ブラック「BLACK」や「アフリカ系アメリカ人」は、米国では差別用語ですか?「黒人」の定義も解説




アメリカやカナダに半年間行っていた頃、黒人=Blackという英単語について、何か言いづらい感があったのを今でも覚えている。

アメリカではBlackという言葉は普通に聞くが、自分いざ言おうとすると、なんか言っていいのか悪いのか、迷っていた。

おそらくこの記事を読んでいる人も、そういう状況からここにたどり着いたのだろう。で、そんな疑問を解消、そして実際に日本人が思っている黒人とは、もっと幅広い人たちに適用できることもこの記事では伝えていきたい。

ではでは始めましょう('ω')ノ


①日本人は、黒人のことについて全然知らない

日本人が習うBlackというのはいわゆるアメリカにいる人種である白人、黒人、アジアン、ヒスパニック系(白人扱いされることが多い)の中のうちの一つであるAfrican American(アフリカ系アメリカ人)や、アフリカに住む黒人ではないだろうか。

けれどもインターネットが普及した今、いわゆるBlack people の定義として、必ずしもアフリカからやってきたアメリカ人やアフリカに住む黒人を指すとは限らないと言われるようになってきた。

そもそも多くの人がアフリカ人=黒人と考えているが、北アフリカは黒人というよりも、アラブ人、ベルベル人など、南ヨーロッパに近い顔立ちの人も多く、こういう部分はまず知っておくべきだろう。

もう一度言うけど彼らは、黒人と白人の中間の人種であり、場合によっては白人(コーカソイド)扱いされることさえある。

「白人には何種類ある?北欧系、南欧系、中東系、インド系、アフリカ系を比較」

で、その黒人の定義が変わってきているという話、以下に書いてみるね。




②ネグロイド=黒人とは限らない

そもそも、白人=White、黒人=Black、アジア人=Asian と、アジア人だけは東アジア~中東までアジア大陸が広いので、Yellowみたいな言い方はしない。

このような分類の仕方は白人の世界からみた分け方であり、もっと詳しく分けるなら、

①コーカソイド
②ネグロイド
③モンゴロイド
④オーストラロイド

という感じになる。①②③が世界三大人種という感じで、④はモンゴロイドと一緒くたにされたりすることが多い。なぜなら④はインド南部、マレー半島、インドネシア、フィリピンなど、アジア大陸にいる人種だからだ。

ここで④のオーストラロイド系というのはなかなか知られていない。インドでは北部と南部で人種が全く異なるというということは以前ブログで書いた。

「インド人が白人のような顔をしている理由と、インド北東部に日本人のような民族がいる理由」

オーストラロイド系とはインド南部にいるモンゴロイドのように彫は深くないけど顔が真っ黒い人たちのことであり、パプワニューギニアなんかも良い例だ。

「黒人には10種類ある?ネグロイドと、オーストラロイドの違いと、世界に散らばる黒人」

彼らは、それぞれの国で差別を受ける傾向が強い。例えばインドネシアにはパプワ系の人口もいるが、彼らはサルなどと言われて、衝突している。

「独立する可能性も。インドネシアで差別されている「パプア人」がついにキレ始めた理由は「サル」や「ブタ」が原因?」

以前、アメリカに住む黒人(アフリカ系)、東南アジア系(中華系よりもオーストラロイド系色が強い人)、日系の日焼けした人たちなどが、私たちは皆この国ではdark skin(黒い肌)を持つものとして、差別されているという動画をユーチューブで掲載していて話題になった。

つまり、日本人がイメージしている黒人=ネグロイドは、今ではオーストラロイド系や、肌が浅黒い一部のアジア系の人たちにも適用されるようになってきているということなのだ。


③アフリカ系アメリカ人と言われるのが嫌な理由

私にはアメリカ人(黒人)の友達がいる。彼女とは韓国に留学中に会ったので、アメリカにおける黒人の歴史を沢山刷り込まれた( ´艸`)

