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北欧の言語(オランダ語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語、アイスランド語)を勉強するメリット、需要、重要性

2017年3月23日

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北欧の言語(オランダ語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語、アイスランド語)を勉強するメリット、需要、重要性

2017年3月23日

この記事では、もともと6つに分かれていた北欧の言語のメリットについての記事を統合してみました。どれもよく読まれていたので、統合することで、北欧のレア言語を学ぶ上で比較しやすいように1ページにまとめたのです。

グーグルトレンドなどから私が調べた結果、北欧のレア言語の中で、日本人が関心のある言語は、以下の順になるようです。

・オランダ語
・スウェーデン語
・デンマーク語
・ノルウェー語
・アイスランド語

この順番に従って、記事を統合していきます。近々、TOC などですぐに飛べるようにする予定…。

とても長い記事なので、学びたい外国語の部分だけお読みいただくことをおすすめします。

 

オランダ語を勉強するメリット、需要、重要性

オランダは英語が話せる人の多い国ランキングでも上位に挙がってくるほど、英語を話せる人が多い国です。それゆえ、オランダに行く日本人も基本的に英語だけ勉強していけばよいと考える傾向にあると思います。

このオランダという国は、ただ英語が上手というだけではなく、おもしろいことに、90%以上の人たちが英語を操ることができると言われていて、イギリスが海の向こう岸にあるので当然とも言えますが…。

ちなみに、なぜオランダで英語が上手な人が多い?それは、オランダ語自体が、英語とドイツ語の中間の言語と言われているからです。つまり、英語に一番近い外国語とも言える。なので、オランダ人にとってみると、英語もドイツ語もそれほど難しい言語ではないということになります。

ちなみに、英語・オランダ語・ドイツ語は、ここまで共通している。
インド・ヨーロッパ語族→ゲルマン語派→西ゲルマン語群
https://en.wikipedia.org/wiki/West_Germanic_languages

けれども、やはりオランダ人同士ではオランダ語を話します。オランダ語といえば、福澤諭吉さんを思い出す方も多いと思うのですが、実はオランダの南方にに位置するベルギーの人口のおよそ13%は、オランダ語のネイティブであり、

https://en.wikipedia.org/wiki/Languages_of_Belgium

また下の地図が示すように、スリナムという南米の旧オランダ植民地でも、このオランダ語は、現在も使われています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Suriname

オランダ語は一般の人が思っているヨーロッパの小さい国で話されている言語という先入観は捨てて、二大陸で使われている言語と覚えておけばいいかもしれません。

①生活水準が日本の平均より高く進んでる 

(この地図はオラン語圏の地図です)

一番関心のあるところかもしれませんが、生活水準は日本よりもむしろオランダのほうが高いと言われています。

1人当たりのGDPでいうと、単純な計算で、日本の平均年収が410万円だとすると、オランダは510万円と、日本人の平均よりも100万円高い。ちなみに、480万円のドイツよりも上。(1ドル100円というふうに計算しています)

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_GDP_(PPP)_per_capita

②二千万人、九州を国際化し豊かにした感じ 

人口は1600人ほどです。関東に住んでいる人からすれば少なく思えるかもしれませんが、これくらいが国家として普通の人口だと私は思っています。九州の人口が1300人くらいなので、それより少し多くなった感じですね。

また九州と違うのは、多くの国に囲まれているので人の流入が激しいことではないでしょうか。南はベルギー、ルクセンブルグ、フランス、海をちょっと超えるだけでイギリス。また右には大国、ドイツがある。オランダ人はドイツに移住する人も多いそうで、ドイツとオランダを一つの圏とみなす人もいるほどです。

③極めるとニーズが高い言語 

どんな言語もそうですが、極めるとかなり重宝される存在になれます。 オランダ語は英語に近く入りやすい言語でもあるので、お得感は強い。 日常会話程度のオランダ語をまず初めて見ることをお勧めします。

指差会話帳のようなものなら、圧力を自分にかけることなく楽しんでその言語の入り口を開いていくことができます。

④オランダには、国際的大企業が多いことは案外知られていない

以下、日本人なら聞いたことではあろう、大企業のリスト

ハイネケン 
ユニリーバ
フィリップス→ドイツ企業かと思ってました!サムスンが日本企業にみえる感じですね!
ロイヤル・ダッチ・シェル→世界を牛耳っていると噂されるロスチャイルド系企業です!
KLMオランダ航空
ランスタッド→私登録したことありますが、これってオランダ企業だったのですね…。米系かと勘違いしていました。
イケア→イケアは、スウェーデンの企業ですが、本社はオランダです。法人税が安いので、日本企業の拠点にもなっています。

こう考えると、オランダ語と韓国語の需要は、もしかしたらオランダ語のほうが強いのではないか?とも、錯覚してしまう。

⑤イギリス離脱に向けてオランダが注目される?

