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優先言語リストからフランス語を1ランク格下げした理由

2023年10月14日

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優先言語リストからフランス語を1ランク格下げした理由

2023年10月14日

2023年も残り2ヶ月というところかな。

今年も多くの言語学習と海外ノマド体験、視察などをしていく中で、また新たな拠点国を見つけたり色々あった。その中で日々自分の環境が変わっていくとともに整理しなければならないことも増えていく。

そのうちの一つが優先言語の毎年の見直し期間。

学習をずっと続けていくと理解のある言語の順位や訪れる国の期間によって多少、自分が学習している言語の優先順位が変わってくる。

今回はその中でフランス語の自分の中における地位、順位?について書いていきたいと思う。

記事のタイトルが、優先言語リストからフランス語を1ランク格下げした理由。となっているが、決してフランス語を過小評価しているわけでもなく、今後フランス語との向き合い方を多少変える程度である。ということも先に言っておく。

 

①フランス語圏に、私の生活圏がない

フランス語の響きは好き。言語としてのリズム感や英語にはない部分の文法だったり、好きな場所は多くあり、私が勉強している言語の中でもフランス語は常にヨーロッパの言語の中では上位だ。

そして今後もずっと勉強していく言語であるということは確かだ。

実際に私はフランス語で日記もつけ始めているしこれを辞めることもない。

けれども12言語以上もやっていると、その中でどうしても優先順位をつけなければならないという現象が起きる。

そう考えた時、フランス語でニュースをみたり、文章を読んだりすることは多いが、日常に根ざしたフランス語、つまりあのシチュエーションであれを言えば良かった。などというのはフランス語であまり頭の中に過ってこないのである。それはフランス語圏での生活体験が少ないからである。

上に貼り付けた地図は私が大好きなフランス語圏の地図。

左から、太平洋諸島のポリネシア(タヒチなど)、カナダ東部、カリブ海、南米のギアナ、フランス、北アフリカと西アフリカの大部分、インドのポンディシェリ、ベトナムなどの旧フランス植民地だった3カ国、ニューカレドニアと多くの国で今もなおフランス語が話されている、または人気言語という状況。しかも世界においてもフランス語はいまだにTOP3にはいるような人気外国語だ。

けれども一つ私が感じるのは、フランス語はフランスやカナダ以外、そのほとんどがまずイスラム教徒の国々であること。西アフリカのフランス語圏はキリスト教国だけれどもそれでも生活圏には適していない。つまり自由に活動するという意味での環境には適していない。

またベトナムではフランス語の地位は年配者を中心に高いものの、話せる環境や勉強できる環境も多いとは言えない。→ベトナムはノマド生活には最適だが、ここでフランス語がもっと話される環境があれば確実に格下げはしていないかもしれない。

つまり私が海外ノマド生活している中で、人々との交流という意味においても今後そこまで必要とされる言語ではないということなのである。

一つこの地図の中でフランス以外で私がノマド拠点とできる国はモロッコ。→視察済

「モロッコの「アガディール」でノマド視察した理由【3泊4日】」

とはいってももちろん今後もフランス語の学習はお勧めしていくし、学習自体も辞めるつもりはない。近い将来、モロッコに3ヶ月くらい行っている可能性は十分にある。

 

②雅子さまと、あるユーチューバー(かっこいいという側面でみた場合)

マルチリンガールとしてのフランス語と、私のプライベート生活におけるフランス語は少し違ってくる。

つまり今後将来に向けて自分が強化したい言語を絞る際には、ブランディング化したマルチリンガールとしての自分と、プライベートの普通の自分の間で話し合わなければならないということになる。

常にフランス語と比較対象になるのは私の場合、ロシア語だったりアラビア語である。

ロシア語とフランス語。

どっちが話せたらかっこいい?と考えた時、それは常にロシア語なのである。

その理由は、雅子さまがフランス語を話せても普通。。と思うのに対して、ロシア語を話している雅子さまを想像した時に、尊敬すると思ったからである。→変な例えだけど、これが一番しっくりくると思う。

自分がそのような発想になるということは私はロシア語の能力をより欲しているのだと悟った。

普段中央アジアで生活していて、彼らがロシア語を話しているのをみて尊敬するわけではないしかっこいいとも思わないが、日本人がロシア語を話せる。という意味ではやはり凄い!となるのだ。

また色々な動画をみてみてロシア語のみで話している日本人の動画は尊敬!となるのだけれども、フランス語のみで話している日本人の動画を見てもなんとも思わなかったということである。