私はずっとこの黒人=Black という呼び方に違和感を覚えていたので、彼女に聞いてみると、よくぞ、聞いてくれたわね?という面持ちで丁寧に答えてくれた。

彼女いわく、「アフリカン・アメリカンって言われるほうがもっと嫌なの」ということだった。その理由は、アフリカン・アメリカンって白人(アメリカ人)から言われるとき、それがあたかも、私たちが白人の土地に、アフリカから渡ってきたのだよ。といつも言われているような気がするからである。

もしアフリカン・アメリカンって私たちのことを呼ぶなら、あんたたちは、「ヨーロピアン・アメリカン」なの?と言いたくなるのだと。

やってきた理由や経緯は違ったにせよ、ウチら白人も黒人も、インディアンが住むこの土地にやってきたという意味では同じだよね?とアメリカの黒人は思うのである。


④ブラックを気にしているのはアジア系だけ



https://www.quora.com/Why-are-so-many-African-American-women-bleaching-their-skin

黒人はブラックであることは美しいと思っている。たまたま白い人たちが多い国に少数派として存在しているから美のスタンダードから外れているように思われているだけで、案外、黒人は自分たちの肌が黒いことに対して劣等感は抱いていない。

けれども白人の国では、白さが強調されることも多く、それゆえその国のスタンダードに近くなりたいと自然に思うものだ。なので、漂白剤(ブリ―チ)などを使って肌に負担がかかると分かっていながら、皮膚を白くしようと努力するものも多い。

とはいっても、インドや南米、アラブ、北アフリカ、東南アジアの経済が発展してきている今、白人と黒人のちょうど中間あたりが美しいとされるような世の中になってきているのも事実。

ベネズエラやインドでは美女が有名なのは、そういう世の中になっている証拠だろう。

「中南米でアジア人が差別されている事実と、アメリカが美女大国「ベネズエラ」を潰したがる理由」

それよりも面白いのは、東アジア人が、黒人に対して、Blackという言い方は失礼なんじゃないの?と誤解している点である。

黒人=Blackというのは、東アジア人=Yellowとは少し違う。少なくとも黒人は黒いものは白いものの反対であり美しいという考えを持っているということは理解しておくべきかもしれない。

それよりも、白人の商売(奴隷貿易)によってアフリカから連れてこられたということを連想させる「アフリカン・アメリカン」のほうがもっと嫌なのである。


⑤黒人の呼称について「アメリカ人の反応」

アメリカの quora というサイトでも、黒人の呼称について議論されていたので少しご紹介しよう。


以下、質問者の内容

私はたくさんの黒人に囲まれて育ってきた白人です。いつも私は彼らをBlack(黒人)と表現してきた。例えば、街中で「あのオトコのシャツ、イケてるよね~」とかいうときに、友達に、どっちのオトコ?って聞かれたとき、ストライプのシャツを着ているBlackのオトコよ。みたいに。

けどね、このBlackという言葉に、気に障る人もいるんです。特に白人。彼らはいつも、アフリカン・アメリカンなどと呼ぶようにしている。これってどう思う?正しい?


この質問に対して、


国民の調査では、黒人というのはアメリカやイギリスでは嫌な言葉だとは思われていないようですよ。

という回答が書かれていた。

https://www.quora.com/Is-it-offensive-to-refer-to-black-people-as-black-and-or-African-American




以下、アメリカの反応

■アフリカ系アメリカ人の学校勤務の教師
私はアフリカ系アメリカ人の学校で教鞭をとっているものです。いつの日だったかな、私の生徒とこの話題になりましてね、彼らに聞いたんですよ。ブラックと呼ばれることに対してどう思うか?ってね。

ブラックというその言葉自体に、嫌な思いをするという人はだれ一人ともいなかったのですよ。けれども、アフリカ系アメリカ人ということに、嫌な思いを感じている人は少なからずいました。

たとえば、私の学校では、ハイチ系の黒人がいたり、もちろんハイチに来る前はアフリカから渡ってきたのだろうけど、少なくとも彼女はハイチ人だと思っているので、なぜ私がアフリカ系アメリカ人と言われなければならないの?と思っていると言っていましたよ。