イギリスの離脱に向けて、オランダに日本企業も今以上に集まると言われている。もともと、 スイス人と日本人は労働許可なしで働ける国だったオランダ 。
「オランダがスイスと日本だけに最恵国待遇を与える理由」

ヨーロッパ内のほどよい人口を持つ国、またアクセスのよさ、という点から日本人の拠点としては最適な場所である。なぜなら、日本人が貿易などでかかわりたい国、イギリス、フランス、ドイツのちょうど真ん中だからということもある。つまり、オランダに拠点を置けば、うまい具合に富が集まっている場所で商売を展開できるということになる。

⑥北海道よりも狭い土地に、北海道の3倍の人口

オランダがなぜ重要な場所であるか?というのは、この記事を読んでいても分かったのでは?と思います。オランダの港はヨーロッパでとても重要な場所となっているのをご存知ですか?つまり、上海やシンガポールのようにヨーロッパでも重要な港と言われているのがオランダにある港です。またオランダのハーグには、 国際司法裁判所などもある。

小さい国のように思えて、かなり重要な機能を担っている。

⑦オランダの王室と日本の皇室との繋がり

経済云々よりも重要なことが、歴史を通して日本と長い間、交流をしてきた国という点です。実際に皇室とオランダの王室には深いつながりがあり、今も継続中。

雅子さまが静養にオランダに行かれるっていうこともあるくらい、とても仲良しなオランダという国。

オランダはインドネシアを植民地にしていましたよね?で、日本はインドネシア軍に支援してオランダ軍を追い出すことに協力したり、インドネシアの独立に深くかかわったので、戦後オランダでは天皇陛下の来日の際に、メディアを中心にバッシングがありました。また、昭和天皇は卵を投げつけられたりしたこともあったそうです。

オランダの女王陛下が来日を試みたが、日本側の反対で中止に。ということも。

けれども、天皇皇后両陛下は、きちんとお辞儀したり、オランダ人に対する敬意を表したため、その後オランダ人の皇室に対する態度は一気に好感度UPし、両国の関係がより一層近くなったように思います。(これほどの歴史があったとは知らなかった・・)

 

スウェーデン語を勉強するメリット、需要、重要性



スウェーデン語と聞いて、シックリくる方も少ないとは思いますが、スウェーデン語は、北欧の中枢スウェーデンで使われている言葉。


しかも、この国の平均収入は日本よりも高く、幸福度も高いと言われています。おまけに税金は高いですが、医療費、や大学が無料、そのため老後の心配がなく、きちんとした教育を受けて社会に出ることができる。


https://en.wikipedia.org/wiki/Healthcare_in_Sweden

コンピューター産業やファッション産業も盛んで、そこそこ人口もいる国。(日本にいると、案外こういう自分より豊かな生活をしている国に目がいなかないような気がする・・)

そもそも、日本ではメディアの洗脳によって、

日本とアメリカが世界の中心と今まで植え付けられてきてきましたよね。

そんなのは、20年も30年も前の話。

イギリスが欧州から離脱しようとも、その欧州の中にはいろいろな国があり、EUを一つでくくることは難しい。

このように地図を俯瞰してみると、北欧のど真ん中に位置し、過去に隣国をも植民地化したくらいの力を持つ。




日本で、スウェーデンという国のイメージはどんなものだろうか?

ヨーロッパと言えば、フランス、ドイツ、イタリアくらいしか思い浮かばないのではないだろうか?

地図を見てもらうとわかりやすいと思いますが、スウェーデンはドイツの北部にある、そこそこの大国。というのも、人口は1000万人いるかいないかですが、一人当たりの収入が高いため、ヨーロッパ人からみても、魅力的な国に映るようです。

例えば人口2300万人以上いる台湾のGDP(国内総生産)と、900万人ちょっとしかいないスウェーデンのGDPは同じです。

ご存知のように台湾という国は、韓国と同じように先進国に分類されています。

また中国大陸からも、台湾に行きたい人が多いほど、魅力的な国でもあるのですが、それでも、スウェーデンの一人当たりの収入は台湾人の二倍ということなのです。

これは、日本に住んでいるとわからないと思うのですが、日本人一人当たりの収入もスウェーデン人よりも、全然低いということが分かってくると思います。

そんな大国のレアな言語を習得してみるのも、今後の将来に役立つかもしれません。

以下、スウェーデン語を学ぶとどんなメリットがあるのか?書かせていただきます!

