2016/07/06

ロシア貴族の公用語がフランス語だったのは真実?

言語はどこかで繋がっているといわれている。日本語や韓国語だって語順が似ている。

ですが、このロシア語とフランス語の関係に関しては、同じインド・ヨーロッパ語族でありながらも、ロマンス語とスラブ語という風に分岐しているため、なぜ共通点があるのか?

と少し疑問に思っていました。また文字に関しても、

ローマ字→Français
キリル文字→русский язык

のように、全然違う。

私にとってロシア語単語の中に、多くのフランス語名詞が含まれているというのは意外でした。

いつそれに気づいたのか?

2015年の秋ごろ、ロシア語単語1000を暗記していたとき、ロシア語単語の名詞をウィキペディアで検索しながらそれをフランス語でも調べるという作業をしていた時でした。1000単語のうち、おそらく200単語近くはフランス語の単語と同じなのでは?と私は思っています。

それがこの記事を書くきっかけになりました。



写真は、ロシア貴族の絵。

そして、なぜ現在のロシア語にフランス語の単語がたくさん混ざっているのか?いろいろ検索していたらある事実が浮き上がってきた。

ロシアには、むかし貴族がいました。どのくらい昔かというと、ロシア帝国 (1721–1917) あたりです。

以下はウィキペディアの内容を抜粋

ロシア帝国の宮廷では教養言語としてフランス語が用いられたが、一方でロシア語での文学活動も活発となっていった。ピョートル1世(大帝)は、キリル文字の改革に取り組み、幾度も改訂を重ねたのち、1710年1月に「新しいアルファベット」を制定した。伝統的なキリル文字の使用は教会関係に限定され、以後、あらゆる機会を通じて「市民的な字体」が普及していくこととなった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%B8%9D%E5%9B%BD#.E6.96.87.E5.AD.A6

つまり、その貴族の公用語がフランス語だったということです。

とても意外。ロシアはヨーロッパではないのに、なぜフランス語?!と多くの人が思うかもしれません。というのも、これはキリスト教が大きく関わっているそうです。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/178993.html

このURLの解説はとても参考になるかもしれません。

この内容を私なりに解釈してみます。ざっくり簡単に説明してしまうと、ヨーロッパでは15世紀ころまでラテン語がわかる=教養がある人ということだったそうです。それもそのはず。キリスト教が絶対だったヨーロッパでは聖書が読めなければ何も知らないのと同じ扱い。その聖書はローマの言語であったラテン語で書かれているのだから…。

その後、様々な運動の結果、ラテン語とフランス語がヨーロッパでの共用言語の地位を確立。

ロシアの貴族はヨーロッパからいろいろ文化を学ぶ際に、当時フランス語で書かれた本などを参考にした。また聖書など、フランス語で書かれていたので教養あるロシア貴族は、フランス語を学ばざるを得なかった。

こんなところでしょうか?とてもざっくり解説しすぎてすみません。

この記事でお伝えしたかったことは、フランス語が分かる人ならロシア語の単語が吸収しやすいということです。(名詞を覚えることにおいてだけですが…。動詞はとても複雑なので新たなセンスを磨かなければならないと思います)

この事実は、もしフランス語をかじったことがあって、ロシア語も勉強してみたい!!っていう人にはいい情報かもしれませんね!

以下のページは英語ですが、参考になるかもしれません。

https://en.wikibooks.org/wiki/Russian/Loanwords#French

https://www.quora.com/What-words-are-the-same-in-the-French-and-Russian-languages

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