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日本は何位?世界の EEZ(排他的経済水域)ランキング TOP50

2018年12月28日

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日本は何位?世界の EEZ(排他的経済水域)ランキング TOP50

2018年12月28日


ちょうど、昨日書いた記事に、面白い視点があった。

「なぜ日本は小さいのに、中国を侵略できたのですか?【中国の反応】」

日本人からすると当たり前のように思えることも、海外の人たちの目からみると、違って見えるということもあるということだ。

日本に住んでいれば、沖縄も小笠原諸島も、ごく普通に当たり前にあるような島。けれども、大陸に住んでいる中国人からすると、日本はただ島があるだけではなく、実は EEZ(排他的経済水域)がものすごい広いように見える点だ。

というのも、中国に住んだり、何度も行っている私にはその感覚が分かる。中国はものすごく国土が広いが、中国側からすると、日本列島と台湾が中国を取り囲むように邪魔して見えるのだ。これは、なんとも不思議である。

中国の国土に比べ、EEZが非常に狭く、明らかに中国人からすると、なぜ俺らの国は広いのに、こんなにEEZが狭いのだ。という感覚になる。

そのため、中国は今後の戦略的な意味もあるが、南沙諸島に人工島を建設。その後も、沖縄、まずは尖閣諸島に関しても、アメリカのシンクタンク(James E Fanell and Kerry K. Gershaneck)が、2020年~2030年に中国から奪われる可能性がある。と指摘しているくらい。

このシンクタンクは、中国共産党100周年までに遂行されると思われるイベント、特に尖閣諸島の問題についてのリポートである。

以下、原本のPDFにリンク
White Warships and Little Blue Men

で、話は EEZ に入っていこう。この EEZ というのは、ウィキペディアによると、

国連海洋法条約に基づいて設定される、天然資源及び自然エネルギーに関する「主権的権利」、並びに人工島・施設の設置、環境保護・保全、海洋科学調査に関する「管轄権」がおよぶ水域のことを指す。

と書かれている。つまり、自国の領土と同じように扱える部分だということもできる。

2017年11月29日、青森沖のEEZ内に北朝鮮のミサイルが落下なんてこともあったけれども、もしこれがロシアの EEZ だったとしたら、ロシアが北朝鮮に攻撃していたかもしれない。というくらいものすごいことだった。

日本は戦後、完全に米軍の依存状態にあるので、ロシアのように大胆な行動はとれない。つまり、中国も北朝鮮も、韓国もそのことを認識しているため、大きな問題にはならない。という認識なのだろう。

で、日本は長らく、この EEZ について疎かにしてきたと言われている。けれども、中国の経済や軍事力が高まるにつれて、その認識も変わっているようだ。

あまり知られていないと思うのだけど、この EEZ について、2004年に中国が沖ノ鳥島を「岩」だと主張して以降、日本政府が海洋調査をはじめ、沖ノ鳥島を人工島に改造中。現在は、ほぼほぼ人工島になっている。

けれども、この人工島を作るのもものすごく大変だったようだ。

2014年(平成26年)3月30日 - 港湾整備事業により五洋建設が設置作業中の桟橋が転覆、作業員7人が死亡する事故が発生。と、ウィキペディアに書かれているとおり、沖ノ鳥島港湾工事事故というものが存在していた。

今後、日本はますます海洋を守っていかなければならないと思う。そして日本人がこの海洋の問題に強く向き合っていかなければならない時代はすでにもう来ている。

そういう意味でもこの記事がなんらかの参考、ヒントになればいいと思う。

ちなみに、以下のランキングはウィキペディアにあってもの。が、英語版と日本語版では、アメリカとフランスの順位が逆だったため、あえて英語版のほうを採用。それ以外はほぼほぼ同じ。

54位 韓国(おまけ)

日本人が韓国を見るとき、台湾ほど国土が狭くないせいか、人によっては小さく見える人もいるが、ものすごく小さい国には見えないはずである。というのも、日本人の中には、韓国と北朝鮮で一つとイメージする人もいるからだ。

ドイツの東西分断だったような状況が続いているわけだけど、ドイツと違い韓国と北朝鮮は、分裂してかなり時間が経っており、経済状況も世界でも最下位と、先進国にも数えられる韓国ということもあってか、多くの人が統一を願っても実際は難しいと考えられている。

