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韓国崇拝国決定?モンゴルにおける人気外国語 TOP7

2023年8月9日

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韓国崇拝国決定?モンゴルにおける人気外国語 TOP7

2023年8月9日

東アジアで忘れられた国といえば北朝鮮とモンゴルかもしれない。私はこのモンゴルにノマドするのが好きなのだけど、ここにいると妙に考えさせられることがある。それは以上なほど韓国語学習者が多いということだ。

これは2019年にウランバートルを訪れた際にも感じたことで、韓国語が割と学ばれているキルギスやカザフよりも多い気がしている。

さてモンゴルで人気な外国語についての記事は2017年に最初投稿したが情報がかなり変わってしまったことや私自身モンゴルに来て書店の外国語コーナーだったり大学に設置されている外国語コーナーだったり、周りの人たちがどの言語を学んでいるのか、また多くの記事を書く上でかなり見方が変わってきたことからもこの記事が書けると思い、今書いているところである。

ではでは以下、少し古い情報から整理していこう。

 

①2010年前後、もしくはそれ以前の情報

2017年私がこのブログでモンゴルで学ばれている言語を紹介した際に、以下の情報を参考にした。

Which language is more commonly known in Mongolia: Chinese or Russian?

おそらくこの図は2010年よりも前にあったデータを元にして作られたものだと思う。2005-2010年ではないだろうか?

7位 カザフスタン語
6位 フランス語
5位 中国語
4位 ドイツ語
3位 日本語・韓国語
2位 ロシア語
1位 英語

そのランキングを文字に起こしてみるとこのようになる。

ソ連が崩壊したのが1990年前後。モンゴルは長らくソ連の衛星国だったのでロシア語がよく通じるというのは有名な話だ。けれども私が現在感じる感覚だと、この時よりもかなり変化している部分があると思う。

それを私なりにTOP7にするとこんな感じである。

 

7位 カザフ語

モンゴル西部のバヤン・ウルギー県はカザフ語が公用語であり、モンゴル人の間でカザフ語が学ばれているという感じはないが、モンゴルには一定数カザフ語を話せるという意味で7位にした。

 

6位 ドイツ語

日本では圧倒的にフランス語学習者の方が多いが、モンゴルのようないわゆる発展途上国では将来移住できるような国、かつ自由があり経済的に強い国が好まれる。この意味でドイツ語は人気だと感じる。つまりモンゴル人にとってヨーロッパといえば断然ドイツであり、常に西洋諸国といえば、アメリカ・イギリスやドイツをみている感じがある。

また書店などでもフランス語の本はあまりないがドイツ語の本は結構置いてある。私もドイツ語の本をウランバートルで購入した。

 

5位 ロシア語

色々なモンゴル人と話していると1990年前に生まれた人たちは学校教育などでロシア語をやっているので通じやすいと思った。特に都市間タクシーなどに乗る際は年配者の運転手が多いので英語は全くわからなくてもロシア語が通じるという人たちの割合が高く、彼らは嬉しそうにロシア語を話す。

また私の年齢の世代に聞いてもロシア語は話せないが話せるとかっこいいと思うと言う人が多かった。モンゴル北部にあるブリヤート共和国はモンゴル系民族が住む場所であり、その国境にあるスフバートル市だったり、モンゴル西部の北側はロシアとも国境を接しているので、この辺の人にもロシア語は通じやすい。

 

4位 中国語

モンゴルでは中国人は差別される対象となっている。一方でビジネスなどで国境を超えるモンゴル人が絶えない。矛盾しているようにみえるがこれがモンゴルの実情である。モンゴルから中国の国境を超える際、内モンゴル人とたくさん話した。

モンゴル国と内モンゴルには交流があり、こういう意味でも中国語を必要とするモンゴル人がかなりいることがわかる。またなんといってもモンゴルにとって中国というのは最大の貿易相手国であり、中国から全てがストップしてしまえば国が成り立たないレベルの規模だ。

 

