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中国で生活して気づいた、日本人と中国人で似ていない部分 TOP10

2017年11月14日

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中国で生活して気づいた、日本人と中国人で似ていない部分 TOP10

2017年11月14日


中国(チャイナ)と言えば、日本から一番近い経済大国。日本ではそれほどポジティブな報道がされてないこともあってか、最近は日本人が思っている以上に、多くの西洋人が中国に渡っているということはあまり知られていない。(留学、エンジニア、英語教師など)

2017年の数字(観光客数)を見ても、6074万人(中国)に対して日本は、2869万人(日本)であり、日本の二倍以上の人たちが中国にやってきている。この数字が、都市国家である香港の年間観光客数(2788万人)を含んでいるのは謎だが…( ´艸`)

いずれにしても、日本人が気軽に行ける中国ではあるが、私はそんな中国に数年住んでいたという過去がある。また、これからも時々数ヶ月単位で暮らしたいと思っている。

で、なんでこんな記事を書いているかというと、何度も中国に旅行に行ったことのある私でも、生活してみると、結構思っていたのと違ったということが多いからである。

習慣だったり、考え方だったり、顔の違いだったり。色々…。この記事では、そんな疑問や違いを私なりに書いていきたいと思う。( ´艸`)

 

①頭の形が違う(韓国も同様)

まず、外見のことからちょっと語っていこう。私がよく訪れるのは中国の中でも、上海より上の地区、つまり山東省や、北京、東北三省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)なのだけれども、この辺は、明らかに顔が薄く、韓国人のように、顔の彫が深くなく、骨シッカリ系の人が多い。また、背が高い人が相対的に多いので、168cmの私でも、ちょっと髪の毛伸ばして帽子かぶるだけで、女に間違われた。( ´艸`)

以下参考になるかもしれない。

「頭長幅指数(長頭型、中頭型、短頭型)あなたはどれ?欧米型?韓国型?日本型?」

と思いきや、中国南部最大の都市、広州に行ってごらん。ここは、日本人の平均よりも少しだけ身長が低く感じられる。(地下鉄などに乗っていると)

上の写真は、左側が世界で有名なリウ・ウェンというスーパーモデルで、右側が中国で大人気のファン・ビンビンだけれども、顔の骨格が全く違う。

リウ・ウェンのような世界的スーパーモデルには断然、北方系のいわゆるツングース系と私が読んでいる人たちが多いのが特徴。( ´艸`)

「なぜ日本人にソックリ?「ツングース系民族」の顔が西洋でモテる理由」

山東省や、ハルビンに行ってみな。こういう系の女性は結構多いから…。ちなみに、世界では日本人の頭の形はひし形と思われている。

「日本人だけ違う!?日本人、韓国人、中国人の顔や身体的特徴を解説している動画が世界で話題に【海外の反応】」

②中国で政治の話はするなよ!は違う

中国で政治の内容をしてはいけない。これは建前上はやはり本当である。しないほうがいいのはもちろんのことである。なぜなら、下手に相手がブちぎれてしまった場合、周りの中国人をも敵に回すことにある場合もあるからだ。

私は南京にいた日本語教師時代、日本人の先生と中国人の先生とご飯を食べたときに、南京事件の話になった際、「今の人たちが思っているほど大袈裟な事件ではなかったと思う」と発言した後、隣にいた日本語教師(中国人男性)も、私のこの一言に同調したが、数ヶ月後、その発言が広まっていた。(中国人男性の教師が辞めた後)

実際に、私がこの発言をしたからといって問題になったわけではないが、口に出したことはやはり広まってしまう。日本語学校の中でも高額で名のある学校だったので、生徒さんたちも感情的に起こるような感じではなかったが、やはり政治の話は口に出さないほうが無難であろう。

一方、山東省のホステルに2週間くらい滞在していた2018年夏、いつものように中国人の若者に囲まれて談話していた私の隣に、18歳の背の高い男子が、私に対して南京大虐殺についてどう思う?と聞いてきた。

で、私は過去の経験から、何も言わないことにした。彼の手をつねり、その質問大きい声で言わないでよ!ウチら二人の秘密ね!みたいな感じで言ったら、彼とは今も連絡を取り合う関係として続いている。

また、韓国もそうなのだけど、日本人に近づいてくる人、その中でも日本語や英語ができる教育を受け、なおかつ素直に色々吸収できる素質がある人の場合、政治や歴史の話になっても、彼らの意見をきちんと言ってくれるし、私が自分の思ったことを言っても、感情的になって批判はしてこない。

以下のように、韓国の老人でさえ、日本人に近寄ってくるのだからね…。(もちろん政治の話はしていないけどw)

「ソウル南部のコシウォンに住んでいたとき、80歳の韓国人に聞いた日本統治時代の真実」

 

③痰を吐く、ゴミを捨てるイメージは勘違い

中国で生活をしていると、やはり痰を吐いたりゴミを捨てたりする人は非常に多いと感じる。けれども、上海や北京の中心部ではグっとその率が下がる。

私は1987年に北海道で生まれたが、私が小学生の頃、道端にガムをペッとしてた残骸や、道路にゴミが結構あったりしたが、日本も国をあげて意識改革をしたこともあってか、それが改善されたという経緯がある。

たまに江戸は、ゴミがなく綺麗な街だった。というふうに言われているが、それは江戸という管理された場所に限ってで、日本の歴史を美化しすぎのように思える。

少なくても、2019年4月に訪れた新今宮駅周辺では、いまだに立小便をする人がいたが、日本も、そのような一面があるということは知っておくべきだろう。

けれども、全体的に言えば圧倒的に中国のほうが、衛生観念に欠けていることは間違いない。

④至近距離で話すのはなぜ

私が関心のある分野の一つでもあるのだけど、国によって人と人が話すときの距離って違う。特に私は中国や韓国に長く住んでいるので感じるのは、彼らと話すとき、たいてい距離が近いということだ。