つまり、韓国のこのEEZは当分変わることはないだろう。

韓国に住んでいると分かることなのだけど、韓国人は左にある大国中国と同じくらい、右に韓国を取り囲むように邪魔している感のある日本列島を強く意識している。

北海道は韓国のもっと上にあり、太陽が昇る東に、日本のような長い国があると、イヤに思えるものである。これは日本列島の右に、インド大陸が突如として現れたような感覚に近いかもしれない。

日本は極東なので、韓国や中国を俯瞰するようにみることができるが、韓国の場合は、中国、北朝鮮(ロシア)、日本、台湾に完全に囲まれており、これがある意味、現在の韓国の国民性に関わっている可能性もある気がする。

いずれにしてもEEZも日本に比べかなり小さく、韓国の国土面積は北海道と同じくらいであり、関東のGDPよりも少ない。というのは、他の記事でも書いた。


「大韓民国 VS 関東(日本)。人口や経済力(GDP)などを比較した場合、どっちが強いの?【韓国の反応】」



50位 ミャンマー
49位 オマーン
48位 イタリア(意外に狭い)
47位 イエメン
46位 ナミビア


45位 コスタリカ
44位 モロッコ
43位 モザンビーク
42位 パラオ
41位 バハマ

40位 トンガ
39位 バヌアツ(ニュージーランド北西にある島々)
38位 ツバル
37位 アイスランド
36位 カーボベルデ(モロッコの左側に浮かぶ島々)
35位 コロンビア


34位 ソマリア

33位 中国(意外に、狭すぎ…)

上でも触れたのだけど、中国のEEZは以外に狭い。やはりEEZの地図を見ると、中国にとって日本は地理的にも邪魔な存在のようにも見える。

国土の面積に比べ、EEZが狭いのがポイント。ちなみに、中国にとっての西海岸とも言えるのは、パキスタンの海である。

その理由に、2013年1月30日、パキスタン政府がグワーダル港運営権の中国企業への移譲を認可し、その後、中国資本の開発が盛んに行われているからだ。

これは、一帯一路の重要な部分でもある、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)が関係している。

32位 ペルー
31位 モルディヴ
30位 スペイン


29位 エクアドル
28位 アルゼンチン
27位 マダガスカル
26位 フィジー
25位 モーリシャス


24位 セーシェル(マダガスカルの上に浮かぶ島々)
23位 南アフリカ
22位 ソロモン諸島
21位 フィリピン




20位 ポルトガル
19位 マーシャル諸島
18位 インド
17位 ノルウェー
16位 パプアニューギニア

 

15位 デンマーク

一部目からうろこの人もいるのではないだろうか。デンマークと言えば、ヨーロッパの中でもものすごく存在感の薄い国である。その理由は、北欧といえば、右からノルウェー、スウェーデン、フィンランドというイメージがあるからである。

ドイツとノルウェー・スウェーデンの間に、ポツンとあるデンマークは地理的に忘れられていることが多い気がする。

一方、こういう地図を見せられると、多くの人は動揺するかもしれない。というのも、デンマークはヨーロッパにおける国土面積は狭くても、グリーンランドを実効支配しているからだ。

そのおかげでEEZはヨーロッパの国々の中でもトップクラス。

ちなみにグリーンランドは人口の多くが、日本人と似たような顔をしたモンゴロイド系のイヌイットで、大変興味深い場所である。

「なぜ、グリーンランドの【イヌイット】は日本人に似ているのか?」

 

14位 ミクロネシア連邦

ミクロネシアの位置を正確に答えられる人はおそらく、ほんの一握りだと思う。というのも、ポリネシア、メラネシア、インドネシアなど、ネシアのつく国は複数存在するためだ。

地図で見ると、何もないようなエリアにみえるが、このように小さな島々がある。オーストラリアの真上が、メラネシア。メラネシアは国名ではなく、1832年、フランスの海軍提督ジュール・デュモン・デュルヴィル(Jules Dumont d'Urville)が、ポリネシアやミクロネシアとは違うこの地域の民族的・地理的分類のために使い始めたとされたのが始まり。

一方、その上にあるのがミクロネシア連邦という主権国家。人口は10万人ほどしかいなく、グーグルマップでみても、それぞれの島がすべて小さいので、ほとんど存在感がない。そのため、忘れられた国とも言えるだろう。

