこのオランダで働くに値するのかという、とても面倒な書類を提出しなければなりません。

つまり、オランダで雇い主を見つければ、ビザが下りるということだそうです。またスタートアップしたい場合も、日本人とスイス人だけは簡単にオランダで起業できるということになります。スイスはマクドナルドの時給が2000円くらいする誰もが知るお金持ちの国家。そんなスイスと並び日本はこの日蘭通商航海条約の復活を機に、オランダでスイスに次ぐ最恵国待遇を与えられた形になります。

これらの記事を参考にさせていただいております。
http://www.lifehacker.jp/2015/07/150718nederland_self_employed.html
ライフハッカーというとても面白いブログ・またはニュースサイトなのですが、このライフハッカーにはこの記事以外にもオランダで生活するためのいくつかの記事がありますので、ご参考にされると良いかと思います。

こちらは、ウィキペディアで、最恵国待遇というページの日本語版を開くと、まさにオランダの日蘭通商航海条約が記載されていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E6%81%B5%E5%9B%BD%E5%BE%85%E9%81%87


➂在蘭日本商工会議所による公式ページでの説明
http://www.jcc-holland.nl/-permit-jp.html
どうやら、滞在許可証の基準もかなり下がっているようです。ここはポイントになりますね。

日本は起業家が少ないことで有名。戦後日本を復興させた層が現在でも多くの富を持っており、他の西洋の国々と比べると、若者に挑戦するチャンスが与えられない国でもあります。そんな日本でも最近、インターネット上では、事業を融資してくれるサイトまで存在し、少し当たを使えば企業がしやすい国になっているとはいえ、やはり欧米諸国と比べると、その差は歴然としているように思います。

「クラウドファウンディングとは?これからは、誰もが起業できる」

あの検索サーチエンジンで有名なグーグル社は、

①ロンドン
②テルアビブ(イスラエル)
➂ソウル

にグーグルキャンパスを設置しましたが、このグーグルキャンパスとはスタートアップしたい人たちをグーグルが支援したり、交流を促進する場所です。なぜ、このグーグルキャンパスのアジア拠点がトーキョーにならなかったのも、理解していただけると思います。

「グーグルキャンパスが東京ではなくソウルにある理由」

英語がよく通じるといわれているドイツよりも、より英語が通じるといわれているオランダ。

イギリス人の話す英語は難しいですが、オランダ人の話す英語は教科書通りの英語で、英語学習者に優しい英語だとも言えます。またオランダからフェリーですぐにロンドン。バスで南下すればすぐにパリ。東にちょっとバスで行けば旧西ドイツの発展したエリアに移動することが可能です。

オランダのアムステルダムは以前は世界でのニューヨークのような位置づけ都市をされていた時期もあり、現在もドイツ貿易はオランダの港なしでは成り立たないようです。



(アムステルダムの観光映像です。)

またオランダの人口は1600万人台と、台湾の2300万人台の人口よりも、少ない国家なのですが、ヨーロッパの大国に囲まれているという地政学的な利点、また民主主義がきちんと行き渡っている国、子供の幸福度がとても高いなど、小国ながらも、いまだに人気の高い国となっています。

また、

①アムステルダム
②ロッテルダム
➂ハーグと

いった比較的大きい都市も持っています。

これで、私にも海外でスタートアップする候補地の選択肢が増えたような気がします。私にとって、オープンなこの街は肌に合っているかもしれません。(笑)

◆オマケ・・・

(この地図はオラン語圏の地図です)

オランダではもちろんほぼ、90%以上の人たちが英語を操ることができると言われていて、イギリスが海の向こう岸にあるので当然とも言えますが…。やはりオランダ人同士ではオランダ語を話します。オランダ語といえば、福澤諭吉さんを思い出す方も多いと思うのですが、実はオランダのミナミにあるベルギーの人口の13%は、オランダ語のネイティブであり、

https://en.wikipedia.org/wiki/Languages_of_Belgium

またスリナムという南米の旧オランダ植民地でも現在も使われています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Suriname

新しい情報によりますと、オランダ政府により解釈変更がされ、日本人でも就労ビザが必要になるという結果に…。

以下ご覧ください。残念ですね。。。。
http://www.lifehacker.jp/2016/06/160623news_japan_holland.html

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2016年7月28日更新


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