新しいタイプのプロパガンダ!?海外在住、多言語話者でオカマの「まるちりんがーる」りょうこが言語や国際事情を独自の視点で発信していきます( ゚Д゚)/



少女を薬で太らせる?バングラデッシュが抱える「売春」「ドラッグ問題」と、汚染された労働環境と、ロヒンギャ問題





バングラデッシュ。と聞いて何を思い浮かべるだろうか。私と言えば、中学時代にバングラデッシュと聞いて、何もわからず笑っていた記憶がある。それくらい日本人がよく知らない国がバングラだろう。

現在この国は注目されている。それは1人当たりのGDPが、2000年(3万円)だったのが、2017年(15万円)と上がっていることからも分かるように、急成長しているからだ。

※日本の1人当たりのGDPは2000年と、2017年ではほとんど変わっていない。

また、ベンガル語話者数は2.6億人もおり、人件費が安く熱心に若い労働者が多いこともあってか、特にアパレル系工場の進出が目立つ。

けれどもそんな中で、汚染まみれの川に入って仕事をしなければならない少女、売春をしたくないのに売られ、マダムと言われる女主人のもとで、道具として毎日自分を売らなければならない少女たちもいる。




そう。日本では考えられないようなことがかなり分かりやすい形で起きているのがバングラである。この記事を読み進める前に、まずバングラとは何なのか。ということから書いていきたいと思う。

その前に、まずは興味をそそるような、バングラ系の顔や美の基準から語り、その後、この国で領土と宗教がどのように推移してきたのかということを知るために簡単な歴史の推移を書いていく。

ここを理解することで、バングラに少しは興味を持ち理解を深めることができるだろう。また、売春問題、汚染された環境で働く若者、ロヒンギャ問題の現状も理解しやすくなるはずである。


①バングラにはローラ系が多い



http://deshipages.blogspot.com/2012/06/nafisa-jahan.html

Nafisa Jahan という有名人の写真。これがバングラで、なりたい!と思われる顔である。つまり、平均顔を良くした感じ。インド系なのだけど、ちょっとオリエンタルなモンゴロイド系も残しているのがポイント。

以下の日本人ユーチューバーがバングラのスラム街を見て回ってきた!系の動画でも言及しているように、ローラのように目がクリっとしていて、ピンク系の服が似合う女子が多いのがバングラである。と覚えておけば、印象に残るのではないだろうか。('ω')ノ

インド北方系のコーカソイド的な要素と、東南アジア人がミックスしたような、そんな感じである。

https://www.youtube.com/watch?v=b-yftqEYwKc




また売春問題の部分でも書いていくが、バングラも含め南アジアでは、ふくよかな女性が人気である。昔の日本のように、貧困が多い国では「ふくよかな女性=健康、財力がある」というふうに見なされ、子孫を残したい男性は、本能的にふくよかな女性を選ぶのかもしれない。

けれどそれは実際、街を歩けば骨と皮だらけの貧困層が多いからであり、彼女のような有名人は、できるだけふくよかな体型にすることで、丸い感じの女性らしさをアピールするとともに、勝ち組であることをアピールしているかのようにも思える。

さて、こんなバングラは、以下のような時代を乗り越えて現在に至る。


②バングラデッシュはインドだった!は間違い


現在バングラのあるエリアは、古くから文明が発達していた場所で、6世紀くらいまでは数々の王朝の属領であったが、8世紀頃から、パーラ朝によって仏教王朝が繁栄。その後、12世紀にはヒンズー教のセーナ朝に取って代わられ、13世紀にイスラム化が始まる。

つまり現在のバングラがある場所は、多くの王朝によって何度も交代交代で支配されていたことになる。仏教→ヒンズー教→イスラム教というように。

そして現在のバングラを形作る最初の王朝が、ベンガル・スルターン朝(1342年 - 1576年→234年も続いた)である。このころベンガルは南アジアで最も豊かで最も強い国になっていたことで知られる。

→この部分をバングラ人に言ってあげれば、バングラに詳しい人なのね。と思われるかもしれないよぉ( ゚Д゚)

