モンテネグロという国は、ジョージアにいた時からひっそりと狙っている国。最近生徒さんが、アラビア語に投資してアラブを統治したい。と言い出したが、私もまさにこのモンテネグロという国をひっそりと狙っている(笑)。
この記事も何年も下書きにして溜めてある記事のうちの一つで、最近ようやく私の中で色々まとまってきたので記事化していきたいと思った次第だ。
この国はよくアルバニアなどと一緒にまとめて行く人が多い。2020年ジョージアに私がいた頃、またそれ以前は、アルバニア(モンテネグロのすぐ下にある国)は一部のバックパッカー系の人にしか注目されていなかったが、2021年にモンテネグロとセットで行く人が続出。
リモートワークブームというのもあるが、YouTubeなり、ブログなり、アルバニアやモンテネグロの記事が増え出した。
特に、若い人が多く行っているのである。
それもまた興味深いのだけど、この記事では同じように物価が安く、色々と比較されることの多いアルバニアに関することも、少し比較する形で書いていきたいと思う。
①モンテネグロの概要
モンテネグロはバルカン半島(多くの国は旧ユーゴスラビア)の中にある小さな国。首都はポドゴリツァ(名前いつも覚えられない)、そして沿岸にコトル、ブドヴァ、バルなどのリゾート地がある。
このスクショでは分かりやすく、モンテネグロを囲むようにいろんな都市があるということを赤丸で示した。南にはアルバニアの首都ティラーナがあり、コトルの左側には飛び地になっているクロアチアのドゥブロブニク、北にはサラエボなど。
モンテネグロの人口はたったの70万人程度。とはいっても沿岸部はほぼリゾート地になっており、毎年人口の三倍の200万人の観光客がくるのだとか。特にロシアからの観光客がコンドミニアム生活をしている。ということもあり、ノマド拠点として、私が理想としているところに近いのではないか。といつも思っている。
なぜか、ロシア人富裕層が多いコンドミニアムは、私の理想に合っているところが多い・・。
通貨はユーロ。EUに入っていないのにユーロを使い出すようになったのだとか。→ユーロなので、西ヨーロッパから来る人はアルバニアのようにわざわざ通貨を変える必要なしなのが助かるかも。
②空港は二つ(裏技使うと3つ)
まず、空港を抑えることが重要。首都、ポドゴリツァ空港に加え、モンテネグロの観光地で一番有名なコトルの近くにティヴァト空港がある。
首都、ポドゴリツァ空港の場合、欧州の主要空港や、イスタンブールから乗り換え可能。
https://www.flightconnections.com/flights-from-podgorica-tgd
次にティバット空港。この空港は、北欧、ロシア(現在は廃止)、ウクライナなど寒い国を中心に直行便が結ばれている。特に日本から行く場合、ドバイ、パリ、ロンドン、フランクフルト、イスタンブールから乗り換えで行くことも可能。
とはいってもどちらとも、google flight などでは、別々に購入しなければならないこともあるので注意。
https://www.flightconnections.com/flights-from-tivat-tiv
もう一つ。モンテネグロの沿岸にアパートを借りる場合、ティバット空港のほうがコトルから非常に近いので便利だが、便数が少ないことに備えて、飛び地になっているクロアチアのドゥブロブニクにまず到着後、バスでコトルまで移動するのもあり。
https://www.flightconnections.com/flights-from-dubrovnik-dbv
その場合、クロアチアの地にも足を踏み入れることができる。
③アパートの価格は、アルバニアと同じ?
