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アラビア語とロシア語をマスターすると見える世界

2015年10月29日

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アラビア語とロシア語をマスターすると見える世界

2015年10月29日



外国語は強い動機がないと絶対に続きません」これの記事は、2015年10月に書いた私の反省ブログとなります。2018年現在、海外を転々としながら、パソコン一台で仕事をするスタイルに変わりました。この記事を再度読みながら、私も今までやってきたことを振り返る良いきっかけになっています。また、この記事を読みながら、外国語に対する気持ちに揺れている人がいるのなら、参考にしてほしいです。

※2019年8月に編集入れています→ビシュケクの体験談を追加しました。

以下より、2015年に書いたブログをそのまま残しておきます。

この1ヶ月間、私はアラビア語を学ぶ動機について考えていました。「天才は1%のひらめきと99%の汗」という名言があるように、何かを閃いたら、ただそれをやっていくだけということです。

何も閃かないのに(動機がないのに)、外国語をダラダラやっていても、動機がある人に比べたらその差は歴然とするということです。

なので外国語を学ぶ!と決める前に、長いスパンでその外国語が本当に自分にプラスになるのか?などを考えてほしいのです。

そして、その動機を探すことにたくさんの時間を費やすことを私はオススメしたいです。



◆その外国語を話す友達がいっぱいできてしまったから。
◆身の回りが英語環境になってしまった・・(たとえば外資系に就職したなど)
◆その国に夢中になっている状態。(これはかなり外国語を伸ばす強みです)

最近私はまさに、アラビア語を学ぶとどういうメリットがあるのか、そしてこれは本当に自分の人生を豊かなものに、そして楽しくしてくれるのか。というのを深く考えていたのです。

幸い私の翻訳の仕事はこの1ヶ月間ほとんど何もすることがない状態でした。繁忙期ではない期間はほとんど何も作業がない状態ですので、勤務中に勉強しています。

他の同僚も、資格の勉強をしたり、各自調べ物などをしています。リーダーが黙認していますので…。翻訳の依頼が来なければ、当然する作業がないのですから当然といえば当然です。契約上も翻訳業務のみ、となっていますので…。なので仕事をするフリすらしなくても大丈夫な状態。

私としてはこの期間を見逃すわけにはいかず、この何もない期間を有効活用して、何か新しいことを始めなければならないという強い気持ちに駆られているのです。そして、この1ヶ月間新しい外国語を学ぶ動機について深く考えていました。

本来、外国語を学ぶときその強い動機がないと続きません

私の外国語学習歴をざっくり、振り返ってみると、以下のような言語を勉強してきています。

 

①韓国語

韓国語の場合、私は今まで韓国に10回以上行き来しており、最初はビジネスでも全く役に立たない韓国語を覚えることに抵抗がありましたが、現地で友達がたくさんできるにつれ、あの気を使わなくてもいい韓国人と一緒にいる居心地の良さに惹かれ、ソウルの語学学校に半年間の時間と、数十万円を犠牲にしてまで初級・中級の韓国語を習得しようといういう気持ちになったのです。

あの頃の私の英語と中国語のレベルは中級よりも少し下だったと思います。けれども、英語がまだ上級ではない状態だったにも関わらず、いったん英語と距離を置き、韓国語に専念しました。

実際に、あの頃、韓国の国立大学で英語を勉強したかったので、入学条件として韓国語がある程度できる事。ということから、ソウルにある語学堂で韓国語を勉強したのですけどね。

1学期分の学費は、50万円もいかなかったけれども、国の教育ローンで親からお願いしてサインしてもらったくらい、当時の私には大学に入るチャンスは今しかない!と必死になっていたときでした。

また、韓国語を簡単な言語だと思いナメていた部分もあり、実際にやってみると、私の外国語脳が英語や中国語などの語順に慣れていたため、なかなか韓国語が話せないということに直面しました。

それでも、2ヶ月、3ヶ月きちんと一定の時間を毎日勉強したり、友達と会話していると、自分の言語のように、習得できるのが分かってくるのです。

 

②中国語(北京語)

中国に関しては韓国と同じように日本語教師をしたり、長期滞在のため、何度も行き来していて、中華人民共和国という国だけでなく、あの広大な中国大陸や、台湾、マレーシアの人口の3分の1の中華系や、大多数のシンガポール人などとのパイプを作ることができる。と思い、中国語学習のモチベーションが下がることはありませんでした。

また、もっと言うと、私の居場所をもっと拡大することができるという強い動機から私の中国語熱は冷めることはありませんでした。

というのも日本列島にずっといると狭苦しいと思うことがあり、NY在住のアメリカ人が、LAに気軽に行くように、私も、東京に住みながらも、シンガポールとか香港とか気軽に行って、現地の人たちの言葉で交流できるという気持ちがあったからです。

 

③スペイン語

逆にスペイン語はどうでしょう?スペイン語の音楽をたくさん聴いたり、スペイン語の辞書を巡回したり、スペイン語圏の情報をたくさん吸収しましたが、ただ少し聴けて理解できればいいという気持ちにしかなりませんでした。