で、地図の西側にある現在インドとなっている西ベンガル州に、ベンガル語を話すものが多い。なぜならここも昔はバングラだったのだから。

またこの頃の王朝の首都は、ガウル (現在はインドの領土)にあるので、現在のバングラ人が自分の古都に行くのに国境を超えなければならないのは非常に残念である。

また、地図の東側にあるミャンマーの西海岸とも表現できるラカイン州の北部も、ベンガル・スルターン朝が支配していた地域と被っている。

これがまさに現在ミャンマーとバングラで揉めているロヒンギャ問題である。

ベンガル・スルターン朝が終わると、次第にムガル帝国に組み込まれてしまう。ムガル帝国(1526年 - 1858年)は、物凄く巨大な国。現在の中華人民共和国のようなものである。



このムガル帝国がそのまま、イギリスの支配下になっていき、現在ミャンマーがある部分も、ビルマ州としてイギリス領インド帝国の一部になってしまうのだ。以下の写真、東側にどんどん赤い部分が伸びていったでしょう?



そして、戦後、もともとイスラム教徒が多かったパキスタンと、現在のバングラがインドから独立。最初はバングラは東パキスタンとして、パキスタンと同じ国だった(パキスタンとはインドを挟んで離れているにも関わらず宗教が同じなので)が、パキスタンとバングラは離れているので、バングラは数十年後に独立してしまう。

これがバングラの簡単な歴史だ。

この流れを知らない人は、バングラはムガル帝国のときインドと同じだったし、イギリス領インド帝国のときも現在のインドと同じだったから、もともとはインドでしょ?と思っている。→私がずっとそう思ってた(;^_^A


③ロヒンギャ問題

上に書いた歴史的な部分を見ても分かるように、もともとロヒンギャ問題となっているミャンマーのラカイン州の北部は、ベンガルという国の一部であった。

なので、現在もベンガル地方と言えば、バングラだけでなく国を超えて、西インド州(インド)とラカイン州も含まれるわけだ。



それが、ムガル帝国→イギリス領インド帝国と支配する側の立場が変わっていき、戦後、ミャンマーがビルマ州ではなく、一つの国として独立する際に、イギリスがラカイン州の北部もミャンマーにあげてしまったといえば、分かりやすいだろか。(ラカイン州には独立王国もあった→ややこしくなるので割愛)

その後、仏教が90%も占めるミャンマーで、ロヒンギャ(イスラム教徒)が仏教徒を殺害した事件をきっかけに、対立がエスカレートしていく。

ミャンマーではロヒンギャのことを不法移民と考えているため、ベンガル人などと呼んだりしている。またロヒンギャがいるお陰で、ミャンマーの仏教徒が一致団結できるという部分もあるかもしれない。

いずれにしても民族や宗教が違い、お互いの考えも全く違うと、どの国でも対立につながる。日韓も民族が違い、根本的な考え方も違うので、対立しているしね…。

「「日韓対立」を含む、対立・衝突している国家 TOP10」


④ドラッグ、貧困、売春に人生を捧げる少女たち

VICE Japan が公開しているこのドキュメンタリーはすさまじい。これは2015年にアップロードされたものなのだが、見れば見るほどこの国の現実が分かる内容となっている。

ドラッグ 貧困 売春窟 バングラデシュの女性が直面する過酷な現実

首都ダッカから西に50kmほど離れた場所に、ダウラディアDaulatdia)という売春地区がある。これは以前も以下の記事で紹介した。

「【閲覧注意】旅行中に間違って行ってはいけない、世界の売春街(風俗街) TOP20」

借金返済のために家族に売られるか、誘拐された幼い女の子を含む少女たちがここでは働かされている。いわゆるブローカーが、工場から出てくる女の子などを夜に待ち伏せして公園に誘い、「いい仕事があるよ」と言ったり、神聖なるモスクで「自由になれるよ」と誘惑してみたりすることで、少女たちをダウラディアのマダム(女主人)に売り渡すわけだ。

このマダムと言われる中年の女性は、言ってみれば風俗を経営する女社長のようなもので、ブローカーがこのマダムに、3.2~4.8万円の価格で、売り渡すのだという。顔が可愛くないと、もっと安くなることもあるのだとか。

