上下関係はある?東南アジアの国々(ASEAN)はお互いにどう思っている?



中国人口の約半分しかない東南アジア(ASEAN)だけれども、その存在感は最近凄まじい。つい最近までは上海やソウルの存在が圧倒的だったけれども、最近はシンガポールや、ジャカルタ、バンコクの存在感が凄まじい。

フリーの生活をしているものや、現地採用で緩い生活を送っている日本人の拠点になっているバンコクはそれを象徴しているかのよう。

※最近は私が住んでいる東欧も東南アジア並みに安く人気
「東南アジアと同等の物価、東欧の貧困国に住むという選択肢」

さて、今の日本では中国くらいの存在感のある東南アジア。とはいっても、その東南アジアをきちんと理解している人は少ない。

ちょっと旅行でバンコク行ってきた。のような人が多いのと同じで、これは韓国旅行に何度も行ってるけどソウルしか行かないので韓国の田舎を知らないのに近い感覚かもしれない。

さて、そんな東南アジア=皆同じ人種。というわけではない。

とはいってもいまだに日本や韓国の間では東南アジア人と一括りにされている感が強い。韓国では差別されたと感じるものも多い。

「なぜ、多くの韓国人は東南アジア人や黒人、イスラム教徒(ムスリム)を見下すのか」

東南アジア人といっても色々な人たちがいて、それは東南アジアの空港に何度も通えば、それが見分けられるようになってくる。

さて外見だけでなく、日中韓がお互いにこう思っている。というように、お互いの印象に対しても、複雑な事情がある。

そういう部分をこの記事では書いていこうと思う。



①タイ人

タイ人は東南アジアの中で、自分たちが文化の中心だと思っている。タイという国は世界的にみても観光客が多く、特に白人も多く住んでいる。(人生諦めた系の白人も多いので評判が悪い場合もある)

「強制送還せよ!との声も。東南アジアで崇拝されてる白人が物乞いをする理由」

おまけに世界的に評判が良くないイスラム教(マレーシア・インドネシア)に対して、自分たちの国のほうが優位だと感じている。

また地理的にもインドシナ半島の中心に位置するので、東南アジア北部の中心地であることは間違いないかもしれない。

さて、もう一つ外せないのが、タイ人は自分たちは南中国人だと思っている部分があるということ。実際に他の国とは違い、タイの場合、中華系の住民がタイ人とうまくミックスして、溶け込んでいるのもポイント。

実際は民族的には中国人なのにタイ人となっている人はかなり多い。

「大部分の国が華僑に牛耳られている?中国人(華人・華僑含む)が多い国 TOP25」

バンコクに行けば、もちろん濃い系のタイ人もいるが、日本人とあまり変わらないような中華系の肌の白いタイ人も多い。

さて、フィリピンやマレーシア、インドネシアにいるオーストラロイド系の言語を話す人たちに対して、自分たちのほうが肌が白く、東アジアに近いのだと思っている人が多い。

特にタイ人は、白人男性に執着しやすいと言われている。隣に白人男性が歩いていれば、東南アジア女性の中のみならず、東アジア人女性よりも優位に立つことができるからである。( ゚Д゚)

また外見の面では同じ南中国人として近いミャンマー人を収入の面で見下している。なぜならミャンマーはまだまだタイよりも物価が安く、彼らがタイに出稼ぎに来るからである。

