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アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの言語、経済、人種、物価の比較 TOP7

2019年6月26日

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アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアの言語、経済、人種、物価の比較 TOP7

2019年6月26日


日本人があまり目をつけないエリア・シリーズ。最近これ系の記事を書くのにハマってる( ´艸`)/というのは、置いといて、このコーカス地方。知れば知るほどハマってくるのも事実。

なぜなら日本人が目をつけていない上に、物価が安く、美女が多く(日本人基準のイケメンは少ない)、ヨーロッパ・ロシア・中東・北アフリカ・中央アジア・インドまでのアクセスがめちゃくちゃ抜群なので、人によっては、長居しやすい環境でもあるからだ。

普段知ることもないコーカサス地方について、ちょっと知識を蓄えて、話のネタにでもしてちょうだいな('ω')ノ

※2020年3月時点で、ジョージアにプチ移住実験している。以下にまとめてみた!

「EU入りを目指している?小国「ジョージア」が注目されている理由と、生活してみて感じたこと」

①コーカサス地方の人種

この美女写真を見たとき、一体どこの国の人たちだと思うだろうか。白人ではあるものの、ヨーロッパやアメリカにいる白人とはまたちょっと違う外見のようにも思える。と思った人が多数だろう。

コーカサス地方というのは、そのまま真っすぐ北上するとモスクワ周辺であり、南に真っすぐ南下すると、リヤド(サウジアラビア)と、つまりロシアと中東に挟まれた場所である。

また、もっとわかりやすい言い方をすると、横に長いトルコの西側一帯である。つまり、イスタンブールがトルコ最西端の大都市だとすれば、その対極にあるのは、アゼルバイジャンのバクーである。

地理的にこういう位置にあることからも分かるように、人種的な特徴を挙げると、簡単に言えば、白人の中でも彫が深くなく、薄い顔立ちのロシア人と中東人(毛深くて彫のある顔)がちょっと混ざったイメージだと考えてもいいかもしれない(地理的に)

どうだろう。上の美女たちをみて、美女と思う人もいれば、ウチのタイプではないわ。という人に別れるだろう。

以下の写真はアルメニア人の中でも、トップクラスの美女の写真。ということでネット上で話題になっていた。

こういう美女が、日本人男性と歩いていたら、「あの日本人男性にそんな魅力あるのかしら」「あの日本人男性お金持ちなのかしら」と、周りから逆に、この美女ではなく、日本人男性のほうに視線がくるはずだろうね…。( ´艸`)

→くれぐれも、エルメスのバック欲しい~なんて言われないように、日本人男性は気をつけてねぃ~( ゚Д゚)//

ちなみに男性の平均顔はこんな感じ。(アルメニア人しか見つけられなかった)

https://www.theapricity.com/forum/showthread.php?255705-classify-average-armenian-phenotype

外見的に言えば、日本人女性が好むよりは、日本人男性がコーカサス地方の美女を好む場合が多そうにも思える。アルメニアはイラン北部なので、やはりイランにいそうな感じの顔である。つまりアラブ人よりも、ややロシア人よりの顔なのだ。

 

②コーカサス地方の国は3つ

で、そんなコーカサス地方は地図で見るとこんな感じ。左から、ジョージア(グルジア)、アルメニアアゼルバイジャン。この3ヵ国が、コーカサス地方の国々である。

人口で言えば、

国名面積
アゼルバイジャン986万
ジョージア371万
アルメニア293万
合計1650万人

で、都市人口で言えば、

都市名人口面積
アゼルバイジャン226万人2,140 km2
トビリシ115万人504.2 km2
エレバン107万人223 km2

どちらも2017年の数字。都市に関して言えば、人口密度は、エレバン(アルメニア)が一番高そう。こんな小さな面積に、100万人以上も住んでいる。

上の写真は、まさにエレバンの写真で、奥に見える富士山のような山は、『旧約聖書』にでてくるノアの箱舟が大洪水の後、流れ着いたとされる山と目されているトルコ西部のアララト山である。

ちなみに、この山。日本の千円札の裏面に描かれている富士山の目の前の湖に反射した山が、実はアララト山なのではないか?というふうに、噂にもなっているよね。

https://twitter.com/awamoribar/status/553496958665359363

地理的には、大国ロシアを北部のコーカサス山脈という壁で遮る形となっている。また南は、中東の大国トルコとイラン。そして、西は黒海。東はカスピ海。と、海、大山脈、そして砂漠に囲まれた不思議な場所なのである。

