2015/12/27

世界の日本語学習者ランキング。トップは?

世界の日本語学習者ランキング。トップは?とありますが、この記事の内容は、主にインドネシア語の魅力について語っています。

私は東アジアの言語である中国語と韓国語を使用して仕事をしてきました。今現在は日本企業で英語と日本語の翻訳を担当しています。

日本では、隣国の中国語や韓国語に加えて、ヨーロッパの言語、特にフランス語とドイツ語に人気がありますね。人口規模が多いので、スペイン語も最近人気がでてきていますが、フランス語ほど学習者が多いわけではありません。ロシア語は、やや人気があるという程度です。

そして、意外なことに、アラビア語の人気はほとんどありません。アラビア語より、むしろインドネシア語やタイ語のほうが人気があるでしょう。

それでは、なぜ今インドネシア語?

実は最近、日本ではインドネシア語の需要が高まってきています。というのも、日本企業がインドネシアに投資するようになったからです。今まで中国に投資してきた企業が、インドネシアを目指しています。

インドネシアは東南アジアの中でも一番人口が多く、また多様性に富んだ国、しかも、国土も広く、資源もあり、イスラム教徒が多い国。とても可能性のある国です。更に多くの日本人は中国や韓国に比べて、インドネシア人が日本人に対する感情は悪くはないと思っています。

イスラム教徒の国というのも結構ポイントで、2050年あたりにはイスラム教徒が世界を支配するのではないか?というくらいの勢いで、現在イスラム教徒が増え続けています。今はキリスト教徒の割合が多く、そういう価値観の中で世界が回っていると思うのですが、こちらの統計を見てもらえれば参考になると思いますが、2050年あたりには、キリスト教徒とイスラム教徒の人口はほぼ同じくらいになっており、

http://www.pewforum.org/2015/04/02/religious-projections-2010-2050/

キリスト教徒の多くはアフリカ諸国の人々が占めるようになります。

つまり、インドが将来イスラム教徒の人口が一番多いという国になると言われていますが、その次に多いのはインドネシア。これらの国々は日本との結びつきが更に強くなると予想されています。

勘の良い方なら私がいわんとしていることがお分かりになると思うのですが、つまりそういうことなのです。

私がアラビア語を重視している理由のうちの1つもここにあります。


日本人の関心は中国→インドネシアにシフトする?
中国は人口も多く、日本から近いのですが、長い歴史が証明しているように、両国の国民感情は非常に複雑です。そして中国ではフェイスブックも使えないため、インターネット上で日本人と中国人が交流するという事は非常に難しいのです。これがポイントです。

ですが、やはり中国という大国は大変魅力的な場所。日本人の中国に対する魅力は消えることはないでしょう。

一方、インドネシアは2億5千万人の人口を有する大国です。おおよそ日本の二倍。そしてアセアンの約半分の人口はインドネシアです。

インドネシアは民主主義国家なので、フェイスブックも使うことができ、今後インドネシア人と日本人の交流は更に高まっていくのではないでしょうか?またインドネシア語という統一した言語があるので、この巨大市場はインターネット上でその存在感を増すことでしょう。

そうなってくると、日本は今後、更に強いインドネシアを求めるようになると思います。今まで、アジアでは日本だけが強い国というイメージがありました。

それに続いて、韓国・香港・台湾・マレーシアやシンガポールなどの国々があるという感じです。

ですが、世界のパワーバランスが変わってしまい、日本人は現在海外に目を向けなければならない状態が続いています。今後、この傾向はさらに続くと思います。

日本人は韓国をどう思っている?
韓国はどうでしょう?韓国は日本のことをライバルと思っている人もいると思いますが、日本は韓国を、インドやインドネシアよりも見下げている傾向があるように私は思います。

その理由は、韓国の国土は北海道よりちょっと大きい程度で、人口も少ないので、(関東甲信越と同じくらいの人口)、日本の一部にある地方エリアのように見えてしまう傾向があるからです。その一方で、韓国人には流行に対するライバル心のようなものがないわけでもありません。