① スウェーデンが北欧の中心であること

スウェーデンは、所得が高いことでも有名、スウェーデン中心都市ストックホルムは、まさに北欧のパリです。つまり、北欧の中心部なのです。

フランス人いわく、北欧は、先をいっている。らしいです。

以前、フランス人女性とこんな話をしたことがありました。”日本が韓国を下に見ているのと同様に、フランス人もイタリアやスペインを下に見ているの?”

彼女は、”うん、その通りよ?”
”じゃ、ドイツも?”
”いや、ドイツは下に見れないわね。”
”じゃ、北欧は?”
”北欧はフランスの遥か先に行っている感じだわ。”

つまり、簡単に言うと、ヨーロッパの中心地がパリなら、
ヨーロッパの中でも、北部に位置するスカンジナビア、つまり北欧の中心都市はストックホルムと言える。そのストックホルムで誰もが話す言葉は?

やはり、スウェーデン語である。

②スウェーデンは、フランスよりも国家ブランド力が上

①日本
②スイス
③ドイツ
④スウェーデン
⑤カナダ

Reference Site
http://www.futurebrand.com/uploads/CBI-14_15-LR.pdf

どの国の名前を聞いても、嫌な感じがしませんよね?特にスイスとかドイツって、なんだか信用ができそうなイメージがあります。この、なんとなく植え付けられているようなイメージ。これって結構大事なんです。

日本も戦前の歴史や、戦後の行いで世界から高く評価され1位に選ばれているわけですが、スウェーデンも、やはり努力して、国家ブランド力を高めてきました。

それは、まさにフランスやイタリア、オランダよりも格段に上。

フランス語が話せる!っていうのは、確かにイメージとしてはカッコいいのですが、スウェーデン語はその先を行っている人が話す言葉!

と言う風に私は解釈しています(笑)

 

③北欧(スカンジナビア)の言語は、大きく分けて5つに分けることができる

スウェーデン語=956万人
ノルウェー語=510万人
フィンランド語=532万人
デンマーク語=570万人
⑤アイスランド語=30万人

と、合計2500万人くらいいます。日本人は、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語などの言語に走りがちですが、どうでしょう?こういう、所得が高いレアな国の言語を学ぶのも一つの選択肢としては?これらの国の人たちと現地の言葉で交流できる数少ない日本人になれることはとても、素晴らしいことだと思います。

ちなみに、スウェーデンの人口は、900万人ですが、人口6717万人のタイ王国と同じくらいのGDPがあり、それなりにもスウェーデン語を使えるとメリットはあると思います。例えば、翻訳案件なんかも、レアかもしれませんが、その分翻訳単価が高いということは有名な話です。なにせ、日本と物価が全然違うのですから。

これら北欧の国では、断然スウェーデン語を話す人のほうが多いというのも、私がスウェーデン語をお勧めする理由です。

ちなみに、フィンランドの公用語に、一応スウェーデン語も入っています(笑)

④スウェーデン人の生き方が、日本人より進んでいる!

日本人の大好きな、消費型のライフスタイルとは違い、ヨーロッパ人はとにかく自然の中で遊ぶことを好むと言われています。

特に北欧に位置するスウェーデンも、アウトドアが好きで、山小屋で過ごしたり、冬の寒い日は、スキーなどを楽しみ、その土地特有の気候を楽しみながら、また自然を残しながら、自然とともに生きていくといった、本来日本にもあった文化が強く根付いていると言われています。

最近の日本では都会に住む人は特に、そのような遊び方を忘れているかもしれませんね。(個人的に北海道とスウェーデン人は似た者同士かも?)

日本とは違った意味で、先を行っている。それが、スウェーデンの国家ブランド力にも表れているのではないでしょうか?

つまり、東京とは逆で、日本人が注目しない点で先をいっている国。けれども、くれぐれも上のような魔性の女には気をつけてくださいね・・( ´艸`)

やっぱりスウェーデンという、教育や福祉のレベルが高い国でも、魔性の女は存在するものです。(笑)


⑤スウェーデン企業が熱い!将来の日本企業のモデルになる!

