ノマド・都市比較、海外の生活情報

ルーマニアでノマドが流行らない理由と、オススメな理由

2022年3月24日

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ルーマニアでノマドが流行らない理由と、オススメな理由

2022年3月24日




日本ではルーマニアでノマドをする。などという話は全然聞かない。twitterなどでは断然ジョージア移住など、つまり1年間ビザなしで行けて安い国が注目される一方、ルーマニア、ブルガリア、ウクライナなどの黒海沿の国々は、日本人からすればかなり物価が安い国なのにもかかわらずあまりパッとしない印象なのだ。

これはいつも不思議に思っている。

ちょうどこの戦争(ロシアのウクライナ侵攻=2022年)が始まる1年前に、私はオデッサに2ヶ月ほどいた。ウクライナもまた地政学的なリスクや、ロシアやポーランドの存在感のせいか、あまり日本人が行きたい国としては、パッとしていなかった。

「住んでみて感じる、ウクライナ旅行・長期滞在(ノマド含む)が流行らない理由」

なので私にとっては日本人が少ない国として結構快適ではあった。とはいってももう当分この国に行くことはできないだろう。非常で残念。

で、ついにルーマニアのことを自分なりにまとめようという段階にきた。今年はルーマニアに行くことも検討しつつ、ジョージア時代から少しずつ調べてきたノマド目線でのルーマニア事情についてダラダラと書いていこうと思う。

日本語圏の情報だけでは限界があるので、英語圏の目線からも書くようにしていく。




①ルーマニアが流行らない理由

※写真は首都ブカレスト

まず第一にルーマニアが旅行先で人気がない、または日本のノマドが行きたがらない理由は、その周りにもっと魅力的なギラギラした国があることに尽きると思う。ジョージアのように物価が安すぎるわけでもなく、西ヨーロッパのように、フランス、ドイツ、イタリアのような強いインパクトがあるわけでもない。

またこの周辺にはセルビア、ウクライナ、アルバニア、モンテネグロなど物価の安い国はわんさかあり、ウラル語を話す民族が住むハンガリーもある。また日本からフライトで行くには、イスタンブールやパリなどで乗り換えしなければならない。

なのでルーマニアに行く優先順位は必然的に下がるのだと思う。

日本のノマドがルーマニアに目をつけないのも上記の理由に加え、セルビア、ポーランド、ジョージア、トルコなどある程度物価が安く、日本人が固まって住んでいる国があるからではないだろうか。そして最も重要なところは、ロマ(ジプシー)が最も多い国であることのイメージ、そして2012年にルーマニア邦人女子大生殺人事件ではないだろうか。

これらの事については記事の中で解説していく。




②私がルーマニアに目をつけている理由

さて、私がルーマニアに目をつけている理由をいくつか挙げると、黒海沿の国であるジョージア、ウクライナ、トルコはすでに生活済みであることと、私の生業ともなっている言語という観点からみても、ルーマニアには多言語環境があり、興味深いからである。

またルーマニアはヨーロッパの中でもロマ(ジプシー)の数が多いということ。民族やその国の社会を調べるのが好きな私にとっては、ロマのような移動型民族がもっとも多い国はとても興味深い。

さらにいえば、この記事を書いていく中で知るようになったのだけれど、ルーマニアはヨーロッパの中でも貧困国の部類に入るにもかかわらず、都市の安全性でいえば、世界の安全な都市ランキングで、ルーマニアの都市がかなりランクインされており、この理由を現地に行って確かめてきたいというのもある。

ウクライナにいた時も、ウクライナの中でどこが一番治安が良いのか?を調べていると、カルパティア山脈の麓、ルーマニアの国境にも近いチェルニウツィだったので、何か関連性があるのかもしれない。

もともと黒海沿いにあるリゾート地のコンスタンツァくらいにしか興味が持てていなかったルーマニアだけれど、この記事を書きながらトランシルヴァニアに興味を持ち始めているところ。現在、ロシアからの脅威もあるので行く時期を現在考え中だが、のちにお見せする地形地図からもわかるように、トランシルヴァニアはカルパティア山脈によってウクライナとは完全に隔てられているので、ロシアにる脅威はないのでは?とも思っている。

 

③特殊な言語環境。英語力は?

