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話者人口ではなく、世界で学ばれている本当に強い外国語 TOP5

2022年12月7日

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話者人口ではなく、世界で学ばれている本当に強い外国語 TOP5

2022年12月7日

20言語を学んでいる私。そのうち12言語ほどは教えさせていただきながら、現在はフランス。ヨーロッパといえば15年前に1週間ほどロンドンとパリに行ったくらい。今回ヨーロッパ入りして得る情報や自ら検索する情報なども変わってきた。

そしてたどり着いたのが、いわゆる人口の多さによるランキング。ではなく、世界で本当に必要とされている外国語はどんなものなのか?という疑問だ。

2030年、2050年とある程度人口は予想できるため、話者人口が多い。という意味でのランキングはすぐにできるし、私もそういう記事は以前書いた。検定の受験者数からみた日本で人気な外国語的な記事も書いた。

「受験者数を比較。英語、フランス語、中国語、韓国語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、アラビア語」

今回は世界ではどの言語が一番必要とされているのか。ということを以下、ざっくり書いていきたいと思う。ちなみに、このランキングは一部、私が言語シャドーイングに活用させていただいている Easy Languages というチャンネルの登録者数も参考にしている。

 

⑤中国語・日本語・イタリア語

中国語はアフリカ、中東、東南アジア、欧米でさえも学んでいる人が多い言語。とはいってもこの言語を最高レベルまで、つまりTOEICで言えば、900点以上まで引き上げるほど勉強することは求められないと思う。またそこまでして中国で働きたい。と思う人がこの世界にたくさんいるとは思えない。

あくまで東洋一の人口を誇る言語を少しかじっておきたいというレベルで勉強する人が多い。

日本語とイタリア語に関しては文化的な意味で学習しようとする人が多く、日本語の学習者も今後減ることはないと予想する。特にフランスで感じた日本のアニメや日本の文化に対する尊敬のようなもの。これはフランスの若い人たちがものすごく敏感に感じとっているものなので、彼らが成長した時に以前より日本語を学ぶ人は増えていくと思う。

この中で、イタリア語を除き、中国語と日本語は現在同等くらいではないだろうか?いずれにしても、中国語の方が国力、人口が多いので、やはり強いかもしれないが。特にアフリカ、中東、中央アジア、インドなどで学んでいる人はかなり多い印象。

 

④スペイン語

アメリカ大陸におけるスペイン語話者人口は6億人超えであり、アメリカ大陸においては英語を凌ぐほどの人口になっている。とはいっても、スペイン語は国連の言語ではないし、世界的な大企業もスペイン語圏には少ない。また多くの人がスペイン語圏に出稼ぎに行きたいとも思わない。

このため、高いレベルで習得しようと考える人の割合が以下に紹介するスペイン語よりも上位にきている外国語よりも少ないのでは?と個人的に思う。

人口の多さだけが強調されすぎて学ぶ人たちは途中で挫折したりする人も多かったり、あまりスペイン語に対して強いこだわりがない人が多いような気もする。スペイン語の学習は一番ビギナーの部分だけでいいのでは?と個人的に思ってしまう。

 

③フランス語

2050年には7億人が話す言語になるとも言われているフランス語。ドイツ語とは違い国連の公用語でもある。けれどもいくらアフリカを含めた話者数が多いからと言ってフランス語圏が今の東南アジアくらいの水準になるまでにはまだまだ時間がかかる。

出稼ぎ先としては依然としてフランスよりもドイツの方が人気。なのは確かでフランス語は実用的な意味で言えばドイツ語より下なのではないか?と思っている。それは以下のドイツ語のところでかいたチャンネル登録数にもでている。

またフランス語はフランス語圏など以外では、割と先進国の余裕のある人が学ぶ言語。に対してドイツ語は発展途上国など出稼ぎをしたい人が勉強する言語。やはり発展途上国のほうが人口が多いのでドイツ語の方がフランス語よりも人気なのではないか。と思えてしまう。

とはいっても、依然としてフランス語の人気は衰えないし、衰退することはなく学習者も今後ももっと増えていくと思う。

 

②ドイツ語

※チューリッヒの書店で撮影したもの

日本では受験者数が半分になってしまった言語だが、インド、アラビア語圏、アフリカ、中東など、比較的貧しい人が多い国ではドイツに憧れを持つ人が非常に多い。私自身ノマドをしていて感じる事のひとつとして、トルコ、モンゴル、キルギス、インド、モロッコなどで出会った人たちの中に、フランス語よりも圧倒的にドイツ語を習得している人が多かったというのもある。

またドイツ語の世界的な人気を強く感じたのはやはり以下のチャンネルの差。

Easy Spanish(26万人)Easy French(53万人)と、Easy German(149万人) のチャンネル登録者数はそれぞれ差がある。

それぞれこれらの人気言語の登録者数がどのように推移していくのかも今後目が離せないかもしれない。

そしてドイツといえばヨーロッパの中心的存在。ドイツがあったからこそ東欧の国々がEU入りすることができたということもあって、東欧ではドイツ語学習者が多く、またロシア語圏でもロシア語圏とは全く対照的な自由な空気のあるドイツに憧れる人は多い。

特にイスラム圏など表現の自由がない国ではドイツに憧れている人が多いように思う。

私自身も上に書いた通り、モンゴルや中央アジア、インド、トルコなどで私とドイツ語を練習したがる人が多いので、そういう意味で今後も自分自身の中で楽しめる言語として成長していく感じがある。何よりもフランスの国境にあるフライブルクに行き、人の雰囲気の良さにかなり惹かれてもいる。

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また、スイスのチューリッヒとバーゼルの書店などもみてきたが、やはりドイツ語圏なだけあり、書籍はドイツ語だらけ。スイスは世界中から多くの金持ちが留学していたりもするので、ドイツ語の地位は発展途上国を中心に多くの人の間で高いものだと思う。

①英語

不動の一位。なんといってもまずはここから始めないといけない。私はいつもOXFORD3000単語を勉強するところからお勧めしている。英語のレベルを上げたいなら、文法書の読破と単語数の増強に限る。とはいっても英会話も同時に習得したい場合やはり時間がかかってしまうこともお忘れずに。

「世界では常識?日常英会話の90%以上は、OXFORD 3000単語だけで十分な理由」

 

話者人口が多いのに、あまり必要とされていない言語

アラビア語、ロシア語、ポルトガル語。これは以下にこんな記事も以前書いた。

「多言語を勉強してわかった日本人が「ロシア語」/「アラビア語」/「ポルトガル語」を避ける理由」

アラビア語の場合、コーランの言語ではあるし、フスハー(現代標準アラビア語)であればアラビア語圏でどこでも使うことができるが、アラビア語圏自体がいまだに簡単に行けるような国ではないことや、それぞれの国においてルールも違えば方言も違うなど複雑なため、それらの国に行きたいと思う人が、特に欧米人の間で非常に少ないことがあげられる。

また自由がない国の言語を学ぼうと思う人もかなりレアな領域に入るので、これがアラビア語学習者が増えない理由と思う。とはいってもアラビア語は、イスラム教の国々では所得が高い人ほどコーランの言語を学ぶという意味で学んでいる人も増えているので、マレーシアやインドネシアでもアラビア語の学校や書籍が目立つ。

ロシア語は、魅力がたくさん詰まっているのだが、やはり欧米目線からみても惹かれない言語である。

ポルトガル語といえば欧州の貧困国でもあるポルトガルや、治安がよろしくないブラジルの言語であり、これまたポルトガルやブラジルなどが好きなマニア以外には学ばれない言語。

以上ざっくりだけど、こんな感じに思っている次第だ。

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