ノマド視察・ノマド滞在記

首都圏(東京)と比べた結果、香港やシンガポール、ドバイがド田舎過ぎてワロタ。ライバルは横浜や名古屋?

2017年8月7日

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首都圏(東京)と比べた結果、香港やシンガポール、ドバイがド田舎過ぎてワロタ。ライバルは横浜や名古屋?

2017年8月7日


ここ数十年で、アジアも急速に発展してしまった。日本だけがアジアでトップだった時代もとっくに過ぎ去り、最近はシンガポール香港ドバイで働きたがる日本の若者も増えている。それは私のブログのアクセス数からも分かることで、ドバイの求人系の記事がなぜかかなり読まれているという…。

「日本人は優遇?英語のできない日本人がドバイで仕事を見つける方法」

ネットがないと何もできない時代となった今、このように海外で働く人もますます増えていくのだろう。そして何よりも、島国日本、もっというと東京に住んでいると、東京がアジアの中心のように錯覚してしまい、そのほかの都市、たとえばソウルや上海、北京なども視界に入らなくなってくるのは不思議である。

これらは世界でもトップクラスの都市なのにね…。

「東京、大阪、上海、香港。ソウル、北京、シンガポール。どれが東アジアで1番の大都市圏?」

そういうのに気づいてしまっている人は、逆に東京がつまらなくて脱出したいと思っているのかもしれない。実際に私は、東京を脱出し、最近は東南アジアの複数の都市に自分の拠点を置く生活を始めた。

「東京がつまらない普通の都市である5つの理由」

そう。東京にいると、狭い上、巨大な都市圏を形成してるので、何もかも揃っているという不思議な錯覚が起こる。とてもじゃないけれども、私のようなフリーランス形式の人間には面白みの感じない都市だ。

いずれにしても、この記事では、そんな日本人の中でも、なぜか神格化されつつあるシンガポールという超資本主義都市国家についてのイメージを覆すような記事を作りたいと思い、この記事を書き始めた。

なぜなら、多くの人がシンガポールのマリーナベイサンズ周辺の映像を見て、東京より進んでる!すごい!大都会!みたいな、かつて1990年代の日本人がイメージしていたニューヨーク状態になっているからである。

それでは、いくつかの見出しとともに、シンガポールの実態を楽しんでもらえればと思う。( ´艸`)/

 

①首都圏(東京)が巨大すぎる件

もうこれは私のブログで何度も言っているけれども、首都圏(東京)が世界で一番人口を抱えている都市圏であるということ。

つまり東京に一旦住んでしまった人は、世界のどの都市圏に住んでも、ショボく見えてしまうという点だ。

唯一対抗できる都市と言えば、ソウル、上海、ニューヨーク、ジャカルタくらいではないだろうか。パリやロンドンだと少し郊外に行っただけで田舎なので、物足りないかもしれない。特に大都市好きには( ´艸`)

これはニューヨーカーの間でも話題になるくらいだ。

「ニューヨークと東京ってどっちが都会なんですか?また、世界の中心はタイムズスクエアと渋谷どっち?【アメリカの反応】」

で、上の記事では都市圏人口をみると、東京(3500万人)とニューヨーク(2000万人)では、東京のほうが勝っている。けれども面白いことに、ニューヨークには富が集中しているので、ニューヨークのほうがGDPが大きいのである。

これは一部の富裕層によってきめられてしまう数字だ。人口が多いからGDPが高いというよりは、その都市に超富裕層がどれだけいるか。という影響のほうがかなり強い。

また、東京の都市圏に対抗できるのは、ソウル(2500万人)ではなく、唯一上海と、ジャカルタだけではないだろうか。

※日本人が思っているほどソウルは結構大都会。

「東京とソウルどっちが大都会で国際都市?!」

で、私は上海、ソウルに住んだことがあり、インドネシアの地方都市にも住んだことがあるのでジャカルタも見てきているが、ジャカルタは交通インフラが整えば、なんら東京と変わらないくらいの大都市なのである。

それは以下の記事でも紹介した。たいていほとんどの人がジャカルタの高層ビル群の写真や、遠くから撮影した都市圏の広さを見て驚愕する…。

こんな世界存在していたの?って…。ドバイやシンガポールとは比べ物にならない超巨大都市である。

「バンコク・ホーチミン・クアラルンプール・シンガポール・ジャカルタ・マニラ・ヤンゴン。どれが東南アジアで1番の大都市圏?」

 

②東京とよく比べられる香港は田舎?