けど外見の面で見下しているか?と言われればそうとは思わない。なぜならミャンマーはイケメンも美女も意外と多いからだ。

なのでミャンマーにハマってしまう日本人は結構多い。

「実は美人大国だった!?他民族国家「ミャンマー」の美女ランキング TOP20」



②ミャンマー人

ミャンマー人は人によっては中華系に近い外見の人も多い。そしてASEANではまだそれほど開かれていない国なので、ラオスやカンボジアと同様、物価が安い国だ。

タイ人にはライバル心を持つが、タイ人には相手にされていない。それでもタイ人もミャンマー人に対しては敏感で、一応人目置いている。

さて、ミャンマー人が見下す対象となるのは、バングラデシュ人である。バングラデシュ人はインドのアーリア人と、ミャンマーの間にいる人種である。

その他、ロヒンギャ問題でも分かるように、基本的にイスラム教徒を受け付けない性質があるともいわれている。


③マレー人

※この図は、いかにインドから東南アジアに昔、ヒンドゥーの影響があったかと言うものを示したもの。

さて、マレーシア人と言えば、マレーシアの国籍を持つ人を意味するので、マレー人とは違う。マレーシアには、3人種あるので、ここではマレー人について書く。

「日本人が知らない、マレーシアにおける中華系とマレー系の民族対立」

この記事でも説明したが、多くの日本人がマレーシア、特にクアラルンプールに行って中国人しかいないじゃん。と驚きを隠せない。

なぜならマレーシアの25%は中華系マレーシア人であり、クアラルンプールになるとそれが50%まで増える。

中華系マレーシア人は金もうけに長けているので、都市部に集中しやすいという感じ。さて、マレーシアの10%はインド系だけれどもそれでも、マレー人の割合は一番多い。

彼らが一番気にするのは、中華系である。中華系は外見も対格もマレー人よりも良いとされ、特に美女がミニスカートなんかはくと、肌を露出できないマレー人の女性たちはやきもちを焼いてしまう。

この民族対立は物凄い深い部分にあり、私は一生解決できないのではないかと思っている。

ちなみに、最後に面白いのは、中華系マレーシア人は、自分たちの事を中国人というよりは、マレーシア人として強く誇りに思っている。

つまり中国と一緒にされたくない。という気持ちがあり、また進んでいる国である台湾を目指している人も多い。



④フィリピン人

フィリピンはシンガポールを中心としたインドシナ半島の東南アジア人からは見下されている傾向がある。

これは所得の面でフィリピンがASEANの中でも、ベトナムとともに低いからであることと、インドネシア人なんかよりも、働かないイメージがそうさせているのかもしれない。

けれども逆にフィリピン人は、自分たちは東南アジア人というよりも、東アジア人や、アメリカ人と近い存在だと思っている。

実際にアメリカ訛りの英語が使えるという面でも英語が苦手なタイ人を見下しているし、面白いことに、日本人がフィリピンに行っても、英語が上手なフィリピン人と、英語が下手な日本人が会話しているときに、フィリピン人の方が上に映ることもある。

これは非常に面白い。身長、外見以外にも、能力の差で上下関係ができるような感覚…。

普段フィリピンを見下げている日本人がフィリピンに行って、ものすごく英語が上手なフィリピン人に遭遇したときに感じるカルチャーショックである。( *´艸`)

ちなみに、フィリピンでは日本人男性はそれほどモテないとされている。欧米人男性が一番モテ、その次に韓国人男性。

とはいっても血痕となると話は別で、フィリピン人女性と日本人男性でうまくいっている人はたくさんいる。

とはいっても、つい最近まで邦人殺害件数でTOPだったことは忘れてはならない。

「反日国家中韓や、イスラム圏よりも、「フィリピン」が世界で一番、日本人殺害件数が多い理由」


⑤インドネシア人

インドネシア人は言語が90%一致するマレー人の下で働くためにマレーシアに出稼ぎする場合が多い。なので経済的な面で見れば、インドネシア人よりもマレー人の方が上という風に見えないこともないが、インドネシアにもたくさんの大富豪がいて、これは当てはまらないといえる。

※ジャカルタ中心部の物価はクアラルンプールと変わらない(国全体の1人当たりのGDPではかなり差があるのに)

で、外見の話を言うと、マレーシアはインド南部からやってきたインド人がムスリムとしてマレー人と結ばれることで、外見がやや濃く見える人が多い。それに対して、インドネシア人はマレー人ほど彫が深くないところもまた面白い。

