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連結動詞 be / become / get / turn / go / grow (~になるの違い)

2015年10月10日

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連結動詞 be / become / get / turn / go / grow (~になるの違い)

2015年10月10日


~になる。この表現に関して英語学習者の方々がまず最初に思い浮かぶのが、"become" です。
ですが、実はこの「~になる。」という言い方は、いくつもあります。ここでは、大きく分けて5つご紹介します。

①be ②become ➂get ④turn ⑤go

では、行きましょう!たとえば、

①be

私は日本語教師になりたい。
I want to be Japanese teacher.
直訳してみると、私は日本語教師でありたい。ということになります。be は、I am a Japanese teacher. am の原型(もともとの形)です。

 

②become

上記の be come がくっつくと、 become です。このように、①と繋がっていることに気づけるということが、これから似たような単語などを比較していけるようになるポイントです。

まず、英語学習者の方々が一番先に出てくるであろう単語、"become" だけが、~になるという意味ではないのです。もちろん、あまりボキャブラリがない状態の時は、これを連発していても構いませんが、会話力をUP、そして幅を広げるという意味で、さまざまな「~になる。」をぜひ、実践してくただくことをおすすめします。

彼の給料で生活していくのは、ますます難しくなっていった。
It was becoming more and more difficult to live on his salary.

be は、~である。という状態。それに来るという動詞がくっついて、~であることが(来る)=~になる。(なり始める)というニュアンスになります。この単語には、"come" という動詞が入っていることからわかるように、~始めるという、start / begin のニュアンスも組み込まれています。

それは、知らなかった方も多いと思いますが、以下の英英辞書、両方ともにそのような説明がありますので、確かなことです。
Longman Dictionary of Contemporary English
Oxford Learners Dictionaries

こちらの英英辞書をどちらともご覧ください。説明のところに、start / begin という言葉が入っています。こういうところを汲み取ることで、そのほかの、「~になる。」を意味する動詞と比較するのに便利かもしれません。





➂get

ほとんどの英語学習者の方が使いこなせていない、けれどネイティブはいっぱい使っている単語がこれです。

え、get からなぜ、~になるという意味につながるの?と疑問に持っている方が多いと思います。ですが、これを使いこなせたら、結構レベル高くなります…。

You'll soon get used to the climate here.
あなたは、すぐにここの気候になれるでしょう。慣れる=なる。

to get angry / bored / hungry / fat
怒ること、暇になること、お腹がすくこと、太ること(そういう状態を得る=そのような状態になるという事です)

We ought to go; it's getting late.
行かなきゃ、遅くなってきてるから。

たとえば、He is angry. 彼は怒っている。(ただ怒っているということを述べているだけ)
He gets angry. (これは、彼が怒っていない状態からいきなり怒った状態に変わったという変化を表します、つまり~になる。ということなのです)

④turn


(このパンをひっくり返したら、猫に変わっちゃったというようなイメージです)

 

The leaves were turning brown.
その葉は、茶色になっていた。(ある状態に変わることを言います)


turn は、蛇口を捻るとか、振り向くとか、断るとか、色々な場面で使える大変便利な動詞です。この動詞の基本的な意味は、曲がるという意味。右に曲がるなどにもこの動詞は使えます。曲がったとき、ひっくり返るようなイメージと同じなので、葉がひっくり返るように茶色に変わるというようなニュアンスを出すことができます。
このように、「~になる。」という表現には、いろいろ単語との相性があり、それらを覚えていかなければなりません。

この turn って結構使えていない人が多いのです。
She turns 21 in June.
6月に彼女は21歳になる。

⑤go



(Cats go bad)


Her hair is going grey.
彼女の髪の毛は白髪になってきている。


This milk has gone sour.
この牛乳は腐っている。


The children went wild with excitement.
その子供たちはあまりに興奮しすぎて熱狂した。

to go bald/blind/mad/bankrupt, etc.
ハゲになる、目が見えなくなる、起こってしまう、倒産してしまう…。など、ネガティブ専門の、~になる。です。これが簡単なようで使えていない方が多いようです。

これらの動詞はすべて連結動詞に当てはまります。

「日本人英語学習者が知らない、linking verb (連結動詞)とは?」

linking verb (連結動詞)とは?」

を参照してみてください。

普通なら動詞の次には、形容詞は置きません。たとえば、

I like bad. 私は悪いが好きです。


これは英語として成り立ちません。

ですが、①②③④⑤は連結動詞という特集な動詞なので、It gets bad. のように、動詞の次に形容詞を置くことができるのです。この知識なしでは翻訳業務や日常会話の幅を広げるのはは難しいと言えいます。

といい、後に形容詞を置くことができます。通常、動詞の後に形容詞は置きませんが、これらは、be 動詞と同じように置くことができるのです。

まとめ

まず、日本語で、~になる。と言いたいときは以下の5つがあるということを思い出す。
①be(~である。と覚えておく)
②becomebe+come ということを認識する)
➂get得る=~の状態になる
④turnページをめくるイメージで、何かに変わることを表す
⑤go行くに形容詞を置けば、ネガティブな意味での~になるを表せる

ざっくりとした説明なのですが、辞書なども参考にしていただき、お役に立てれば幸いです。

ちなみに、grow という単語も、~になる。という意味があり、ここは日本人が完全に苦手としているところなので、以下も参考にしてみてください。

 

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