スワヒリ語(アフリカの言語)を勉強するメリット、需要、将来性




現在、外国語強化期間に入っているマルチリンガールりょうこです。twitterでは、2000人以上の仲間と交流させていただいています(@_multilingirl_

さて、私は現在スワヒリ語の可能性について研究中。というのもアラビア語は初級の方に教えるようになり1年以上が経過し、現在ヒンディー語も勉強しているが、ヒンディー語には実に、アラビア語由来の単語がいくつも入っていて、じゃスワヒリ語もいけるんじゃね?という風に思っているからだ。

けれども動機はそれだけではない。今後のアフリカの経済発展の状況や、スワヒリ語が話されている国に住む民族、あらゆる部分から学びたいと思っているので、そのためには簡単なスワヒリ語(初級200フレーズを生徒さんに教えられるレベル)は身に着けたいと考えている。

そうすることで、ノマド中の私も数年後にナイロビや、ダルエスサラームに行く楽しさに繋がっていくと考えている。

いずれにしても、おそらくこれを読んでいる方にとってスワヒリ語は一生関わることのない言語かもしれないが、学ばないとしても、この記事を読むことでいくつか発見できることは多いと思う。



①アフリカで使用されている言語

まず、スワヒリ語=アフリカの言語というイメージが強いが、アフリカの面積は、日本~トルコあたりまでのアジア全域くらいの広さがあり、アジア=1つでは括れないのと同じで、アフリカもまた北アフリカ(白人や中東に近い人たち)~南部の南アフリカまで、ものすごく広い。

で、アフリカは欧米の植民地支配やイスラム教の広がりによって、東西南北で話されている言語に偏りがある。

北アフリカは、マグレブ諸国と呼ばれ地中海に面しているのでアフリカというよりも南ヨーロッパ的な意識を持つ人が多く、これらの国では宗教がすべてイスラム教であることから、アラビア語の権威がある一方、実際はフランス語もものすごく使用されており、フランス語による憧れが非常に強いエリアである。

西アフリカは、フランス語を公用語としている国の集まりでフランスとも今もなお関わりが強い。

南部の南アフリカを中心に英語やオランダ語に似たアフリカーンス語が使用されている。


エリア言語
北アフリカアラビア語・フランス語
西アフリカフランス語・英語
東アフリカスワヒリ語・英語
南アフリカ英語

と、アフリカはどこも欧米や中東の言語に支配されているかのように見えるが、東部のスワヒリ語圏だけは違う。

このスワヒリ語は、アフリカでも唯一、アフリカで発祥した言語として、大きな影響力を持つのである。

ケニアとタンザニアは、スワヒリ語が使用されているメインの国で、特にケニアには国連の本部があり、アジア側からも近い位置なので、アフリカの玄関口になっている。




②スワヒリ語圏の拡大

スワヒリ語は、リングワ・フランカ(いくつもの民族を束ねるために作られた言語)という側面もある。この意味で言うと、インドネシア語に似ている。

「インドネシア語・マレー語を勉強するメリット、需要、重要性」

こちらの記事でも書いたが、インドネシア語というのは最近マレー語をもとに作られたインドネシアの国語である。

ジャワ人、スンダ人、中華系インドネシア人など多くの民族がそれぞれ融合するこの国では、そういう国語を作ってインドネシア人としての自覚を持たせる必要があった。

つまり東南アジア南部(マレーシア、シンガポール、インドネシア)におけるインドネシア語話者が多いのと同じ意味を持つかもしれない。

つまりスワヒリ語は、アフリカの言語というよりも、東アフリカ(東アジアと同じようなイメージ)のリングワ・フランカとしての機能が注目されている。

アフリカの言語と言えば、北アフリカを中心にアラビア語、西アフリカ・北アフリカ西部を中心にフランス語、全体で英語と、アジア全域くらいの広さがあるので、共通語という概念は持ちにくいが、

東アフリカの国々ではスワヒリ語がさらに影響を持っていくと予想。

タンザニア、ケニア、ウガンダ、コンゴ、ルワンダなど、一部の国では普及はしていないが、公用語に指定されていたり、今後このエリアの人たちがネイティブではなくとも、簡単なスワヒリ語は理解しているよ。という流れに変わっていくと思う。

いずれにしても英語の地位は変わらないものの、現地語が話せたらローカルの人には賢いと思われるだろう。

Swahili language

ちなみに、スワヒリ語は、アフリカ連合の公用語の中で、唯一アフリカ固有の言語であることも覚えておこう。

英語、フランス語、アラビア語、スペイン語、ポルトガル語、スワヒリ語



③ケニアがに外国人が多い理由



日本がアフリカに進出するとき、東アフリカがアフリカの玄関口になる。

地図をよくみると、「中東はアフリカの一部だったのではないか?」と錯覚する理由は、まず北アフリカは、この地図では確認できないのだけどサハラ砂漠によりサハラ砂漠以南のほかのアフリカの国々とは分離されているので、ヨーロッパのほうがもっと近い。

