多言語話者として現在海外の拠点から英語と複数言語を教えさせていただいているMULTILINGIRLです。twitterなどに動画(日本語以外の6言語を話している)も載せていますので気軽に絡んでください('ω')ノ
twitter→@_multilingirl_
さて、英語が話せてくるようになると、こういう違いを見直そうという気持ちになっていきます。こういうのは簡単なように見えて、実際は英検やTOEICの高得点をとっている人が勉強したがるパートです。
good(いいね!)→goods(グッズ)
これは、日本語でも定着しているので、あえて考えてみる必要はなさそうです。
people(人々)→peoples(民族)
mean(意味)→means(手段)

glass(ガラス)→glasses(眼鏡)
ガラスが複数あるもの。という風にまずは捉えるといいです。そして、眼鏡はレンズ(ガラス)が二つありますね?そのように、覚えてみてください。
force(ちから)→forces(軍隊)
1つの力がたくさん集まれば、軍隊になりますね?そうやって、なぜ複数形になると、変わるのだろう?と頭で1つ1つ考えることによって、自分の口からも出るようになります。
look(見る)→looks(見た目)
custom(習慣)→customs(関税)
manner(やりかた、方法)→ manners(礼儀)
air(空気)→airs(気取った空気=お高く留まる)
I hate the way she puts on airs. お高くとまる。そんな人いませんか?(笑)
arm (腕) → arms (武器)
武器がない時は腕で戦っていたので、その腕がいくつも重なったものが武器というイメージでしょうか。ですが、 "weapon" が正式な武器の意味です。そして、この "arms" というのは、陸軍 (army) や海軍 (navy) に使われる大量の武器というようなイメージになります。 つまり武器を人の腕に喩え、複数形にすることによってまた違ったニュアンスを表現していると言えるでしょう。
interest (興味) → interests (利益)
paper (紙) → papers (書類)
これは、簡単ですね。一枚の紙が何枚も合わさったもの。それは日本語で表すと書類というイメージになりますね。
part (部分) → parts (部品)
パーツは日本語でもよく使うので、イメージはできますね。
term (期間) → terms (条件・言葉使い)
terms は、conditions の条件とはちょっと違い、書面などの条件に使われます。たとえば、就職する前に、あの用紙に書かれていた条件で大丈夫?などのようなときにです。なぜなら、term は単語という意味からもわかるように、それらが列挙されたあの条件でどう?というニュアンスになるからです。
security (安全) → securities (有価証券)
お金を有価証券に変えて保管することは、安全なのでしょうか?深い意味はわかりませんが、私は証券会社で働いていたことがあるので、この違いがすぐに頭に入りました。
work (仕事) → works (作品)
condition (状態) → conditions 条件
翻訳するときこれがたまに難しいと感じます。state が状態という意味ですが、 condition で品質の状態という意味にもなります。
一方、conditions は、労働条件はどう?とかに使えます。
そもそも、condition の語源は、diction = speak の意味なので、たくさんの言葉=条件となります。
time (時) → times (時代)
fall (秋・落ちる) → falls (滝)
head (頭) → heads (コインの)表
minute (分) → minutes (議事録)
writing (書くこと) → writings (著作)
これは、"work" と "works" の関係に似ていますね。セットで覚えてしまうといいかもしれません。
thickness (厚み) → thicknesses (層、一重)
ここまで覚える必要はないと思いますが…。
intention (意図) → intentions (心構え、態度)
pain (苦痛) → pains (骨折り)
painting (絵を描くこと) → paintings (画いた絵)
receipt (領収書) → receipts 収支(会計)
color (色) → colors (国旗)
これは、国旗の色を見ればわかりますね。
(For your reference)
height (高さ) → heights (高地、高台。つまり高いところ)
アパートでハイツなどといいますが、そういう高台に建てられたリッチな感じを想像させるのですね。つまり、ハイツは高い場所です。高層ビルの一番上や飛行機の中も対象です)
limitation → limitations
credential → credentials
fund →funds
gut → guts
日本語でも使われるガッツ。
humanity (人間・人間らしさ) → humanities 人文学
学問の分野に変身してしまいましたね。
wit → wits
mass → masses
brain 脳 → brains 羊などの食用の脳…
これは脳を食べない文化の国では考えることすらありませんね。ですが、このように複数形にすることによって、意味が変わってしまうということを伝える良い材料かもしれません。
(For your reference)
ash たばこの灰はこれでOK → ashes なくなった方の灰、町が滅びたときに残った灰はこちら。
(For your reference)
authority (right) → authorities (authorities)
権限をください。会社に入るとき、このパソコンのアクセス権限がないとかでこの単語はでてきました。
cloth (fabric) → clothes (服)
クロス。
content → contents (directory)
content 内容(これは複数形になりません)→ contents 中身。
(たとえば鞄の中身と言いたいときなど)これは単数形になりません。
ちなみに、contents の反対は form です。
唯一、単数・複数どちらも使えるのは、PCとか携帯電話のコンテンツです。
a content
contents どちらも適用できます。
(For your reference)
day (日) → days (時代)
私の高校時代。= My high school days.
day という1日1日の単位が積み重なったもの=時代というニュアンスを作ることができます。
damage → damages (損害賠償)
これは結構有名な話です。保険関係に勤めていた方が教えてくれたのを覚えています。
green (green)→ Greens (野菜)
普通のグリーンだと、もちろん色のことを表しているのですが、これが複数形になると、緑というものがたくさんあるイメージになってくるので、緑色の野菜を中心に使われます。ベジタブルよりも発音しやすいので、是非使ってみてください。
英英辞書の例文によると、このように使われます。
Eat up your greens. = グリーン(野菜)を食べてしまいなさい!
