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インドのチベット「ダラムシャーラー」に2週間滞在。ノマドは可能か?

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インドのチベット「ダラムシャーラー」に2週間滞在。ノマドは可能か?




 

①概要

2022年5月、インドのダラムシャーラー(チベット人居住エリア)に行ってきた。日本人の間では、ダラムサラと言われているが、実は本当の名前はダラムシャーラー。ダラムサラというエリアは別にあるので注意。この記事ではダラムシャーラーで統一することにする。

ではでは、この町についてノマド目線でざっくり書いていきたいと思う。ちなみに、以下の写真、まさにノマドやってる〜!って感じでしょう?(笑)

②行き方

ダラムシャーラーの行き方は、色々ある。バスで行く方法をとる人も多いが、私の場合は、スパイスジェットを使い、デリー空港からダラムシャーラー空港(カングラ空港)に50分で行った。非常に楽だと感じた。

インドの国内線の中でも、デリーとダラムシャーラー便はかなり割高ではあるが、お金を出すだけの価値はある。多くの国内路線が1万円以下という中、今回は片道2万円かかった。3万円ちょっと出せばキルギスに行けることを考えれば少し戸惑ったりもしたが、チベット文化を体験することには価値があると思い、今回行った次第。

飛行機が最善の移動方法だと思う理由は、デリーに帰る際、ダラムシャーラーからチャンディーガルまで5時間くらいかけていったが、入りくねった坂道を何時間も下り、船酔いすらしない私でさえ、ウエっと吐きそうになったからだ。

バスに乗って行く人はかなりの覚悟が必要。ということは言っておく。チャンディーガルあたりからダラムシャーラーへの陸路はまっすぐや平坦な道はほとんどなく、ずっとグネグネ曲がった道であり、坂道である。これは非常に辛いと思う。




③ダラムシャーラー内での移動方法

ダラムシャーラーに行く人のほとんどがマクロード・ガンジ(McLeod Ganj)に行くことになると思うのだけど、ダラムシャーラーからマクロード・ガンジはタクシーで15分ほどかかる。地理的には数キロしかなくても、狭い入りくねった坂道を渋滞の中通るので、このくらい時間がかかってしまう。また片道の相場は、安くて200、通常は300ルピー。

ぼったくっているのではない。これが普通の価格だという。

よく東南アジアにあるバイクの後に載って安く移動できるということもないので、移動は結構大変。私は2週間近くいたが、ダラムシャーラーに降りたのは2回のみ。ロープウェイは18:00くらいまでしかやっていない上、片道300ルピーもかかる。往復は割引で500ルピー。こんなので毎日移動していたら、15000ルピー(25000円以上)かかってしまう。

一緒に乗っていたインド人のカップルのうち男性側が、ロープウェイの安全性について確信していない。と固まりながら独り言を呟いていたのが印象的だった。その後、家でニュースを見ると、インドでロープウェイ事故が最近あったと知り、ゾクっとする。

いずれにしても、ダラムシャーラーとマクロード・ガンジは同じ地区なのに、そんなに何度も行ったり来たりするのは難しいということなのである。またその必要も特にない。なぜならほとんどの見どころは山上にあるからだ。

また、ロープウェイでダラムシャーラーのほうに降りてから、歩いてマクロード・ガンジまで行こうとしてみたが、坂道がきつくて途中で断念。近くのホテルのスタッフに話しかけて、タクシーを捕まえてもらった。途中から登ってもしっかり300ルピーである。

 

④ショッピングセンターや、食材調達先について

※写真はグーグルのストリートビューから

Maximus Mallは、ダラムシャーラー。で一番大きいショッピングセンター。とはいってもマクロード・ガンジからは遠いのでほとんど行くことはないと思う。ここにバス停があり、ここからデリーなどに行くバスが出ている。私はここからチャンディーガルに行ってきた。私が乗ったバスはデリー行きで、私だけがチャンディーガルで降りたのが印象的だった。

