カイロに住むことを断念した理由と、生活目線でみたエジプト人について



本日エジプト最終日。たった7日間しかいなかったカイロだけれども、15人のメンターに対応しつつも、ほぼ満足にカイロ中の行きたいところを回ることができたと思う。

けどカイロを回っていて気付いたのは、この都市を本当に知るには少なくても1ヶ月はかかると思った。というのも、ドバイのようなブルジュ・ハリファの中心部にある国際色豊かな空気とは違って、カイロは歴史の重みを感じる場所が多くあり、それぞれのエリアに住んでいるエジプト人にも貫禄を覚えるというか、明らかにドバイやシンガポールでは感じられない空気がそこにはあるからだ。

また、来てみて分かったのは人種や言語の研究が好きな私にとっては、カイロはかなりレベルが高い都市で、またすぐに訪れたいと思う国であるということ。

文章や映像では伝えにくいようなものばかりなのだけど、私が1週間体験したカイロについてこの記事でまとめていきたいと思う。



①とにかく声を掛けられる

観光客が多そうな場所に行けば、外国語が少し堪能なもの売りに声を掛けられる。日本語で話しかけてくる人もいれば、中国語で話しかけてくる人もいる。だいたい半々くらいだった。

もの売りに限らず東アジア人が非常に珍しいので、ジロっとみられる。特に私は男か女か分からない顔になっているので、男性は私のほうをチラっとみると目線を外すが、女性はニコってこちらをずっと見てくることが多い。

私が一番平和的な目線を感じたのは、カイロ市内でもかなり評価が高い「Al-Azhar Park」という有料の公園で散歩していた時のこと。ここは20エジプトポンド(140円くらい)払わないと入場できないので、中間層のファミリーが多くやってきている。

エジプトは出生率が高いので若い人が多く、小学生くらいの子供たちが多いのだけど、彼らがニコってずっとこっちを見てくるのだ。そして若い男たちのグループは、日本語なり中国語なり英語なりで、こちらに大声で話しかけてくる。

私がスマホを見ている間にパシャリする女子まで…。それくらい日本人はここエジプトで希少な存在である。

つまりなんだかモテてるのかな?という不思議な感覚に襲われるのだ。これは東南アジアなどでは感じたことのない感覚であり、話しかけてきたりする人が多いので現地の言語(エジプト方言のアラビア語)も伸びるのが早いのではないだろうか。



②パリを超える文化都市

カイロを一通り回ってみて分かったのは、カイロは洪水も地震も戦争による被害もほとんどなかったために、古代エジプトから、ローマ帝国、イスラム帝国、オスマン帝国など、多くの時代に残されたものが今もなお残っているという点だ。

私はカイロに来る前まではカイロの地図を見てもパッとしなかった。インターネットや動画で多くの写真や映像をみてきたが、ここにやってきて分かったのは、世界遺産の中に人々が住んでいるようなイメージがあるということ。

またそれが作られた感がなく、生活が根付いているので歩いていても飽きない。こういう街に来たことがある人はドバイはつまらなく感じるだろう。

また、中心部のタハリール広場は、街並みがパリのようにほぼ、洋館しかない。けど、オールド・カイロや、旧カイロ中心部などに行くと、日本の古い地区では感じられない本物の古さに出会える感覚。

日本の古い地区も確かに貫禄があるけれども、カイロはそれを超えているような偉大さがある感じで、その中に歩いている爺さんたちも、結構オシャレな人が多い。その理由は、イスラム教特有のトーブにマフラーを巻くという感じがあるのかもしれない。