口臭がするくらいの距離と言えばわかりやすいだろうか。日本人は口臭などを気にしたり、汗のにおいなどを気にして近距離で話さないが、中国人は同性同士など、仲が良くなると近くなる。

ドキってしてしまうくらいの距離までね…(;^_^A

ドイツ人なども、友達ではない人と話をするときは距離が遠いが、親しくなると一気に近い距離で話すということからもわかるように、日本人のように親しい友達でも話すときの距離が遠いのは、やはり世界から見ても独特なのかもしれない。とさえ感じることもある。


「韓国人はなぜ近距離で話す?パーソナルスペース(プロクシミクス)が広い国と狭い国 TOP20」

 

⑤白人好きの日本人と、白人嫌いの中国人

私が中国で感じたのは、中国人は、日本人や韓国人ほど白人を崇拝していないということである。その理由を考えたときに思い当たることと言えば、日本人女性がたまに、自分のレベルを上げるために白人男性と付き合いたがることが一つ。

そして、英語の話せない日本人男性が白人と関わって英語を勉強しようとすることなど、色々な企みで白人に近づくことが多い。

で、中国人の場合は、白人=中国西部の野蛮で、貧乏な人たちというイメージも少なからず持っているからではないか。と感じることがある。

以下を見ても分かるように、中国の少数民族の中には白人もいることや、中国にやってくる白人の質が悪い。ということも言えるかもしれない。

「. 中国に「失われたローマ軍団」と呼ばれる青い目の人たちや、ブロンドの少数民族がいる理由と、中国で白人がそれほどモテない理由【海外の反応】」

いずれにしても不思議と、中国で白人はそれほど強い存在に見えない。(韓国や日本では、白人が夜の街にやってくると、目立つのだけどね)

また以下のように、白人=中国の美の基準にそぐわないのかもしれない。(鼻など)

「あなたの顔。実は中国ではブサイク扱いされるかもしれません!中国での美のスタンダードとは?【中国の反応】」

 

⑥中国語に敬語はないが引き起こす罠

私の中国語は、HSK4級~5級レベルだが、話すとなると、直接的な表現しか言えない。普通、どこの国でも直接的な表現ではなく、少し柔らかく遠回しに言い方を変えたりするものだけれども、中国人=ストレートという概念をずっと持っていた私は、常に中国人に対して、子供みたいに直接的な表現を使いまくっていた。

また、隠さないで何でも言ったほうがいい!というような勝手なイメージを信じ、中国人に何でも話していた。

これはある意味、語学をやっているものなら通る道でアウトプットしまくることにより会話力も伸びるのだけど、なんでも話過ぎると嫌われる。

特に中国人も日本人と同じように、分からないように嫌ってくる。そして、私が決定的に間違ったミスをしたと感じたことは、日本語教師時代だった時に、その学校の校長と、生徒さんの親と3人で食事をしていた席で、

你的名字是什么?」あなたの名前はなんですか?と、生徒の親に聞いたことである。これは、普通対等の人たちと話すときに使う表現で、生徒の親は明らかに、私より目上なのにも関わらず、私は勝手に現代の中国=皆対等。などと勘違いしていたため、ポロっとでてしまったのである。

正しくは、「您贵姓?」というべきであって、ものすごく嫌な顔をされていたり、その後、そういう悪い行いが積み重なってか、その日本語学校は首にされているという苦い経験もある。( ´艸`)

 

⑦割り勘文化と、奢り奢る文化

日本では割り勘文化がある。これは明治以降に西洋人の考え方が入ってきた可能性が強い。中国では誰が奢るか、奢らないか。が重要で、奢る側が偉い。というようなことになる。日本では逆で奢る側が、払わされている感があるけれども、中国の場合は、奢った=一番この中で偉い。という考え方だ。

また奢ることで、相手に借りを作らせることが、次の関係にも影響すると考えている可能性がある。いずれにしても奢ってもらったら、次回奢り返してね。( ´艸`)

 

⑧仕事が終わるとすぐに帰る

日本語教師として南京で働いていたとき、中国人の教師は皆、時間になるとすぐに帰った。けれども日本人教師の場合は、時間になった後、少し残りものをやったふりをして、帰る。この違いは非常に面白い。

けれども、最近は中国でも残業が多い会社が多く、たとえばIT系などは、一日12時間以上、週6日などの労働をさせられているパターンも多い。

⑨面子が重要である本当の意味

中国では面子を重要視する。けれども、そもそも日本では面子という言葉を多用しないので、その意味が分からない人も多い。

それは中国の上海などを見ればわかる。高層ビルをたくさん建て、大きく見せ、煌びやかにみせ、いかにも繁栄しています。かのように見せることなのである。

つまりお金がなくても着飾っている人と同じで、多くの中国人は、大きければよいという考えがあり、その部分で言えば、日本人と少し違う。

日本も中国にも、もちろん反対の考え方の人もいるが、中国=大きいもの、カラフルなものを好み、それが面子を重要視する国民性に繋がっている私は考える。

 

⑩家族絶対主義

会社より家族。これが中国流。日本では、時には家族よりも会社を選ばなければならないことが多々あるが、中国では家族がもっと重要なのは当たり前なので、会社第一という日本のような考え方はない。

以下、どんどん追加していきますね(^_-)-☆

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