アメリカ領のグアムや、パラオはミクロネシア連邦ではないが、海洋部の分類の一つにおけるミクロネシアというエリアに入っている。

最後に、ポリネシア。ここにはニュージーランドも含まれる。けれども、ポリネシアという海洋部の分類の中に、フランス領ポリネシアがあり、このフランス領の影響もあってか、フランスのEEZは、世界一位なのである。

13位 メキシコ
12位 キリバス(意外!!)
11位 ブラジル
10位 チリ

9位 ニュージーランド

以下、日本が登場するが、さすがニュージーランドと日本は国の形もにているので、ランキングでもかなり似たような位置にある…。

8位 日本

日本のEEZ は、日本人が思っているよりも広く、このことは、日本人よりも中国人や韓国人の方が詳しいと思う。なぜなら上でも紹介したように、中国と韓国のEEZは狭いので、狭い国からすると、この広さは、喉から手が出るほど欲しいものだからである。

実際に、中国が尖閣諸島を欲しがっている理由や、台湾と統一したい理由は、太平洋の左半分を2049年までに実質的に支配したいからだ。という指摘もあり、このことは、10月4日、米国のシンクタンク、ハドソン研究所にてペンス副大統領が50分にわたり対中国政策についての演説を行った部分でも語られている。

中国の場合、今はまだ尖閣諸島を支配する行動に出ることができないので、東南アジアという弱いもの国家から順番に、海洋進出をしているというようにも見える。

7位 カナダ
6位 インドネシア

5位 イギリス

歴史をあまり知らない人がこの地図をみたとき、驚くかもしれない。かつては大英帝国という太陽が沈まない帝国ともいわれる巨大だったイギリス。

その帝国の頂点として、世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られるヴィクトリアは、現在のエリザベス女王2世よりももっと有名な人物である。

イギリスはこのほか海外領土に加え、現在も、オーストラリア、ニュージーランド、カナダといった旧イギリスの植民地である国の君主が、エリザベス女王となっている。

つまり、日本では日本の天皇がよく凄い!と称賛されるが、実際はエリザベス女王のほうが世界でもっと知名度が高い。

4位 ロシア

3位 オーストラリア

オーストラリアは正直言ってズルい!といえるほど、周りに喧嘩になるような国がないのが特徴。また、南米のブラジルなどを除いても、南半球を牛耳っているかのような、好立地であり、まさに理想の島とも言えそうだ。

それにしても、国土的にみるとロシアのほうがオーストラリアよりも大きく見えるので不思議。



2位 アメリカ

1位 フランス(意外すぎる!)

アメリカよりも、EEZが広い国、それがフランスだった。これは誰もが意外だと思ったのではないだろうか。フランスと言えば、イギリスと同様、海外領土がかなり多いことで有名だけれども、イギリスよりも、更に、アメリカよりも上だとは…。

地図の右側から、フランス領ポリネシア(ハワイ島の真下ら辺にある島々)、そして南米ブラジルの北部にあるフランス領ギアナ、アフリカ南東部にあるマダガスカルの周辺にあるいくつもの島々、レユニオン、マヨットなど。最後に、オーストラリアとニュージーランドの間にあるニューカレドニア。(フランスの海外県・海外領土

そんなニューカレドニアでは、2018年ニューカレドニア独立住民投票が行われたが、結局反対派のほうが多く、フランスのEZZは、1位をキープしている。

 

マルチリンガールのコメント

EEZ の面積は、変わりやすいので敢えて、面積は書かなかった。面積が変更されると、以下のURLに反映されていくと思うので、ご参考に。

いずれにしても、フランスやイギリス、アメリカなどは、ものすごく EEZ が広く、改めて、連合国の強さを感じてしまった(^^;)

日本が仮に戦争で勝っていて、東南アジアなど丸ごと日本になっていたら、1位になっていたかもね…。( ´艸`)

また、中国人の立場になってみると、やはり中国の EEZ がものすごく狭いので、なぜあのタイミングで南沙諸島に人工島を無理やり建設したのかもわかるような気がする。

日本と違い、奪い奪われることを繰り返してきた中国だけに、食うか食われるかという感じなのだろう…。東南アジアが強くならない前に、力尽くで奪うみたいな…。



Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_and_dependencies_by_area
https://en.wikipedia.org/wiki/Exclusive_economic_zone

最後に。以下に以前書いたことのある記事を統合しました。→内容が変わってしまいますが、今後内容を調和させていきます。

 

韓国(朝鮮半島)に住んでいると、なぜ日本(日本列島)が大きく見えるのか?