こちらは香港の上空写真。縮図は上の首都圏とほぼ同じなので、両方を見比べてみると分かると思うけれども、東京の場合は、都市がどこまでも広がっているのに対して、香港の場合は、中心部の一点にほとんどが集中している。これは香港は東京と違ってそのほとんどが高層マンションだからだ。

つまり東京は低層建造物が多く、どんどん横に広がっていくのに対して、香港は上に広がっていく。また、香港は国際金融都市として東京よりも上。

また外国人や観光客数からみても東京よりも国際化している。それに、シンガポールよりも都会。中国へのアクセスもよく立地的には文句なし。

いわばアジアで超理想の大都市。とも言える。

そして香港は行ってみるとわかるのだけれども、中心部はものすごく大都会である。高層ビルの数だけでなく、東京よりも都会なんじゃないか?と思う場所もある。

それは、ニューヨークに行ったことのある人が感じる、あの狭く真っすぐの道路に人が多く行き交う、マンハッタンの中心部を彷彿させるときさえある。

なんだろう。銀座中心部の土日の混雑状況+銀座の建築物が4倍くらい高層化したイメージだろうか。

また、東京と違うところは、ちょっとバスで30分くらい行くと、ビーチや山があることであり、香港人は中心部の都会と、大自然を同時に楽しめる環境になる。

東京人の場合、1時間以上かけて湘南などに行かないとビーチに行けないのに対して、香港人はもっと早く、ビーチや、大自然を堪能できる環境にある。

という意味で、香港はうまくできた都市だと思う。

またシンガポールと香港は、欧米人の間でもよく比較されるけれども、断然香港のほうが住みやすいという意見が多かった。

その中でも、なぜならシンガポールは所詮、資本が集まっただけの四季のない田舎であり、香港は四季があり、狭いながらも色んなものが詰まっている。という意見が多かった。

Comparing Cities: What is it like living in Hong Kong vs Singapore?

またどちらも国際都市として、世界的に有名だが、ここで一つ強調したいのは、香港の人口は、800万未満であり、梅田を中心とした近畿圏よりも断然少ない。近畿圏は、1900万人も人口を抱えているので、香港の二倍以上であり、ニューヨークとは都市人口では対抗できるレベル。

「なぜ、ニューヨークは東京ではなく、むしろ大阪に似ているのか?」

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_metropolitan_areas_by_population

つまり、香港というのは中心部は非常に大都会ながらも、都市圏をみると、近畿圏の半分しかいない。

それでも香港の都市の作り方は、大阪のそれよりも美しいと個人的には感じる。あの超高層ビル群をバスを乗りながら見たときは、まるで自分がアジアの中心都市にいるかのような錯覚を覚えた。それくらい、勢いがある…。

また、少しだけ距離はあるが、香港の北側には深セン(2330万人)という中国でも有数の大都市圏があり、それと合体した街づくりになった場合、このエリアは、ソウル都市圏くらい大きな都市圏を形成することになる。

けれども上の香港の上空地図を見ても分かるように、香港と深センの間には大きな山があり、都市圏というようには、言えない。大阪の場合、京都も神戸も、ずっと続いているのとは少し地理的に違ってくるのだ。

 

③シンガポールの都市圏人口って、横浜とほぼ同等?

シンガポールと言えば、誰もが見たことのあるマリーナベイサンズ周辺(マーライオン周辺)の高層ビル群。これは新宿や丸の内の高層ビル群よりも印象に残るシルエット…。

まさに経済発展の象徴というものを視覚的に感じることができるビル群ではないだろうか。それにしてもビルの配置のバランスが良すぎる…。

で、これをみた人は無条件に、シンガポールは大都会!!と思い込んでしまっている感じがする。

けれども実際どうだろうか。上空写真を見ると、ジャングルしかないやん。としか言えないような感じである。

※話はちょっと変わるが、シンガポールとよく比較されるマレーシアのクアラルンプールは、まさにジャングルがあった場所に都市を建設したので、今も街の至る所にジャングルの面影が残っている。

で、話は戻って、シンガポールって島になってるけど、本当に何もないというイメージが強い。むしろ、緑がいっぱいあるので東京もこういう緑を増やすということをもっと学んでほしい。(皮肉)

しかし都会度で言えば、交通インフラなどはしっかりしているものの、都市の開発度に関しては、東京の上級写真と比べてみるとそれは歴然。すべてグーグルマップで10kmで設定した縮図なので、比較すれば、上空からみた都会度はすぐにわかる。

