最近ブログの更新が滞っている。というのも現在ジョージアにいる私はロシア語フレーズ1000に専念しているからだ。ロシア語を教えるテキスト作りもそうだけれども、先月トルコでアラビア語や動画作成に専念したように1ヶ月単位で着実に進めていっている。
なので来月からブログ記事ガンガン書く予定(*´ω`*)→ちなみにtwitterでは1日に何回かツイートしていたり語学仲間と結構絡んでいるのでのぞいてみてね。
→twitter(@_multilingirl_)
さて今年私がヨーロッパ周辺の国々に滞在しているのには理由がある。それは2015年このブログを書いた当初にも触れていた、アラビア語とロシア語を会話レベルである程度理解したときに見える世界を感じたいからである。
この記事は5年前なのにいまだにかなり読まれていることからも、密かにこの二つの言語を気になり始めている人は一定数いるのかなと想像したり。
この当時私はまだ翻訳の卵だった。ソニーで社内関係の翻訳をさせていただいていたとき。英語という分かり切った言語に刺激を感じなく、アラビア語に手を付け始めていた頃である。
数年後にロシア語圏をもっと回ってみたいという薄っすらとした夢が今現実になっているのには不思議な感覚でもある。
さて、20代前半、私は特に中国語と韓国語にフォーカスしていた。しかも中国は10回以上、韓国に関しては20回以上行き来している程である。
そんなこの二つの大好きな国から少しずつ離れ、今ロシア語圏やアラビア語圏に注目している理由や、これらの言語を学んでいる理由をこの記事では紹介していきたいと思う('ω')ノ
①嫌われている言語として共通している
ロシア語と言えば暗いイメージのある言語であり独裁者プーチンのイメージも強い。また白人の可愛い姉ちゃんを追いかけている一部のマイナーな男子が学ぶ言語というイメージもある。
またアラビア語に関してはロシア語以上に人気がなくアラビア語検定2級から上は開催されないほど受験者もそれほど集まらないことで有名。しかも、砂漠、紛争、毛深い、宗教戒律が厳しいなど、多くの人がイメージするアラブのネガティブな部分が前面に出ており、ヨーロッパなどでも人気がない言語だ。
アラビア語自体、私はかっこいいと思っているのだけれども、英語圏ではアラビア語は不快な音に聞こえると思っている人も少なくない。
ちなみにこれらの言語が日本でなぜ人気がないのかは以下にまとめた。
「多言語を勉強してわかった日本人が「ロシア語」/「アラビア語」/「ポルトガル語」を避ける理由」
その分、日本人でこれらの言語を話せる人が非常に稀であるため、現地でこれらの言語を使った場合、友達の広がり方、instagramやyoutubeなど、SNSで人と繋がっていくことを考えている場合は、その広まり方は格段に違う。
②広大な大地と、多宗教
夜逃げしました😅あれだけ期待していたあの部屋が終日、上から家具を引きずったような音がずっとしていて😅
より市の中心部にやってきました。ここで一ヶ月仕事することになります🙀
4.5万円です。こっちもベットルーム二つ😹彼氏いないのに…
とりあえず今週はヒンディー語片付けます😴😪 pic.twitter.com/edmu0J9eBE
— MULTILINGIRL🎶🇬🇪(12言語目学習中) (@_multilingirl_) March 2, 2020
私がこの二つの言語を英検レベルで言えば3級程度まで引き上げ日常会話レベルでは意思疎通が全然できるようなレベルになったとき、ロシア語圏という広大な土地で、本当の意味でノマド生活ができる。
もちろんロシア語のレベルがそれほど高くない今でさえもこれらの旧ソビエトの国を転々としているわけだが、やはり言葉が話せたほうが人と関わって楽しさの度合いもかなり変わってくる。
※カザフスタン・キルギス・ジョージア滞在済。→上の写真はジョージアの新アパート→夜逃げしたので。最初のアパートの写真は以下の記事に張り付けてある。
「ジョージア(グルジア)が日本人(フリーランス)の穴場になっていた件と生活環境」
私はスペイン語圏でノマドをしない理由はスペイン語圏にはゴキブリや蚊ががいるエリアが多いからでありロシア語圏のように私の故郷である北海道と同じくらいの気候の場所は冬であっても家の中はポカポカ、バスタブがある部屋が多い、虫に悩まされることもない、タクシーも安すぎるので移動もラクチン、南国のように騙す人が少ないなど、である。
またロシアは日本に最も近い国の一つであり北海道からは最も近い。
そして話はアラビア語に変わるけれども、アラビア語がある程度わかると、イスラム教国家(インドネシアやインドの2億人、中央アジアなども含める)で彼らの理解に繋がりコミュニケーションも取りやすくなるからである。
私は正直、今回エジプトに行ってみて、非常にエキサイティングだけれども長期間住むような場所ではないことに気づいた。
とはいってもアラビア語が分かると世界の20億人以上の人たちと何かしらの共通点を持てるということからこの言語は外せない。
こういう意味からアラビア語もやはり外せないのである。
③私にとって、どの言語が重要か?
