多言語話者として現在海外の拠点から英語と複数言語を教えさせていただいているMULTILINGIRLです。twitterなどに動画(日本語以外の6言語を話している)も載せていますので気軽に絡んでください('ω')ノ
twitter→@_multilingirl_
この記事を書いたのは、2016年ですが、思いは叶い、現在ウクライナ、キルギス、ジョージアなどと日本を行き来しながらロシア語圏でノマド生活が2年目くらいになりました。以下、ジョージアの高級アパートメントで撮影した、動画版の「ロシア語のメリット」も結構視聴されているのでのぞいてみてください(笑)
ロシア語を学ぶメリットはない!けど、学ぶと見えてくる新しい世界(YouTube動画)
以下より、2016年に書いた記事をそのまま。残しておきます。
去年はロシア語をかじった時期でした。そして半年ほどそのロシア語も寝かせておいて…。まったくロシア語のことを考えずにいました。
ですが、私がなぜロシア語を勉強したいと思ったのか?
それはアラビア語を学んでいるということからもわかるように、戦後アメリカやヨーロッパを中心に作られた世界秩序の中ではなく、その外にある新しい世界を覗いてみたいという思いからです。
やはりどうしても日本に暮らしていると、ヨーロッパやアメリカが正しいと思ってしまう。
外国語を学ぶことで、語源を通した新しい発見で歴史を知る面白さを味わったり、またその国における報道の傾向を知ったり、新しい習慣、新しい気候を自分の肌で体感。これらは英語ができるだけで味わうことができるかもしれない。
けれども、やはり現地の人たちのことを、もっと理解したいと私は思うのです。
(ヨーロッパのポーランドの隣にある緑色の部分。ここもロシアです!カリーニングラード州といいます)
また、何よりもロシア語を習得して私が得たいものは、この広大なロシアの地図を私の国!!と感じたいからであります!特に地理的に狭いと感じてしまう日本に住んでいる私にとっては、喉から手が出るほど欲しくなるのがロシアという広大な大地です。
ロシア語が話せなくても、文法があまりわからなくても、単語量が増えれば、標識が読めるようになるし、また紙に自分の気持ちを書いて伝えることもできる。
そのように、あまりのめり込むつもりはありませんが、ある程度の基礎を作りたいと考えているのです。この地図をみると、本当にこの地図はすべて私の移動範囲と思ってしまうのが不思議ですよね。
ちなみに、北方領土もロシアになっていますが、実効支配しているのでそこはしょうがない( ´艸`)
日本が梅雨の時期はロシア極東部のウラジオストクや、サハリン、ハバロフスクなどに気軽に遊びに行けるようになりたいっていう気持ちもあります。
正直、若いころは大都会が大好きで中国や韓国の大都市に頻繁に行っていましたが、今は涼しく、虫があまりいない、静かな場所に行きたい。となると、日本から近い外国といえば、やはりシベリアしかない…。
シベリアに詳しくなって、自転車で旅したい。シベリアの動物をみてみたい。ロシアの自然を肌で感じたい…。
北海道で18年も過ごした私にとって、こういう生活はとてもあこがれるのです。そのため、最近は出勤前に30分ほどカフェでロシア語に浸かっています。
さて、本題に入りましょうか。
①ヨーロッパ最大の大都市圏はモスクワである
まず、モスクワの動画をみなさんにシェアいたします。ピアノの音楽と冬の大都会、モスクワがマッチしていてかなり感動する動画です。
モスクワに行きたい・・。と思えるようにご覧になってください。かなり迫力ありますよ?残念ながら、日本のテレビではアメリカばかり映し出して、こういうモスクワの良いところは映してくれません。
なので日本人ってあまりモスクワって意識することはないと思うのですが、モスクワは事実上、ヨーロッパの都市の中で都市圏人口が第1位です。
なので、人がたくさんいるので、旅行に行っても助けてもらえるかもしれません。またドイツなどと違い、ロシアには英語ができる人がそれほど多くないと言われているので、こちら側からロシア語で話しかけてあげると、喜んで受け答えしてくれるでしょう。
以前、この記事に書きました。
「ロシアはヨーロッパ、それともアジア?【ロシア人の反応】」
私は2008年ころにロンドンに一週間ほど行ってきました。そして、ロンドン旅行から日本に帰るとき、私の乗っていた飛行機がロシアの上空を通過しましたが、その時の灯りを今でも覚えています。いつか行ってみたいってね…。
モスクワとはどんな街なのか?
