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世界の王室(皇室)と、貴族における階級(爵位)と、天皇、国王(女王)、王子(皇太子)、大公、公爵、侯爵、 伯爵、子爵、男爵の違い




よく、根拠もなく外国語の引用文もなく、天皇陛下が世界でローマ法王や天皇陛下よりも地位が高い。とネット上で書いている人がいる。

けれども、私が以前の記事でも書いたように、もしそのように言うなら、外国人が納得できるように論じなければならないと思う。称号一つだけで格上、格下。そんなものが本当に存在するのか。最近は聞いたことをそのまま書いて断言する。あたかも本当かのように大袈裟に書くようなブログが多い気がする。

ま、ブログってそんなものなんだけどね。と、ここで諦めてはいけない!と思いながら、その王室(皇室含む。ここでは面倒なので王室だけで済ませることにする)のヒエラルキー、また国際儀礼と言われているプロトコルなどでもよく言われている称号のランクを解説していきたいと思う。

このランキングはウィキペディアの王族、貴族のランキングについて書かれていたものを参考に、私が今まで見てきた内容も合せて紹介していきたいと思う。

Reference Site
https://en.wikipedia.org/wiki/Royal_and_noble_ranks

①天皇、皇后



Reference Site
https://www.pinterest.com/pin/66780006950997134/

(写真は、ルクセンブルク大公アンリの長子ギヨーム・ド・リュクサンブールが、2011年に来日したときの写真。次期ルクセンブルクの代行になる人だ)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/5/0512_04.html

世界に存在する Emperor / Empress は日本にしか存在しない。

・Emperor(天皇陛下)
・Empress(皇后陛下)

よく勘違いされるのが、天皇陛下がどこの国の元首よりも格上だという内容。けれども、日本の天皇は英語でこそ Emperor と表記されているけれど、実際はこの Emperor(皇帝)が示すように、外国の植民地を支配している国ではない。なので、Tenno とそのまま訳されることもある。支配者というよりは、神道のトップとしてローマ法王に近いということや、

「エリザベス女王が天皇陛下と握手する際に、自ら一歩踏み出す理由」


日本の皇室は2000年以上続いていると言われているが、その信ぴょう性はそれほど高いものとも言えず、世界最古の王室なので、格上!とか、タイトルが天皇なので格上!というのはどう考えても無理がある。

「日本のエンペラー(天皇)や皇室について、キミたちが知らないコト TOP5【海外の反応】」

たとえば、イランには、1941年9月16日 - 1979年2月11日の期間、レザー・シャーという皇帝(Emperor)がいた。この当時、イランはこの皇帝を通じてアメリカと仲が良かった。今でこそアメリカとイランは敵対しているが、実はアメリカとイランは、数十年前まではアメリカと日本くらい仲が良かったのだ。で、そんなイランが今でも皇帝を維持していたら、それが本当にエリザベス女王やローマ法王よりも格上ということになるのだろうか?

称号がEmperor というだけで、格上というのは考えづらい。けれども、昭和天皇の場合、在位期間が長かったことや、実際に大日本帝国のトップだったということもあり、皇室の
歴史よりも、昭和天皇の在位数の長さのほう影響しているのではないか?とも思ったりする。

けれども、一応タイトル(称号)を文字上で並べるときには、Emperor(天皇)というのは、国王よりも上に来ることが多い。

というのも現在世界で Emperor という称号使っている国がないからだ。おのずと、称号を並べたときに Emperor が上に来ることになる。

けれども、これは世界に27ある王室だけの話であり、そこに王室などが存在しない国を巻き込んで考えると、天皇陛下という日本の首相よりも格上の、いわば国家元首的な存在と、中華人民共和国の国家主席、米国大統領は国際社会では同等である。ということになる。

また王室だけの枠組みで考えた場合においても、天皇という称号は、他の国の国王や女王と同等であると考えられている。

オバマ大統領が大げさなお辞儀をしたのは彼の心からの尊敬であろう。

「なぜ米国のオバマ大統領が、日本の天皇やサウジの国王にお辞儀しなきゃならないんだ?【アメリカの反応】」




②国王、女王

多くの国に存在する国王(King)と女王(Queen)。その国の国家元首的な存在である。日本の天皇は唯一の天皇家(皇室)であるのとは違い、それ以外の国はすべて王室だ。

なので、厳密に言えば皇室と王室は違う。ということを考えれば、天皇も国王(女王)も同格ということになる。


③オーストリア大公

Archduke(Archduchess) をウィキペディアで調べても英語版でさえ、その内容はかなり薄かった。また、英語版を日本語版に変えると、オーストリア大公のページに移動した。その内容を簡単に引用すると、