スカンジナビア航空、イケア、Englishtown、H&M、スウェーデン宇宙公社、エリクソンなど、結構、日本人ってスウェーデンのお世話になっています。

たとえば、洋服のH&Mには、かなりお世話になっているのではないでしょうか?最近では、イケア/パートタイマーを廃止、雇用形態を社員に原則一本化という話題もありました。

つまり、日本企業のように、ただ労働者から搾取するのではなく、パートタイマーなどを積極的に社員化して、社員にたくさん賃金を払うことで、会社全体の士気を高めたり、会社をよりよくしていこうという考え方のある国がスウェーデンなのです。

日本の、ただ上層部がたくさん持って行って、労働者には少ししか分け与えない気質とは大違いですよね。

今後、スウェーデンのような良心的な会社モデルは、世界中に広まっていくでしょう。

ちなみに、もちろんスウェーデン人は英語がとても堪能なので英語を覚えてスウェーデンに行ってもいいかもしれませんが、やはりスウェーデン語を知っているのと知らないのとでは、現地の方たちからの印象も違ってくると思います。

⑥最低時給が2050円


ここに張り付けていた、LiLiCo さんのスウェーデン語と思われる動画→削除されている…

スウェーデンは物価が高い、そして税金がものすごく高い国として有名ですが、その分、日本とは比べ物にならないほど、お給料も高いのです。

たとえば、スイスでのマクドナルドの1時間の時給が2000円くらいというお話はとても有名ですが、

スウェーデンも、負けていません。(笑)

http://www.tradingeconomics.com/sweden/wages

こちらの記事によると、スウェーデンの最低時給は2050円。。なんと、北海道の600円台の三倍ほど?

ある英語の記事で、アメリカにあるIKEAの従業員が、なぜスウェーデンにあるIKEAの時給はあんなに高いのに、アメリカではこんなに時給が安いんだ!?と嘆く記事も・・

2050円は最低時給ですから、例えば日本で時給2000円の仕事は、4500円くらいという計算だと思います。

⑦スウェーデン語10フレーズ

1 Hej! 英語のヘイ!と同じです。英語に似てる!?
2 Hej då! バイバイの意味
3 Tack! サンキューの意味です。サンクスとほとんど同じ綴り!
4 Fika コーヒーの意味だそうです。フィカ?
5 Kanelbulle シナモンパン(スウェーデンでは定番なのかしら?)
6 Korv ソーセージ。やっぱりドイツの北に位置する国ですね。。
7 Ursäkta すみません。
8 Systembolaget
アルコールを置いているお店(やぱり寒いからアルコール必要!?)
9   jag älskar dig?   愛ちてるよ?
10  Jag älskar Sverige! スウェーデンが大好き!♥

 

(画像をクリックするとアマゾンで評価がご覧になれます)

まとめ。

ということを考えると、英語の次に学ぶ言語として、ドイツ語やフランス語より、人と違った北欧言語を学ぶことは価値があるはずだ。その中でも、話者人口が一番多いスウェーデン語は今後熱くなることはないとは思いますが、つまり、そのレアな言語というところがねらい目。

結局は、その土地の人が好きか?などにもよってきますが!けれども、タイ語やインドネシア語を学ぶよりも、スウェーデン語を学んで、スウェーデンなどの考え方を学んでみるのも、いいかもしれません。(笑)

また、スウェーデン人のイケメンとスウェーデン語を勉強したい方は、以下の動画を見るといいかもしれません。結構、日本人好みのイケメンが日本語でスウェーデン語を教えている動画です。

自己紹介!日本語でスウェーデン語レッスン!#1

レファレンス
http://blogs.sweden.se/students/2012/03/31/the-most-useful-swedish-words/

 

 

デンマーク語を勉強するメリット、需要、重要性



デンマークという国の存在を知っている人はあまりいないように思う。国の名前自体は知っていても、どこにあるのか?ということを知っている人は少ないのではないか?

この記事ではデンマーク語ってどんな言語?ということと、地理的な優位性について語っちゃいたいと思います♩

①デンマークって実は面積がヨーロッパよりも大きい

デンマークについて真剣に考えたことのない人にはちょっとわからない視点なのですが、デンマークってヨーロッパの中ではほんのちっちゃな国のようにも思えるのですが、地球上に所有している面積の大きさは、かなり大きい。

多くの人はグリーンランドは国と思っているかもしれませんが、グリーンランドの国家元首は、デンマークの、マルグレーテ2世です。

またグリーンランドには、イヌイットがたくさん住んでいて、このイヌイットが日本人にそっくりだというのは、かなり有名な話。私も以前記事を作ったことがあります。

「なぜ、グリーンランドの【イヌイット】は日本人に似ているのか?」

②デンマーク語ってどんな言語?

