dawn / sunrise / sunset / dusk
この違いについて検索していると、まだ明確な回答を出せている記事がなかったので、私が作成することにしました。というのも、アラビア語の辞書を読み漁っていたら、これらの表現がアラビア語でも区別されているということを発見したので、この記事を書かずにはいられなかったという事情があります。(笑)
https://hinative.com/ja/questions/136962

このネイティブスピーカーに質問できるページでも、明確な答えを出せている人はいなかったように思いますので、私の記事で詳しくご説明しますね。
ちなみに、私はこの記事を作成するまでは、以下のような認識でいました。
sunrise = dawn (書き言葉)
sunset = dusk (書き言葉)
それ以上でも、それ以下でもない!
でも、単語ひとつひとつにニュアンスがありました。以下、写真でわかりやすくご説明します。
dawn = 明け方

明け方という意味からも分かる通り、太陽が地平線から顔を出したあたりの時間帯です。
dawn は、古英語では動詞でした。 dagian "to become day" = 新しい日が訪れるということです。
sunrise = 日の出

日の出の写真はとても元気になりますね。なんでしょう。明らかに夕日とは違う。空がやはり青いのが日の出か?(笑)
一日のはじめですね。日本語でも日の出ですし、サンライズ、太陽が昇る。という意味からも地平線から顔を出すという意味ですね?またその時間帯のこと。
sunset = 日没(にちぼつ)

太陽・・・。行っちゃうの?日本から太陽がいなくなったら、その時は中国から日没が観測できると思います。このように、太陽が地平線からみえなくなっていく。これが、日没です。
ですが、そのあとも少し明るさは残っています。それが以下の薄暮(はくぼ)、黄昏(たそがれ)です。
dusk = 薄暮(はくぼ)、黄昏(たそがれ)

この時間帯はなぜか、眠くなりやすいのは私だけでしょうか?
1日は dawn から始まります。この図では反時計回りに見ていってください。
以下、図で説明するとこのようになるのだそうです。
この図の見方はわかりますか? horizon というのは地平線のことです。つまり、太陽が地平線から顔を出す前に、空は少し明るくなります。なぜなら太陽が地平線からあがってこなくても、明るさは次第に届いているからです。
その後、地平線から太陽が出てくるところ、これが文字通り、sunrise の意味です。 sun が rise あがってくるのだから。
そして、地平線から sunrise しました。
そして、私たちは明るい空の下で日中を過ごすことができます。やがて、
太陽が落ちます。地平線から見えなくなる瞬間、この時間帯を sunset です。日没ですね。太陽は地平線の下に下がっていき、今頃は中国で、日没の瞬間を迎えているのでは?という時間帯が、dusk です。やはり太陽が地平線から見えなくなっても、まだ太陽は中国では見える位置にあり、日本にもわずかな光が届いている状態であるからです。
最後に、 "twilight" = 薄明(はくめい) って何?
まず、日本語の薄明(はくめい)をウィキペディアで調べてみると、
薄明(はくめい)は、日の出のすぐ前、日の入りのすぐ後の、空が薄明るい(薄暗い)時のことである。大気中の塵による光の散乱により発生する。英語のトワイライト(twilight)も薄明のことである。
という風に書かれていました。

(カナダのフランス語圏の中心都市、モントリオール)
twilight つまり、明るさのことを言っているのです。twi の意味は two の意味です。2つ?つまり、2つにわかれる=半分。薄暗い光ということになります。
It was hard to see him clearly in the twilight.
この文脈を見る限り、それが夕方なのかそれとも朝なのかはわかりません。ですが、現代の英語では、夕方のことに対して使われていることが多いそうです。こればかりは語源であるライトを見てもわからない。
けれども、
https://en.wikipedia.org/wiki/Twilight
のページでは、やはり
朝の
dawn と sunrise の間の薄暗い時間帯
sunset と dusk の間の薄暗い時間帯
と定義されています。
daybreak とは、 dawn / sunrise の総称。ちなみに、日本語に変えるとしたら夜明けになるそうです。
以下ウィキペディアを参照。
https://en.wikipedia.org/wiki/Daybreak
以下は、おまけ
twilight は通常、夕暮れという意味で使われているということはお分かりいただけたと思いますが、そのため、最後のという意味にも使われたりします。
the twilight years (= the last years of your life)
最後の数年。(あなたの人生での最後の数年)
なんだか、少し悲しい記事になってしまいましたね・・・
1回200円以下で、毎日ネイティブにアウトプットする方法
私は現在、海外に住みながらオンラインで英語学習者様のヘルプをさせていただいていますが、料金が少し高めなので、 「スマホ英語、無制限サービス(通話授業つき)/ English Mentor (英語メンター)」以下二つ、格安で英語を鍛えられる情報をシェアしたいと思います。
日々読んだり書いたりして覚えた単語は、ネイティブキャンプという格安英会話サービスを使って日々アウトプットすることをお勧めします。
これは、月額5,950円で、一ヵ月~25分までの通話を何回でもできる回数無制限の英会話オンラインレッスンです。
つまり、25分以上続けて英会話講師と通話することはできませんが、25分で一度終了し、また他の先生に交代することで、1日に何度でも通話できる定額制のサービスです。
外国人の友達がいなかったり、忙しくて、英会話カフェ・イベントに行く時間がないという人は、こういうサービスを積極的に利用して、ビジネス英語に生かす習慣をつけるのもいいかもしれません。
ネイティブキャンプ公式サイト

また、ネイティブと会話するのが億劫だと思う方は、リクルートが提供している信頼性の高い英語アプリを使うことをお勧め。
スタディサプリ ENGLISHでは、1ヶ月あたり980円という格安で、アプリで講義が聴けたり、またアプリを使って自分の英語の音声を録音することで、発音チェックをしてくれたりするので、とても重宝しています。(待ち時間や、電車通勤が長い人にお勧め)
リクルートの英会話アプリ!スタディサプリ ENGLISH
こういう地道な積み重ねが、調べた英単語などを確実に覚えることに繋がり、読むにしても話すにしても、苦労しなくなるコツですよ(^_-)-☆
1 コメント
助かりました。
深い洞察と詳細な記事に感謝致します。
本当にありがとうございました。
weblioでも英二郎でも解説は無かったです。
恐らく、ネイティブでも言語能力の高い人でなければ説明できないものと思います。
ブログ主さんの言語能力の高さ、知性の深さを感じました。
本当に素晴らしいブログですね