一人当たりのGDPでいえば、モンテネグロ(76万円=2020年)に対して、アルバニア(52万円=2020年)である。それほど変わらない。ましてや、どちらもAirbnbで1ヶ月単位でアパートを借りると値段はほとんど変わらない。
例えば上のアパートは1ヶ月(もちろん光熱費込み)4万円。このレベルの部屋はモンテネグロにたくさんある。設備が良いのかはわからないが、景色がよく、広い部屋なので4万円は非常に安いと感じる。
とはいっても、アルバニアにも同じような価格、条件の部屋が沿岸にたくさんある。またアルバニアの場合は300万人くらい人口があり、また海岸線も長いので、長期で一つの国を楽しみたい場合、モンテネグロよりもアルバニアになるかもしれない。
④治安は、最高レベル
コトルの治安は群を抜いている。
https://www.numbeo.com/crime/in/Kotor-Montenegro
例えば私が気になっているフランスのトゥーロンという港町の何倍も安全。。
https://www.numbeo.com/crime/in/Toulon
⑤ATM
https://www.tripadvisor.com/ShowTopic-g635648-i11070-k12669437-ATM_Charges-Montenegro.html
モンテネグロの ATMは、手数料を取らない。トルコと同じように、たまに最後に、銀行の為替レートを適用しますか?と出るので、そこは「decline」を押すと書かれていた。トルコでもそうだが、それでYESを押してしまうと、手数料が取られてしまうという仕組み。
以下、念のため、モンテネグロの銀行リストも載せておく。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_banks_in_Montenegro
⑥ノマドのおすすめ時期
11月〜2月あたりがお勧め。夏はハイシーズンなため、アパートの値段が非常に高くなる。11月〜4月だとお手頃な価格で借りられる。
5月くらいになると少しずつ値上がりし始めてくる。ちなみに、モンテネグロも3月になると花粉症がひどくなってくるので、花粉症の症状がひどい人は、行く前にもう少し調査した方がいい。
⑦人種と言語
モンテネグロは一人当たりのGDPでも欧州で最下位から数えた方が早いのに、平均身長はなぜかとても高いというトリビアがある。それは以前、以下の記事でも書いた。
「北欧ではない「セルビア人」と「モンテネグロ人」が高身長で金髪、青い瞳が多い理由」
また言語に関して言うと、色々調べているとモンテネグロ人は、自分たちが話してるモンテネグロ語をセルビア語だと思い込んでいる人も一定するいるのだとか。
とはいっても、翻訳機にかけてやってみたが、あまり似ていなかった。
ちなみに言語学的に言えば、セルビア・クロアチア語といって、クロアチア語、セルビア語、モンテネグロ語、ボスニア語などが同じカテゴリなので、これらの間では方言レベルに思える部分もありそうだ。
同じバルカン半島の国々でも、コソボや、アルバニアなどが言語学的に言えば、これらとは全く違うということがわかっただけでも、何かのヒントになるかもしれない。
さて、以下3つの都市を紹介していく。首都のポドゴリツァは私は興味がないので載せない。あくまで沿岸でノマドするという目線で書いていくので・・。
⑧コトル(一番人気の古都)
ヴェネツィア共和国によって築城された城壁が残る町。この周辺に人口は1.2万人ほど。
Airbnbで1ヶ月7万円〜10万円で、景色の見える広いコンドミニアムが借りられる(記事の最後のほうに載せた)。いずれにしても、フランスの地方都市でもAirbnbなどでは10万円で狭いワンルームアパートということを考えれば、安い。また高級スーパーもたくさんあるので食材に関しては困らない。
⑨ブドヴァ
ブドヴァは、人口1.3万人ほどでコトルと同じくらい。コトルと、バルの間にある都市。ここものんびりできそう。
⑩バル
バルは、人口1.3万人程度。私が2ヶ月くらい住んでいたトルコのマフムトラーに似ている。街の作りが私の好み。またAirbnbでは、空港から遠い街のためか、家賃が他の都市に比べて安い。もちろん質などは関係なく。
非常にこじんまりとしていて、いくつかの住宅、広い公園、港を備えており、道路がまっすぐなのが特徴。また大きな山も背後にあるのがまたいい。動画でみると、迫力あるのでお勧め。結構、ドローンで撮ってる人多いみたい。
また、やはりノマド生活に欠かせないのは、猫ちゃんの存在である。なぜ南トルコの居心地が良いかと言えば、やはりそこらじゅうに猫がいて触れ合えるからというのもあるだろう。
そう考えた時、やはりこの動画を貼り付けておくことで私自身も行きたい。って思えるようにしておこう。
⑪借りたいアパート
私が狙っていたこの部屋。4月は1ヶ月8万円くらいだったのに、5月は12万円、それ以降は20万円とどんどん値上がり。。。とはいっても、11月、12月は、8万円程度だった。つまりその時期になると観光客が減るのだろう。
私はその時期を狙いたい(笑)。
※この記事は、今後も情報を追加していく予定。