上の写真をみてもわかるように、確かに富士山の反射ではないのは明白…。

で、グルジアの首都、トビリシもまた、オシャレ。街全体が観光地のような作りになっていて、さすが言語系統が違うこともあり、独特の雰囲気を醸し出している。

で、話は戻って、コーカサス地方というのは、トルコ西部と考えればもっと分かりやすい。

また、グルジア周辺には、旧ソビエト連邦から独立し、その後、ごちゃごちゃして、国として認められていないエリアも2つほどある。それが、南オセチア共和国と、アブハジア共和国である。

「なぜなの!?日本と国交がない、または外交関係を一切有さない国 TOP9」

けれどもこの記事では、その二つのエリアは割愛する。で、コーカサス地方というのは、北は、モスクワを中心としたヨーロッパ・ロシアであり、南はサウジアラビアを中心とした中東地区なので、その間にある地方と考えれば良いだろう。

③言語系統は、バラバラ

コーカサス地方は、地理的にほとんど同じエリアなのにも関わらず、それぞれの言語系統がバラバラであるのが不思議でならない。

アゼルバイジャンは、カスピ海に面しており、アゼルバイジャン語は中央アジアの国々と同じ、テュルク諸語で、つまり、カザフ語・キルギス語・ウズベク語などと兄弟関係にある。

そして、内陸に位置するアルメニア語は、北部がイランと繋がっており、イランと同じ、インド・ヨーロッパ語族なのだが、面白いことに、アルメニアだけ、この周辺のイラン語、パキスタン語、インド語などのグループであるインド・イラン語派には入っていなく、アルメニア語だけ孤立している。

もっと面白いのは、グルジア語は、ヨーロッパにも、インドにも、アラブにも、ロシアにも、どこにも属さないカルトヴェリ語族に分類されている。これは非常に、ミステリーだ。

ちなみにヨーロッパ周辺で、インド・ヨーロッパ語族の言語ではない言語は、フィンランド語・エストニア語・ハンガリー語・バスク語である。

「欧州なのに「インド・ヨーロッパ語族」には属さない異端の「ウラル語族」と日本語の関係」

 

④ビザ情報・行き方

コーカサス地方というのは物価こそ東南アジア並みに安いが、

ヘイダル・アリエフ国際空港(バクー)
ズヴァルトノッツ国際空港(エレバン)
トビリシ国際空港(トビリシ)

なので、アブダビ・モスクワ・ドーハ・ドバイ・イスタンブール・ワルシャワ、などで乗り換えする必要がある。そのため、安くて片道7万円はする。燃油などを込みで、成田から行く場合は、8万円は見積もっておいたほうが良い。

とはいっても、南米に長期滞在するよりも安い。南米の場合は、アメリカ経由やオーストラリア経由で、片道10万円以上はかかるだろう。

また、ポイントなのは、ジョージアの場合、ビザなしでも1年間滞在できるという点だ。例えば、タイ・インドネシアなら1ヶ月ほどしか観光ビザで滞在できないので、タイの場合は再入国、インドネシアの場合は二回目の入国以降、1ヶ月延長のビザを取らなければならないが、ジョージアではそれを気にせずに、長期的に暮らせる。

以下に詳しく書かれていた。

https://skyticket.jp/guide/133978#articleHead_1

また、アゼルバイジャンに行く人は、その多くが中央アジアでノマドした人たち。というのも、カザフスタンとアゼルバイジャンは、カスピ海を挟んですぐそこにあるからだ。

カザフスタンから船でアゼルバイジャンに行く場合は、アクタウなどの都市でビザを取らななければならないが、飛行機で移動する場合は、ビザ不要。(紛らわしい)

以下、在アゼルバイジャン日本国大使館の内容

アゼルバイジャンに入国するには,あらかじめ査証(ビザ)を取得する必要がありますが,2016年2月1日から国際空港(ヘイダル・アリエフ国際空港(バクー)及びギャンジャ空港)において,日本国旅券所持者に対して,一般査証(一次有効,滞在期間:30日)の発給が開始されました。

ジョージアのビザ申請は以下から。

https://www.evisa.gov.ge/GeoVisa/en/VisaApp

また、アルメニアは、アゼルバイジャン(カスピ海)、ジョージア(黒海)の間にある国で内陸国家。ここの空港にわざわざ降り立つ人はあまりいないだろう。

どっちの国からも陸路で簡単に行けるので…。

で、アルメニアという国。ここも、ジョージアほどまではいかないが、6カ月ビザ免除ということをやっている。DTACアルメニア観光情報局のページによると、

2017年8月31日のアルメニア政府決定により、同年9月6日以降にアルメニアに渡航する日本国籍保持者は、年間180日までの滞在に限り、査証取得が不要となりました。