発音が英語に似ていると思われた方も多いのでは?発音というよりも、イントネーションパターンが、やはり英語と同じストレス・タイミングです。

それにしても、こういうデンマークの、スッピンな感じが受け入れられている社会って好きですね。なんか進んでいる感じ。

デンマークでは、ヒュッゲという考え方が流行っていて、こういうのが今イギリスで流行中なので、イギリス人からしてもデンマークは一方先を行っている国に映るのではないか?と私は思います。
「デンマーク発の【ヒュッゲ】が世界中で流行している理由」

デンマークなどの北欧で流行する考え方というのは、数年後、アメリカを経由して日本にやってくる。これがいつものパターンではないでしょうか?

その意味でも、デンマークやその周辺の国々では、最先端の考え方が学べると思う。

③そもそも、デンマーク語に、どんなメリットがある?

私がデンマーク語と考えるとき、やはりグリーンランドの存在は欠かせない。というのも、グリーンランドはデンマークの領土ですし、デンマーク自体、スウェーデンとドイツに挟まれた地理的にも優位性のある国。

デンマークってどこ?って聞かれたとき、一番暗記しやすい方法として、青森だよ?ということです。青森は本州と北海道の間にある、いわば橋渡し的な偉いですが、デンマークも、欧州とスカンジナビア(北欧)を結ぶ、いわば橋のような場所です。

なので、ドイツからの影響もうけているし、北欧からの影響もうけている。

言語を学びたい人には、翻訳レベルまで行きたい人と、ただ日常会話程度話せるようになりたい人、または挨拶の言葉を覚えてちょっと交流したい人に分かれると思うのですが、私は簡単な挨拶のフレーズを覚えたいくらいかな。

デンマークには日本語が話せる人はほとんどいないと思うので、そういう意味でも、デンマーク語の挨拶程度簡単にできる!というだけでも、つながりを作りやすくなると思います。

 

ノルウェー語を勉強するメリット、需要、重要性



ノルウェーと聞くと、まず誰もが思い浮かぶのが村上春樹のノルウェーの森ではないか?(笑)そんなノルウェーはフランスやドイツのように欧州連合つまりEUの加盟国ではない。つまりそんな連合に入らなくても、俺たちは自分たちでやってけるぜぃ。みたいな人たちがノルウェーなのです。これはスイスも同じ。

つまり、ノルウェーやスイスは一人当たりのGDP、つまり収入が高く、資源や金融で安定した経済を保てているので、欧州連合に入って色々とお金を出させられるのを嫌がっているのではないか?という私のような素人な意見ですが…。

で、ノルウェーってイギリスのほうにあると言ったほうが、分かりやすいかもしれません。この国では、もちろんノルウェー語を話す。けれどもノルウェー人は英語が上手なので外国人がノルウェーに行っても、英語で話すことのほうが多いだろう。

しかし、英語で話しかける人が多い中、日本人がいきなりノルウェー人にノルウェー語で話しかけたら、彼らからとったら、日本に数少ないノルウェー語を話せる人を見つけた!ということになる。つまり、ノルウェーが本当に好きな人の場合、やはり現地のノルウェー語を勉強したほうがいいのです。

この記事では、ノルウェー語のメリットや需要・重要性などを書いていきたいと思います。

①オスロにCBDが誕生

ノルウェーと聞くと、ド田舎なんだべ?と思われがちですが、オスロという程よい都市があり、そこにはフィヨルド・シティというプロジェクトが進行中、この写真はまさにそのフィヨルド・シティです。フィヨルドシティとは、ノルウェーの首都オスロに開発中の丸の内地区のような機能を持つ地区です。

つまり、この何もなさそうなイメージのノルウェーにも、シンガポールみたいに高層ビルが乱立するようなCBD(中心業務地区)が完成しつつある。

ド田舎よりは、札幌の中心部!くらいに程よい街があったほうがいいに決まっている。そういう意味でも、別にノルウェーを敬遠する必要はない。むしろ、日本人が知らないオスロという程よい都会で、知的なノルウェー人と交流するのも、生き方としてはいいかもしれない。

北欧で一番の都会と言えば、スウェーデンのストックホルムですが、スウェーデンのほうはフランスのパリのような派手さがある一方、オスロのほうはドイツのように、もっとシンプルと言われているので、そういう感じが好きな人には向いているのかもしれません!


②ノルウェー語は実は英語にそっくり?

発音を聞かなければ、なんだか英語を聴いているような感じもする言語。あきらかにフランス語とかスペイン語とかとはリズム感が違う。なぜかはわかりますか?

