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ロシア語単語の中にフランス語が多すぎる理由と、ロシア貴族の公用語がフランス語だった本当の理由




言語はどこかで繋がっているといわれている。日本語と韓国語はそれぞれ孤立した言語と定義されており、言語系統は全く異なるけれども、語順が似ていたりする。これは日本の統治時代に韓国語が明治以降に完成した現代の日本語をもとに整理されたからという声もあったり、もともと日本語と韓国語は似ていたんだ。という声もあるけれど、私はわからない。

けれども、この二つの言語似ていない?と考えるとき、必ず歴史的な背景を見るということは重要だということ。これは間違いないだろう。

で、これがインド・ヨーロッパ語族に分類されるロシア語とフランス語でも起きているのではないか?と思い始めたのだ。このロシア語とフランス語の関係に関しては、同じインド・ヨーロッパ語族でありながらも、

・ロマンス諸語
・スラブ語派

というように分岐しているため、実は同じような言語のようで違ったりする。そもそもインド・ヨーロッパ語族というのは、ものすごく範囲が広く、

ヒンディー語やペルシア語でさえも、インド・ヨーロッパ語族の言語だ。けれども、多くの人は、

・英語
・フランス語
・ロシア語
・ヒンディー語

これらが同じ語族だとは思っていないと思う。ま、語族の話から入ってみたけれども、つまりはロシア語とフランス語はそもそも似ていないような言語と思われがちだけれど、実は同じ語族に属しているということは先に行っておく。



(写真は、フランツ・ヴィンターハルターによる、Leonilla Bariatinskaya の絵)

で、私がこの記事でこれから書こうとしているのは、 SVO などの語順が似ている。などの語族の話をしているのではない。

私がフランス語を勉強した後にロシア語を勉強して気づいた、なぜにこんなにロシア語の中にはフランス語の単語がありまくるの?という疑問だ。

そもそもフランス語とロシア語と言えば、

ローマ字→Français
キリル文字→русский язык

というように、全然違う。けれども、違う言語に見えても、一旦キリル文字がローマ字のように読めるようになると、ロシア語の中にはたくさんのフランス語が入っていることが分かってくるのだ。

つまり、私にとってロシア語単語の中に、多くのフランス語の単語が含まれているというのは意外でならなかったのだ。




いつそれに気づいたのか?

それは、2015年の秋ごろ、ロシア語単語1000を暗記していたときだった。ロシア語単語の名詞を、ウィキペディアで検索して、それをフランス語でも調べるという、大変地味で面倒な作業をしていたときだった。

1000単語のうち、おそらく200単語近くはフランス語の単語と同じなのでは?と私は思ったのだ。それがこの記事を書くきっかけになった。

上でも書いたけれども、まずこういうことを知るためには簡単にロシアの歴史を知る必要があると思う。

そもそも昔のロシアは、今のようにものすごく広い国だったわけではない。っていう、ところから始めなければならない。

モスクワを中心とした範囲に、モスクワ大公国というものが、1283年–1547年まで存在していた。



まず、このモスクワ大公国という国が存在していたことを知るだけでも、やはりロシアを少しでも知った気分になれるだろう。

地図が示すように、現在のモスクワを中心に国があったというイメージ。

現在、ロシアの首都モスクワの中心部と言えば、赤の広場だろう。あそこに、タマネギの形をしたカラフルな聖ワシリイ大聖堂は、このモスクワ大公国が終わった、1555年に完成している。

こういうふうに考えるとものすごく、覚えやすいので、私はあえて聖ワシリイ大聖堂の話をした。またあの大聖堂を玉ねぎというふうに表現してみた。

で、その後、ロマノフ朝というものが誕生した。→ここがポイントなのだ…!