なぜなら英語と似ていて、何かスペイン語で読もうとすると、その記事全体を見渡すだけで、おおまかに意味を想像できるので、私にとって遣り甲斐というか、楽しみがないからです。

また、スペイン語は多くの国で話されていて、しかも世界では現在英語の次に人気外国語であるフランス語を超える超人気外国語になるかもしれない。と言われている中ですが、私にとって、優先しなければならない言語ではないのかもしれない。と今のところは思っています。

→上の内容は2015年のものですが、そんな私は、2018年に実際、スペイン語をオンラインで教えるようにまで成長しています。以下のサービスでは、3ヶ月1名限定で、3人ほど担当。

「格安!スペイン語3ヶ月限定。一名だけ!1ヶ月たったの10000円!で「頻出200~300フレーズを完全に覚えていただきます」→言えるまで無制限サービス」

 

④アラビア語




(アラビア文字が使用されている国の範囲)

一方、アラビア語はすべてを1から始めなければならない言語。私が20歳の時に英語学習をスタートした時と同じ気持ちに戻ることができ、しかもそれよりも難易度が高いです。

その理由は、たとえカタカナであっても、日本人は多くの英単語を小さい時から身に着けているのに対して、アラビア語はまったく1から覚えなければならないからです。

この言語をある程度理解できた時の喜びはとてつもないでしょう。一方、スペイン語・フランス語・ドイツ語などのインド・ヨーロッパ語族を理解したとしてもそんなに満足はいかないはずです。(私にとっては)

やはり私がたどりつく言語はアラビア語です。これは何年も前から思っていたことですが、確信はできませんでした。




この1ヶ月間、勤務中に実践したこと



①アラビア語のタイピング。(発音・文字について自信がついた)

タイピングをすることは頭で考えたことを指で打つので記憶に残りやすくなります。たとえばアラビア文字の配置がわかると、電車に乗っている間でも、イメージの中でキーボード上で指を動かすことによって、どのアルファベットがどんな音を発するという事がイメージできます。このようなイメージトレーニングはとても効果的だと思います。




②アラビア語圏の国の状況の理解に努める(この言語を使って交流したいと思った)
なぜ、紛争が起きているのか、そこにいる民族はどのように分散されていったのか、など、深く掘り下げました。

主に北アフリカ・中東に隣接する東アフリカ、アラビア半島、ペルシア湾、インドをはじめとする南アジア、イスラム教徒も多い中央アジア、中国の西部に位置するウイグル地区などです。アラビア語を学ぶという事は、今まで知らなかった世界を切り開いていく、そういう方たちとの交流を増進するだけではなく、自分自身の頭を更新していくためにもやはり必要だと感じています。

③このような確信のもと、5000円ほどするアラビア語の辞書を購入した。

こんな高い辞書購入してしまったよ…。というより、強い意志を持って購入しました。アラビア語文法の良書はあまり存在せず、東京駅前のオアゾに入居している丸善で購入。私はこのオアゾの丸善が大好きです。丸の内の一角に存在する知的な空間に投げ出された気持ちになりますので…。

さて、アラビア語をある程度マスターするレベルまで続けるかは謎ですが、今はこの本で文法をきっちりやろうと思います。(去年は外務員資格試験に時間を使いましたが、今は本当に熱中できることがないのでチャンスだと思っています)

そうすることで、記事を見たときに、すぐに理解できるようになると思います。

以下、関連記事。
「アラビア語を勉強するメリット、需要、重要性」

以下は、2018年に書いた記事で、私の約2年間のアラビア語習得の記録が見れます。

「アラビア語でスピーチができるようになるまでに実践した10の勉強法」

またアラビア語を学んでいる2年間で、意識が中東に向いていたのかわかりませんが、アラビア語圏に少々の繋がりもできました。

「早稲田出身、アラビア語ペラペラで、アラブ首長国連邦ドバイで有名な日本人、金子家暢の生き方がイケメンすぎる件」

最後に、ロシア語について語っていきたいと思います。

 

ロシア語に関して、今の気持ち

この記事を書いたのは、2015年10月31日ですが、2016年12月16日現在、私は真剣にロシア語を取り組んでいるところです。

もちろん、ほかのスペイン語、ドイツ語、フランス語、インドネシア語にも少しずつ取り組んでいますが、本気度のレベルでは、アラビア語とロシア語が上位です。(笑)

以下、私がもしロシア語を学んだら、どんな世界を開くことができるのか考えてみた内容です。

まず、ロシアは宇宙産業が強い。ロシアの経済はかなり下がりましたが、ロシアのポテンシャルはいまだに高く、地政学的、政治的、また軍事的にも、影響力のある国であることは間違いありません。

けれども、日本ではロシア語学習者が少ないのが現状。

「外国語の検定の受験者数を簡単に比較。英語、フランス語、中国語、韓国語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、アラビア語」

