2016/02/26

英語(外国語)は使っていないと忘れますが、マッスル・メモリーを理解している人は違う

よく英語を使っていないと忘れると聞きませんか?

例えば、海外に留学していた人が、最近英語使ってないから忘れてきちゃった・・・。とか。

しかし、私は基本的に思い出せなくなることはあっても、完全に忘れてしまうことはないと思っています。

断言できることは、忘れている人はきちんと覚えなかっただけなのです。たまにそこまで話せないのに、忘れてしまったよ・・・。と誤魔化す人さえいますよね。(笑)

中国語や韓国語の場合、同じ漢字を使用している単語が圧倒的に多いため英語を使用せずに、日本語だけの生活になったとしても英語に比べてそれほど忘れませんが、英語の場合は文法、発音、語源をきちんとやらないと、忘れてしまいます。

特に会話においては、ただしいプロソディや発音を覚えないと、せっかく覚えたものも思い出せなくなってきます。

また、英語を読んだとき、そのまま日本語に訳すことができても、それは英語で英語を読むような感覚ではなく、日本語を読んでいるような感覚になってしまいます。つまり何が言いたいのかというと、発音をきちんとやらないと、どの言語も覚えるスピードがあがりません。ということです。それについては、この記事の下の方で触れます。


帰国子女や留学経験者が英語を忘れたというのは、日本人が海外に行って英語だけ使用していると、日本語を忘れる。のと同じことです。

よく海外に行っている日本人に、”なんか日本語忘れてきちゃった”とか、”あの言葉出てこない”とか聞きませんか?私の場合、中国で日本語をあまり使用していなかったので、思いだすのに苦労した経験があります。

また韓国で日本語教師をやっていたときも、ソウルに日本人の友達がいなかったので、日本語を話すこともなく、日本語であまり使わない表現が出てこない状態でした。また、韓国語が当時できなかったので、誰から何を言われてもいいようにと、頭の中はずっと英語で考えているような状態でした。なので、結果的に英語だけで生活していたような感覚ではありましたが・・。

その他にも、私は韓国に英語留学中、ずっと英語で物事を考えるようにしていました。日本語をとりあえずこの一定期間取り除いて、英語だけの生活をしようと決心した時でしたから・・・。

また韓国の留学を終えて日本に帰国して半年くらいは、日本人の友達が出来ても英語だけしか話さなかったほどです。(笑)

私は環境に変えられたくないと思っていますが、やはり人は環境に変えられてしまうものだと実感。

しかし、日本語を完全に頭から消えてしまったわけではありません。人が話す言葉は記憶として頭に蓄積されていきます。また話し出せばどんどん取り戻せるということです。日本に帰ってきて、たくさんの日本語を思い出しました。また北海道に帰れば、ずっと聞くことのなかった北海道特有の語彙がでてきます。

つまり、英語がきちんと海外で話せて、日本に帰ってきてあまり使っていない状況なので話せなくなってきているっていう人はすぐに思い出すことができます。

そのため、ブラッシュアップという言葉が存在します。これは向上するの意味ではなく、もともと話せた外国語に汚れが溜まって、うまく話せなくなってしまったとき、それらを櫛(くし)で溶かすかのように、きれいにしていく行為、つまりあの頃海外で留学していたレベルを取り戻すという意味に使われます。

詳しくは、以下をご覧ください。
「ブラッシュアップする?間違ってるよ、その英語」

たとえば、"Universal Studio Japan" (ユニバーサルスタジオ・ジャパン)の、"Universal" という単語を口から発したとします。すると、無意識的に、”verse"韻文)という単語も発したことになります。このように次々と色々な単語を思い出していくことを経験した人も多いのでは?

そうやって、英語がどれだけ話せる人でも、ずっと話していないと、最初の1分くらいは、なんでだろう?と思いながらも、スラスラでてこないものですが、その出だしの1分間を超えた途端、どんどん語彙を思い出していきます。面白いものですよね。つまり、これは何度も行っていますが、マッスル・メモリーが原因だと私は考えています。



このマッスル・メモリーという存在を知るだけで、英語についての恐怖感はより消えていくのではないでしょうか?私はこのマッスル・メモリーを意識することは英会話を習得するうえでかなり重要なことだと思っています。

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「複数言語を操るマルチリンガルになるためには?」