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日本を見習え!2025年に先進国入りを目指すぞ!シンガポールに宣戦布告したマハティール率いるマレーシアの本気度 TOP10




この記事では普段日本では注目されないマレーシアで今起きている現状を書いていきたいと思う。現状と言っても、私が住んでみて感じたことに加え、この国が今先進国になろうとしているという部分を伝えたい。

けれどもマレーシアは、訪れたものならわかるかもしれないが、現在クアラルンプールだけをみるのなら、完全に先進国である。鉄道・モノレール・地下鉄がしっかり整備され、高層ビルや、外資系のホテルが多い街中は大阪よりも発展しているように見える。

けれども今マレーシアに足りないのは、働くことの大切さであるのかもしれない。つまり、誇りをもって仕事をすることに欠けている国なのである。

のと同時に、現在のマレーシアの若者が、まさに経済成長を続けるインドネシアや、シンガポール、また中国に対して負けてられない!という気持ちを持ち始めている点であると思う。

この記事ではマハティールが宣言した2025年の先進国入りに絡めて、その現状を説明していきたい。


①マハティールを知らない世代へ一言



Tun Dr Mahathir Mohamad conferred highest Award by Emperor Akihito 6 Nov 2018

マハティール・ビン・モハマドは、1981年7月16日 - 2003年10月31日という長期間、マレーシアの首相だった人物。ルックイースト政策を掲げ、

個人の利益より集団の利益を優先する日本の労働・勤労倫理に学び、過度に西洋的な個人主義や道徳・倫理の荒廃をもたらす価値観を修正すべきである。

ということをマレーシア人に植え付けようとした。というのも、ブミプトラ政策によってマレー人の地位が向上したことにより、マレー人が怠慢になり過度な個人主義に走り、仕事などをサボるようになったためとも言われている。

そんな、マハティールは1925年生まれなので、2019年時点で、93歳。そんな彼は2018年の秋、天皇陛下から勲章を授かる。以下のANNのニュースの再生数を見ても分かるように、日本語圏では全然話題になっていなかった(5000再生ほど)のだが、

天皇陛下最後の親授式 「秋の叙勲」大綬章(18/11/06)

人口2000万人ちょっとしかいないマレーシアでは逆に、5万再生されていた。

Dr Mahathir conferred Japan's highest award


以下、マレーシアの反応

■+87(マレー人)
神よ、感謝する。マレーシア人として世界で認められたことに対して…。

■+135
マハティールに敬礼。やっとウチらがマレーシア人として誇りが持てるようになったってことだ。

■+66
マハティールおめでとう。彼は絶え間なくマレーシアを良くしようと、Barisan Nasionalが作ってきた借金を減らしてきた。

今や彼は再び首相の座に帰り咲いた。誇りに思って当然だろう?

■+105
全マレーシア人は、この出来事を誇りに思うべきだ。

マルチンのコメント

日本人が思う以上に、天皇陛下から勲章を授かることは、凄いことのようだ。コメントに Proud という単語が多く見られた。




②ブミプトラ政策という差別政策がなくなるかも

ブミプトラ政策というのは、日本では考えられないような政策で、マレー系マレーシア人のみを優遇するというものである。例えば公務員はほぼマレー系。なので警官や鉄道の受付なども、マレー系(イスラム教徒)である。

これは、マレーシアが華人のものにならない。ようにする政策という風に考えることもできるが、中華系マレーシア人やインド人から反発を受けている。というのも、彼らもまた自分たちが生粋のマレーシア人であると思っているからだ…。(イギリスの植民地時代に連れてこられた…)

マハティールは中華系やインド系から強い支持を受けており、国連の人種差別撤廃条約の批准をめぐり、同条約を批准する意向を明らかにした。その途端、マレーシアの69%を占めるマレー系の一部が大規模な抗議集会を開き、政府は批准を取りやめることを約束した。

その後、クアラルンプール近郊のセランゴール州でマレー系とインド系の衝突が発生。20台以上の車が放火され、30人以上が逮捕などと、朝日新聞では報じられていた。



③再開発が進むマレーシア



Honeywell Deploys Innovative Connected Buildings Technology For Iconic PNB 118 Tower

2020年までに、380m以上のビルが、3つも建つ。PNB118The Exchange 106 は、既存のペトロナスツインタワー(450m)よりも高く、ツインタワーと同じくらいの高さの、Fairmont Kuala Lumpur Towers も人目を惹く建物となりそうだ。

つまり、クアラルンプールは今後、もっと高層化する。ということになる。また上の写真をみてもわかるように、クアラルンプールという都市の景観がかなり変わることにもなり、注目が集まりやすい都市になる。