こちらにも書きましたが、ロシア語学習者はイタリア語学習者よりも少ないのが現状です。

ロシア語は、実はロシアだけの言語ではない

ロシア語が通じる大都市といえば、モスクワサンクトペテルブルグくらいでしか思い浮かばない私でしたが、というのも、私にとって小さい都市に長期滞在することはほとんどないと思うので、小規模都市で外国語を使うことは想定していないからです。

ですが、
ロシア語が使われる都市は、

都市名人口
1モスクワ1250万人
2サンクト535万人
3キエフ290万人
4タシケント245万人
5ハリコフ213万人
6ミンスク199万人
7アルマトイ185万人
8ノヴォシビルスク147万人
9エカテリンブルグ146万人



というロシア語を話す140万人以上の都市が、このモスクワとサンクトペテルブルグ以外に存在していたという事実です。

しかも、これらの国々の都市って、日本人が行かないようなレアなくにばかりで、新しい世界を発見するには、ちょうど良い言語だと思うのですね。

そしてロシア語を学ぶとても安い場所として最適な国が見つかったこと。それはキルギスという中央アジアの小さな国にある都市、ビシュケクです。

ここは物価がとても安く、しかもロシア語が学べる場所として世界のロシア語学習者の中では穴場だそうです。→2019年8月時点でビシュケクに住んでいるので、以下も参考になります。

「住みやすさ抜群。日本人の兄弟国家キルギスの「ビシュケク」に2ヵ月住んでみた件」

このキルギスのビシュケクという都市は、中央アジア最高水準の世界都市であるアルマトイからバスで4時間という距離で、ビシュケクに滞在することによって、西はウズベキスタンのタシュケント、北はカザフスタンのアルマトイという都市に囲まれているので、中央アジアにいながらも、行動範囲が広がり色々な都市を散策することが可能。

私にとっては、この中央アジアは未知の世界。ロシア語ができると、モンゴル語を読むことができるようにもなります。(意味は言語上全く違う)

ロシア語とモンゴル語は全然違う言語ですが、モンゴル語はロシア語を表記しているキリル文字で書かれているからです。

また基本的に、スタンが付く国はほとんど今現在でも公用語ではありませんが、ロシア語が広く使われているということ、そしてカザフスタンには、バイコヌールという現在はロシア連邦が使用権を持ち管理している不思議な都市もあります。

ここではロシアのルーブルが使用されていて、ロシア語だけが通じるようです。

「ロシア語を勉強するメリット、需要、重要性」

で、ロシア語をどのように勉強しているのか?ということですが、アラビア語でもやっているように、私の場合、まずは大量に単語を覚えちゃいます。私は辞書を巡回することが趣味なので…。

単語の違いを調べたりして、まずは、アラビア語だったらアラビア文字、ロシア語だったらキリル文字に対するアレルギーを解消しています。

それに半年くらい使ってもいいというのが私の考え。最初に基礎をやれる人もいますが、私は基礎文法などをやっていると眠くなってしまうので、最初の半年に、かなり好きなように勉強するのです。

その後、その言語に対するアレルギー反応が解消されたころ、会話本などを購入し、短期集中で会話本の内容を覚えます。けれども、ただ暗記するのではなく、

接続詞、前置詞、主語など、誰もが覚えられるようないくつかの単語を完全に覚えて、文脈で判断できる推測力を鍛えます。その後、会話本のCDを聴きまくる。すると、内容を推測できるので、耳で歩きながらでも学習できるようになる。

というように、電車の中、バスの中、寝る前の15分くらいに分担して、やっているのであまり勉強と言う感覚もないまま、潜在意識に刷り込まれていくような感覚で、覚えていくような感覚を体験しています。

会話は、少し現地に行って生活語を話す訓練をすればいいのだから、と思いながら、ゆっくり勉強をしていまーす(笑)

また、もう一度言いますが、

単語はすべてを暗記する必要はなく、重要語だけ覚え、あとは規則に従って当てはめていくだけ。新しい外国語とはいえ、そんなに難しいことはありません。

とはいっても、ちょっと1分間の動画を暗記して作るとか、ちょっと簡単な挨拶程度の言葉に返答できるとかいう簡単なレベルであればすぐに達成できますが、生きたロシア語を操ろうと思えば、ロシア人と交流して、少しずつ蓄えていくのが現実的です。

で、私は現在、この会話本と遊んでいます。(ちなみに、スペイン語、ドイツ語、インドネシア語、フランス語も同じシリーズを同時購入しました!一週間ずつ読み終えようという考えで!)

(クリックするとアマゾンのレビューが見れます)

ロシア語のこの会話本に関しては、まだCDは聴いていません。CDを聴く前に、内容を理解するために、わかる単語はクロスアウトしてしまいます。またクロスアウトする前に、少し発音してみる。。など、勉強ではなく、目で見て、覚えたらペンでクロスアウトすることによって潰してっていう感じで遊んでいる感覚です。

クロスアウトで本が埋まってきたら、やっとCDだけに集中するときがくる…!というふうに、どんどんモチベーションも上がってきますからね!

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