(For your reference)
letter (手紙、文字) → letters (文学)
manner (way) → manners (manners, deportment)
もともとは手段という意味で使われますが、複数形になることで、日本語で言うマナーと同じ意味になります。よく、日本人がマナーを英語に訳すとき、複数形にしない傾向がありますが、そういう細かいをしてしまないように、ここで覚えてしまう事をお勧めします。
quarter (1/4) → quarters
spectacle (光景) → Spectacles (眼鏡のもう一つの呼び名)
spirit → spirits (hard liquor)
water → waters
wood → woods (林)
woods は、Forest よりも木が低いところ、つまり林?のイメージです。林さんという方を思い出したら、woods という癖をつければ大丈夫ですね。
I took a walk in the woods.
私は森で散歩をした。
value(価値) → values (価値観)
Erosion of Moral Values Destroys Society.
道徳的価値の侵食が社会を破壊する。
以下はおまけです。
英語で複数形になる国(アメリカ、オランダ、フィリピン)が、存在する理由
・アメリカ
・オランダ
・フィリピン
これらの国は英語で表記するときに複数形になります。
その中でもよく日本人が間違えやすいのは、意外にもフィリピンです。フィリピンに英語留学する人が増えている昨今。このようにフィリピンに行ってきた人たちでさえ、
I went to Philippine. / I have been to Philippine.
私はフィリピンに行きました。(行ったことがあります。)
と言ってしまう人が多いのです。
これは、フィリピンのことをよく知らないと思われてしまうので、絶対にやめましょう( ´艸`)これを知るには少し歴史を知らなければならないのですが…。
フィリピンはもともとスペインの植民地であり、フィリペ2世という国王が存在していたのです。日本にはジパング。またはジャパンという名前があるのに対してフィリピンにはそういう固有の名前がありません。
つまり、フィリピンはヨーロッパ人の人の名前ということです。現在のスペインの国王は、フィリペ6世ですが、そういうイメージです。
実際にフィリピンが、スペインがフィリペ2世の時に植民地化したことにより、この名前が付けられています。
つまり、フィリペ2世がフィリピンの島々を統一したイメージで複数形にするということです。そして、この世に一つしかない意味合いを持つ the でくくったのが The Philippines というわけなのです。
次にオランダですが、オランダを英語に直訳すると、Holland ですが、英語では、Netherlands と呼ぶ人のほうが多いですよね?
ネザーランド。は複数形になります。けれども、スイスの英語名である Switzerland は複数形になっていませんよね?これに違和感を覚えたことがありませんか?
まず Holland と呼ばれる理由は、オランダの沿岸部地区には北ホラント州、南ホラント州という州があり、ここがオランダの中心部だからです。
ここには、オランダを代表する都市がいくつもあります。アムステルダム、ロッテルダム、ハーグなど、誰でも聞いたことのある都市があるエリアです。
ちなみに、オランダって台湾くらいの人口しかない比較的小さな国なのですが、その人口に比べて経済が良いことで知られていますね。
で、語源を解説すると、Netherlands の Nether は英語にもたびたび登場してくる Either の否定バージョンと同じです。
この Neither の語源は、ゲルマン語族で、Lower 低い。という意味です。つまりオランダは沿岸部ですし、アムステルダムの街並みを見ても分かるように、低地にある国です。農業が盛んなことでも知られているこのオランダの国名は、低い土地が集まった国家ということになります。
オランダは小国ですが、州があり日本とは少し違うという点でいくつもの州が重なったというニュアンスもあるのでしょうね。
なので、低い(Nether)+州(Lands) = Netherlands となるのです。
最後に日本人が大好きなアメリカです。( ´艸`)
アメリカに行ったことあるよ~って日本人がいうとき、
I have been to America.
I have been to the States.
このどちらかだと思います。
後者の the States はネイティブが好んで口語で使うアメリカです。
というのも、アメリカといえば、南アメリカもあるし、中央アメリカもあるし、またアメリカ大陸全体をアメリカと言うことすらあるので、America という単語を気軽に使うと、南アメリカ人にも、うちらの住んでいる南アフリカも、America なんだけどぉ~!って言われてしまいます。
また、同じアメリカ合衆国でも、グアムやハワイなどは、アメリカ大陸にはなく、こういうふうに考えた場合、グアムやハワイに行ったときに、
I went to America. というのもなんだかおかしな話なのです。通常 America といえば、アメリカ大陸を発見したイタリア人の探検家アメリゴ・ベスプッチの名前に由来しているので、グアムやハワイはどう考えても、太平洋の島にすぎません。
そう考えたときに、アメリカ合衆国に行ってきた。と表現したほうがいいのです。つまり、上にも書きましたが、
I have been to the States.
というのが、誰が聞いてもシックリくる言い方です。なぜ States? それはアメリカは合衆国であり、州がいくつもあることによって成り立っている国だからです。
そこに the をつけることで、世界に一つしかない最強の州で構成されている国はアメリカしかないよね?
という発想になるのです。
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