④水源を自国で賄おうとするシンガポールに立ちはばかる壁

Singapore's national water agency

2019年3月付けの、シンガポール紙「ザ・ストレーツ・タイムズ」によると、マハティールが、マレーシアとシンガポールで結んでいる水道協定(マレーシアからシンガポールに水を供給)の見直しを要請。

契約は2061年に失効するが、シンガポールのような豊かな国が、貧しいマレーシアからなぜこんな低価格で水を買っているのか。ということが焦点になっている。

最初の協定から何十年も経ち価格は変わっていない。マレーシア人からすれば、シンガポールは一人当たりのGDPで、マレーシアの5倍にもなり、なぜこの価格をずっと続けなければならないのか。ということなのである。

そういうことを見据えてシンガポールは、自国で海水を淡水化しようとする動きがあり、またこれは実際に進められている。

その中心となる会社が、ハイフラックスと言われているが、2018年10月に、このシンガポールの会社が、インドネシア財閥傘下に入ってしまったこと。ここが、今後、シンガポールが自国ですべての水を供給できるようになるか、疑問視されている点である。

ハイフラックス、インドネシア財閥傘下で再建へ



⑤シンガポールに移住したいマレーシアの華人

マレーシアの華人と話していると、自分たちは中国人ではなく、あくまでマレーシア人。としながらも、シンガポールの華人が羨ましいとこぼすことがある。

なぜならもともとは同じ国だったのに、シンガポールだけマレーシアの数倍発展してしまったからだ。(華人が多く占めるシンガポールが成功したので、マレーシアがシンガポールのようにならないのは、マレー系のせいだと思っているのかもしれない)

特に、シンガポールはジニ係数が高く格差はあるとしても、1人あたりのGDP(一年間の収入)が1ドル100円で計算した場合、577万円なのに対して、マレーシアは 97万円だからだ。クアラルンプールでも、130万円ほどで、ジャカルタの170万円よりも低い。

ちなみに、日本人の平均が384万円で、東京の一人当たりのGDPは、630万円ほどなので、2017時点ではまだ東京が勝っているが、今後追い越されると予想される。

そんなシンガポールに、マレーシアの華人が憧れないはずがない。マレーシアではブミプトラ政策によって華人が公務員になれない。など色々な制約がある。また華人は華人同士で華人の学校を建設し、そこで勉強し、一緒に暮らしている。(つまり、マレーシアには中国がいくつもあるイメージ)

マレーシア全体では華人の割合が、25%であり、クアラルンプールのような商業都市は50%ほどになるが、それでも、マレーシア全体においては華人は弱い立場にあると言える。

それは、ちょっとでも華人が調子に乗ると、マレー人が許さないからだ。実際にマレーシアの経済は華人が握っているが、政治はマレー系が握っている。

以下のように、衝突することもある。以下の衝突はかなり小さなものだが、5月13日事件という、マレーシア史上最悪の民族衝突事件では、数日間で死者196人、負傷者439人の犠牲者を出す大惨事となったこともある。

「日本人が知らない、マレーシアにおける中華系とマレー系の民族対立」

彼らにとって、自分たちは中国人とも台湾人とも、インドネシアの華人、シンガポールの華人とも違う!というプライドがあるが、シンガポールに移住したい。というのが本音なのである。

けれども、マハティールの政策が成功して、マレーシアが先進国入りすれば、シンガポールに憧れる人も減るのではないか。というのが私の思うところだ。

というのも、事実マレーシアには豊富な資源、自然、島々、どう考えてもちっぽけな島でしかないシンガポールよりも、多くのものを持っているからである。

本音レベルで言えば、中華系マレーシア人は、もしマレーシアにおいて中華系が多数派だったならば、自分たちのものにしたい!と思っているのかもしれない…。


⑥2025年までに先進国入りを目指すマハティール



Dr M: Vision 2020 is now Vision 2025

当初、先進国入りは2020年(ワワサン2020)の予定だったが、それがずれ込んで2025年に変更。当初以下のURLのように、2020年に先進国入りする!と宣言していたのだけどね…。それを来日した際に、2020年への達成は難しい。けれども、マレーシア人がルックイースト政策の考え方を守り一生懸命働けば、2025年には成し遂げることができる。と言っている。

ワワサン2025に変わったわけだが、その基本方針、戦略は変わらない。以下の九つを挙げている。

①統一されたマレーシア国民の形成
②心理的に開放され、安定し、発達したマレーシア社会の創造
③成熟し、合意を基礎とし、コミュニティに根差したマレーシア民主主義を実践する社会の育成と発展
④全面的に道徳的・倫理的な社会の確立
⑤肌の色と信条が異なる全てのマレーシア人が、各々の生活習慣、宗教、文化を自由に実践・表現し、かつ一つの国民として帰属意識をもつような寛容な社会の確立
⑥科学的・進歩的な社会の確立
⑦国民の福祉が国家や個人ではなく家族制度を軸として成立するような配慮のある社会と分化の確立
⑧経済的に公正な社会の確保
⑨全面的に競争的で強力な経済を有する繁栄した社会の確立