ルーマニアは多言語を操る人が多いと言われ物価が安いことから、西ヨーロッパからもノマド先としても、企業のアウトソーシング先としても人気がある。

ちなみにルーマニアは地理的にはブルガリアやウクライナに挟まれているので、スラブ語圏と思われるかもしれないが、フランス語やイタリア語、スペイン語、ポルトガル語などと同じロマンス諸語の国である。つまりルーマニア人はラテン人。

また、地理的にウクライナに似ているところがあるが、ウクライナはスラブ語圏なのに対して、ルーマニアはイタリア、ポルトガル、フランス、スペインなどのようにロマンス諸語圏。

実際にフランス語とルーマニア語はあまり似ていないが、やはりドイツ語や英語に比べて、ラテン語の痕跡がかなり残っている。

さて、ルーマニアでルーマニア語の次に多く話されている外国語、それはハンガリー語。これは非常に興味深いと思う。

国境を接しているからというのもあるが、123万人ほどのハンガリー人がルーマニアに住んでおり、その多くはやはりハンガリーと国境を接しているトランシルヴァニア(ルーマニア西部)に集中している。トランシルヴァニアでは人口の2割はハンガリー人というから面白い。

ちなみに上の夕日の写真は、トランシルヴァニアの都市クルジュ=ナポカ(40万人程度)。

またロマ人(いわゆるジプシー)は25万人ほどいる模様。彼らもまたロマ語などを話す。

また、ウクライナ人(5万人)もいる。→今回のロシアのウクライナ侵攻により、おそらくかなり多数派になる可能性大。さらに、ロシア語話者やドイツ語話者もそれぞれ3万人もいかないくらいいる。

Languages of Romania




また、The world’s largest ranking of countries and regions by English skills (非英語圏における英語力のレベルランキングのようなもの)によると、上位オランダ、オーストリア、デンマーク、シンガポール、ノルウェー、ベルギー、ポルトガルと続き、ルーマニアは、15位。

ルーマニアに地理的に近いセルビアも14位。

この二つの国は英語圏からのアウトソーシングを受け入れていることもあり、若い人たちの間では、特に大都市では、英語が通じやすいといえるかもしれない。

ちなみに日本は、78位。

つまり、大都市であれば英語を勉強したい人にも向いている場所と言えるかもしれない。→私は断然ルーマニア語か、ロマ語をやりたいけどね。

 

④注目するべき5つの都市

ルーマニアは普通の地図ではわからないが、非常に興味深い地形をしている。

これを見ると、おそらくルーマニアはいくつもの顔を持っていることを知ることになる。それぞれの主要都市を解説していくと以下のようになる。

①ティミショアラ、アルド→ハンガリーやセルビアに非常に近い

②ブカレスト→位置的やや黒海よりだけれども、実は黒海からは山で遮られている

③コンスタンツィア→完全な黒海都市

④クルジュ=ナポカ=ルーマニア第二の都市(ルーマニアのど真ん中とも言える位置)

⑤ヤシ→モルドバとの国境にある

衛生写真に変えてみよう。そして、それぞれの主要都市をわかりやすく赤丸で示した。

つまり、ルーマニアを制すると、一つの国だけで、ハンガリーやセルビア側だったり、黒海都市であったり、首都のブカレスト(ブルガリア側)であったり、モルドバの国境であったり、いろんな都市でノマドできることになる。

ある意味、ノマド天国。

私からすると、コンスタンツァはルーマニアで一番自由なイメージ(首都から距離があり、港があるため)、ブカレストはブルガリアやトルコから守るためにそこに首都を置いた感じのイメージ。

そして、クルジュ=ナポカ。ここが唯一、ルーマニアのど真ん中というか、山に囲まれているので、一番ルーマニア人というアイデンティティが強そうに思える。

あくまで今後、ルーマニアに行って調査したときに、その違いをまたブログでまとめたい。ちなみに、この中でも、私は黒海のコンスタンツァ周辺か、トランシルヴァニアのティミショアラ、クルジュ=ナポカあたりでノマドしたいと考えている。

ブカレストのような首都、また大都市には興味がない。




⑤ルーマニアの都市は安全?

