2016/04/22

ノブレス・オブリージュとは? obligated / obliged の違い、また oblige の意味が二つある理由

カリフォルニア在住のアメリカ人の友達によく英単語の意味を詳しく聞いたり、発音を教わっていた時、彼女は

I'd be happy to oblige.

というような表現を使っていました。この oblige という動詞は私自身使えていない単語で、どうやって使っていいかもわからない単語だったので、そのまま放っておいたのです。なぜなら、

この動詞には二つ意味があり、

①何かをすることを強制する(義務なので)
②喜んでするというような意味

①Parents are obliged by law to send their children to school.
法律では親は学校へ子供を送ると義務付けられている

②Call me if you need any help—I'd be happy to oblige.
もし何かあったら電話して。喜んで聞くから。


最近私はフランス語の発音を徹底して調べているのですが、その中でフランス語はなぜグローバル言語である英語に次いでいまだ人気なのか?という疑問を解決するべく、それは世界の一部の富裕層に起因しているのでは?と思い、

フランス語 富裕層

というようなキーワードで、検索してみたところ、ノブレス・オブリージュという大変興味深い記事へと吸い込まれていきました。

ノブレス・オブリージュという意味は、王族など、お金を持っている人は、その下のものを助けてあげなければならないというような意味です。

つまり、高貴さは(義務を)強制するというような感覚。

起源は、それほど昔ではなく、

ファニー・ケンブルが1837年に手紙に「……確かに『貴族が義務を負う(noblesse oblige)』のならば、王族は(それに比して)より多くの義務を負わねばならない。」と書いたのが、この言葉が使われた最初である。

王族は言うまでもなく貴族よりも上です。貴族といえば、王族1つ下の位です。王族と貴族を一緒にしてはいけません。貴族については違うページでも書かせていただきます。

イスラム教の教えにも、経済的に富を多く有するものは、その下のものを助けなければならないという格言のようなものがあると言われていますが、ヨーロッパなどのキリスト教圏でもそれは同じなのですね。これは(法律で定められたものではなく、道徳上の話です)

つまり、話を戻すと、上の例文にある①は、子供よりも親の方が上なのだから、快く学校に迎えてあげることが道徳的に当たり前というような意味が隠されていると思います。

また、②は、私のアメリカ人友達が私よりも英語を知っているので、私は下で彼女の方が英語に関しては上なのだから、道徳的な義務として教えることを快く思っているということでしょう。また彼女は私に対して優越感を感じながらこの単語を使っているに違いないです。(笑)

(リョーコも王族、貴族になったらこんなところに住めるかしら?笑)

そして、もっと強い言葉があります。

obligated です。 これは obligate のような形にはなりません。

obligation といえば義務。こちらは法律で縛られているものです。つまり税金は納めなければならない。などです。

もっと詳しくまとめてみました。

また、よくよく国語辞書で義務を調べてみると、法律で縛られているものや道徳上のものなど、いくつかあることもわかりました。

1 人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。「―を果たす」⇔権利。 
2 倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。 
3 法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権利に対応して存在する。「納税の―」⇔権利。

つまり、
obligedobligated も名詞にすると、同じ obligation になります。という意味では英語の obligation も道徳的なものや法律的なものを含んでいるのだから、日本語の義務と完全一致できるでしょう。というのが私の意見です。

以下の英語圏サイトも参考にしました。
http://grammarist.com/usage/obliged-vs-obligated/



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