話は戻って、この建物はそこまで大きいショッピングセンターというわけではないものの、近代的な建物が少ないこのエリアではかなり目立つ。また旅行者に安心感を与える効果もあると思う。ま、そんなにこの町に長くいる外国人も珍しいのであまり縁はないと思うけど。事実私は中に入っていないし、通り過ぎただけ。

またこの町ではこの規模のショッピングモールがほとんどないため、マクロード・ガンジの中心部を徘徊して小さいスーパーマーケットらしきところで食材を調達するしかない。なので、私は自炊をせずに、ホステルで提供してる料理しか食べなかった。

ダラムシャーラーで食材調達できるようなスーパーを探そうとしたが、下の方が空気が汚い(空は雲一つないのに)、つまりインドはこんな山奥まで行っても、なぜか空気が澄んでいない、またダラムシャーラーのメインロードは車のクラクションなどがうるさく、埃っぽく、歩くのにも一苦労なので、私はマクロード・ガンジ、つまり山の上の方だけを知り尽くそうということにした。

 

⑤エリア別。大きく分けて3つある。

真ん中にある赤い丸=マクロード・ガンジ(McLeod Ganj)が観光の中心である。よくインド人の書き込みにも、マクロード・ガンジとダラムシャーラー、どちらに泊まって観光したらいいか?などと書かれているが、皆口を揃えてマクロード・ガンジである。

ダラムシャーラーはマクロード・ガンジの下にある平地で、家ばかり。観光っぽいところはないが、airbnbなどでは部屋を結構出している。普通に居住区という感じ。またマクロード・ガンジもそうだが大通りに面したところはひどく渋滞している。特に車のクラクションがうるさい。また、チベット人はマクロード・ガンジにも沢山いるが、ダラムシャーラーにも降りてきているので、チベット人率はマクロード・ガンジに比べれば少し下がるかもしれないが、結構いることにはいる。

いずれにしても私はマクロード・ガンジの中心部にずっといた。多くのホテルが、一食500円くらいでお腹いっぱい食べられるメニューを用意しているので、かなり便利。

またマクロード・ガンジの右上のほうに、滝のほうに向かっていくと、Bhagsu(バグス)というエリアがあるが、ここにはチベット人はあまりいなく、欧米人がばかりだった。なのでチベット人を感じたいならそんなにお勧めできない。むしろ、なぜかヘブライ語の看板が多く目立った。ここは欧米人が非常に目立っていているのが印象的だった。上に行けば静かになると思ったが、ここもやはり車の渋滞やクラクションがマクロード・ガンジほどではないが、結構すごかった。=ダラムコットは本当に静か。車が通れない場所もあるから。

そして、最終日に宿のチベット人が教えてくれて初めてそこに行くことができたのだけど、それがダラムコット(Dharamkot)。ここにヘブライ語の看板が非常に多くずっと疑問に思っていた。wikipediaによると、2年間の兵役を終えたイスラエル人による第二の故郷らしい。

ここは1970年以来、丘のテルアビブと呼ばれ、ユダヤ人コミュニティもあるのだとか。そして一番引きつけているのが、マリファナが簡単に手に入るということらしい。

それにしても、マクロード・ガンジから山を30分近く登ると、ダラムコットに到着するのだけど、そこは車のクラクションもなく、マクロード・ガンジのようなうるささもなく、静かに過ごせそうな場所。

 

⑥外国人が借りられる住居(Airbnb)

丸々貸切のアパートだと、非常に高い。Airbnbで調べてみると、そのほとんどは山を降りたダラムシャーラー。マクロード・ガンジにもあるが、値段が高いか、キッチンが微妙なアパートばかり。南に行けば行くほど安くなるイメージ。マクロード・ガンジはインド国内からたくさんの観光客が来る上、土地も狭いので常に渋滞している場所なので物価が高いようだ。

私は次回、自炊がしたいので、このような部屋に1ヶ月篭りたいと思うが・・。これはダラムシャーラーの中心部にあるので、ここに篭りながら、土日はマクロード・ガンジに遊びに行くというスタイルがいいかもしれない。