そんなマダムに売られた少女は、一度売られるとたいていは逃げられないのだという。売られた少女は売春だけでなく、やってきた客にドラッグを勧められたり、踊らされたりして、パーティーなどに行かなければならない時もあるのだそう。

上にも書いたが、バングラではふくよかな女性がモテるので、ここにやってくる貧困層の少女の多くが、薬(ステロイド)を飲まされ太らされるのだ。

ステロイドとは、抗炎症で通常は炎症を抑えるために使われる薬だがこれを飲むと、食欲の亢進によって単純に太る。と言われている。→糖尿病になる恐れもある。

これによって体系がまるっきり変わって、顔も以前とは違ってしまったと嘆く少女もいた。

またバングラでは16歳以下の売春などが認められていないのも関わらず、このダウラディアは無法地帯なので、幼い女の子が自分の人生をここで閉じ込められて過ごすのだという。

現在、バングラには10万人以上(推定)の売春婦がいるといわれ、一度売春婦とのレッテルを貼られてしまうと就職先もなく転職もできないので、家族や周囲の人たちにも見放され、結局は孤独になり、この場所で一生を終えることが多いのだそう。

これを聞いていると、昔の韓国で行われていたことを思い出してしまう。日本も同様にね…。

「李氏朝鮮時代まで存在した韓国の高級娼婦、妓生 (キーセン)の写真が物語るその実態とは」

結局はブローカーが一番儲かり、しかも彼らが稼いだお金は結局また悪いところに回っていくのだろう。

一方、識字率も低いバングラで、特定の女性たちが手っ取り早く稼げる職業であるというのも事実だ。日本とは全く状況が異なっているので、彼女たちが不幸かといえば、それは彼女たちしかわからないことなのかもしれない。



⑤汚染された毒に手を染めて働く若者たち

ファストファッションとは何だろうか。これを簡単に説明すれば、昔は一つの着物を大切に来ていた時代が長かった日本において、服をファッションと考え、大量に生産された服を買っては捨て、買っては捨てを繰り返すこと。

つまり、大量に生産しなければならなく、コストも下げなければならないので、バングラな最貧国で生産することになる。代表的な例がユ●クロなど。

けれどもこうした国の状況をよく見て見ると、この産業で働いている人たちは、危険にされされながら仕事をしていることが分かるのだ。

毒を垂れ流すバングラデシュの皮革産業という動画でもまとめられていたように、ダッカにある皮革系の工場では、大量の牛の皮が無造作に積まれ、その牛の皮の色を変えるために有害物質である薬品を使っているのである。

その薬品がまさにナトリウムで、これを牛の皮につけると毛がすべて剥がる。つまり、日本人が革と呼んでいるものは、こうやってバングラなどの工場で有害な薬品によって毛を剥がされ、しかもその薬品は川に流れていく過程で商品となっているということなのだ。

これらの薬品はバングラの川に流れ、しかも魚は汚染されて、ダッカ市民の食卓に届く。また、川で遊ぶ子供たちは毎日のように、下痢、発熱、肌の変色、目が黄色くなるという現象を、当たり前かのように受けている。

ダッカは世界でも5本の指に入る汚染地帯と言われていて、この環境を作っているのは、もとはといえば、先進国の皮革産業ということになる。

また酷いと思ったのは川でゴミを拾う少女や、お母さん世代の女性たちが、汚染されていると分かっていながら、これしか生きるすべがないということで、その仕事を辞められない状態にいることだった。彼女たちの皮膚は炎症を起こして変色していた…。


⑥女性の人権を無視した古くからの奇習がまだ残る



最後に。「母と娘がライバルになる、バングラデシュの「合同結婚」」という内容を以下の記事にまとめたことがあるが、これは生まれたときから、自分の父と結婚すると決まっているというバングラになどにまだ残る風習だという。

「アフリカ・中東・インド(南アジア)の奇習、迷信、不思議な民族 TOP10」

左の写真は自分の父と娘。そして、右の写真は、本来は家族なのだが、合同結婚をしてしまったために、自分の母とライバル関係にならないということになる。

なんとも不思議な奇習なのである( ゚Д゚)

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