③人種の多様性



この写真を見てもわかるように、エジプトには色んな顔がある。中東系、白人系、マレーシア系、インド系、ヒスパニック系など、色々な系統に見える顔が存在している。

多分、日本の縄文系と弥生系、その中間あたり、など日本にも色んな顔が存在するけど、それよりも多様かも。

中国の漢民族や韓国の韓民族は皆同じような顔していることが多いのにね…。意外に、ヨーロッパ人みたいなエジプト人もたまに見かけるのがポイント。

あと全体的に、髪の毛が少し縮れてて、しっかりとした眉毛、鼻筋が凄く通っていて、丸顔よりも少し長い感じ。男性も女性もはっきりして人形のように見える人も多かった。

エジプトでは男性は髪の毛が短め。縮れ毛の人もいればヨーロッパ人のように髪の毛が細くてややストレートの人もいる。

顔の彫が深い人もいれば、東アジア人まではいかないけど、浅い人も結構多い。

さて、エジプトの人口のうち95%はエジプト人でその他が外国人だけれども、エジプト人自体が、色々な時代を経て今に至っている人たちなので、肌の色も顔の形も多様なのが面白い。

残り5%には、ベルベル人、ヌビア人、ベドウィン(砂漠の住民)、コプト人などがいる。モロッコに行ってないのでまだ分からないけど、たぶんだけど、モロッコなどに多いベルベル人は、日本人女性からみてタイプの人が多いのではないかと思う。

「白人とアラブ人(ベルベル人)のハーフなのですか?に怒りの声も。スペイン人が認めたがらない理由【海外の反応】」

Major Ethnic Groups In Egypt



③言語の壁

カイロは確かに生活するとかなり楽しい。エキサイティングという言葉が似合う都市だ。歩いているだけで中国語や日本語で話しかけられ、彼らがどれほど東アジアに関心(または好奇心)があるのかが分かる。

多くのエジプト人はヨーロッパのほう(特にフランス・イギリス・ドイツ)を向いているけれども、一方で東アジアに興味がある人も多いと感じた。やはりそれは日本の影響もあるけれども、アフリカ大陸で存在感を増す中国だろう。

なぜなら片言の中国語を話したがる若いエジプト人を何人か見てきたからだ。

さて、エジプトはアラビア語圏で最大の人口を抱え、エジプト方言(アラビア語)の圧倒的影響力もアラブの世界で一番強い。なのでエジプト方言を勉強しないと彼らとコミュニケーション取れないわけだけれども、簡単な英語を理解する人は結構多い。特に若い人たち。

また以下でも書いたが、誰もが現代標準アラビア語を流暢に話せるとは限らない。教養があればあるほど話せる。

「エジプト方言と、フスハー(標準現代アラビア語)どちらを学ぶべきか?」

そしてこのエジプト方言というのが、知れば知るほど、現代標準アラビア語よりも簡単だということが分かる。

また面白いことに、エジプト人はイメージとは違い声がデカくない。韓国人や中国人、アメリカ人という日本人に比較的近しい国々の人の中にはかなり大きい声で話すものもいるけれども、カイロではそういう人を全然見なかった。

かといって、東南アジア人男子のように弱弱しいという感じはなく、私は彼らが話すアラビア語に惹かれつつある。


④エジプト人はオシャレだった


https://www.pinterest.jp/pin/430023464421149262/?lp=true

このスタイルが多い。髪の毛が長い男性はほとんどいない。たまにいるけどものすごく少数派。素朴さを出したファッションが多いような気がした。

また女性は、ヒジャブを被ってる人が多い。目だけしか見えない黒いベールに包まれている女性も多い。けどヒジャブを被っていない女性も一定数いる。いわゆる売春婦と呼ばれそうなミニスカートを履いた女性は見なかった。脚を出している女性はほとんどいないけど、20代くらいの勘違い韓国人女子がサングラスをかけながら脚を出していたのには笑いそうになった。( ´艸`)

カイロではLGBTなどはタブーとなっているので、男性は男性らしく、女性は女性らしくという空気があるのだろう。

なので女性にヒジャブや目だけしか見えない黒いベールをかぶる人が多いのは、髪の毛を隠すことで自分を守るのが狙いだと感じた。つまり清楚にしていることでどんな男性からも文句言われないようにする。そうすることで生きやすい環境を作っているのだろう。

※日本のような自由で女性の地位が低い社会では、男性よりも自分が優位に立つ(自分を守るため)ためにミニスカートを履く若い子もいるけどそれとは考えが全く逆なのである。