それはこの動画だけでもイメージを感じ取ってみることができるかもしれない。また、日本語が堪能なアシヤさんというロシア人のユーチューバーもいるので、動画を通してモスクワをもっと知ることができると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=UReROkbW7eE
また、モスクワは大都市すぎる!っていう人には、一応、北欧エリアとしても認知されているサンクトペテルブルグ。に行くのもいいかもしれません。
さすがロシア帝国の都だっただけあり、美しい街並みですね。しかも、北欧で一番の都会ではないでしょうか?スウェーデンにも、ノルウェーにも、フィンランドにも、デンマークにも、これほど大きな都市はないと思います。
また、よくサンクトペテルブルグの女性とモスクワの女性が比較されることがあるのですが、サンクトペテルブルグの女性のほうが、ミニスカートを履き、モスクワの女性のほうがパンツを履くなんていう違いもあるそうです。
つまり、意識的にオシャレしようとしている人が多いのがサンクトペテルブルグらしいです。
で、ここで何が言いたかったか?というと、結局多くの人が行く場所というと大都市になるので、パリならフランス語、ロンドンなら英語、モスクワならロシア語というように、大都市が好きな人なら、ロシア語を勉強すると、絶対に楽しめると思うのですよね。
フランスやドイツと違い、ロシアには大都市が多く存在するので。
②ロシア語を学ぶ需要はあるのか?
今はインターネットで仕事ができる時代。在宅で探すことももちろん可能でしょう。ロシア語を使用する仕事を検索してみた結果、派遣でも1400円(未経験)~2500円くらいまでありました。
石油関係の会社でロシア語の書類に目を通すようなことがあるので、こちら関連の求人は多かったです。やはり人材不足なのか、時給で言うと2500円くらいでした。高い!(笑)
また、ロシア語は世界中で日本語の2倍の3億人以上に使用されています。前に書いたことがありますが…。(細かい内容は、この記事の一番下のほうに、統合しました)
「アラビア語とロシア語をマスターすると見える世界」
長々と書きたくないので、ざっくり分かりやすく説明すると、日本語が使用されている大都市が、こんな感じだとしたら、
・東京
・大坂
・名古屋
・福岡
のような順番だとしたら、ロシア語が使用されている大都市圏順位は以下です。
・モスクワ
・サンクトペテルブルグ
・キエフ(ウクライナ)
・タシュケント(ウズベキスタン)
・アルマトイ(カザフスタン)
・ノヴォシビルスク
・エカテリンブルク
・ビシュケク(キルギス)
スケールが違う!→つまり、ロシア語は日本語と違いいろんな国を巻き込んだグローバル言語です。
現在ロシア語を話す人口が3億人近いことと、国際宇宙ステーションでの言語がロシア語だということも考えたり、ロシア語が国連の公用語だということも考えると、需要はあるのですが、やはり高度なロシア語が求められると思います。
けれども、現在インターネットの時代なので、ロシア語圏向けにロシア語で日本の情報を提供するというふうに、自分で仕掛けることもできると思います。
そのためには、ロシア版のフェイスブックである VK でまず友達を作るところから始めるといいかもしれません。
「ロシアのフェイスブック、【VK】は危険?セキュリティは大丈夫?」
③そんで、メリットとは?
ロシア語を学ぶことで、欧米が報道している同じ内容とは違う報道を知ることができます。またロシア人と交流することで、そのような違う考え方に接することもできる。
また単に言語を時給を得られるものとして考えるのではなく、ロシア語を少しかじったことがある、少し知っていることが友人の幅を広げたり、自分の考え方の領域を広めたりすることで、社会に貢献することができるのではないでしょうか?