この中で、④⑤⑥は私的にとても期待したいところである…。こういうバランスよく、3民族がいる国も珍しいので、アジアのモデル国家として是非発展して頂戴…。


⑦東南アジアで始まる覇権争い

ASEANの盟主であるインドネシア。この国は人口が多く、GDPも東南アジアで一番高いため、ASEANの事務所がジャカルタにあり、各国がジャカルタに事務所を置いている。

今後、ASEANがより統一されていくと、人口の多いインドネシアは発言権を増してくるだろう。インドネシアという国は、いくつもの民族を統合した多民族国家でもあり、簡単に言えば、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー、マレーシア、シンガポールなどを全部統合したくらい巨大な国家だということも覚えておいて…。

また、都市国家のシンガポールは所詮、都市国家であり、いつどんな危機が来るかもわからない。

ここで存在感が薄いマレーシアだがマハティールが首相に帰り咲いて以来、マレーシアの存在感をもっと高めようという機運が高まっている。

そもそも現在のインドネシア語はマレー語をもとに作られた言語であることなどもあり、マレー系の人たちは、ジャワ人やスンダ人を中心とする、インドネシアには負けたくないとも思っている。

また、マレーシアから分離独立してしまったシンガポールの現在の繁栄状況を見れば、いかにマレーシアが今までブチギレないように我慢していたかがわかるだろう。

2025年の先進国入りは、マハティール率いるマレーシアがどれだけ頑張って働くかによるのかもしれない…。


⑧先進国入りとともにイスラム色が薄くなる可能性

差別政策の廃止とともに、イスラム色が薄くなる可能性も否定できない。私が思うに、マレーシアの若者を見ていると、必ずしもイスラム教徒全員が自分たちの宗教を本気で愛しているようにも思えない。と感じることがある。

ある意味、イスラム教でい続ける限り、中華系マレーシア人との収入の格差は埋まらないだろうし、今後、マレーシアが東アジア化していくとすれば、今よりもイスラム教色が薄くなる可能性もあると思う。

やはり、そこには東南アジアにいる華人と対抗できるくらいマレー人も経済的に強くならなくてはならない。という自覚とともに始まるのではないだろうか。



⑨成功すれば、2050年、一人当たりのGDPで日本を超える?

これは私がずっと気になっている数字なのだけれども、ロンドンを本拠地とする世界4大会計事務所の一つでもある、PWC(プライスウォーターハウスクーパース)の予想によると、2050年、一人当たりの購買力平価では、アジアにおいて、シンガポール以外で日本を超える国は、韓国とマレーシアとなっている…。

これは、一人当たりのGDPとは違い、購買力平価なので、よりその国の豊かさを表しているともいわれる。(ジニ係数などは別の話…)


順位国名2030年国名2040年国名2050年
1サウジアラビア70,400サウジアラビア85,500サウジアラビア90,900
2アメリカ66,000アメリカ75,700アメリカ87,700
3オランダ61,400オランダ70,600オランダ85,000
4ドイツ59,400ドイツ69,000ドイツ82,400
5オーストラリア58,400オーストラリア66,900オーストラリア76,600
6カナダ53,000カナダ60,700イギリス71,200
7イギリス51,900イギリス60,700カナダ70,200
8韓国50,500韓国58,600韓国70,000
9フランス49,700フランス56,400マレーシア66,300
10スペイン47,000日本53,900フランス66,100
11日本46,700スペイン53,300ポーランド63,500
12イタリア43,000マレーシア54,300日本63,100
13マレーシア41,700ポーランド52,700スペイン60,900

List of countries by past and projected GDP (PPP) per capita

韓国に関しては、2030年にはフランスのPPPを超えるということが英語圏でも話題になっていた…。

「世界では韓国が優秀!と思われている?海外からみた韓国の評判 TOP13」

マレーシアに関しては、人口が日本よりも少ないうえ、この地に富裕層がますますやってくるようになった場合、一人当たりの購買力平価が上がることは自然にも思える。


⑩シンガポール、バイバイ!

いくつかのマレーシアの再開発系の動画を見ていたら、これから高層ビルが更に建設されることや、マハティールの下で、マレーシアが変わっていくということが描き出されており、もうシンガポール必要なし、シンガポールバイバイ!のようなコメントもあった。(現在その動画を探し中w)

シンガポールに隣接したジョホールバルを中国における深センのようにするイスカンダル計画などが成功するかはわからないが、今後マレーシアが着実に変わっていくだろう。

それは2ヶ月ほどマレーシアに住んでみて感じたことだ。という、私の主観が多い記事になってしまったが…。

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