ネイティブでも間違ってしまう? the above / the below / the following の違い
英語で仕事をする、つまり英語でメールなどを書いていると、必ず書くようなフレーズがある。それは、以下のメッセージなどのような言い方だ。また上記に書いたように。などと、上に書いたことを繰り返して言いたいときにも、そのような表現を使うことがある。
日本では以下のメッセージ。とか上記に書いた通り、と言えばいいのに、英語ではいくつか表現があったりする。で、その中でも、
①the above message
②the below message
➂the following message
はよく使われるのではないだろうか?けれども、この中でひとつだけ間違いがあります。
それが、②の the blow message
けれども、これはネイティブスピーカーの間でも間違いと知らないで使っている人もいるうえ、最近これもヨシというような感じになっているそうです。
なのでインターネット上にもかなり溢れている。なので、何が本当で何がウソなのかわからなくなってくるのですね…。しかも、私のように翻訳をしていると、それを瞬時に理解して瞬時に翻訳しなければならないという時間との闘い…。
すると私はやっぱり、 the below message. などとやってしまうのです。
ですが、これは間違っている原因が、above と below は全く同じような使い方ができると思っているところから生じているということがわかってきました。
①above = 副詞・前置詞・形容詞
②below = 副詞・前置詞
③following = 形容詞・前置詞・名詞
ということになるのですが、
もうお気づきかもしれませんが、②には、形容詞はありません。なので、message という単語を形容することができない。
ですが、ほとんどの人が、the below message などと書いてしまいます。
その証拠にグーグルで完全一致検索をしても、20万件以上ヒットしました。
けれども、文法を忠実に守るのなら、正しくは、 below は副詞なので、the message below が正しいですということを、まず文法的に私が解説しました。
けれども、私はネイティブでも帰国子女でもないので、ネイティブスピーカーがいる英語圏のサイトで検索して調べる仕方方法がありません。
ということで、以下のページを参考にちょっと英語圏の声をご紹介しますね。
“the above” is correct, “the below” is not?
これは、above の反対語は below なのに、どうして the above は、成り立つのに、 the below はおかしく聞こえるんですか?というような質問内容です。
この質問コーナーの答えを観察していると、
the below は the following の代わりに使える。と書いてる人もいる一方で、the below という言い方は、奇妙。正しくは see below としたほうがいい。という意見もある。
また、上記のURLの中には、below is / are が使われているのか?というものをグラフでしめしていますが、あまり使われていないと説明していた。
ちなみに、"above" の場合は副詞も形容詞もあるので、
the message above = 上記のメッセージ(メッセージ、上記の)
the above message = 上記のメッセージ
でも大丈夫なわけです。
なので、もし文法的に、the below message という形を使いたいのなら、the following message とするといいと思います。なぜなら、following には、形容詞の役割もあるからです。
最近は、英語自体が崩れてきてしまっているので、どっちでもいいといえばそれまでなのですが…。
けれども、私は納得がいくまで勉強したいのです(^^;
みなさんの意見もお待ちしていますね…。
ネイティブでも間違ってしまう? the above / the below / the following の違い
Reviewed by よこいりょうこ
on
3月 09, 2015
Rating:

0 件のコメント:
コメントを投稿