黒人女性(アメリカ人)
私は黒人ですけど、どっちかというと、色よりも名前で呼ばれたいな。けど、私の外見を何らかの理由で表現しなければならないとき、別にブラックと言われるのは嫌じゃないよ。もし、それが軽蔑的な意味でなければね。

黒人女性(アメリカ人)
私だってブラックって連発しているよ。信じて、私も黒人(女性)だから!アフリカ系アメリカ人に対してブラックと呼ぶことが問題ないのは、1960年後半から、1970年にかけてのブラックパワー 《平等権利獲得をめざす黒人の政治運動以来なの。

その当時、アフリカ系アメリカ人が自分自身ののことをブラック!と呼んでいたのは、徐々に権力構造を崩壊していく白人の覇権主義に対するものだったりもするの。

この頃の運動を私たち黒人は誇りに思っているわ。Black is beautiful のスローガンがあげられたのもこのころ。

その運動の前までは、アフリカ系アメリカ人のことを、二グロとかカラード。って呼んでたんですよ。

※以下、黒人世界(アメリカにおける)での偉人

「知らないと恥ずかしい。国際人として知っておきたい、黒人の偉人 TOP10」




マルチンのコメント

纏めると、ブラック=ネグロイドに対する言い方ではなくなっていること。またアメリカに住む黒人は、ブラックと呼ばれることに対して、嫌に思っている人は案外少ないという事。それは、アフリカ系アメリカ人公民権運動の時期に自らをブラックと呼ぶようになったことや、アフリカ系アメリカ人だと、あたかもアフリカからやってきた後からきたアメリカ人と思われるのが嫌だということである。

なので、今後、黒人って言うことを躊躇わなくてもいいと思う。ちなみに多くの黒人が、アメリカよりも日本にいたほうが差別を受けなかったとも言っており、日本人はもっと黒人に対してもっと勉強して仲良くなっていったらいいのではないだろうか。

「人種差別国家の日本で差別はあった?黒人が日本に住んで感じる、アメリカと日本の違いとは?【海外の反応】」

韓国でも、意外に黒人増えてるからね…('ω')ノ

「黒人女性が語る、日本人男性と韓国人男性のセックスについての考え方。ウチは韓国人男子のほうが好きだもーん!に世界はどう反応したか?【海外の反応】」




フェイスブックのコメント

北原さん
ヨークわかりました。メルシーボク!

播磨さん
Coloredじゃダメですかね(・・?恐らくこれだと日本人のような黄色人種もColoredですから黒人と識別がつかず使われなくなったんではないかと推測しています。

Jayさん(アフリカ系アメリカ人)
(アメリカ人です。日本語で意見を上手にできませんからごめん。) 
「He is a black person」と「Those are black people.」-> たいていOKです。
「He is a black.」と「Those are blacks.」->ダメ

"colored"はダメです。


Kawakamiさん
この問題、アメリカ人自身(白人たち)が、自分の都合で創造したものです、奴隷制度からです、日本人などがとやかく言う問題でない、アメリカ白人自身が解決するべきである、自分たちの政策が、如何にも。正しい様に言うが、間違いだらけ、核についてもだよ、自分は持っているが、他国が、もし、開発し、持ったら、相当の剣幕で言うであろう、また、国連は如何か、だったら、日本も核を持ったらいいかも、そして、日本政府、アメリカの傘の下、日本人は。自分の思考を言うことである、だから、若い人は、自分の行動、思考、情報で正しいものを身に付けてもらいたい、もう、棺桶に片足入れてる者は、静かに余生を送ることに気を持っている人、多いよ、頼みますよ若人さん

真志喜さん
私達の沖縄(1970年代)では、ブラックは美しいと理解をしました。共に白人から差別を受けていたとの認識でしたからね。あの「ゴザ暴動」でも、黒人には誰も手は出しませんでした。「ブラック」は仲間と思っていました。

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1 コメント

匿名 さんのコメント…
黒いから黒人(黒くなくても黒人)。