それは、まず言語系統が英語に近いのです。

フランス語・スペイン語・イタリア語の場合、言語系統をたどっていくと、これらの言語はどれも、インド・ヨーロッパ語族>ロマンス諸語となるのですが、ノルウェー語の場合、インド・ヨーロッパ語族>ゲルマン語派となり、ノルウェー語、ドイツ語、英語、オランダ語、スウェーデン語など、いわゆる北ヨーロッパの言語は、すべてゲルマン語派になります。

ここで覚えてほしいのが英語もゲルマン語派ということです。ゲルマンを英語にすると、 German になりますよね?つまり、英語はドイツ語に近いということです。

なので、ドイツ語・英語・ノルウェー語は密接に関係しています。

またスペイン語・フランス語・イタリア語などは、シラブルタイミングという発音法なのに対して、英語・ノルウェー語はストレスタイミングとなり、アクセント重視型の言語となります。なので、ノルウェー人からすると英語はとても簡単なのです。

余談ですが、ノルウェーと同じスカンジナビアの国、つまり北欧の国には、フィンランドと言う国もありますが、ちょうどこの地図の左上の青くなっている部分。

この国とハンガリーという国はちょっと特別で、ヨーロッパでありながら、

インド・ヨーロッパ語族

とはかけなはれた言語を使っています。その名も、ウラル語族

インドのヒンディー語やイランのペルシア語でさえ、インド・ヨーロッパ語族
なのに、ヨーロッパに位置するフィンランドとハンガリーの言語は、ウラル語族なのです。あら、ちょっと脱線しすぎちゃいましたね‥。

③白人・金髪だけではなく、人種が多様化している?

ノルウェーと聞くと、金髪しかいないんじゃないの?とか思われるのですが、実はノルウェーも移民を受け入れていて、結構人種が多様化しているので、日本人が行っても別にすっごく浮くわけではないと思います。その分、ノルウェー人のみならず他の国籍出身の人とも交流でき、楽しい交友関係を構築できると思います。

外国籍の人口をランキング化するとこうなります。
01.ポーランド=10万人
02.リトアニア=4万人
03.ソマリア=4万人
04.スウェーデン=3万人
05.パキスタン=3万人

06.イラク=3万人
07.ドイツ=2万人
08.エリトリア=2万人
09.フィリピン=2万人
10.ベトナム=2万人

11.シリア=2万人
12.デンマーク=2万人
13.イラン=2万人
14.ロシア=2万人
15.アフガニスタン=1万人

となっている。

つまり、私の大好きなアラビア語話者が、5万人もいる…。また人口が500万人くらいなのにもかかわらず、国籍が多様だ。日本人がノルウェーに住むと、ベトナム人とか同じ東洋の人たちが寄ってくるのではないか?(笑)

Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/Demographics_of_Norway

④とにかく人間の質を求めている人にオススメしたい言語

ノルウェーは面白い。なんだろう、よくスウェーデンとも比較されると思うのですが、ヨーロッパ人が言うには、スウェーデンにはもっと派手さがあるけれども、ノルウェーはそれがない感じ。もっとわかりやすく言うなら、北欧のフランスがスウェーデンで北欧のドイツがノルウェーかも知れない。

人間の幸福度も世界レベルで上位の国であり、また国民の所得も高いので、ノルウェー人からすると、なんで日本人の給料そんな低いの?っていう話になるそうです。

日本ではノルウェーのことはあまり知られていませんが、そういう国に敢えて行き、日本人と全く違った感覚を持ちながらも、考え方や金銭面でも豊かなノルウェー人と関わることで、新しいアイデアに繋がっていくと思います。

褒めすぎるとすれば、ドイツを縮小したような国でしょうか?(笑)

 

⑤日本の皇室ともつながりが深い

大変貴重な動画です。天皇皇后両陛下とノルウェー王室との交流がこれほど長いということが分かる動画。こういう動画ってあまり再生されていなくて、まさに私が宝を取り出してきた感じです。(笑)

⑥食事が健康的。平均寿命が高い!

なので、ノルウェー料理をみても基本的に海産物が多いようにも思える。同じ捕鯨文化ですし、日本に通ずるところがあるのかも。やはり魚が関係?

また、ロシアから離れていているので、フィンランドよりはちょっとした安全感があるかもしれない。

⑦領土が実は南半球にもあるって知ってた?