「欧米人とは違い、日本人女性にミニスカートを履く人が多い理由【海外の反応】」

また特に目に留まるのは中年男性が、オシャレな柄のマフラーを巻いて、ローブに包まれているあの神秘的なものを羽織るスタイル?よくわからないけど、一般の日本人男性がやると、顔の大きさと体の大きさのバランスが少しエジプト人と違うので似合わないかも。

顔が黒いエジプト人男性が白やブルーのかかったベールを羽織ったり、茶色いマフラーみたいなものを巻くとめちゃくちゃ絵になる。


⑤デリーとの違い

よく日本のネット上ではカイロとデリーは混沌、しつこい人たちという意味で比較されている。けど、私にはカイロのほうが断然デリーより進んでいる印象を受けた。

まず大気汚染はデリーが史上最悪なのに対して、カイロはそこまでひどくはない。また、デリーはそこらじゅうに動物が歩いている(牛とか犬とか)のに対して、カイロにも犬もいるけれども、それ以上に古代から大切にされてきた猫ちゃんがそこらじゅうにいるということだ。またデリーはゴミだらけだけど、カイロはデリーほどではない。

ちなみに猫が安全であるということは、治安が良いのだろう。(多分だけど日本人も猫ちゃんのように大切に扱われる気がする)と安心感を覚えるほどだった。そしてゴミがそこら辺に散らかっているデリーのようなところは今のところ歩いていない。郊外にあるかも。貧困地区とか。

また何といっても男である。私はもともと中東系の男には興味がないのだけど、明らかにインドで見てきた男とは違い、エジプトの男には惹かれるものがある。

端的に言えばエジプト人男性は外見的に男っぽい人が多いというか、男性ホルモン強そうという感じ。( ´艸`)



⑥カイロに住むことを断念した理由

カイロに住むことを断念した理由は、マニラ→ドバイ→カイロと最終目的地のカイロにやってきたものの楽しすぎて、旅行にしたほうがいい。と思ったからではない。

アパートの家賃が高いからである。カイロは1人当たりのGDPが30万円だけれども、私が望んでいるような部屋を探すと8万~9万円くらいかかり、しかもワンルームのような部屋が少ない。ファミリータイプが多く、広い部屋はあまり好きではない。

けどトルコ(1人当たりのGDPが90万円)だと、ワンルームのアパートが結構多く、しかも5万くらいで機能的な部屋に住める。

※日本(408万円)

1人当たりのGDPを見ると一見エジプトのほうが物価が安く見えるが、発展していない国でいいものを望むと、そうじゃない国よりも高くつくことが多いのである。

もう一つの理由は私がカイロに行った理由は、アラビア語でコミュニケーションを取ったことのなかった私が、

・レストラン
・タクシー
・ホテル
・道案内

などの場面別でアラビア語のフレーズをまず使ってみたい。体験してみたいということが目的だったことと、カイロ市内が今後ブログを書く拠点として最適な場所か隅々までチェックすることだった。

・ショッピングモール
・スーパーマーケット
・富裕層地区
・地下鉄の快適さ

など色々な部分で見ていった。

もちろんカイロにはまた戻るつもりだけれども、イスタンブール(トルコ)は大阪→札幌(2時間20分)という感覚で行け、4.4万円で最新のセキュリティ抜群の32階の部屋を見つけたので、ここに籠りながら、仕事に集中し、この1週間体験したアラビア語の能力を更に高めようと思ったのだ。

合理的でしょう?( ´艸`)

人ってその国から離れると、ますますその国のことを考え語学が上達する。これは今までも経験してるので、エジプトに残るよりも隣国で勉強したほうがいいと判断。

これによって、イスタンブールにも詳しくなるので、よりヨーロッパに拠点を持ちやすくなるというメリットもあると判断。


⑦最後に

かなりまとまりのない文章になってしまった。さて現在この記事はイスタンブール郊外に借りたアパートで書いている。また何か気づきがあれば追加していきたいと思う。


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