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語学を3ヶ月で、半年でマスターするを実践しない理由

2022年7月1日

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語学を3ヶ月で、半年でマスターするを実践しない理由

2022年7月1日




今年のノマドも、ベトナム→インド→キルギスと3カ国目。夏はここでゆっくりしたいと思っているところ。あまりに日常が楽しすぎてブログが書けていなかったので、7月はたくさん書けるといいなと思いつつ、この記事では、私が語学を楽しんでいる、つまり短期間で勉強しようとするやり方は、やらない。ということについて書いていきたいと思う。

①3ヶ月でマスターに騙される日本人

人は切羽詰まっている時、何かにすがりたい。と思うもの。価格が高ければ高いほど、質の良い教材だと思うものもいれば、高ければこのレッスンは間違いないだろうと思う人もいる。普通に働いていると、情報収集の時間がないのがその理由。

そもそもマスターという言葉に騙されている。果たして何を持ってマスターなのか。広告に書かれたそのマスターという言葉や、ネイティブという言葉に騙され、内容をよく読まないもの、また内容にはっきりとマスターの意味を書かない業者など、どっちもどっちという状況。

私の場合、レッスンでは発音の読み方を3ヶ月でマスターするのは可能。と、項目別に話している。英会話マスター。とはどこからどこまでマスターなのか?分からない。その定義はどこまでなのだろうか。

私は、3ヶ月で英会話マスターできます。とは絶対に断言しない。し、そもそもできない。

よくある、3ヶ月で、聞き流せるようになる。というのは、ある意味、聞き流すことなら誰でもできるので、これは事実だと思う。けれども、音を聞き取れるようになってもその意味を全て解釈するのはまた別の話であり、これもまた生徒さんにはいつも言っていることだ。

 

②3ヶ月で新しい言語を勉強した結果

私は2015年くらいからブログなどで読んでいたキルギスという国に、2019年に初めていき、そこに居心地の良さを感じ、2回目、3回目と現在、そこに留まっている。この言語を最初に始めたのは、2021年8月にサンクトペテルブルクにいた時だ。

ロシア語の学習もかなり落ち着き、生徒さんへ提供するレッスンの質も上がり、自分の中で次の言語は?と思っていた時、ちょうどキルギス語だと思い、そのままモスクワ経由でキルギスのオシュに飛び、1ヶ月の学習(文法や単語)をやった。

とはいっても、そんな簡単に身につくものではない。

1ヶ月言語をかなり集中してやると、2ヶ月目くらいになると、やる気は突然なくなってくるし、スピードも下がる。けど、軽い全体像はわかってくる。また、日常の50フレーズくらいはアウトプットできる状態。とはいっても、すぐに取り出せないこともしばしば。

けど、これが1分間、動画で何かを暗記して話す。みたいな練習を1ヶ月間みっちりとやるとなれば、話は別。とはいっても私にはそんな無駄なパフォーマンスに時間を使うくらいなら、一つずつ発音やら、語源やら、小さい作業をしたいと思う人間なので、それは今後も言語学習においてはやらない。




③何言語を勉強しても、スピードが上がるわけではない

よく複数言語を学んでいる人は、他の言語の学習スピードも上がると言われているが、私は20言語勉強している中で、それはあまり感じない。もちろん、英語などで文法を一通りマスター(文法は限りがあるので、マスターという言い方は可能だと思う)した人は、他の言語でも、どの項目別に文法の学習をすれば良いのかわかるし、同じようなパターンを他の言語にも当てはめて頭の中で理解、整理する事ができる。

とはいっても、これが話すとなるとまた違う。

会話上達には練習、また話し相手が必要であり、私がYouTube動画などでやるような、一人で喋る、いわゆるエセマルチリンガールとは違うのである。

会話は、その時の状況に合わせて、いろんな反応をするので、語彙だけでなく、経験も必要。

 

④プロセスが重要な理由

私がいつも生徒さんにも言っていることの一つというか、続いている生徒さんも口を揃えて言っていることは、言語習得というのものは、少なくても集中する期間を1年単位で考えるものであるということだ。3ヶ月間集中して、その後ずっとやらなくなるパターンと、量はそこまで多くないが、毎日一つずつ何かに気づける人、この場合、後者の方が長期的に言語運用能力は上がっていく。

私は20代の時の英語学習でその成功体験があるので、ロシア語を始めた時も、3年くらいやってやっと初めてロシア語学習者というステージに立てると思っていた。なので3年勉強しても話せないの?という発想すらない。

今回、キルギス語を通して知り合う人や、この国にきてこの言語に興味を持ったお陰で今まで行こうとしなかった村など、以前と見えるものが変わってきたし、なんでこんな500万人しか学んでいない言語に私は1日4時間も使っているのだろう?と疑問に思う時間、また毎日学習をすることで頭がすっきりするというか、1日が充実したということでぐっすり眠れる効果、つまり私は自分の健康を考えても、語学と着実に向き合っていく時間が、健康に良いものだと思っている。

 

⑤バビロンの大富豪効果

20代の頃に読んだ、富を蓄積する方法。的な本を語学に当てはめた時、つまり毎月の収入が卵10個だった時、そのうちの1つを保管しておく。そして残りの9つは、生活費や、投資に回すというものなのだけど、それを続けているうちに、波及効果がでてきて、10個のうち1つではなく、30個のうち3つのように、増えていくというもの。

語学も最初は大変な道のりなのだけど、基礎的なものの硬い基盤が確立された時、驚くほどのスピードで伸びていく時期が来る。そこに到達した時、そこまで頑張って勉強しなくても、何かを読んだり、見たり(動画などを現地の言葉で)するだけで、自然と単語もフレーズなどの言い回しも増えてくる。

生活もあるし、そこまでのモチベーション、人間、途中でこんなことに時間使っていいのかな?と迷う時期が出てくる。なので、そこにたどり着ける人が少ないのが現状ではある。

私は人が10年かけてやることを1年でやれ。というよりも、むしろ逆で、1年でやろうとすることを10年じっくりかけてやったほうが、多くのことに気づけたり、プロセスを通して色んなものが身についたり、そこで出会ったりする楽しさなどもあるので、焦ってやるよりも、時間をかけて10年じっくりやる派である。

 

⑥TOEICは別

最後に。ここで一つ勘違いしないでほしいのは、TOEICは点数を取るためのテストであり、そこを割り切った上で、どのような問題が出題されるのか、ということをパート別に分析、時間配分や目標も設定した上で、公式問題集をかたっぱしから解いてみたり、毎日仕事が終わったら模擬試験に2時間使ってみるなどして3ヶ月でテストを受ける。

TOEICというのはこういうものであるという事であり、そこで学んだ文法知識、マークシート方式なので、会話を作る練習にはならないけれども、感覚的にこの文法間違ってる、とか、多くの事が身につくのは確かで、先にTOEICを取ってから、今よりも給料の高いところに行き、または語学がいかせる職場に移り、そこから少しずつ英語を改善していくというのはおすすめである。

私は実際にこの道を進んだ。なので、TOEICというものは自分の時間やお金を犠牲にしてでも、先にとってしまう。これがTOEICを必要としている人にとっては、賢い道だと思う。




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