この条件で7万円くらい。ダラムシャーラー全体では安くてもこのくらいの値段が相場。

意外と思っている以上に高いというのが現状。というのも、インド人にも金持ちはたくさんいるので、いくら高くてもこのようなチベット文化がある場所にお金を使う金持ちも多いからである。なので高いところはものすごく高い。

 

⑦アクテビティ

ダラムシャーラーに来ても、特に楽しみはない。ここを訪れる多くの外国人がチベット仏教に興味があったり、山で静かに暮らしたい人たち。とはいってもどのエリアも中心部は車のクラクションや犬の鳴き声でうるさい。ましてや、子供たちのうるさい声など、場所によってはかなりうるさい。

そしてマクロード・ガンジは非常にこじんまりとしていて、何日も歩いていれば、お互いの顔をおぼてしまいそうなレベル。チベット人以外は、東アジア系の人が非常に少ないので、日本人が行けば顔をすぐに覚えられると思う。

私がハマったのはチベット人のお祭りと、一番大きい寺院(何度行っても飽きない)。そのお祭りはtwitterで紹介したのでここにも貼り付けておくことにする。

 

⑧チベット人は気づいている

インドで働いている日本人の間でも人気のあるダラムシャーラー。それはインドという全く人種の異なる人たちとのお付き合いに疲れた現地の日本人が、自然と同じモンゴロイドで東アジア系のチベット人に親近感を持っているからではないだろうか。

また、多くのチベット人はこちらをちら見してきた。それは動物的な感覚で非常に面白い。つまり彼らはこの人何人だろう(どこ国の人だろう)?という感じでこちらを見てくるのである。同じモンゴロイドとして、外見や仕草から、どの国なんだろう?と探ってくるのがまた面白い。

またチベットから亡命してきたチベット人ということもあってか、中国語の書物も、私が泊まっていたホステルに多く置いてあった。また、なぜか中国語を話すおばさんが、毎日ホステルに併設されているカフェに通っていたのは不思議な光景だった。しかもチベット人の男性の家主と楽しそうに英語で会話している。

中国大陸の人がこの地にいるのは今でも謎。




 

⑨SIMカードはどこでも

インドに着いたらまずSIMカード!インドでは情報が古いかもしれないが、SIMカードを買ってもすぐに使えない。などの情報をよく見た。2019年秋、私がデリーに行ったときはデリー市内のボーダフォンショップで、日本の履歴書に貼るような証明写真まで近くの写真屋さんで撮影して登録してやっとSIMが使えた苦い経験がある。

今回はベトナムからデリーに到着して、楽天モバイルのSIMで通信をしていたのでデリーではSIMを購入する必要がなかった。デリー空港に到着後、空港の近くにホテルを一泊とり、すぐにダラムシャーラーに飛んだので、マクロード・ガンジでSIMを購入。1000円いったかな。1日3GBまで1ヶ月間使い放題のものを選んだ。

マクロード・ガンジのような小さな町でも、観光客が多いためか、結構至る所にSIMカードを購入できる場所があったので便利だと感じた。

ちなみに楽天SIMは、デリーでは使えたが、ダラムシャーラーに降り立つと、電波は立っているのに、インターネットは使えない。という状態になっていた。さすが、インドでも州によって変わってくるのか?などと思いつつ・・。

 

⑩結論

ノマドは可能だけど、私は2週間の旅行で十分と感じた。もちろん私にとっての結論である。ダラムコットまで行けば静かだけど、それでも空気がそれほど綺麗とも言えない。またとにかく外はうるさい。夜は非常に静かだけど。

それよりもデリーからビシュケクに行った方がいい。ビザなしで行けるし、わざわざ飛行機に乗るなら1時間でいけるダラムシャーラーよりもビシュケクの方が、同じモンゴロイドに会い、そこでノマドするには都合がいい。

とはいってもダラムシャーラーにはチベット寺院や、彼らの生活がものすごく身近に感じられ、お金には変えられない体験がそこにはまっている。というのは断言できる。実際にここにきて何人ものチベット人を見てきて、チベット語にさらに興味を持ったのは確かだ。




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