地図を逆さまにしてみてみましょう。地図を逆さまにするだけで、こんなにも見え方が変わります。これはとても面白い。たとえば人に例えると、

男性の上方の時と女性の髪形のときとでは、イメージが全く異なる。と似ているでしょうか!?(笑)

私が北海道に住んでいた高校卒業までの間、上京するという言葉からもわかるように、東京を上に向けたような地図を頭の中で描いていました。まさにこの地図と同じものです。

北海道はロシアのウラジオストクまですぐに行ける距離ですし、また九州は韓国の一部!?とまでいろいろ想像のできる地図かな?と思っています。(地名が地図に書かれていないので…)

韓国人はこれと同じ地図を頭の中で描いているのではないか?

私がこの地図をみて感じるのは、通常の地図よりも韓国が閉じ込められた感があるという風に思えるのです。まず南には、軍事大国であるロシアが北朝鮮のバックについているようなイメージ。

そして、東側には中国というアメリカに唯一経済でも外交でも対抗できる超大国が存在。韓国にとっては絶対に逆らえない国が東にある。ということです。

また、太平洋に行きたくても西側が細長い日本列島があるため、韓国名でいう東海(日本海)しか楽しめる海がない。その向こうにはもちろん日本がある。東海から日の出を見たとしても、その日の出は日本人が先取りしてみてしまったものを後からみるという何とも言えない虚しさ。

そして、北には琉球王国(日本)がある。北には行けるだろう!?と思っても、沖縄という島々にふさがれている状態。

もし、日本列島がなかったら・・・。と韓国人が思ってしまっても無理はない。なぜなら日本列島がなくなってしまった場合、韓国は気持ちの面で太平洋を独占できるのだから…。

この考えは、地図をひっくり返すことでいろいろ想像できてきますね。。。笑

(私は日本列島がなくなってほしいなんて一度も言っていませんし思っていません)

なんといっても、同じ民族でありながら分断されてしまった北韓(北朝鮮)この地図では南に位置しますが。

とにかく、地理的にみると、韓国は囲まれている。それも、スイスのようにドイツ、フランス、イタリアに囲まれているというのとはわけが違う。

日本、中国、ロシア、そして同じ民族だけれども裏切られた北朝鮮に囲まれているのです。

また韓国は日本統治時代までは中国のおひざ元。その後、日本に統治され、その後は、ロシアとアメリカとのわがままにつき合わされ、国家が分断されてしまうという悲惨な状況。それがいまも続き、あの大韓民国があるわけです。今は経済が発展して生活が以前よりも豊かになったと思っていますが、心の奥深いところではいつどこの国から攻められてもおかしくないという緊張感が韓国人の中にはあると思うのです。

そのため、日本とは違い韓国では体格の良い男性がモテるといわれています。

平和になりきった日本では、体格の良い男性はもちろんモテるでしょうが、それだけであまり判断しないような傾向にあると思います。

北朝鮮の延坪島砲撃事件のときと、金正日総書記が亡くなったこの日、私はかなり恐怖を感じました。この二つのイベントがあったとき、私は韓国に滞在していましたが、その恐怖と言ったら言葉にできないようなものでした。

韓国で教わる歴史観もありますが、地政学的にこのように見てみると、韓国は大国にふさがれています。この見方は、あまり多くの日本人が考えたりすることでもないと思いますが、韓国に留学したことのある日本人には理解できることかもしれません。

というのも、韓国に住んでいた外国人と話していたとき、やはり私と同じように感じていた人が多かったからです。なんていうんでしょう、韓国に住んでいると、日本がやたらと大きな国に見える。これは台湾に住んでいる人から見ても同じかもしれませんね。

このように大国に囲まれ、しかも自分の国が分断されてしまい、その脅威も近くにある以上、韓国のように価値観が1つになってしまうようなことも否定できませんね。

この記事が、日本人が韓国を理解するときの1つの材料になればいいと思っています。

マルチリンガールのコメント

つまりこの記事では、日本という国は、日本人が思っているよりも、広い国だということです。日本の EEZを含めれば、中国のチベット自治区、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、中国東北部などを除いた本来の中国の面積とあまり変わりません。

日本よりも面積では小さい国である韓国や台湾に行くことで、日本がどれだけ大きい国なのかが実感できるでしょう。

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