オーストリア大公(ドイツ語: Erzherzog von Österreich)は、ハプスブルク家(ハプスブルク=ロートリンゲン家を含む)により用いられたオーストリア(オーストリア大公国)の領主としての称号(男性形)。16世紀以降は君主以外の一族の成員も用いた。

となっていて、あの有名なハプスブルク家で使われていることが分かる。

で、この Archduke という英単語を見ると、Arch-duke だということがわかる。つまり、貴族の与えられる爵位の1位にあたる公爵(duke)よりは格上だということは文字通りわかる。(実際に格上なのかは別)

つまり、この Archduke という称号は、このオーストリアでのみ使われている称号ということである。

で、あまり知られていないが、世界を動かした最強のハプスブルク家の子孫はまだ現存していて、現在、非公式でありながらも、オーストリア大公を名乗っている。

つまりオーストリア国民が再びオーストリアという国に王室が必要!!と求めたとき、ハプスブルク家の子孫は再び、公式的に大公として認められることになる。

「ハプスブルク家、ブルボン家、ザクセン=コーブルク=ゴータ家。現在もヨーロッパに存在する貴族」



④大公




大公とは英語に訳すと、大きく二つある。

・Grand Prince (Grand Princess)
・Grand Duke (Grand Duchess)

どちらも、Prince や Duke に Grand を付けただけだ。Grand=大。Prince, Duke=公。ということになる。

そもそも Duke を除けば、英語では Prince, Princess がもつ意味はかなりその幅が広い。たとえば、エリザベス女王の息子ウィリアム王子は、Prince であるし、天皇の息子でもある皇太子殿下も Prince だ。つまり、それに加えて Grand がつくのだから、称号上それら、王子・皇太子(Prince)や、公爵(Duke)より格上ということになる。

その証拠に、2017年11月末にルクセンブルク大公夫妻が来日した際に、夫妻は天皇陛下にきちんと会釈、curtsy(膝を曲げてお辞儀するもの)をやり、一方で、皇太子殿下と雅子さまが、夫妻と会った際に、特に雅子さまは膝を曲げてお辞儀する curtsy をしていた。(皇太子殿下と雅子さまが天皇、皇后になれば、次回会ったときは格が逆転するのだけどね…)

なお、Prince と Duke は語源的にみると、意味的にはだいたい同じである。ということを以下に書いていきたい。

Prince は、英単語の Principal / Principle(校長、主な、原理)など、日本語訳の、長、主、原、すべて見ても分かる通り、語源的にいえば、一番上という意味になる。なので、これは割と文字から考えると、なぜ Prince が、王子、皇太子、大公などを意味するのかは分かりやすい。

Duke という言葉は、古フランス語の ducere からきており、現代英語にすると lead の意味を持っていた。つまり leader(リーダー)という言葉からも分かるように、そういう上に立つ人というふうに解釈できる。また、爵位の中で1位でもある公爵(duke)の上に立つという意味にもなる。

現在、大公として有名なのは、ルクセンブルク大公のアンリや、モナコ公国のアルベール2世である。

ルクセンブルクは大公を Grand-Duke と表現している。なので、Grand-Duke といえば、あのイケメン顔のアンリを思い出せばよい。一方、アルベール2世 (モナコ大公)は、大公の意味として Prince という称号を使っている。けれども、モナコ大公の場合は、Grand-Duke なのにもかかわらず、Grand という称号は入れていない。

けれども、称号上は Prince であっても、エリザベス女王の息子ウィリアム王子、天皇陛下の息子、皇太子殿下とは格が違う。Grand-Prince なのに、わざわざ称号に入れる必要ないじゃん!ってことで省略している可能性がある。

まとめ。
つまり、大公というのは、天皇・国王よりも格下で、王子・皇太子よりも格上の存在となる。その証拠に、アンリ(ルクセンブルク大公)は皇后美智子さまの手の甲にキスをするし、アンリの夫人は天皇陛下に対して、ひざを曲げるお辞儀(curtsy) をやっている。



⑤王子、皇太子

Prince (Princess) →ここには、王子の女性版である(王女)や、次期女王になる王太子(皇太子とも表記される)を書いていこうと思う。


つまり王族の等級では一番したということになる。なので、皇太子殿下と雅子さまは、世界の国王レベルにお会いするときは、きちんとお辞儀したり、curtsy(膝を曲げるタイプのお辞儀)をしている。