そして東アフリカというのは、上の地図のように、エジプトのナイル川から南方にかけて「グレート・リフト・バレー」という溝があり、ここから右がいわゆる東アフリカであり、アフリカの中でもアジアに一番近いエリアなのだ。

なので、その意味で言えば、東アフリカも中東のように、他のアフリカの国々から遮断されているとみることもできる。

特にケニアのナイロビは気候がよく、イギリスが支配していた頃から、拠点になっていた名残があり、英語も通じやすい。

なのでSNSでも日本の若い人たちがナイロビに長期滞在していたりするのもチラホラみる。

そういうアフリカの玄関口として簡単なスワヒリ語を学んでおくのはやはりお勧め。


④スワヒリ語によるブランディング化

スワヒリ語を学ぶ一番大きいメリットはここ。スワヒリ語圏は東アフリカのリンガフランカなので、ここをターゲットにしたブランディング化ができるという点。

おそらく中国人や韓国人はこういうのを日本人より先にしてしまう。同じくスワヒリ語が使われているタンザニアの人口は、現在の5632万 (2018年)から、2050年には1.37億人と、およそ二倍以上にも増えるので、新しい世代の教育とともにスワヒリ語ができる人の人口は増えていくことになる。

また、現在のアフリカは2050年あたりには現在(2020年)の東南アジアあたりの収入を得ている人になっていると予想されている。

するとスワヒリ語がネイティブレベルではなくても、自分をブランディング化してスワヒリ語の楽しさを日本人に教えたり、スワヒリ語圏に向けた動画を作ってみたりと、東アフリカが好きであれば、出来ることは沢山ある。

ちなみにネットで検索してみたが、スワヒリ語でブランディング化している人はまだ全然いない。

一方、ヒンディー語、インドネシア語、ポルトガル語、スペイン語などの巨大市場には今のうちからブランディング化している人は結構多い。

完全な差別化としてスワヒリ語を目指すというのもアリかもしれないね。更に差別化図りたい人は、以下が参考になるかも。

「フリーになって分かった、英語よりも自分の好きなマイナー言語を学ぶべき理由」


⑤勉強する方法

スワヒリ語は別に沢山勉強しなくてもいいというのが私の考え。日常会話の本を手に取ってみたり、BBCなどにスワヒリ語専用のチャンネルがあるので、耳で来てみるというところから始め、もっと勉強したいなって思ったときに、少しお金を払って先生と楽しんでみればいいと思う。

当然そのとき、先生と話す言語は、英語である。

https://www.italki.com/teachers/swahili?page=1

以下、BBCのスワヒリ語チャンネル。高画質なニュースで現在のアフリカを感じてみて。

https://www.youtube.com/user/SwahiliBBC


⑥将来の楽しみ、投資として

私は生きる楽しみとして言語を勉強している。言語を勉強していると歴史に興味を持つようになるし、年を取るごとに多くの人と関わることができるようになる。

多くの人間と交流していくことで人は成長していくので、言語を勉強することは一生ものだと思っている。

さて、アフリカ固有の言語であるスワヒリ語を通して、アフリカ人に対してもっと関心を持つチャンスともなると思っている。




⑦アラビア語は、強い

スワヒリという言葉がアラビア語で海岸という意味であることからもわかるように、アラビア語はいくつもの言語に影響を与えてきた。

もしスワヒリ語を勉強するのは早いと感じてるのであれば、断然アラビア語から勉強を始めることをお勧めする。

アラビア語は、アフロ・アジア語族なので、アフリカ固有のニジェール・コンゴ語族であるスワヒリ語とは全く違う言語だが、東アフリカはイスラム教の影響を受けたので、非常に多くの語彙がアラビア語から入っている。

なのでアラビア語を単語レベルで勉強しておけば、ペルシア語、ヒンディー語、スワヒリ語、インドネシア語、スペイン語の高級単語などがすぐに覚えられるようになるというメリットもある。

実際に私もアラビア語を推している部分はある。

「アラビア語を勉強するメリット、需要、重要性」

インドネシア・マレーシア・キルギスに住んだことがあるけれども、これらの国はイスラム教の国であり、少しアラビア語ができるというと、尊敬のまなざしで見られるのもポイント。


⑧そのほかのアフリカの言語

フランス語、アラビア語、英語以外にも、アフリカにはいくつの言語系統がある。

まず、アフリカ南東部に浮かぶ巨大な島、マダガスカルのマダガスカル語は(オーストロネシア語族)、インドネシアやマレーシアで使用されている言語と同じ言語系統。つまりアフリカというよりも、東南アジアの延長線上にある国という風にみることもできる。

東南アジアから渡っていった人たちのハーフなので顔立ちも少しアジア人っぽいところがある。なのでマダガスカル語を覚えたいなら、先にインドネシア語がお勧め。

その他にも、アフリカ南部のコイサン諸語や、アフリカ中東部のナイル・サハラ語族などがあるが、どちらともそこまで知名度は高くない。

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