昔の私はおそらく同等に思っていたかもしれない。つまりロシア語を話せる日本人もフランス語を話せる日本人も同じように凄いと思ったということだ。

けれども今の自分にはフランス語を話す日本人は普通という感じになってしまっている。

かつて英語もろくにできない頃、アメリカ英語発音ができる日本人がかっこいい!と思っていた頃と今は全くなんとも思わない。というのと似てるかもしれない。

やはり言語を伸ばすモチベーションとして、将来流暢に話せたらかっこいい。という自分を想像することも重要だと感じている。

これはよくロシア語の生徒さんとも毎回のように話していることでもある。

 

③英語と似ている事も、格下げの理由の一つ

私は自分を多言語話者と育てていく中で、できるだけ英語と似ている言語を何言語も話せるようにはなりたいと思っていない。

フランス語と英語は語彙が非常によく似ている。ドイツ語よりも同じ形でそのまま使われているのである。発音は全く変わってしまうが書いた時同じなため覚えやすい。

将来的に自分が操れるTOP5言語の中に、似たような言語を入れたくないという変なこだわりがある。

と考えると、私の優先言語は日本語も一つの言語と考えた場合、以下となるだろう。

①日本語=母語

②英語=世界言語

③アラビア語=英語圏とは異なる文化・宗教・世界観がある言語

④ロシア語=同じインド・ヨーロッパ語族の言語、かつ英語やフランス語の語彙もあるが、基本は非常に覚えづらいスラブ語系の語源の語彙ばかり

 

⑤キルギス語  OR モンゴル語

キルギス語(トルコ語と同じだが、キルギスにいることが多いので・・)チュルク語であり他の言語とは語彙は全然似ていない。またおそらくかなりマイナーな言語なので話せる人が少ない。

モンゴル語(縦文字であり、民族意識が強く、人口が少ないが、言語系統もどこの言語とも被っていない点。また発音が難しい)

※中国語・韓国語=自分の中では話せて当たり前の位置付けなので上記には加えない。→フランス語も英語と似ている分、自分の中では話せて当たり前の位置付けになっていこうとしている。

ちなみにヒンディー語なんかも蓋を開ければアラビア語語彙のオンパレードである。とはいっても同時にサンスクリット語源の単語も多くある。とはいっても私の場合、インドよりもキルギスやカザフにいることの方が多いので、ヒンディー語よりも自分がやっていて楽しいキルギス語やモンゴル語をTOP5に入れた。

 

④パッシヴ言語としては1位

私は南国の海で生活するのは好きではないのだけれども動画をみたりするのが好き。

フランス語圏には上記に載せた地図にあるような国々で撮影されたフランス語の動画がたくさんある。そういうものを聞き流したり、自分の日記をフランス語で書いたりするのが非常に楽しい時間となっている。→誰もいったことのないような島の動画を他の言語で見る時間はこの上ないことよ。

そのことによって英語のとある部分が発見できることもいまだにあるし、違う側面から他の国を見ることもある。

例えば2023年6月あたりにウランバートルの部屋にこもっていた時は、日本語にモンゴル関連のコンテンツが全然ないのでフランス語でモンゴルの情報を吸収していた。

フランスの書店でも感じた事なのだけど、フランス語圏には特に民族系の書物や動画は非常に種類が豊富だと感じる。フランス語の生徒さんともよく話すのだけれども、これはフランス人自体が民族関連の話題について日本人やその他の言語圏の人たちよりもより関心があるからなのかもしれないと思った。

フランス語圏自体、多くの民族を抱えた言語なのでそういう意味もあるかもしれないが。英語圏にもないような動画があったりするのがフランス語で情報を吸収する楽しさでもある。

 

⑤今後、フランス語でフォーカスする部分

以下、上記の音読のスクリプト

●Tout à fait.

●C'est toujours un grand plaisir, Emmanuel, d'être ici, à l'Élysée,

●Mais surtout d'être avec nos amis français

●Pour parler d'enjeux bilatéraux,

●Mais aussi qui sont importants pour la planète entière.

●Évidemment beaucoup de discussions sur l'Internet, sur comment on va contrer la radicalisation, le terrorisme,

●Utiliser la technologie pour le bien des citoyens

●Et de nos communautés. On a évidemment parle beaucoup hier et ce matin

※太字が音読のところで発音できていなかった箇所。

citoyensを、histoire に近い発音で読んでしまっている(笑)。

twitter の音声は、2023年10月に生徒さんに出した課題を私も練習してみた動画。

この様子からもわかるように、フランス語の音読は本当に楽しい。

さて、フランス語では発信型としての言語というよりは一つ優先順位を下げるとして、発音や音読の面で磨いていこうという方針にここ数年で変わった。とはいってもすらすら音読できるようになるためにはある程度会話ができないと瞬発的にもスピードは上がらない。

なのでそういう意味でのフランス語圏での生活体験は今後もしていこうと思う。

今後もフランス語メンターでは入ってきた生徒さんに対して発音を上手になっていって終了してもらうことを目標にしていくということも変わらないだろう。

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