ノルウェーって北欧の国だけれども、北極とか南極の近くに一応領土を持っている。彼らからすると、俺らは北極にも南極の近くにも領土あるんだぜーという感じになります。

日本よりはるかに領土が広い。

 

⑧女性平等の国で、堂々の世界ナンバーワン

これは、直接、ノルウェーを訪れることで、勉強する価値があるかもしれない。やはり、日本にないものを持っているもので、将来日本にも導入できそうな価値観がある国に行くことは、言語のみならず、新しいものを吸収する行動としてとても自分自身の経験にプラスになりますよね。ノルウェーでの常識はどのようなものなのか?また日本との違いは何なのか?ということを生活の中で考えることで、将来日本にとって変革者の立場になるということもあり得ます。

⑨簡単なノルウェー語をご紹介♩

ノルウェー語って英語では、
Norwegian [nɔːrˈwiːdʒən] ノーウィージョン といいます。下線部を引いた発音が、地域の意味を表す、 region [ˈridʒən]   リージョンにかなり似ています。

ノルウェー語なんて英語で表現することは滅多にないと思いますが、この発音パターンは覚えておいて損はないです。

以下、URLからのものになるのですが、いつでもこの記事を見たときに、ノルウェー語も学べるように書かせていただきます。
こんにちは → God dag (グダーグ)
おはよう → God morgen (グモーン)
こんばんは → God kveld (グクヴェル)
おやすみなさい → God natt (グナット)
お元気ですか → Hvordan har du det? (ヴルダン ハール ドゥ デ?)
元気です → Fint, takk (フィン タック)
はい → Ja (ヤー)
いいえ → Nei (ナイ)
日本 → Japan (ヤーパン)
ノルウェー → Norge (ノルゲ)
私の名前はリョウコです → Jeg heter Ryoko (ヤイ ヘーテル リョウコ)
私は日本からきました → Jeg er fra Japan (ヤイ アル フラ ヤーパン)
さようなら → Ha det (ハーデ)
ありがとう → Takk (タック)
はい、ありがとう → Ja, takk (ヤー タック)
いいえ、けっこうです → Nei, takk (ナイ タック)
ごちそうさま → Takk for maten (タック フォ マーテン)
どうぞ → Vaer saa god (ヴァッショグ)
乾杯! → Skaal (スコール)
メリークリスマス → God jul (グ ユール)
あけましておめでとう → Godt nytt år (ゴット ニット オール)
ようこそ → Velkommen (ヴェルコンメン)
また会いましょう → Vi ses (ヴィーセース)
Reference Site
https://www.norway.no/ja/japan

 

アイスランド語を勉強するメリット、需要、重要性



かつて私がソニーで働いていたとき一緒に翻訳をしていた男子が、アイスランド語を勉強していると言っていて驚いたことがある。何が人々をアイスランドに惹きつけるのか?私にとっては、遠い孤島(ことう)とか、温泉が出ている島、またはアメリカとイギリスのど真ん中にあるという点から、時差の関係で、アメリカのコールセンターがアイスランドで活躍しているというような情報くらいだ。

この記事ではアイスランド語について触れてみるとともに、アイスランド語を勉強するメリット、需要、重要性などを探ってみたいと思う。

アイスランドといえば、人口33万人と、かなり少ない。これは北海道第二の都市、旭川の人口34万人と同じくらいです。

またアイスランドの面積は、103,000km2と、北海道の 83,423.82km² と同等規模ながらも、アイスランドのほうが若干広い。

これでイメージできるでしょう。北海道がちょっと大きくなったような島に、旭川の人口34万人くらいしかいない。という大自然豊かな国となる。

そんなアイスランドは簡単に言うとイギリスの真上にある。真上ってほどでもなく、結構離れていて、しかも北欧が超寒いエリアだと言われているのに、そのもっと上にある。(北欧の都市はほとんどスカンジナビア半島の南部にある)

しかもEU連合にも加盟していなく、ユーロも使っていないという国。かなり孤立しているようにも見える。なんていったって地理的にヨーロッパでありながらも、フランスなどからかなり遠い。むしろアフリカ北部のモロッコやナイジェリアのほうがヨーロッパと言えそうですね…。

アイスランド語ってどんな言語?

アイスランド語の歴史は、ヴァイキングの一派であるノース人(及びブリテン島やアイルランドのケルト人)がアイスランドに初上陸し、その後定住し始めた874年に始まる。当時のノース人は北ゲルマン語の1つである古ノルド語の西方言(古西ノルド語)を話しており、これが言語の歴史的変化によって古アイスランド語、そして現代アイスランド語と呼ばれるものへと変化していったものである。

とウィキペディアに書かれている。また言語系統をあらわしてみると、

インド・ヨーロッパ語族→ゲルマン語派→北ゲルマン語群→アイスランド語
インド・ヨーロッパ語族→ゲルマン語派→西ゲルマン語群→ドイツ語

主要外国語の中で一番近い言語はドイツ語と言える。

また、アイスランド語は9世紀にノルウェーから移住したヴァイキングがもたらしたものであり、他の北ゲルマン語(デンマーク語・ノルウェー語・スウェーデン語)の中ではノルウェー語と一番近い。