3位 日本語

日本は長年ODAなどでモンゴルを助けてきている立場で韓国が発展する前よりも多くのことをモンゴルと協力していてある意味、日本語がもっと学ばれていていいのでは?と思うかもしれない。けれども実際は韓国語学習者よりも日本語学習者の方が少ないと思う。

根拠のない数字だけれどもだいたいネットで見ると、モンゴルにおける日本語学習者と韓国語学習者な同じくらいとなっている。それはJLPTや、TOPIKなどの試験を受ける人口であり、趣味的な意味で学ぶ人を含めると韓国語の方が圧倒的に多いと私は感じている。

とはいっても私が色々な書店を回ってきてみて感じたのは、日本語の辞書や、みんなの日本語という教材が語学コーナーの一番目に留まるような良い場所に置いてあって、英語のOXFORD辞書などの隣に置かれていることが多かった。

つまり今後さらに日本語学習者が増えるような気がしている。また、試験を受ける人口はおそらくTOPIKよりもJLPTのほうが圧倒的に増えるのでは。というのが私の意見。

※ちなみに16歳の英語が堪能な女性に英会話カフェでお話しした時は、日本語が英語の次に人気と言っていた。やはりおそらく今後この流れが来る可能性がある。

※モンゴルにおける日本語学習者 2018年は、11755人。と言われている(学校などでちゃんと勉強している人たちの数)

https://www.multilingirl.com/2015/12/world-japanese-learners-ranking.html

 

2位 韓国語

ここモンゴルにおける韓国料理屋さんの数はコンビニの数を上回り、またコンビニのほとんどは韓国資本のCUや、GS25である。またショッピングセンターはEmartがいくつもある状況だ。

つまりウランバートル=韓国の地方都市なのでは?と思う地区もあるくらい現在のモンゴルは韓国資本の影響力が非常に強い。とはいってもモンゴルにおける車はそのほとんどは日本車である。

さて、私が感じたのは書店において、みんなの日本語が目立つところにある一方、旅行会話系の本を見ると、日本語よりも韓国語のほうが買われている感じがある。また韓国語を2位にした理由は、この記事の下の方をみてもわかるように、日本人とモンゴル人よりも、韓国人とモンゴル人の交流の方が圧倒的に数として多いことが挙げられると思う。

ちなみに私自身も中国に行くためにシベリア鉄道に乗った際に乗務員の女性に英語を使ったが通じなく韓国語で返されたり、チョイバルサンのゲルカフェなどでも英語で話しかけると韓国語できる?と言われたり、若い女性を中心に韓国語は非常に使われている印象を受けた。

※愚痴→日本人はモンゴルに観光で1ヶ月しか滞在できないが、アメリカ人と韓国人は3ヶ月可能。これどうにかして・・。

 

1位 英語

特にコメントなし。どこの国でもだいたい英語がナンバーワンである。

で、以下韓国語がどうしてこれほど人気なのか?に迫っていく。

 

モンゴル人が一番学んでいる言語(duolingoアプリ内)

モンゴルでは2022年Duolingoアプリ内で一番学ばれている外国語に韓国語が1位に君臨。

ちなみに多くの国で1位が英語となる中、韓国語を一番学んでいる国はモンゴルとフィリピンのみ(ブータンもあった=不思議)。

フィリピンは英語を話せる人が多いという意味ではDuolingoでわざわざ英語を学ぶ必要はないのでわかるが、モンゴルにおいてはそういう理由はない。

ちなみに2021年ではフィリピンで一番学ばれている言語(Duolingoアプリ内)は日本語だった。けれどもやはりモンゴルでは2021年においても韓国語なのである。

Duolingoは言語アプリの中でもかなり多くの会員数を持っていることからも、本気で学ぶ!というよりはその言語に興味があって手を出している人の数を知りたい場合、参考になる。ちなみにブータンでも不動の英語を抑えて韓国語が1位。

 

モンゴル在住の日本人・韓国人人口と、日韓のモンゴル人人口

まずモンゴルの人口は345万人(2023年)。これは376万人(2023年)(横浜)よりも少し少ないくらいである。

モンゴルに住む日本人は333人(2022年)に対して、韓国人はその10倍に当たる3000人以上。→これは10年以上前のソースだが、現在モンゴルに多くの韓国資本があることを考えれば今はもっと多いかもしれない。

