2016/09/06

ヒンディー語の発音(国際音声記号)を考察

このヒンディー語とは、実はサンスクリット語で書かれていますが、実はペルシャ語からかなりの影響を受けているそうなのです。

ということは、アラビア語が本来の根源ということなのです。これは意外と知られていなく、英語のサイトでしか説明されていませんでした。なぜヒンディー語の根源がアラビア語かと断言できるのか。

ヒンディー語を表すデヴァナガリ文字は、サンスクリット語の文字を借りています。そして、話し言葉のヒンディー語とは、パキスタンにあるウルドゥー語と全く同じで、ペルシャ語から来ています。つまりアーリヤ人が南下してきたときに持ち込んだもので、現在、ヒンディー語が公用語ですが、もともとインド南部に住んでいるインドの原住民族と言われるタミル人からすると迷惑な話だということです。そのインド南部の人たちはタミル語を使っているのですから。でも、もっといろいろな民族がいるので、タミル語だけではありませんが・・・。

そのため、インド南部からは、ヒンディー語を公用語にするのに、何度も反対されています。インドの中に大きく分けて国が二つ存在するような感じで、いまだなお対立しています。

インドの原住民族であるドラヴィダ人からすると、ヨーロッパ系の顔をしたアーリヤ人(イランとかにいそうな顔の人たち)が、後からインドにやってきて、支配層になったのがその理由です。

彼らはヒンディー語を学ぶくらいなら英語を学ぶというスタンスなのだそう。(笑)



アラビア語って、いろいろな言語に影響を与えてるのだということを実感する。

古くから存在し、ほとんどその形を変えないとされているフスハー(正則アラビア語)がわかると、イスラム圏であるインド、インドネシア、マレーシア、アフリカ東海岸のいくつかの国々の言語、ペルシャ語、トルコ語、多くの高等単語をアラビア語から借用しているスペイン語などを学ぶときに便利と思うのです。

ちょっと以下のヒンディー語の発音考察は、私のメモ的なものです。実は去年の今頃、2015年10月頃に作成した記事でしたが、まだ公開していませんでした。

近々ヒンディー語の辞書も購入予定。

発音って、まずは、

日本語で考えてみると、頭の中で整理しやすいです。

ヒンディー語の母音。(とにかくヒンディー語には基本母音が色々な形で発音されます)


  प  a ]
 पा ā ]

(Palatal)というのは、英語の "you [ju]" の子音と同じ原理です。そこにくっつけたまま発音します。

こうやって、口の中にはいろいろな名前があるのだね・・・。



  पि】 [ i ]

  पी】 ī ] 


  पु [u] 

 पू [ū] 


  पे】 [e] 



】 पो】 [o] 


ちょっとここは現在整理中・・w

 पृ [ṛ] 
 पॄ [
 पॢ [
 पॣ [
 पै [ai] 
 पौ】 [au] 
अं पं】 [am] 
 】 [āh]


ka [k]
日本語のかきくけこ。と同じ音です。

kha [kʰ]
中国語やコリア語にも存在する有気音がヒンディー語にも存在します。その事実を知るだけでも、上達している証拠です。通常の「カ」という発音を、用紙一枚目の前にぶら下げたときに、その用紙が動くくらいの勢いで発音します。有気音は国際音声記号で表すとき、小さな"h"が後ろについています。有気音 (Aspirated Consonant)

ちなみに、有気音と有声音は名前が似ているので注意が必要。



】 sa [s]
labial の意味は、下唇に力が入るときの音です。日本語のさしすせそ。と同じです。「さ」と日本語で言ってみてください。下唇に力が入るのがわかります。



】 ta[t̪]
ヒンディー語のタの音も、基本的に前歯の裏に舌が付くという事です。
】 tha [t̪ʰ]
上の有気音バージョン
ṭa [ʈ] 
日本語のた。ではなく、舌を巻いてたと言います。
ṭha [ʈʰ]
上の有気音。
あ、このタイプの音だったんですね。中国語でよく使う場所です。こういうのを知ると、とても楽しくなってきます。