※写真は、クルジュ=ナポカ

私は数ヶ月単位で部屋を借りるなら、やはり夜でも少し散歩できる環境がいい。そうなったとき、ルーマニアは日本人にはあまり知られていないものの、下手にフランスやイギリスの大都市に住むよりも安全なのではないか?と思っている。事実、以下のランキングをみても、先進国の多くの大都市は安全ではないことがわかる。

Safety Index by City2021

むしろここで気づいたのが、安全な都市ランキングの上位にはなぜかルーマニアの都市が多いということ。

2012年にルーマニア邦人女子大生殺人事件(女性側がついて行ってしまった落ち度もあるらしい=空港に到着後、タクシーを探してあげると言われその男がついてきたのだとか。→見知らぬ人との同行は断固として拒否しましょう!)があったので、日本人からすればルーマニアは危ないイメージもあるかもしれないけれども、英語圏での情報によると、そうではないようなのである。

このランキングは観光目線というよりも生活目線での治安をランキング化しているものなのだけど、例えばクリーンで安全なイメージのあるシンガポールは119位。東京は34位(さすがである)。そして、シンガポールよりも安全なルーマニアの都市は5つもあげられていて、それぞれ、こんな感じである。

19位 クルジュ=ナポカ

40位  ティミショアラ

52位 ブラショヴ

73位 ブカレスト(首都)

85位 ラシ

19位のクルジュ=ナポカは、34位の東京よりも、安全である。ここは興味深い。

やはりこの安全な理由が気になる。

ウクライナに2ヶ月いた時もウクライナ全体でどこの都市が一番安全か?調べていると、ルーマニアとカルパティア山脈で隔てられているチェルニウツィあたりだった。これは何か、この土地の人たちの文化?に関係しているのかもしれない。

とはいっても野良犬も多いのでここは注意が必要とのこと。

さて、以下、借りられる部屋を比較していこう。




⑤ノマド情報、Airbnbを借りた場合の1ヶ月の家賃(光熱費込)

海外のサイトでは、ルーマニアでノマドをするなら以下の順番におすすめということが書かれていた。どの都市もwifiの速度は34Mbps、1ヶ月あたり15万円ほどがあれば自由に暮らせる(実際はこの半分くらいで行けると思う)。という感じ。

ティミショアラ

クルジュ=ナポカ

ブラショヴ

ブカレスト

コンスタンツァ

https://nomadlist.com/romania

とはいっても、15万円という価格は一番最大に見積もった場合だろう。Airbnbをみていても、5万円のいい感じの部屋はルーマニアには沢山あるし、食費は3万円くらいだと考えると、10万円は超えないだろう。ましてやもっと切り詰められる人であれば、6万円くらいで行けるのでは?

私の場合、黒海の都市コンスタンツァで部屋を借りるのならこういう部屋がいい。海をバックに動画撮影もしたいので・・

コンスタンツァは、Airbnbでもお部屋が結構揃っていて、ヨーロッパ中から観光客が海に遊びに来るイメージがある。

コンスタンツァ北部には「Nomad Beach」という名のビーチもあったり。→ノマドを誘致しているのかしら?ま、ルーマニアはノマドビザもあるくらいなので、ヨーロッパの所得の高い国からノマドを沢山呼び込みたいのだろう。

Romania Launches Digital Nomad Visa

で話は戻って、上記の写真のような私が狙っている部屋は、ハイシーズンになると15万円くらいにもなるが、冬だと案外7万円くらいで借りれる場合もあるので、私はコンスタンツァなど海を眺められるアパートは、冬にいこうと思っている。

そしてやはり青々とした山や、動物などと触れ合えるトランシルヴァニアは、春〜夏にかけてハイシーズンになると高くなるけれども、やはりその時期に行きたいね。ティミショアラから北に40kmくらいにあるアルド(20万人程度)という街で、上記のスクショのお部屋はセール時期(冬など)で、3万円くらい(1ヶ月)。

なので部屋を選ばなければ、安くノマドできる。

いずれにしても、今回ずっと記事化しようとしていたけれどもまとめきれていなかったルーマニアの情報を吐き出せたので、スッキリした。また情報が何か入れば記事に追記していくことにする。

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_cities_and_towns_in_Romania




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