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トルコ人の祖先と、モンゴルの「テングリ神話」と「朝鮮神話」が共通している理由

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トルコ人の祖先と、モンゴルの「テングリ神話」と「朝鮮神話」が共通している理由




日本には、もともと日本に存在していた神道と奈良時代あたりに日本に伝わってきた仏教がある。神道は日本独自の宗教とされ日本人の生活や風習に根付いているもの。仏教とは主に葬式など、死に関わることについてくる、つまり神様助けてください。と言いたい時に関わってくる宗教。と私は認識している。

それはさておき、韓国にも近代に入ってからキリスト教が伝わり、あたかも韓国に知識がない人の間、また一般の韓国人にさえも、キリスト教がどのような過程で韓国に浸透したのかはあまり語られない。これは別の記事に書いた。

「韓国を知る上で重要な、朝鮮にキリスト教が根付いた理由と、その歴史」

さて、私は以前韓国に住んでいた時に、英会話カフェで、日本の神道と仏教の違いについて聞かれ、それを答えていた時、神道は日本独自のものであり、韓国人などにはなく、あらゆる自然を神と考えるようなもの。と表現した。例えば、トイレをなぜ「おトイレ」というのかは、トイレには神様がいると考えられ、尊いものだと思っているからだ。というように。

すると、とある韓国人が、実は韓国にも浸透のような考え方があり、日本の神道のようなアニミズムが古来の韓国にもある。というのである。それは朝鮮神話などに詳しい人からすれば、当たり前の話かもしれないが、当時の知識が浅かった私にとってはよく理解できなかった。

けれども、2回目のキルギスに行って以来、この話を思い出し、何かが私の中でつながった気がした。

この何がつながったのか?と言うことや、これら3つ(トルコ人の祖先が信じる神、モンゴルのテングリ、韓国の挑戦神話)の共通するもの?を私の中で、まとめていきたいと思う。




①キルギス語が韓国語に聞こえる不思議

この記事タイトルとは若干脱線するが、私の中でこれらがつながったヒントとなったキルギス語と韓国語の音について少しだけ書いていく。私が2回目のキルギスに行ったのは、2021年の夏の終わり頃。これは記事にも書いた。

「もう一つのキルギス。「オシュ」で生活してみて感じた「ビシュケク」との違い」

1回目のキルギス(2019年)では、ロシア語学習のためにビシュケクにいたので、キルギス語は意識的に聞いていなかったが今回はキルギス語が目的なので、よく聞くようになった。すると韓国人が韓国語を話す音程にそっくりなのである。これは発音というより、男性が男性らしい話し方をするときの音程と、女性が女性らしい話し方をするときの音程が似ているという意味である。

オシュにいる間、日本人とキルギス人の関係。を意識して調べることが多かったが、キルギス人と韓国人の関係性を意識的に調べることは少なかったので新しい発見という感じだった。ちなみにキルギスでは日本語よりも韓国語が学ばれている印象がある。これは現地の日本語が堪能なキルギス人も同じことを言っていた。

近い将来、もっと日本語が学ばれる国になってほしいと。

で、キルギス人について、私はエニセイ川(シベリアのクラスノヤルスクあたり)から現在の天山山脈にキルギス人が移動してきた。と考えていたのだけど、どうやらキルギスではその北からやってきたキルギス人と、もともと天山山脈の麓で暮らしていたキルギス人、この二つの説がある。

で、なぜこれを書いているのかと言うと、以下に紹介していく、日本語ができる韓国人がアップした動画で語っている事と、私が思っていたことが一致するからである。

 

②朝鮮神話とモンゴルのテングリ神話の類似

この動画は非公開になってしまっているが、韓国人女性が日本語で図なども交えながら、朝鮮神話のことや、現在の韓国人などが、キルギス南部の天山の方から来た。ということを確信したような内容となっている。

私が試聴した時の再生数は200くらいで、アップロードから結構経っているのにあまり関心のある人がいないのか、全然試聴されていなかった。とはいっても動画の質はかなり高く、内容も私が思っていることにかなり似ていて、かなり見入ってしまった。

韓国語のレッスンを受けている生徒さんにもこのURLを送ったが、現在は非公開になっているのでみれない。とはいっても、動画投稿者が公開に戻せばみれるようになるので、このブログでも貼り付けたままにしておく。

この動画によると、新羅はパミール高原のあたりから来た。とか、朝鮮神話とモンゴルのテングリ神話は非常によく似ている。とか、韓国人の祖先が信じる神とは、カザフスタンと中国の国境にあるシュメール=ハン・テングリという山(メソポタミアのシュメールではない)をさす。のだとか、聞いたこともないよう話を淡々と言っているのである。

地図で確認すると、そのハン・テングリを発見。一番高いところで、7000メートルとなっている。現在のモンゴルとは少し距離があるが、この新疆ウイグル自治区あたりももともとはモンゴル人が多くいたということを考えれば、朝鮮神話とモンゴルのテングリ神話における神は同一なのでは?とも思える。

この写真が、そのハン・テングリ。

ローマ法皇とも手紙のやりとりをしていたモンゴル帝国の支配者たちも、宗教的な信条ともとれる文章で、手紙の初めに、テングリの力で。と書いていたそうだ。11:04あたり