なお、ビザ条件は変更が多いため、最新情報は必ず大使館でご確認ください。

となっており、アルメニアもまた長期滞在者にとって都合の良い国になっている。( ゚Д゚)//

ちなみに、トリビアとして、ナヒチェヴァン自治共和国という、アゼルバイジャンの飛び地が、アルメニアの南側にある。

⑤1人当たりのGDPの比較

順位国名GDP
1アゼルバイジャン    45万円
2ジョージア            44万円
3アルメニア            41万円

コーカサス地方の1人当たりのGDPは、意外なことにほぼ同じなのである。その中でも、バクー(第二のドバイと呼ばれている)の発展ぶりから見ても分かるように、アゼルバイジャンが若干多い。とはいっても、ほぼほぼ1人当たりのGDPにおいてはコーカサス地方は同じであると思ってもいいかもしれない。

で、周辺の国々はどうなのだろうか。例えばロシアは、113万円。そしてトルコ(93万円)、イラン(54万円)、ウクライナ(29万円)となっている。

経済制裁されてクレジットカードなども使えないイランよりも、1人当たりのGDPが低いのがコーカサス地方。とはいっても、皆が貧しいようなみすぼらしい生活をしているわけではない。

けれども、1人当たりのGDPを知ることは、その国の物価を知ることにも繋がってくる。最近はウクライナの通貨下落で、ウクライナにも長期滞在するのがかなりお得!という話も聞くが、コーカサス地方もそのくらい物価が安くて長期滞在するには、向いている場所だと言える。

ウクライナについては、次回調査して紹介しよう。

 

⑥コーカサス地方の物価は、バンコクの半分

https://www.flickr.com/photos/shankaronline/36927332561

ここでは私が気になっているアゼルバイジャンを中心に書いていこうと思う。上にも書いた通り1人当たりのGDPが似通っているので、物価は同じくらいだと考えてよいだろう。

で、物価が安く日本人にも大人気のタイと比較したところ、全体的にバンコクの半分の物価であることが分かった。バンコクの半分って想像するだけでもゾッとする…。

本当にこんなに安いの?と思ってしまう。けれども、以下のサイトでは各都市の生活費などを詳細に比較している計算機なのだが、バンコクの半分となっている。アゼルバイジャンの1人当たりのGDPが、タイ(71万円)の半分くらいなので、信ぴょう性があると言える。

バクーの生活費は、インドのデリーと同じくらいと言われているので、そう考えれば、一番わかりやすいかもしれない( ゚Д゚)//

Cost of Living Comparison Between Bangkok and Baku

これは、長期的に格安のエリアで、1年とかブログを頑張りたい人などには向いている場所と言える。

しかも、アゼルバイジャンのバクーは、中心部のみ、そこそこ発展していて、カスピ海も望めるので、閉じ込められている感はあまりないだろう。

⑦輸出・輸入先国家の比較

それぞれの国の輸出・輸入先、つまり貿易相手国を見ることで、その国はどの国と結びつきが強いのか。また、その国の産業は何なのか。を知ることで、どんな職業に従事している人の割合が多いのかなど推測しやすくなる。

ちなみに、以下で紹介する3ヵ国の数字は、2017年の数字である。

順位輸出先国(ジョージア)割合
1ロシア14%
2アゼルバイジャン10%
3トルコ7%
4アルメニア7%
5中国7%

 

順位輸入先国(ジョージア)割合
1トルコ17%
2ロシア9%
3中国9%
4アゼルバイジャン7%
5ウクライナ5%

ジョージアからの輸出国は、ブルガリア(6%)、ウクライナ(5%)、アメリカ(4%)などもあった。また、輸入に関しては、ドイツ(5%)も、あった。

順位輸出先国(アルメニア)割合
1ロシア27%
2イラン13%
3ブルガリア8%
4イラク6%
5ドイツ5%

 

順位輸入先国(アルメニア)割合
1ロシア28%
2イラン7%
3ジョージア7%
4中国5%
5ドイツ5%

アルメニアからの輸出国は、オランダ(5%)、中国(4%)、スイス(4%)、UAE(4%)などまだまだあった。

それにしても、アルメニアは貿易においてロシアにかなり依存していることが分かった。
順位輸出先国(アゼルバイジャン)割合
1イタリア23%
2トルコ13%
3イスラエル6%
4ロシア5%
5ドイツ5%

 

順位輸入先国(アゼルバイジャン)割合
1ロシア17%
2トルコ14%
3中国9%
4アメリカ8%
5ウクライナ5%

アゼルバイジャンからの輸出国は、チェコ、ジョージア(4%)、輸入国は、ドイツ(5%)も、あった。

いずれにしても、ここでやっとイタリアやイスラエルが登場したのが興味深い。

以下、思いついたことがあれば追加していきたいと思います(^^♪

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