この数字をみただけでもモンゴルにおける韓国人の影響が強いということがわかる。

そして韓国の政府系サイト(https://www.kiep.go.kr)によると、

현재 한국에 거주 또는 체류하는 몽골인은 47,483명(2019년 6월 30일)인데, 근년 몽골 경제 성장 둔화로 지속적으로 늘어났으며, 투그릭의 가치하락과 비자 간소화등 추가적인 이유로 향후 더 늘어날 전망이다. 절대적인 수는 많지 않지만 320만 명이라는 몽골 인구를 감안하면 결코 적은 수가 아니다.

2019年時点で4.7万人にも及ぶモンゴル人が韓国に住んでいる。これはモンゴル国人口の1%を超える数字だ。この事はモンゴルを紹介する韓国の記事でも常によく強調されることでもある。およそ10年前の33,000人(2008年)と比べ1万人以上増えているのも面白い。

ちなみに韓国における日本人(1億2000万人以上)人口はたったの41,238人(2021年)である。日本とモンゴルの人口を比較した時、いかにモンゴルにとって韓国が移住先として強い人気があるということがわかる。

で、日本に住むモンゴル人は、16,580人(2022年)→これは今後伸びていくのではないか。と私は思っている。とはいってもモンゴル人にとっては陸続きでモンゴル帝国下で支配に置いたこともある朝鮮半島の方が住みやすいのかもしれない。

 

モンゴルの首都=ソウル?

モンゴル人にとって韓国という国はかつて支配した属国という感覚もある。さらにモンゴルと韓国でよく言われることなのだけど、両国民は全員が似た顔立ちというわけではないが一部、全く区別がつかないような人たちも多く、韓国人にとってモンゴル人が移住してくることに対して中国人や日本人ほど抵抗がないとも言われている。

また若い人たちにとっては日本に行くよりも航空券が安く、かつ現在の韓国は人件費も高いので、3ヶ月などの観光ビザで出稼ぎに行けるという意味でも人気なのだそう。

モンゴルからみた世界はまさに上の地図のような感じで、日本はさらに遠いところにある。国全体の収入が上がるのと同時に、ソウルではなく東京にやってくる人もさらに増えてくると私は思っている。

 

将来、人気外国語が韓国語→日本語になる可能性

※コロナ明け後、日本からの観光客を欲しがっているモンゴルと、日本に行け!と煽る広告

まず人口規模からいっても韓国語が日本語より人気がある現在の状況はおかしい。けれどもDuolingo の英語圏におけるランキングが示すように韓国語学習者数は今後減ることはないと思う。また若い世代のモンゴル人自身が日本か韓国かで各々が選んでいくという形になっていく気がする。

とはいってもベトナムの例を見てもわかるように、長らく韓国の影響が強かったベトナムでさえ最近は日本に対する注目が強くなっている。

※新設された「チンギス・ハーン」博物館は、日本人の来場者数が少ないのに日本語が英語の次。。

モンゴルは中国とロシアに囲まれた内陸国であり韓国の港を欲している事からもわかるように韓国との繋がりは今後も格下げしないだろう。ロシア、中国、日本、韓国などを天秤にかけるような外交をすると思われ、過度に日本語学習が増えていくことはないだろうが、少なくても今よりももっと多くのモンゴル人が日本に稼ぎにくる時代になってくると思う。

それにつれて日本とモンゴルの航空便が増加したりしていくものと思う。

また考えられるのは、ロシアの戦争が長引いた事により中央アジアのロシア離れが加速したり、米中戦争における中国の経済的プレゼンスの低下によりこの二つの大国を基本に外交をしてきたモンゴルが、日本と防衛関係で協力する話もでてきているので、そうなるとより一層モンゴルにおける日本語熱はましていくものと思う。

https://library.fes.de/pdf-files/bueros/mongolei/17906.pdf

※一人当たりのGDPがあがると日本語学習者が増えるというのはほぼ多くのアジアの国々で起きている現象だ

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