となっている。

確かに調べてみると、
インド・ヨーロッパ語族→ゲルマン語派→北ゲルマン語群→ノルウェー語

となっており、ノルウェー語ができる人はアイスランド語も理解しやすいと言えるかもしれない。

アイスランド語を勉強するメリットとは?


https://www.pinterest.jp/pin/265571709255574769/

私が思うに、アイスランド語を勉強するには仕事に役立つとか、そういう意味ではなく、人生を豊かにするためのメリットがあるのではないか?と考えます。

もちろん、どの言語においてもどこまで学習するというのは人それぞれ違いますが、私の場合、アイスランド語で簡単な挨拶が言えるところを目指していきたいと思う。なぜか?

正直アイスランド語なんてどうでもいい。

けれども私はそこに住んでいる人に現地の人たちの言葉で話しかけてみたいし、また北海道と同じくらいの島にも行ってみたい。

私は北海道出身だからアイスランドの気候は肌に合っていると思う。と言いたいところだが、北海道よりもはるかに寒い。しかも、一年中寒い日のほうが多いアイスランドに1年以上住もうなんていう考えもない。

そこにどんな人が住んでいてどんな生活をしているのか肌で感じたいだけ。

この言語を挨拶程度できることで、また私のテリトリーが一つ増えた。そんな気分になれるだろう。

人のしていないことをする重要さ



人がしていないことを敢えてすることで、そこから学ぶことも大きく、また普段で会わないような出会いに遭遇すると思う。実際に私はアラビア語という日本人が学びたがらない言語を勉強したことで、かなりいろいろなものを得た気がする。

ここで強調したいのは、やはり人が集まるところには競争がある。けれども人がしていないことをすることで、競争にもならなく、しかもある意味、独り占めすることができる。

それは、みんなが英語を一生懸命勉強している間に、スウェーデン語を一生懸命頑張った人がそれなりの単価の高い翻訳業に行くようなものかもしれない。

また上にも書きましたが、人がしていないことをしていると、普段みえていなかったものに気づくと思います。多くの人が同じ方向を向いている中で、あえて自分は違う道を行く。すると、その道の先にはまた新しい人たちがいる。というように。

こんなことを書いていたらパレートの法則というのを思い出した。これは、80:20の法則とも言われ、簡単に言うと、

・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。

つまり、これは語学にも言えるのかもしれない。80%の人たちが英語を一生懸命勉強していて20%の人たちが違う外国語を一生懸命勉強していた場合、多くの人が学ばない英語以外の外国語でプロになったほうが、人生で多くのものを得られるのではないか?と考えるのです。多くのものというよりも、質の良いさまざまなものが降りかかってくる。

別にアイスランド語をプロレベルに勉強すればいいということではなく、ただ簡単なフレーズなどを学んでみることでアイスランド人の友達をオンラインで見つけたり、普段日本で誰もしていないことをしてみるというのは、やる価値があることだと思う。そんな気がするのです。

以下、アイスランドのホームページに、日本人の若者のブログが掲載されていました。
https://guidetoiceland.is/ja/connect-with-locals/akira

以下、外国人がアイスランドに惹かれる理由を書いていきます。

アイスランドのペニス博物館が人を惹きつける理由


Iceland and the Phallological Museum →動画

アイスランドのイメージとはちょっと変わってしまいますが、アイスランドは人口が少ないこともあり、ユニークなものを作る取り組みをしています。特にこの博物館は、誰もが発想しないような、そういうアイデアから生まれ、この博物館に来るためにアイスランドを訪れている人もいるそうです。

その名が、アイスランドのペニス博物館。英語での正式名は、Icelandic Phallological Museum 実は英語には、どこにもペニスという単語は入っていないのですが、これを日本語に訳すと、アイスランドペニス博物館となるのですよね。

で、もっと具体的に説明すると、このアイスランドの首都レイキャビクにあるペニス博物館は、もちろん人間のペニスだけでなく、あらゆる自然界のペニスを集めた博物館なのです。

少し下品にも思えるかもしれませんが、このような博物館は世界にもほとんどなく、こういうユニークなものが世界中から人を惹きつける要素になっているのも事実です。

「欧米人が、東京やドバイよりも天国のアイスランドに強く惹かれる理由【海外の反応】」

この動画のコメントを見ると、斬新的なアイデア。というものがありました。今の日本人にみつからない発想がこの人口33万人しかいない国にはあるのではないか?とも思ったりするのですよね。

そんな私もいつか、何かを探しにアイスランドに滞在しているのかも?( ´艸`)

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