2014/12/12

国際音声記号(IPA)を知ると、どんな言語の発音でも簡単になります

このページでは発音の仕組みをカンタンに説明します。日本人である私たちは、私たちが持っている日本語の母音と子音(以下)を使用して会話をしています。英語も同じです。

母音(VOWEL)あいうえお”のことです。
子音(CONSONANT)かさたなはまやらわ”のことです。

例えば、アメリカではフランス語学習者がスペイン語の学習者についで多いですが、フランス語には英語にはない音が多数あるため、発音を覚えるのに、

国際音声記号(International Phonetic Alphabet) という記号を覚えます。そうでなければ、アメリカ人は英語にないフランス語の音をどのように覚えるのでしょうか?

私たち日本人も日本語に存在しない音は、この "International Phonetic Alphabet" = (IPA) を用いて覚える必要があります。

英語を発音する上で、私が発見した一番大事なことは、

①鼻 "nose"
②喉 "throat"
③肺 "lungs"
④腹 "stomach"

などを意識することです。その中でも、普段日本語を話していると意識はあまりしないと思われますが、”肺”を使うことがとても重要になります。これは意外と知られていません。そのために、よく笑うことを心がけながら、話すようにすると楽になります。それは、大声で笑うという行為ではなく、表情筋を鍛えることです。笑いながら話すと、呼吸器官が活発化します。


肺活量"Vital capacity" を鍛えることをオススメします!プールとかが良いらしいです!という私はそんなに肺活量はないのですが…。水泳でも通おうかしら…?

英語のネイティブスピーカーでさえ、大勢の前でスピーチをしたりするときなど、この国際音声記号 (IPA) を参考にします。

それは、この 国際音声記号 (IPA) がわかると、英語だけではなく、フランス語、アラビア語、中国語といった、英語以外の外国語の発音もすぐに理解できるようになるからです。なので、マルチリンガルのような、3外国語以上を話す人は、国際音声記号(IPA) を知っている場合が、非常に多いです。

是非、この機会に 国際音声記号(IPA)の習得を考えてみることをおすすめします。このページでは、日本語と英語の母音・子音を比較することにより、私たちの舌をどこに動かして発音すればいいのか、分かるように明示していきたいと思っています。

母音とか子音って何?
私は日本語学校で始めて教壇に立った時、この母音とか子音という言葉すら知らないくらいのレベルでした…。

日本語の場合 母音(VOWEL)あいうえお”のことです。
子音(CONSONANT)かさたなはまやらわ”のことです。

米語の場合
母音はさまざまな組み合わせによって、36個もあります。 子音は日本語と同じ場合が多いので、あまり気にされなくても大丈夫です。"L vs R" とか、"F vs V" などを除いて。
 
なぜ、英語を話すのが難しく感じるかの理由は、母音にあります。日本語の母音が世界の言語の中でも少なすぎるのと、英語の母音が世界の言語の中でも多すぎるというギャップからこういう問題が生じてしまっています。

私たちは5つのあいうえおしか話せません。これが、英会話の発音を習得する際にネックとなる第一ポイントです。

それでは、日本語の母音チャートみていきましょう。
5つしかありませんよね?あいうえおだけです。


じゃ、米語(アメリカ英語)は?というと…。
かなり増えてしまいましたね…。これが聞き取れない原因のうちのひとつです。私たちの脳はあいうえおが当たり前だと思っています。これを改善しない限り、細かくきちんと伝わる英語を話すのは難しいのです。

これらの母音を覚える必要があります。スペル(綴り)と発音が全然違いますね!


ɑ → "father"[fɑðər], "hot"[hɑt], "body"[bɑdi]
日本語のアよりも口を大きく開けて、伸ばすということを意識して覚えてくれれば大丈夫です。

ɔ → "law"[lɔ]"daughter"[dɔt̮ər]"caught"[kɔt]
オーを伸ばします。若干、日本語のオとは違います。

ɛ → "said"[sɛd]"head"[hɛd]"says"[sɛz]
日本語のエだと思った方も多いと思いますが、アの口の形でエを言うような発音です。

i → "heat"[hit], "be"[bi]"receive"[rɪˈsiv]
日本語のイーって伸ばした感じと同じです。

ɪ → "him"[hɪm]"been"[bɪn]"women"[wɪmən]
イーまで口を横に広げません。エの口の形でイを言うようなイメージです。

æ → "have"[hæv]"bad"[bæd]"act"[ækt]
エとアを同時に発します。その時、喉から声を出すことになります。

ʌ → "love"[lʌv]"blood"[blʌd]"trouble"[ˈtrʌbl]
ɑ に比べて、このアは伸ばしません。そして、どこにも力が入らない状態でリラックスして発します。

ə → "sofa"[soʊfə]"about"[əˈbaʊt]
これは、色々な単語の真ん中に入っているものであり、発音しなくても大丈夫です。それにより、よりネイティブっぽく聞こえます。

ʊ → "book"[bʊk]"could"[kʊd]"pull"[pʊl]
 u に比べて、このウは伸ばしません。そして、どこにも力が入らない状態でリラックスして発します。

⑩ər  "burn"[bərn]"journey"[ˈdʒərni]"worth"[wərθ]

u → "through"[θru]"blue"[du]"do"[blu]
ウーと伸ばします。その時、舌の末端には微妙な力が入ります。

ちなみに、①⑥⑦は、日本語ではアの音ですが、これら①⑥⑦はどれも日本語のアの音ではありません。

私が昔から、みていたレイチェルのビデオ・・。いつか、レイチェルに連絡しようかしら。(笑)



このように、国際音声記号 (IPA)  を学ぶ重要性は、国際的に活躍する人に強く求められています。スペルは、パソコンが自動修正してくれますが、外国語を話すとき、誰も、あなたの英語の発音を修正はしてくれないでしょう。つまり、会社でメール対応は辞書が助けてくれますが、電話応対の発音は誰も修正してくれません。

その意味でも、スペルを学ぶ前に、国際音声記号  (IPA)  を学ぶ必要があります。そして、私が作成している「発音辞書.COM」は、日本で一番、国際音声記号 (IPA)  を解説したオンライン辞書となる予定です。

以下は私が2015年に学んだ主要言語の国際音声記号。
フランス語の国際音声記号を考察
ロシア語の国際音声記号を考察
ドイツ語の国際音声記号を考察
スペイン語の国際音声記号を考察
アラビア語の国際音声記号を考察

一度はまってしまうと、抜けられなくなるくらい面白いです。(笑)

以下の本は、外国人の間でアメリカンアクセントを身に着けるバイブルともいわれている良書です。とりあえずはCD5枚入っているので、聴いてシャドーイングするだけでもいいのですが、慣れてくると、何を説明しているのか?ということを理解して1年くらいでマスターできるようにしたほうがいいかもしれません。というのも、最初から英語で書かれた部分を理解しようとするとなかなか進まないのですが、聴くだけなら少しずつ、着実に脳にしみこませていくことができるからです。

アマゾンのレビューをご覧になってもお分かりの通り、かなり評価の高い本です。


 
関連記事→"enunciation"とは?グローバル時代に必要な英語の発音」

2016年03月16日更新