もちろん、日本人の中には、韓国に対して良い感情と悪い感情を持っている人がいると思いますが、そういう感情を持つ事態、関心はあるということです。

日本語と韓国語は、語順的に似ているところがあり、使用している語彙の半分以上は同じ。そのため、お互いに親近感をもっています。よくアメリカやヨーロッパなどで日本人と韓国人がいつもつるんでいるという話を聞いたことはありませんか?日本に住んでいるとメディアに踊らされてしまうのが一般庶民なので、ちょっと想像しがたいことかもしれませんが…。

インドは?
日本はインドを同等の国と思っています。また今そう思っていない人も、今後10年もしないうちにインドと日本は同レベルと思うようになると思います。インドは巨大すぎます。そしてインドはアジアというよりも、支配している民族は欧米寄りの人種です。確かにインドと日本は今後、夫婦のような関係になるでしょう。またインドはロシアやイランに近づくなど、多方面で中国を追い越そうと必死になっています。と同時に、インドと中国も表面上ではあまり見えませんが、親密になってきています。

(天皇皇后両陛下と、ジョコウィ夫妻)


やはり、残るはインドネシア。
そんな中、インドネシアが今後さらに経済発展し、アセアンで強いリーダーシップを発揮し、更に統一性を持つようになると、日本は、更にインドネシアを重視するようになるでしょう。インドネシア語は日本人にとって入りやすい言語であるほか、今世界で一番日本語を勉強している国がインドネシアだからです。

 順位   国名学習者人口
中華人民共和国(中国)104万6,490
インドネシア87万2,406
大韓民国(韓国)84万187
オーストラリア29万6,672
台湾23万2,697
アメリカ合衆国(米国)15万5,939
タイ12万9,616
ベトナム4万6,762
マレーシア3万3,077
フィリピン3万2,418
This source is from http://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/nihongo.html.
(外務省最新データ2012年のものです。なので現在はやや変化しているかもしれません)

よく親日のトルコとか、親日のポーランド、親日のインドとか言いますが、彼らは人種的にヨーロッパよりであり、多くの人たちは日本よりもヨーロッパ方面を目指しています。

また、この表を見てもらえるとおり、日本語学習者人口では中国がダントツで多いですが、それは隣国だからという理由、または13億人の人口という側面から見たら、それほど驚く数字ではないでしょう。仮に、この数字をおおざっぱに計算して、もしインドネシアが13億人の人口だったら、と考えてみるとよいと思います。インドネシアの人口は2億5千万人。

中国の人口はおよそ13億人なので、13億人÷2億5千万人=5です。
87万人×5=435万人です。


(日本とインドネシアの時代、到来か!?)

中国で日本語を勉強している人は多いのですが、実は趣味で勉強している人も合わせればもっといると思います。これは隣国、または人種的にとても近いという親近感からしたら当たり前とも言えます。

一方、インドネシアは地理的にも離れていているにも関わらず、比率的に中国人の4倍もの人たちが日本語を勉強しています。これは経済発展が続くと更に加速すると思われます。もちろん、インドネシアの多くの人たちは日系企業で働くためとか、英語の代わりとかという意味で勉強しています。ですが、これほど日本語を勉強している国は一体まだあるのでしょうか?

答えは、韓国。

私は韓国でも中国でも日本語教師をしていましたが、韓国で日本語を勉強する人たちはビジネスというよりも、趣味で勉強している人のほうが多かったです。

しかも、実際韓国は日本がとても好きなのでこれは言うまでもないと思います。

親日の台湾と言われますが、台湾では日本語学習者は人口の割には、意外と少ないのです。割合的には韓国よりも少ないです。

アメリカは少なすぎます。日本語を勉強するという発想すらないと思います。でも、アメリカ人が日本語を話すと結構、凄いと思われます。

タイやベトナムなどは中国語学習者が今後更に増えるのではないでしょうか?私の予想ですが…。

今後更にインドネシア人における日本語学習者数が伸び、また日本人のインドネシア語学習者も伸びていくことを願います。

インドネシアと日本、今後も交流が加速してほしいですね。

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