英語が一番大事なのは変わらないけれども、その次に中国語か?と言われればそれは違う。私にとって20代の時は確かに中国語が英語に次いで重要な言語だという認識で勉強していた。今も多少なりともその気持ちは変わらない。
中国語と言えば現在完了形や冠詞、名詞や形容詞における性もなく、単語の発音を覚えていけば割とできてしまう言語。初心者の語学学習者には向いている言語であり、私も20代は頑張って中国語を勉強してIT系の会社でメールの翻訳などもしたことがある。
けど30代になってフリーランスの生活に切り替わった(25歳の時点で想定していた)私にとっては中国のように人口は多くても民主主義ではない国、しかも日本から近すぎ、日本人の中国語学習者数も多く、いわば、普通の国の言語よりは、好奇心の強い私にとってもっと冒険したくなるような、私の知識をもっと増やしてくれるような言語は何?と考えたとき、それはまさにロシア語だったわけである。
上の地図を見ても分かるように、ロシア語は日本人の間ではあまり話題にならないような国で今でも共通語として機能している。
ネットだけの情報だと分からなかったがキルギスも実際に行ってみると中心部ではほとんどの人がロシア語を話せていた。
カザフも同様で今いるジョージアでも、ロシアが嫌いと言いながらロシア語を喋っているわけである。
そう考えたとき、実用レベルで私にとって重要な言語の順番をもう一度整理すると、
①日本語→母語
②英語→共通語(母語より重要なときもある)
③ロシア語→私の生活圏
④中国語→隣国の大国で欠かせない言語
⑤アラビア語→上記4つとは全く異なる世界であるため
このようになりそうである。悪いけど、最初の方に学んである程度話せる韓国語はここには含まれない…。ごめんね、コリアンちゃん…。
また私はフランス語もかなり大好きで現在も二名に教えているが、フランスには興味がなく、あと10年したらおそらく西アフリカに行くようになって、フランス語が5番目に重要な言語に変わるかもしれないとも思っている…。
④20年、30年後を考えたとき
上にも書いたように20代前半に私が頑張ってきた、韓国語・中国語というのは、日本人にとっては割と簡単な言語である。
この何年経ってもこれら近隣国の言語の重要性は変わらないと思う一方、アラビア語に関しては、イスラム教徒の人口がキリスト教徒の人口を上回るかもしれないと言われている2050年だったり、ロシアで革命が起こってロシア語圏に注目が集まるかもしれないという予想など、色々あり、これらの言語を学んでいるときのワクワク度は半端ない。
アラビア語→4.5億人
ロシア語→2.6億人
またこれらの合計は、スペイン語=5億人よりも多いうえ、日本から近く気候も変わらないロシア語圏、新しい文化、宗教を身近に感じられるという点からお得感もある。
何よりもこれら二つの言語をこれから時間をかけて育てていくことに楽しさを感じている。
⑤マイナー言語を学ぶとき
ある程度、皆が知っているような言語を理解できるようになった時、次は本当に自分が関わりたい国の言語を学んでみるというのもアリ。
以前書いたことがあったけれども、
「フリーになって分かった、英語よりも自分の好きなマイナー言語を学ぶべき理由」
私はモンゴルとキルギスが物凄く気に入ったので、色々落ち着いたらこれらのマイナー言語も簡単な挨拶レベルくらい習得したいと思っている。
つまりTOEICや、HSKなど、ある程度取ったら、あるいは直接語学が自分の生活に影響しないのであれば、やはり好きな言語を学ぶのが一番だし、それは直感で決めたほうがいい。
私は2015年からずっとロシア語を叫んできたけれども、この5年間、ロシア語を優先言語から外して10番目に重要な言語と位置付けたこともあった。
けれども2015年の直感から今やはりジョージアにきてロシア語に集中する時間を取っているわけ。難しいと感じても直感を信じて進んで行くことをお勧めする。
ちなみに以下、私のロシア語の発音。今はこんな感じで、結構伝わる音になっています。