多言語話者として現在海外の拠点から英語と複数言語を教えさせていただいているMULTILINGIRLです。twitterなどに動画(日本語以外の6言語を話している)も載せていますので気軽に絡んでください('ω')ノ
twitter→@_multilingirl_
さて、Email 最後によく見かける
Best regards,
なんかネイティブらしくてかっこいい!使ってみたい!なんて思った方も多いのではないでしょうか?先日オーストラリア在住のメンティーさんが、この best regards をよろしくお願いします。との意味でわたしに使用してしまったのです!
というのも日本語のビジネスメールでは、最後に
よろしくお願いします。
なにとぞ、よろしくお願いします。
などとあり、その英語版だと勘違いしてしまったのだと思います。
もちろんこのような使い方をみたのは初めてですし、驚きつつも、第一にメンティーさんの英語力の改善のため、また、regard が語源となっている単語でつまづいている方々のためにこの記事を作成することを決意。。
ビジネスで英語を使っている人なら、
With regard to / regarding
Regardless of
Best regards,
このようにたくさん regard が使われていることはご存知だと思います。
これらは、TOEICにも必須の単語ですね。( ´艸`)
私が英語業務に携わってきた職場のほとんどは帰国子女がたくさんいたのですが、この regard 系の単語の本質を理解していると言える人はほとんどいなかったように思います。ちょっと言い過ぎかな?
アメリカで幼少期を過ごした帰国子女から、
”横井さん、regarding と concerning の違い、教えてくれない?”と言われたほど。
ちょっと、あんた!アメリカにずっと住んでた人でしょ!?と心の中で突っ込みを入れたかったくらい・・。私は20歳から英語を始めたというのに・・。なんていうのは愚痴です。(;^ω^)
この regard は、re + gard です。
「~に関して? about / as for / as to / regarding / concerning / respecting / in terms of の意味の違いと語源」
フランス語で garden は、英語の guard と同じ意味です。
つまり、日本語でいうガードですね。けれども日本語でみなさんが捉えているガードは、刃物で刺されないように盾などで、ガードするようなイメージだと思います。
そもそも英語の guard は、注意深く見るというのが、本来の意味です。

guard と画像検索するとこういう画像がたくさん出てきます。彼らが注意深くみているイメージを持たれるといいかもしれません。
英語で言い換えれば、Watch carefully みたいな感じでしょうか。
保護者= guardian なのは、注意深く見る人。が、未成年の子供をガードしてあげる人だからです。
それでは、
About 〜について、のビジネス版でもある
With regard to / regarding は、
Regarding the issue, _____________.
この問題を詳しくみている=つまり、この問題について、話しているということを示しています。
このように、フランス語、ラテン語由来の単語を使用することによりフォーマルな響きを出しています。
Regardless of age and sex,
年齢や性別に関係なく、
日本語では関係なくと訳すしかありませんが、
年齢や性別を見ることなしに。というふうに英語本来の意味に解釈することもできます。
Regardlessの意味を英英辞書で解説してみると、
paying no attention, even if the situation is bad or there are difficulties
その状況が悪かったり、困難があったとしで注意を払わない。
注意を払わない。
まさしく、regardless = pay no attention なのです!
では、本題に入りますが、
なぜEメールやレターの最後に、best regards が来るのか?それは、
あなたをベストな状態で見ています。というのが本来の意味だと思ってもいいかもしれません。少なくても私はそのように思い込んでいます笑。
つまり、尊敬を表しているようなまなざしで、見ているという意味ではないでしょうか?このことは、ネイティブのサイトでも解説してありまして、私と同じことを言っているようです。
https://blog.udemy.com/with-best-regards/
ちなみに日本語の敬具の意味は、
つつしんで申す。
が本来の意味のようです。
また best regard は、会話においても使用することができるようです。
よろしく言っといてねー。っていうときに、
Say hello to him
彼にハローと言っておいて。と言えますが、
フォーマルな雰囲気を作りたいなら
Please give him my best regards!
ほとんどの単語にはこのように意味があり、ただ適当に挨拶として並べられているわけでないということを理解していただけたら、と思います。