ちなみに朝鮮神話におけるハヌニム(ハヌル=空、ニム=様)は、日本のお天道様。という考え方にも似ている。それだけでなく、朝鮮の神話の世界観は、北方ユーラシアのアルタイ系諸民族の神話との共通点が多いとも指摘されている。

話は変わるが、日本は縄文人の文化が根幹にあるが、その縄文時代でさえいろんな人が行き来していたことを考えてみると、こういうテングリ系(テングリ的な神を信じるものたち)の人たちが日本の縄文人と融合?していてもおかしくないのかなと思う。

 

③モンゴルにおけるテングリ神話

まず、モンゴル語でも日本語における「天=てん」や、「空=そら」のことを「テンゲル」と表現する。「天」の読み方が同じなので同じ語源か?と思ったが、wiktionary では、そのような扱いはなかった。

以前、YouTube動画で日本語とトルコ語の単語で子音が似たものを公開したが、そのように、日本語と英語に比べても断然、日本語とチュルク語系、モンゴル語系の単語に類似が見られる。

日本語とトルコ語の語彙が類似していた件と、将来トルコが日本に接近すると思う理由

それはさておき、アジア北方の遊牧民族に共通な、「天上世界」もしくは「天上神」「運命神」「創造神」を意味する概念。というふうに説明されている。朝鮮神話はたびたびモンゴルのテングリ神話との類似が指摘されている。

そのことを考えると、キルギスなどのトルコ系遊牧民の祖先が信じる神と、モンゴルの神、韓国人などの祖先などの神は同じなのではないか?と思えてしまうのである。

 

④今とわれている、トルコ人にとっての「神」

'https://youtube.com/watch?v=_AbZhFM1CuQ&t

トルコといえばイスラム教国。つまりキリスト教や、ユダヤ教などが信じている神と同じものを神として認識している。とはいってもトルコ人がイスラム化したのは8世紀頃。それまでトルコ人は独自の宗教観を持っていたし、今でもそれはトルコ人の生活に受け継がれている。

そもそもトルコ人自身がこのことを知らない可能性がある。また、日本語のウィキペディアで「テングリ」というページを開いても、そこにはモンゴルの事しか書かれていないのに対して、これを「Tengri」とトルコ語に切り替えると、そこにはテングリとは、モンゴルと古代トルコ人における神の名前である。とトルコ語で書かれている。

Tengri, Eski Türkçede Tanrı, Gökyüzü; Eski Türklerin ve Moğolların inancı Tengricilikte Gök Tanrı (Kök Tengri) ya da Gök'ün yüce tini (ruhu) dir.

トルコ人はもともと遊牧民であり、のちにイスラム教を受け入れた。つまり、インドネシア人が、あとからインドネシアに入ってきたイスラム教を受け入れつつも、バリ島のヒンドゥー教のように、アニミズム的な考えも残っているようにである。

最近このような動画を通して、トルコ人とは一体なんなのか?というのをトルコ人自身が広めている感がある。このチャンネルでは、主に日本語が多く、ドイツ語、トルコ語、日本語、韓国語、中国語などでも吹き替えを入れた動画をそれぞれ作っている。

おそらくバックに誰かが資金を提供してプロパガンダ?しているのではないかと私は思っている。

つまり、トルコ人自身が自分達は、ヨーロッパ人なのか、中東人なのか、アジア人なのか、よくわからないのではないか?それは私がトルコに住んだ時に、いくつもの顔のパターンがいることからもわかるように、彼ら自身そこにはあまり関心がないようにも思える。

「トルコで話されてる言語と民族 TOP13と、5つの顔のパターン」

とはいっても歴史が証明するように、トルコ語を話す人たちは、モンゴルあたりから中央アジア→アゼルバイジャン→現在のトルコの方に渡ってきた。つまり、この動画では、トルコ人の祖先が信じていた神は、西洋における神でもなく、中東における神でもなく、中国北部にあるモンゴル一帯で遊牧民生活をしていた人たちが信じていた神であると言っているのだ。

そう言う意味で、再生数は少ないが、きちんと吹き替えもあり、動画の質もいいので試聴してみることをおすすめ。

また、トルコ人と接する時に、イスラム教だけではなく、彼らの根本を理解するために、こういう話を理解することをおすすめ。




⑤最後に

まとまりのない記事になってしまったけれども、トルコ、キルギス、モンゴル、韓国。それぞれに行ったことがあり、それぞれの言語を勉強している私が今思っていることをざっくりまとめてみた。チュルク語を話す人たち、主にロシア国内に住む、ヤクート人(サハ人)、タタール人(タタール人)なども、トルコ人や中央アジア人のキルギス人、カザフ人などとも同じ風習を持っていたりするので、こういうことはあまり日本では話題になってもいなく、彼ら当事者もよく知らないことだと思うので余計に調べたくなってくる。

今後もまた発見があれば付け足していく。

ちなみに、英語圏では、トルコ語と韓国語に類似性はあるのか?などの記事もこうやって話題になっていたりする。こんな遠い国々なのに、ユーラシア大陸、特に中央アジアを渡ってつながっているかと思うと、色々ワクワク。

https://www.quora.com/Are-there-similarities-between-the-Turkish-and-Korean-languages




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