まとめると、ヒンディー語のた。には、前歯の裏に下の先端をつけるバージョンか、舌を巻くバージョンしかないということですね。日本語や英語に存在する、た。はヒンディー語には存在しないことになります。


na [n]
日本語のなにぬねの。と同じ音です。



ha [ɦ] 
これは韓国語に存在する特有な音です。は。の音を優しくささやくように消えるような音。有声声門摩擦音と言います。(Reference)



ma [m] 
日本語の、まみむめも。の音と全く同じです。



ya [j]
日本語のやゆよ。と同じ音です。 


【र ra [r]
なんだか、この文字。日本語の「さ」に似ていますね。これは厳密に言うと、日本語に存在する、らりるれろ。の音とは違います。スペイン語に存在する、舌を巻いた(日本語でコラー!って怒った時に言うような巻き舌と想像すればわかりやすいです)音です。


ワって文字、ヒンディー語になかったっけ?調査が必要・・


ga [ɡ]
日本語でアクセントがある方のがぎぐげご。と同じ音です。
gha [ɡʱ]
 がぎぐげご。の有気音です。



ザって文字、ヒンディー語になかったっけ?調査が必要・・


】 da [d̪]
下の土台みたいなマークがつくと、上前歯の裏に舌をつけるような感じです。


dha [d̪ʱ]
上の有気音を入れた音。
ḍa [ɖ]
ḍha [ɖʱ]



【ब】 ba [b]
日本のばびぶべぼ。と同じ音です。
【भ】 bha [bʱ]
バの音の有気音です。


】 pa [p]

日本語のぱぴぷぺぽ。と同じ発音です。

】 pha [pʰ]

パの有気音です。


じゃ
】 ja [ɟ] / [d͡ʒ]
】 jha [ɟʱ] / [d͡ʒʱ] 


英語には存在する音
】 la [l]
英語のLの音と同じです。実はこれは日本人ができないけれども、できると思い込んでいる発音でもあります。 

日本語にも英語にも存在しない発音
[ŋ] 

これは、スペイン語の "palate" にくっつけたままするNの発音である[ɲ]と国際音声記号が似ているのですが、それよりも奥の部分である、軟口蓋(Soft palate) のところに下の根っこをくっつけるようにします。これは日本語の”カ”と発音した時に同じような状態になります。
そのような状態で、ナーという風に発音してみてください。感覚がつかめるはずです。



 ña [ɲ]
ヒンディー語にも存在するスペイン語の独特なNの音。これは硬口蓋に舌を当てた状態で発します。硬口蓋鼻音と言われていて、上の図の Hard palate のあたりに舌をつけたままナーと言ってみてください。そうすると、鼻に力が入るので、鼻音になるわけです。

ṇa [ɳ]
これは上にある記号のスペイン語のNの音とは違い、
】 ṣa [ʂ]
中国語の、是。の音と同じです。

】 ca [c] / [t͡ʃ]
これは、中国語の是。とかの音。つまりそり舌より奥で発する硬口蓋音です。この順番を覚えないとだめです。
キャーみたいな音です。
cha [cʰ] / [t͡ʃʰ] 
上の有気音です。

śa [ɕ] / [ ʃ ]

】 これは、他にもいろいろ音があるようです。
[ʋ] この発音記号は、私が考察してきたほかの外国語の中にはありませんでした。
英語の [v] が摩擦するのに対して、この [ʋ] は、接近します。その知識があれば、自然にできるようになると思います。

最後に・・

私がヒンディー語の音を考察した結果、とても難しい言語だということがわかりました。特に発音に関して言えば、とても容易ではないはずです。アラビア語よりも、なんとなく理解しづらい部分がある気がします。

私はヒンディー語を覚えるつもりはありませんが、この知識を吸収したことで、他の言語の音などをもう一度、復習することができましたし、ヒンディー語を聴くのに抵抗がなくなると思います。逆に、これからヒンディー語を聴いたとき、どの部分を使って話しているのだろう。と思いながら、真剣にインド人のヒンディー語を聴くかもしれません。

ヒンディー語のキーボードの位置。
[ौ] [ै] [ा] [ी] [ू] [ब] [ह] [ग] [द] [ज] [ड] [़]
[ो] [े] [्] [ि] [ु] [प] [र] [क] [त] [च] [ट] [ॉ]
       [ं] [म] [न] [व] [ल] [स] [,] [.] [य]


この辞書は、ひそかに私が狙っている辞書です。今後、マルチリンガールはアラビア語に加えて、ヒンディー語も少し理解する人になりそうです。( ´艸`)

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