シンガポールってハッキリ言って中心部だけ栄えていてそれ以外はジャングル。もうこれに尽きる。もともとマレーシアの一部だったシンガポールなわけだけど、そこに暮らしていた中華系の人たちが、シンガポールという国を勝手に作り独立。

これを知るには、このマレー半島にやってきた中華系の種類を知ることも重要なのだけどね…。

「プラナカン、トトック、苦力。東南アジアの華人(華僑)について日本人が知っておくべきこと TOP10」

という感じで、もともとシンガポールはマレーシアだった。それに現在もマレーシアではマレー系と中華系の人たちの対立があったりもするけどね…。

「日本人が知らない、マレーシアにおける中華系とマレー系の民族対立」

それにしても、シンガポールのスカイラインはすさまじい。(きれいに整っている感がある)

けれどもシンガポールの人口って、570万人程度で、この人口って、横浜市と川崎市の人口を合計したくらいである。

横浜市(373万人)+川崎市(150万人)=523万人


つまり、上の高層ビル群って、横浜駅から関内駅(中華街)あたりまで、高層ビル群を並べた感じと全く同じなのだと思っている。みなとみらいの高層ビル群をもうちょっと強化して、川崎駅にあるビル群を追加するようなイメージ。( ´艸`)

また、シンガポールは国際金融都市としては、東京より上。ってことも忘れずにw

 

④福岡と同等レベルの「ドバイ」

よくドバイで結婚式をあげたとか(忘れたけど確か芸能人?)、ドバイに住んでいるとか、日本人の間でも何かと話題になるドバイ。(一昔のロスとか、ハワイ、ニューヨークが、現在のドバイなのかしら)

ドバイと言えば高層ビルが多く、高級リゾートホテルがいくつもあったり、大富豪のアラブ人がスーパーカーを乗り回すイメージのあるドバイだけれども、写真の華やかさとは裏腹に、実際はそれほど都会でもない。

むしろ、上空写真から見ても分かるように、一部の中心部だけ(いつも写真に写っているところ…)が、華やかなのであり、それ以外は砂漠である。

この上空から撮影された写真は、ドバイ都市圏であるが、これでおよそ500万人程度と書かれていた。

https://en.wikipedia.org/wiki/Dubai-Sharjah-Ajman_metropolitan_area

つまり、福岡や北九州を合わせた都市圏の570万とほぼ重なる。

https://en.wikipedia.org/wiki/Fukuoka%E2%80%93Kitakyushu

なので、ドバイ=大都会ではなく、ただ高層ビルがたくさんあるので、都会にみえるだけで、本質的には福岡と変わらない都市というふうに考えるのが普通である。

また人口のほとんどは肉体労働者のインド人やフィリピン人である点も、覚えておいたほうが良い。( ´艸`)

にもかかわらず、ドバイの凄いところは中東という場所にありながら、またスウェーデンやドイツなどの移民国家では犯罪率が上がってしまったのにもかかわらず、ドバイでは人口のほとんどが移民なのにもかかわらず、犯罪率がかなり低いことだ。

 

⑤福岡、大阪、名古屋は世界レベルの都市?

ドバイやシンガポールの人口を見ていると、どれも、名古屋の都市圏人口以下である。けれども、断然ドバイやシンガポールのほうが世界での知名度も高いし、富の流入もすごい。ということを考えると、日本の都市も、頑張ってほしいと思う。

特に大阪は、もっと工夫すればアジアの中でも、世界中の人が知るような都市になることができるのではないだろうか。と思ったりするのだ。

けれども、大阪の場合、ドバイやシンガポールのような富の流入、つまり富裕層を移住させるような魅力はないが、日本の観光地として、本当の日本、また東京にはない文化を味わえる大都市として、かなり注目されているのは間違いなく、東京に住んでいる外国人でさえも、大阪にハマってしまうものも多いことから、大阪は大阪で、伝統とモダンを一緒に融合させていってほしいとも思う。

「日本在住の外国人が、東京ではなく【大阪】にハマってしまう理由」

 

⑥人口はさほど多くないが、交通インフラは最強

最後に忘れてはならないのは、シンガポールは都市圏人口はそれほど多くないが、あんな狭い国土に交通インフラ整備はものすごく進んでいて、狭いけれどもコンパクトにまとまって便利な場所なのである。

人口だけ考えれば、それほど大したことのない都市なのだが、そこに人、モノ、金が流れる交通インフラ、社会的インフラが、どの都市よりも、充実している感じがするのだ。

シンガポールの交通インフラに関して詳しく知りたい場合、以下のウィキペディアのページが参考になる。

マス・ラピッド・トランジット (シンガポール)

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