東アジアのように横から見たとき、ペッチャンコになったかの人が多い。

「頭長幅指数(長頭型、中頭型、短頭型)あなたはどれ?欧米型?韓国型?日本型?」

逆にインドネシアにはマレーシアよりももっと多くの民族がいて、その中にマレー人も入っている。そしてマレーシアに対しては、中華系インドネシア人に強く依存した中途半端な国と心の中では見下されている感がある。

インドネシアにも中華系インドネシア人がいて、たった10%にも満たない彼らが富の90%を持っていると羨望や嫉妬の目で見られることもあるが、マレーシアとは違い、それほど人口は多くない。

その分、インドネシアは地理的にみても国土が広く、多くの民族をインドネシア語という言語で統一させることに成功。中華系インドネシア人の多くは中国語が話せずインドネシア語しか話せない。

それはインドネシアで起きた数回の中華系虐殺事件に起因する。

「ヒエラルキーの頂点?差別され、虐殺され、インドネシアで怯えながら暮らす華人・華僑「中華系インドネシア人」に関する疑問 TOP10」

一方、マレーシアでは中華系は中国語も話すし、中華系同士で集まる。インドネシアは過去の虐殺などもあるためか、インドネシア人とまざって生活している場合が多い。

とはいっても、コロナウィルスによる日本人持ち込み説による嫌がらせからも分かるように、インドネシア人は基本的に中華系や日本人に対して、良い印象を持っていない場合が多いのも事実である。

それは経済的なパワーバランスの他に、人種的なパワーバランスがあるとも私は現地に住んで感じた。

「日本やオランダに占領されたにもかかわらず「インドネシア」には、中国人嫌い(中華系含む)が多い理由」

ちなみに、インドネシア人は、バリヒンドゥーからも分かるように、インド人もやってきているのでミックスしている。

けれどもインド人に似てるね!と言うと、ブちぎれられるので、絶対にダメね…。私は韓国の大学で同じ留学生だったインドネシア人に、インドネシアってインドと中国のCHINAが結合してできた名前だよね?って言ったら、それ以降、めちゃくちゃにらまれた経験があるので…。



⑥ベトナム人

ベトナムは北と南でも随分変わってくるけれども、総じて言えるのは、ベトナムは東南アジアの中で唯一、私たちは東アジア人でもある。と思い込んでいる人たちである。

特に韓国への憧れが非常に強く、東南アジアの中でもとびっきり韓国系の企業が多く進出して、国際結婚率も高い。

「こんなに減少?日本人の男女別、国際結婚相手国 TOP8と、韓国人の男女別、国際結婚相手国 TOP8」

タイからは収入面で見下されている一方、自分たちは中華系により近く東アジア人だと思っている感じがある。

実際に、それは韓国人男性が東南アジアの中でもベトナム人女性を選ぶことで、保証されている( ゚Д゚)


⑦シンガポール人

シンガポールはそもそもマレーシアだった部分が独立した形で今のような都市国家になっている。まずこの国は日本人が過剰に褒めているよりも、凄い国ではないという事を先に言っておこう。

以下、あまり語られないことをまとめた。

「1人当たりのGDPは、東京と同格?シンガポールを崇拝する日本人は必見。知ってはいけないトリビア TOP10」

さて、シンガポールは、以下を知らなければ理解できない。

「プラナカン、トトック、苦力。東南アジアの華人(華僑)について日本人が知っておくべきこと TOP10」

つまりシンガポールに住む多数派の中華系は、マレーシアの中華系と同じようなもので、マレーシア側に残った中華系はシンガポールの中華系を羨ましく思っている。

とはいっても、シンガポールは所詮ちっぽけな都市国家なので、自分たちが東南アジアで一番凄いとも思っていない。

とはいってもシンガポールが東南アジア一の国際都市であることは間違いないけどね…。

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