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在宅も可能?ファーマコビジランス(CIOMS / 症例)の医薬翻訳という仕事





世界には医薬品を必要としている国がある。また、日本では医薬品が必要以上に出回っているという事実もある。そんな私たちの体を時には支える役目もある医薬品。

私はほとんど薬を飲まないのですが、やはり予想もしない何かがあったときに、医薬品は必要です。薬を開発している国は、欧州、日本、アメリカが中心です。その中でも、日本は、やはりまだ医薬品を開発できる基礎があるため、この産業の将来は暗くなることはなさそうです。



日本語で言う薬って、英語に訳すときこのようになります。

医薬品 = Pharmaceutical drug
薬物= Drug

通常、薬飲んだの?って言ったりするときは、

Did you take your medicine? メディスンといいますが!

おそらく、日本語から英語に薬と訳すときに、ドラッグしかでてこないという人は多いはず。

「ファーマコビジランス」って初めて聞いたんだけど何?
このファーマコビジランスとは、医薬品安全性監視という仕事といえます。なんか固い言葉のように聞こえますよね!?単に安全性管理と言ったりもしますが…。

つまり、薬が販売された後、副作用などがでたときに、その内容を記録する。ようなお仕事です。長い時間をかけて開発してきた薬が、販売された後も、副作用などが起きる可能性は否定できず、それらを監視する役割でもあります。

その際に必ず書類などを、英語でも書かなければならずそこで翻訳者が必要となるのです。

たとえば、こんなもの。クリックするともっと大きく表示されます。

http://www.cioms.ch/index.php/cioms-form-i

このようにCIOMSというフォームが存在します。けれども、これってスイスにその機関があるため、英語に訳さなければなりません。ここに翻訳者の需要が発生するわけです。
ファーマコビジランスのお仕事をしている人のお手伝いで英語の翻訳をするといったほうが分かりやすいかもしれません。

通常、ファーマコビジランスの人も英語ができる人が多いのですが、それよりももっと重要な仕事があるため、このように定型化されたCIOMSの翻訳などは外注つまりアウトソーシングするか、社内に数名の翻訳者を派遣会社から連れてきて翻訳してもらうという形をとっていることが多いと思います。




以下は、 WHO のページです
http://www.who.int/medicines/areas/quality_safety/safety_efficacy/pharmvigi/en/

 WHOと聞くと、このファーマコビジランスが難しい仕事のように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。

どんな業界でも、DIVISION / DEPARTMENT があり、業界の全体像また自分自身が受け持つ業務の内容を理解していれば、それほど難しい仕事ではありません。

ここでは、

医療
医薬品
治験
安全性業務

というように、

枝分かれしていった業務内容「安全性業務」の業務についてざっくり書かせていただきました。

この安全性業務を意味するファーマコビジランスはつまり、薬が市場に出回った後に誰かがその薬のせいで副作用などがでてしまったとして、それが製薬会社に伝わります。そしてその副作用の情報を決められたフォームに従って提出することになっています。

これがまた需要がありまくりなんです!

仕事に慣れてくると、在宅でも仕事ができるという超おいしい分野なのですよ!?

安全性情報管理に求められるスキルとは?
①薬学に関する幅広い知識は必須。(英語翻訳者の場合、軽くわかる程度でOK)
②強い英語力(薬学に関する知識がなくとも、こちらが優秀ならチャンスはあります)
③分析・処理能力(繁忙期などがある場合にスピード感をもってこなせるか)

というのも、薬学に関する幅広い知識と言うのは入ってからでも学べるからです。その証拠に、CIOMS翻訳では、

MedDra という用語集に沿って翻訳する必要がある。つまり、使う医学用語はすでに決められているので、そのソフトに従って単語を選んでいくことになる。

こちらは、その PDF です。かなり重いですが・・・。これにしたがって英文を構成していかなければならないようです。
http://www.meddra.org/sites/default/files/guidance/file/intguide_16_0_japanese.pdf

で、気になる時給は?
派遣会社などで働くと、未経験の場合最低1400円から始まるところもあるそう。というのも、派遣会社は最初の3ヵ月~半年くらいまで、その未経験の人を育てる、いわば1400円で働いている派遣社員はお金をもらいながら学校に通っているものなので、これくらい安いのです。

即戦力になり、なんでも自分でできるレベルになると1900円まで上がるそうです。またファーマコビジランスのほかの仕事もできるようになってくると、2200円~というところも多く、大変安定した職ともいえます。

これが在宅になると、単語数や用紙の数での計算になってしまい、もっと稼げることになりますが。

社内翻訳でファーマコビジランスの翻訳をやる場合、本当にただ症例の翻訳だけをしていればいいので、同じような作業を繰り返しコツコツしたい人にはお勧め。

症例の翻訳?つまり、CIOMSのフォームに従ってナラティブというものを書いていきます。ナラティブと言うのは、いつどこで誰が何をしたのか?のようなことを時系列で書いていくのですが、つまりその内容が症例なのです。

そのため、求人広告ではナラティブ翻訳やら、CIOMS翻訳やら、症例翻訳やら呼び方が違う場合が多い。これを押さえておくだけで求人を探すときも便利です。

英語ができない場合
ファーマコビジランスには、データ入力が必要です。毎日たくさんの症例をデータ入力して報告しなければなりません。翻訳者よりもデータ入力のほうが多いかもしれない。けれども、アーガスというソフトを使うこともあってかデータ入力の時給は高め。このアーガスというソフトが使えるというだけで、あとは英語の点数を取っておけば、すぐに翻訳の部門へ採用される。可能性があります。

実際に私が働いていたファーマコビジランスでそういう人が何人かいました。

また、やはりこのように症例を扱うお仕事ですから、仕事をしているうちに薬の開発のプロセスを知ることができます。人々の生死にかかわることもある医薬品。医療従事者としての自覚が必要になります。

知っておくと優遇されるツール!?
医薬品有害事象情報管理システム Argus Safety などのシステムを使用するので、そういうシステムのことも知っておくといいかもしれません!

実際に、派遣のコーディネーターにはよく、アーガスのことを知っていると言っておいてくださいね。と言われることもあるのだとか。それくらいファーマコビジランスではアーガスというソフトが使われています。

以下は、ファーマコビジランスに関連するサイト
・ファーマコビジランス - 日本薬学会
http://www.pharm.or.jp/souyaku/pharmacobiz.shtml

・こちらのサイトで薬学系の用語が学べます
http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi

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在宅も可能?ファーマコビジランス(CIOMS / 症例)の医薬翻訳という仕事 在宅も可能?ファーマコビジランス(CIOMS / 症例)の医薬翻訳という仕事 Reviewed by よこいりょうこ on 8月 15, 2016 Rating: 5

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