たとえば雅子さまはご病気ということもあり、それほど多くの国王級の人たちとは会っていないけれども、この等級をきちんと守るとすれば、たとえば日本からみて明らかに経済的にも格下にみえる東南アジアの国王などにも、curtsy をしなければならないということなのだ。

故ダイアナ妃は、きちんとプロトコルに従って、東南アジアの国王級にも curtsy をやっている。また天皇陛下に対する curtsy は日本だけでなく、世界の王室ファンの間で有名だ。

「ダイアナ妃による天皇皇后両陛下への膝を曲げてするお辞儀 curtsy が美しすぎる【海外の反応】」


で、ざっくりいうとここまでが王族である。これより以下は、貴族的な順番になる。つまり、王族>貴族。ということになる。



貴族の爵位と言えば、王族の称号の等級よりも、混合しやすいのではないか?と思う。名前もなんとなく似ているし、またたとえば公爵の代表的な人って誰?とか言うと、なかなか思いつかない。なので、代表的な例を写真で公開することで覚えやすいようにしていきたいと思う。

ちなみに、以下1位~5位までのいわゆる「爵位」だ。つまり皇族や王族などが、その下の地位でもある貴族に与えるランクである。


⑥公爵(1位)

公爵とは英語では、Duke (Duchess) といい、貴族の爵位では1位だ。

日本に存在した華族を例にとると、

・伊藤博文
・徳川慶喜
・岩倉具定

一条実輝、大山巌、桂太郎、九条道孝、近衛篤麿、西園寺公望、三条実美、島津忠義、島津久光、鷹司信熙、鷹司熙通、徳川篤敬、徳川家達、徳大寺実則、二条基弘、東三条公美、松方正義、南岩倉具威、毛利元徳、山県有朋

これらは日本の華族の中でも一番上の人たちだったということになる。明治維新によって徳川家の時代が終わったものの、徳川家のほとんどの人たちはこのように貴族の一番上の階級になったということがここでわかる。

ちなみに、日本の公爵は英語表記では、Duke ではなく、Prince を用いていた。

「日本の旧華族(貴族)階級の頂点「公爵」リスト TOP19」


⑦侯爵(2位)

英語では、Marquess(Marquis) と書く。公爵は貴族階級で1位なので、日本の華族においては上にあげただけしかいないけれども、侯爵からかなり増える。

ちなみに、

・公爵(こうしゃく)
・侯爵(こうしゃく)

のように、読み方が同じなのは、以下に日本語が話すための言語ではなく書くための言語なのかがわかる現象なのかもしれない。




⑧伯爵(3位)

伯爵は、はくしゃく。と読み、英語では、Earl と呼ぶ。

今に繋がる有名な人を言うと、牧野伸顕がそれにあたる。というのも、麻生太郎氏は、牧野伸顕のひ孫だからだ。よくインターネット上で、麻生太郎の家系は貴族だったと書かれていたり、等級が高かったわけではないと言われるのは、牧野伸顕の等級が伯爵だったからである。とはいっても、かなり地位が高いのには間違いない。

Earl もゲルマン語系。いかに王族や貴族がドイツあたりから発祥しているのかがわかる。


⑨子爵(4位)

子爵は、ししゃく。と読み、現在に通ずる代表的な子爵 (Viscount / Viscountess)と言えば、大島義昌ではないだろうか。お分かりの通り、玄孫が安倍首相である。なので、安倍首相もよく、華族の中では等級が低かったなどと書かれることがある。

ちなみに、Viscount を語源辞書で調べてみると、Vice-President(副大統領)などの Vice と、count がくっついた単語のようだ。


⑩男爵(5位)

今でも世に知れ渡っている人でいえば、第4代ロスチャイルド男爵(ジェイコブ・ロスチャイルド)ではないだろうか?これは、ナサニエル・ロスチャイルド (初代ロスチャイルド男爵)から始まったとされている。

ランクでは下のように見えるけれども、実際にロスチャイルド家が世界を動かしているともいわれていることから考えても、貴族の爵位が経済的な豊かさのレベルに繋がるということではない。ということがわかるのではないだろうか。

Reference Site
Jacob Rothschild, 4th Baron Rothschild

そういえば男爵芋(だんしゃくいも)という言葉があるけれどもこれは、これは男爵芋を導入した、川田龍吉男爵によるもののようだ。

男爵は、イギリスにものすごく多いく、以下からリストが見れる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/男爵

ちなみに、Baron はゲルマン語からきていて、その語源は warrior(戦士)だそうだ。

⑪そのほか

これより格下なのが、準男爵(Baronet / Baronetess)であったり、騎士(Knight)だったりする。

Reference Site
https://ja.wikipedia.org/wiki/現在の君主の一覧

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