また best regards のほかにも、けっこうバリエーションがあるので是非使ってみてください♪
以下のURLを参考にしています。
https://www.businesswritingblog.com/business_writing/2006/01/with_best_wishe.html
①Very truly yours,
②Respectfully,
③Yours truly,
④Sincerely yours,
⑤Sincerely,
⑥Best regards,
⑦Kind regards,
⑧With thanks,
⑨Best wishes,
⑩Cordially,
⑪Warm wishes,
⑫Warm regards,
⑬Warmly,
⑭Affectionately,
また以下、おまけです。メールを書く際に、
・Dear Ryoko,
・Dear Ryoko:
どちらにするべきか?という内容になっています。
英文メール作成の際、宛名の後はコンマ?コロン?
色々な職場で英文メールを作成しているうちに、誰もが気づくようなこと、また疑いもしないようなことについて深く考えるようになりました。英文メールを作成するときって、
Dear Ryoko,
のように、宛名のあとにコンマをつけると思うのですが(どの職場でもこれが通常でした)けれども、ネィティブスピーカーが書いた参考書しか買わない私は、そのネイティブ本をみているうちに、それら多くの参考書が
Dear Ryoko:
と書いていることに気づいたのです。
おそらく多くの人はどっちでもいいんでしょ?とか、コンマとコロンの違いなんて別にどうでもいい。と思っているかもしれません。
というのも、日本語ではコンマやコロンをそれほど多用しないから。というのもあると思いますが、これが直接英語力に関わってくるとは思っていないからかもしれません。
以下、TOEICのレターのサンプルです。
Dear Sir:

Dear Ms. James,

前者が、
Dear Sir:
と書いてあり、
後者が、
Dear Ms. James,
と書いてありますね。
前者の場合、まだ銀行から届いた正式なレターだと思います、また後者の場合は名前もわかる状態。
https://www.businesswritingblog.com/business_writing/2009/08/dear-comma-semicolon-or-colon.html
ネイティブが書いたこちらのサイトによると、
Dear Ryoko:
はフォーマルな響き。つまり、最初にレターを出すとき(もちろん電子メールも含め)最初の出だしは、コロンにするというのがいいのだという。
私は現在仕事で多くの英文メールを受信していますが、よくやり取りしている人たちはもちろん
Dear Ryoko, と送ってきます。けれども、定期的に自動メールで届く情報レターには
Dear Ryoko: となっています。
なぜ私がこの記事を書いているのかと言うと、アメリカで数年過ごしたという現在の職場の先輩に、
Dear Ryoko: のように書いたら、これ違うよ?と言われ、その先輩もこの違いについて説明できなかったからです。
しかも、その先輩はアメリカの教育も幼少期に受けているので私が何を言っても説得力なし。こうやって調べてみるしかなかったのです。
世の中には、調べもしないでただ、みんながこうやってやっているから、それが当たり前でしょ?というような言い方をする人がいますが、私は常にこのように調べ続けていこうと思います(笑)
こういうことってトーイックで高得点とっている人でさえ、知らないような、気づかないポイントであり、知ると案外自慢になるかもしれません。
ちなみに英語で宛名は、 addressee というそうです。
まとめ。
,(コンマ) の場合は通常やり取りしている人と思ってください。つまりインフォーマル。正式な場合や初めて連絡を取り合う人などは、 : (コロン)にしてください。
ちなみに、
business letter sample
というキーワードでグーグル画像検索すればいろいろなレター、電子メールを比較して楽しむことができます。
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ネイティブキャンプ公式サイト

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リクルートの英会話アプリ!スタディサプリ ENGLISH
こういう地道な積み重ねが、調べた英単語などを確実に覚えることに繋がり、読むにしても話すにしても、苦労しなくなるコツですよ(^_-)-☆
FBでお友達にシェアしたところ、以下のコメントをいただきました!
Daniel(沖縄在住のアメリカ人)
Dear Ryoko, with a coma was taught to me in business class when writing a customer, peer ect. Many, many years ago....
Kishiさん(ハワイ在住)
writer,editorやpublisherが使う文体マニュアルとして名高いThe Chicago Manual of Style(ただし15thEdition)で確認しました:
comma(6.28)
A comma follows names or words used in direct address and informal correspondenceとあり、
colon(6.67)
At the beginning of a speech or a formal communication, a colon usually follows the identification of those addressed.とあり、リョウコさんの「まとめ」をThe Chicago Manual of Styleにおいても確認できました。
とてもいい勉強になりました!
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「スマホ英語、無制限サービス(通話授業つき)/ English Mentor (英語メンター)」
1 コメント
「よろしくお願いします」と出てきたので「え?!」って驚いて
検索してサイトを見させていただきました。
参考になりました。ありがとうございます。