また、やはり日本から近いシベリアを独り占めできる!という優越感もあると思います。
多くの日本人はロシア語が分からないがために、シベリアに親近感を持てませんが、ロシア語がわかり、そしてロシアが好きになり、シベリアのことも好きになれば、いつでも気軽に避暑地へ行けるでしょう。
実際、ロンドンと同規模クラスのモスクワという都市圏や、またちょうどいい都会のサンクトペテルブルグ、シベリアのパリともいわれている札幌よりも小さいくらいの都市、イルクーツク。(ここにはバイカル湖もある)あとは、日本から3時間くらいで行けるウラジオストク。
韓国語やドイツ語、イタリア語を学ぶよりも、行動範囲が広くなり、結構楽しめますね。
また、ロシア語が分かれば、シベリアに気軽に行ける!そして、そういう気持ちが心の余裕にもつながってくるかもしれません。
実際にロシアは白人だけでなく、日本人の顔をしたような、ヤクーツク人や、高麗人、またロシア語が使用されているカザフスタンでは、日本人のような顔の人もたくさんいます。なんたって共和国が20以上もあるのですから…。
「ロシアって国じゃないの?なぜ、ロシア連邦には22もの共和国がある?北朝鮮は、23番目の共和国ですか?」
つまり、ロシア語を学ぶといろんな人種の人たちと、会話ができるようになる。
スラブ系(白人)、ロシアに2000万人ほどいるといわれているイスラム系、シベリア地区のアジア系の人達。
ロシアはめちゃくちゃ多様化しています。
「イケメンや美女も多い?ロシアのヤクート人(サハ共和国)と日本人はなぜ似ている?」
「顔は韓国人なのにロシア語しか話せない?ロシアに暮らす【高麗人】の生活と、結婚式に密着!【海外の反応】」
「カザフスタン人と日本人って似てる?「日本人 VS 韓国人 VS モンゴル人 VS カザフスタン人」という奇妙なスレッドを発見してしまった件」
また、あまり知られていない情報ですが、EU(欧州連合)の一員であるエストニアという国では、日本人でも電子居住権が取れます。
「日本人でも欧州連合エストニア共和国の居住者になれる!」
つまりこれを取得することによってエストニアの銀行口座が作れたり、また会社設立が数十分でできたりとか、日本が今後やろうとしているマイナンバーでのサービスを先取りして体験することが可能。
安倍首相がエストニアの電子居住権を取得していることで有名ですが、私まるちりんがーるリョウコも取得済でございます。
「安倍首相、実はエストニア国籍を取得していた? "e-residency" とは何か」
④重要性
私はロシア語は、今後の日本に必要な言語として見ています。今後、日本とロシアが平和条約を結び(現状がものすごく異常であるので、これは必ず起きると思います)、そして、シベリアの開発が活発化する可能性が高いと思うのです。
また北極海の氷は解けるので、中国が北極海を通ってヨーロッパと貿易をしようとしています。
シベリア開発は、何度も取り上げられてきましたが、なかなか進まない。けれども、日本とロシアが成長するのにシベリアの開発は重要案件でもあり、またロシア政府の見解としては日本の技術を用いてシベリアを開発したいとまで言っているので、その可能性は否定できません。
事実、ロシア側はロシアと日本が鉄道で繋がることに対してかなり張り切っています。
今後アメリカの世界における権力が著しく向上しない限り、現状のままでいけば日本とロシアはより交流を深めると思います。
その意味でも、シベリアにおける日本人のロシア語の重要性は高まってくるのではないでしょうか?
またロシア語センターのようなものが創価大学にできたというお話も聞きました。
どうやらロシア政府はロシア語の普及に努めているそうです。ロシア語が堪能になれば、就職などに有利になる可能性もあります。
また、事実上ロシアは日本から一番近い国。それを意識するだけで、なんとなくキリル文字くらいは学んでみようと思えるかもしれません。
⑤最後に…
どうやらインターネットでロシア語関連の物をみていると、ロシア語には美女が多いからロシア語を学んでいる人もかなりいるそうです。
気のせいかもしれませんが、ロシア人の中にはなんとなく日本人の色白のような女性に似ている人も、たまにいるような気もします。
確かに美女が多い国だとは思うのですが、トラブルに巻き込まれないように気を付けてくださいね?(笑)どこの国でもそうですが、アタクシみたいな悪女はやっぱりいますから…。
ということで私は数日間ロシア語に浸りますー(笑)
以下、参考になりそうな書籍を集めてみました。画像をクリックするとアマゾンのレビューなどがご覧になれます。
新たな言語で、英語学習者との差別化を図り、自分だけの新しい世界を切り開く。体験する。これほど素晴らしいことはあるでしょうか。
追記
ロシア語の学習には、この動画をお勧めします。というのも、このインタビュー形式の字幕付きの動画は、ロシア語圏のいろいろな都市で行われており、
たとえば、カザフスタンのアスタナとかでも行われています。
生のロシア語が聞けるし、ロシア語圏ってどんな場所?というのが、映像を通じてわかるようになってきて楽しいです。
また登録者数も30万人以上いるので、かなり支持されている動画と思われます。動画学習の際はぜひ、以下を参考にしてみてください。
以下、関連記事です。ロシア語を勉強するメリット、需要、重要性の内容と少し被っていたので統合します。
以下の読むことで、ロシア語が意外にも、どれほど多くの国で話されているのかを、割合も合せてみることができます。
こんなに多かったの?ロシア語が話されている国 TOP10
ロシア語の集中的学習がはじまって、もう少しで1ヶ月が経とうとしている。
12月=フランス語
1月=ドイツ語
2月=ロシア語
のように、今まで少しずつ勉強してきた単語などを1ヶ月ずつやっている日々なのですが、ロシア語はやはりとっつきにくいというのが正直な感想。
というのも、フランス語もドイツ語も英語と同じアルファベットですし、頭に入りやすい。けれども、ロシア語はやはりキリル文字を使用するということもあってか、アラビア語の単語ほどではないにしても、頭に定着しづらいというのを感じている。たとえば、最近、北方領土系の動画をロシア語で見ていて遭遇したこの文言。意味は、なぜ北方領土を日本に返さなきゃなんないの?というものですが、
Почему нельзя отдавать Курильские острова?