このロマノフ朝をウィキペディアで調べてみるとこのように書いてある。

ロマノフ朝(ロマノフちょう)は、1613年から1917年までロシアに君臨したロシアの歴史上最後の王朝である。1613年にロマノフ家のミハイル・ロマノフがロシア・ツァーリ国のツァーリに即位して成立した。その後1721年にピョートル1世がインペラトールを名乗り体制をロシア帝国に改め西欧化を推進し、1917年にロシア革命で滅亡した。

このピョートル1世というのが、ポイントである。



このピョートル1世というのは、ロシアの歴史を語るうえでものすごく重要になってくる人物だ。ちなみに、ロシア第二の都市サンクトペテルブルクのペテルの部分は、このピョートル1世の名前であり、彼自身が1703年に、この都市の名前を決めたとされている。

このピョートル1世が、今までのロシアのやり方を変えた人物だ。当時、ヨーロッパはパリを中心とするフランスが中心地だった。なのでフランスにいろんなことを学びに行った。

また、当時世界で統一基準の概念が現れた最初の言葉だったとされているフランス語を学ぶことで、その言語を通じて様々なことをフランスから取り入れ、またロシアの貴族内でもフランス語使われるようになったのだという。

そしてフランス大革命(1789~1799)のときに、フランスから逃亡してきた人たちが、ロシア皇帝に仕えて高位に上る者もあったそうだ。そうでないものは、フランス語の家庭教師になったりなど、この時代にも、ロシアにたくさんのフランス語が流入したとされる。




これは英語にもあてはまるだろう。

英語にも多くのフランス語の単語が存在するのは、やはりこの当時、統一基準の概念をもったフランス語の強みだったのかもしれない。(このとき、ドイツはまだ小さい国の集まりだった)

ちなみに以下の、ロシア語から日本語に訳された媒体にも同じようなことが書かれていた。

なぜロシア貴族はフランス語で話したのか?(なぜロシア)

で、以下に、ロシア語のサイトから拾ってきたフランス語とロシア語で同じ単語のものを、簡単に書いていきたいと思う。

Слова, заимствованные из французского

このフランス語由来のロシア語単語リストをみても、もうキリがないくらい多いくて驚いてしまう。

私もフランス語の基礎単語は1000単語ほど勉強しているので思うのだけれども、ロシア語より先にフランス語を学んだほうがいいと思う。と思うのだ。

そうすれば、ロシア語(キリル文字)の読み方さえ覚えれば、すんなり覚えやすいと思う。


以下、ロシア語とフランス語の類似リスト

Душ – une douche
Этаж – un étage
Вояж – un voyage
Багаж – les bagages
Несессер – le nécessaire

Режим – le régime
Инаугурация – inauguration
Импрессионизм – l’impressionisme
Пижон – un pigeon
Парад – une parade

Антрепренёр – entrepreneur
Балет – le ballet
Девиз – la devise
Дилижанс – une diligence
Меню – menu

Омлет – une omelette
Карамель – le caramel
Шанс – une chance
Рандеву – un rendez-vous
Курьер – un courrier

Павильон – un pavillon
Пасьянс – la patience
Променад – une promenade
Резюме – un résumé
Аллея – une allée

Бульвар – un boulevard
Директор – le directeur
Иллюзия – une illusion
Иммитация – une imitation
Калория – une calorie

Магазин – un magasin

Reference Site
http://multilinguablog.com/2015/04/03/100-французских-слов-в-русском-языке/

これらの単語は、ほんの一例であってまだまだある。もう書きすぎると記事がいっぱいになてしまうのでこれくらいで終わりにしておこう。

ちなみに私がロシア語の基礎単語で一番印象的だったのは、海がフランス語とロシア語で同じで、モレだったということだろうか。

いずれにしても、軽くこのように歴史を把握していると、ロシア語の学習速度も速くなるかもしれないと私は思うのだよね。

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ロシア語単語の中にフランス語が多すぎる理由と、ロシア貴族の公用語がフランス語だった本当の理由 ロシア語単語の中にフランス語が多すぎる理由と、ロシア貴族の公用語がフランス語だった本当の理由 Reviewed by よこいりょうこ on 7月 06, 2016 Rating: 5

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