2016/07/25

あなたは英語を勉強していると言って、実は日本語を勉強している

この記事では英語で英語を勉強することが正しいと思っている人、または仕事で英語を使いたい人の参考になればと思い書いています。またこの記事で使用している”英語”という表現は”外国語”という表現にも置き換え可能です。


(私たちの国、日本には古き良き文化があります。と感じさせられる一枚)

よく英語を勉強する人に対して、”私は日本語もできないからな・・・”と皮肉る人がいます。ですが、英語を学ぶということは日本語を学ぶことだということを意識していない方が結構多いようです。

というのも、英語を学ぶときに最初のうちはまず日本語の訳を用いて単語をどんどん覚えていくところから始めていくと思うのですが、その過程でたくさんの日本語に接していますし、英語と日本語を関連付けさせていく過程で、日本語の勉強もしていることになるからです。

もしこれが英語の学習ステップの初期段階で英語と英語で学習していたら、日英翻訳者にはなれないでしょう。なぜなら、英語と英語を関連付けさせる勉強法は英会話を促進したり、ある程度の英語表現をインプットするのには有効的ですが、その後高級語つまり学校で学ぶような専門単語を習得する段階で語源の知識や母語の力が必要になってきます。またそれらの高級単語を数多く覚えていくには、はやはり母語で考える力も必要です。

私たちはつい母語である日本語のエキスパートと思いがちです。

目の前にベトナム人がいたら、きっとあなたは日本人の先生であるかのように日本語を教えてあげるでしょう。

ですが、これが日本語で論文を書く。とか、テクニカルライティングをする。となると、話は変わってきます。日本語だって英語と同じように話し言葉と書き言葉は違うのですから。英会話なら文法がちょっと間違ったって、発音はリズム感があれば大体は通じる。また目の前の人と話す場合特に表情や動作で相手に伝わる。けれども、これがビジネス文書となると、その英語+技術力が必要になる。その時に、やはり母語である日本語ではどう書くか?など、考えるということになる。

英語を勉強することによって何を得たいのか?それをもう一度考えてみるのもいいかもしれません。

もし英語を仕事で使用したいなら、どの分野で使っていきたいのか?そういうことを描きながら学習することをお勧めします。それによって学習方法が変わってきます。

英語を英語で勉強する方法。

私はこれを約5年くらい続けてきました。そのためか一時期日本語表現が全然でてこないという期間があり大変苦しみました。ですが、私は18歳まで義務教育で日本語を使用していますし、幼いころから日本語を使用しているので、それは数か月の努力で解決できたような気がします。この英語を英語で学習する方法はある程度の英語のボキャブラリが理解できる人にはとてもおすすめです。ですが、そのあとにもっと英語のレベルを上げたいとなると日本語のレベルをあげるしかない。と私は思っています。日本語のレベルが高くなる、つまり日本語で多くの単語を理解すると、ただそれを英語に訳せばいいだけなので。もちろん、英語の文法学習は日本語が参考になるとはあまり思いませんが…。つまり使える分野を広げるために日本語で多くの分野、たとえば金融、医療、法律などを勉強することによって英単語の幅も広がり、また可能性も広がるのではないでしょうか。

この記事のタイトルでもある、

あなたは英語を勉強していると言って、実は日本語を勉強している

つまり、私は日本語の学習がいかに重要であることを伝えたかったのです。

ちなみに、以下の書籍は私が最近購入した日本語の書き方についての本です。



この本多勝一さんが書かれた日本語の作文技術という本は、翻訳者の日本語の書き方におけるバイブルにもなっているそうです。実際に私もこの本を進めていくにつれて、いかに自分自身日本語の文章を英語的に書いていたのか?ということに気づかされました。この本は、昔書かれたもので2015年版となって新しくなっています。

現在の日本語の文章が英語的に構成されている。つまり、多くの日本人学者が英語的な日本語にどんどん変えてきた歴史がある。それがこの本を読むと理解できますし、テクニカル文章を書く上での決まりごとのようなこともすべて網羅されています。当分私はこの本にお世話になる予定です。

英語がある程度仕事でも使用できる人なら、この本を手に取り、いかに英語を日本語に訳すか?という最も基本的なバイブルでもあるこの日本語の作文技術を読んでみるのもいいかもしれません。

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