この太字のように、アルファベットにないような文字がところどころ入っている。かとおもえば、赤い部分の H のようにみえるものは、ハの音ではなく、ナの音だし、B はバかと思えば、V の発音だったりする。またなぜか、P の音は、R の音であったりと、そりゃ、最初キリル文字を読めるようになるには、頭が痛くなるわけですよ。( ´艸`)
けど、ここは慣れというか、ここで挫折する人が多い。
でも、私といえば、こっちのほうの読み方を先に覚えた人だからね?(笑)
البث المباشر لتلفزيون بي بي سي عربي
これほどしんどいものは正直なかったです。(^^;
なので、ロシア語の勉強において挫折をするという感覚は味わなかった。というのが正直なところだ。で、私と同じようにロシア語を真剣に学びたいって思う人、また私自身のモチベーションを高めるためにも、

(写真はカザフスタン最大の都市アルマトイの中心部)このロシア語がどこで使われているのか?ということが、もっとわかってくると、この言語を学んでいるモチベーションが上がってくる。ロシア語を学んでいるときに、ロシアばかりイメージしてしまうよりも、ウクライナでも、カザフスタンでも、エストニアでも、美人大国のベラルーシでも使われている。と思っていたらモチベーション上がりません?(笑)
確かにロシア語は国連の公用語(世界で6言語だけ)、であったり、国際宇宙ステーションで使用される言語でもあり、ロシアの首都モスクワを中心に、ロシア全土で話されている。アラビア語と違うところは、アラビア語は話し言葉において各方言があり、その現地の方言を覚えないと意思疎通が難しい場合があるのに対して、ロシア語の場合、方言がそれほど多くないと言われている。
つまり、
ロシアだけでしか使えない言語。と多くの人は勝手に思い込んでいるかもしれないが、ものすごくいろんな国で使われている言語だということを私はあらためて感じたのです。

で、この言語、日本人に馴染みのない国がほとんどで、商機のチャンスあるとも言えそう。つまり、今後開拓の余地が多そうな国ばかりだ。
09位 モルドバ(26万人)
08位 エストニア(38万人)
07位 キルギスタン(48万人)
06位 ラトビア(69万人)
05位 アメリカ(87万人)
04位 カザフスタン(379万人)
03位 ベラルーシ(667万人)
02位 ウクライナ(1427万人)
01位 ロシア(1億4430万人)
https://www.quora.com/Which-languages-are-commonly-spoken-in-Israel

ウクライナなんかも、ロシアと対立してはいるものの、ロシア語を今でも普通につかっているというような状況だ。
しかも、私が電子居住権を持っている欧州連合のエストニアにおいてもロシア語が通じるという事実。
このように掘り起こしてみると、ロシア語がいろんなところで使われているということが分かる。その中でも注目するべき場所は、カザフスタンではないだろうか?
カザフスタンといえば、人口2000万人級の国で、しかも中国から陸路で行ける国。日本人にはあまり知られていないけれども、カザフスタンでは2017年に万博が行われていたり、またアルマトイとかアスタナとか、そこそこの大都市もある。
しかも、カザフスタン人は、こんな感じで日本人に近い顔をしている人も多い。
「カザフスタン人と日本人って似てる?「日本人 VS 韓国人 VS モンゴル人 VS カザフスタン人」という奇妙なスレッドを発見してしまった件」
で、私は前々からロシア語を短期間学ぶのなら、カザフスタンかキルギスがいいと思っていた。というのでこの記事でも、カザフスタンを一押ししているんですけどねー( ´艸`)
ま、この記事が、ロシア語学習、またはロシア語に興味があるひとたちの少しのモチベーション維持に繋がればいいと思っています(^^♪
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