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中国でタブーとされている奇習、黒歴史 TOP10

2018年7月10日

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中国でタブーとされている奇習、黒歴史 TOP10

2018年7月10日


この記事では、現在の日本の常識では考えられないということをフォーカスして、中国の奇習、またタブーとなっていることを書いていこうと思っている。

中国と言っても、

支那
・チベット自治区
・新疆ウイグル自治区
・満州
・内モンゴル自治区

など、地理的にも民族的にも歴史的にも、これらは異なるけれども、現在中華人民共和国であることは変わらないので、

これらをすべて一緒くたにしよう。

10位 豚便所

上の写真は奄美大島でのものだという。奄美大島は大東諸島を除く沖縄県と共に琉球文化圏を構成している。ということからもわかるように、中国の影響を受けている。

けれどもずっと中国の影響を受けていたわけではなく、時代により九州以北や沖縄本島以南、また東南アジア方面などの影響も受けてきた。とされている。

ところでこの豚便所は、中国で発案されたものだという。

https://zh.wikipedia.org/wiki/豬廁

この豚便所とは、絵の通り、人間が糞をすることで、それを豚が食べるというものである。ものすごく残酷な便所のようにも思えるが、色々調べてみると、それなりの理由があるそうだ。

昔、中国では糞をすると豚が寄ってくる。というようなことから、こうなったのだとか。また中国人は相対的に野菜も多く食べるので、それらの消化されていないものを豚が食べる、また豚は、そのようなものを食べることを耐える力もあるのだとか。

そのため、これはインドのゴア州でもされているよう。

また日本本土では広まなかった理由として、動物を殺傷してはならない。というような仏教的な考え方があったからだそうだ。

実際に、動物・嬰児・傷病人保護を目的とした諸法令の通称でもある生類憐れみの令が、江戸時代前期、第5代将軍徳川綱吉によって制定されたこともあるくらい、日本ではベジタリアン(魚はOK)的な考え方が広まっていたことも分かる。

9位 童子蛋

浙江省東陽市に現在でも残る風習である。日本人からすると奇習に映るのは、卵を尿で煮るという文化が日本にはないからだろう。

童子は漢字からもわかるように、子どもの意味だ。上の写真の左側は、小学校にある桶。ここに卵を煮るための尿をためるという。

なんでも、若い男の子の尿で煮る卵を夏に食べるという風習が残っていて、エネルギーの根源になるそうだ。

あまりにも下品な写真だったので、私のブログでは載せないけど、以下のURLには、男性の幼児数人が桶に尿を出しているものがある。(おそらく数年後、中国でもこれは廃止されるのではないか?と思うが)

景区现场收集童子尿煮鸡蛋,你敢吃吗?

このような光景がこの東陽市では当たり前となっている。また、以下の動画では、中国人の特におばさまたちが、栄養のためにこの卵が欠かせないの!と言っているものである。

童子尿煮蛋!避暑補身!

またウィキペディアでも普通に紹介されている。特にヨーロッパの言語には訳されているが、日本語にはまだ訳されていないのも特徴。いかに日本に伝わっていない情報が多いかが分かるかもしれない。

https://en.wikipedia.org/wiki/Virgin_boy_egg

またロイター通信も、数年前にこんな記事を書いていた。

男子の尿で煮た卵は健康食、中国東陽市の文化遺産にも

いずれにしても、その土地に何年も続いてきた風習であれば、そこに住んでいる人は、あまり何も感じないのかもしれない。生まれ育った時からそれを食べているわけだし。衛生的に何か問題がない限り、これは道徳的な問題のみであり、今後廃止されない可能性もある。

ちなみに、これは中国地元政府で、無形文化遺産に登録されているというから驚きだ。

 

8位 辮髪(べんぱつ)

現代中国のことしか知らない日本人の中には、(1644年~1912年)の時代の風習について知らない人も多い。その一つが、辮髪である。辮髪を理解するためには、清という時代の皇帝が、漢族ではなく、満州族であることをまず知るべきである。

中国は日本と違い島国ではないので、いろんな民族が争いながら、現在の形になっている。ということも理解するべききっかけになるかもしれない。

「中国の少数民族の人口順位 TOP55(イケメン、美女写真付き)」

清の時代は、268年ほど続いた。これは、265年ほど続いた江戸時代(1603年~1868年)とほぼ同じである。この時代、清の皇帝は、すべて満州族であった。

とはいえ、その当時の清の人口の90%が漢族であり、残り10%のみが、満州族だったと言われているため、現在の世界に置き換えると、一部のアシュケナージ系ユダヤ人が多くの富を有している感覚と少し似ているかもしれない。つまり、清は満州族の国であったわけである。

そもそも漢族の間では、辮髪は、儒教的な理由から、毛髪を含む身体を傷付ける行為に当たるため、不孝とされていたが、清の時代になり、皇帝が満州族に変わるとともに、敵味方の区別をするために、順治帝の摂政ドルゴンが、漢族に辮髪を強要し、またそれに反対するものは、死刑としたとされている。

 

7位 首かせをした罪人たち

【保存版】清朝末期の中国 20141107

首枷をした罪人たちの写真が、ニューヨークに本部を置く新唐人TVのチャンネルで公開されていた。清末期の時代における中国の人々の様子を映し出したカラフル写真は、みていて勉強になるものもたくさんある。

ここでは日に焼けた黒い中国人がたくさんでてくるけれども、日本も当時、このくらい黒い人がたくさんいたという写真はたくさんある。

当時、今のように家の中で仕事をするスタイルではなかったことを考えれば、日本のように夏はものすごく暑くなる国では、顔が黒くなるのは自然であるし…。

ちなみに、上のサムネイルは、韓国の奴婢などにも似ている気がする。

「李氏朝鮮時代の「奴婢」の写真が衝撃的だった件と、日本や欧米もなんら変わらないと思った理由」

6位 カニバリズム(食人)

Cannibalism(カニバリズム)という言葉を聞いたことはあるだろうか。ブラジルのお祭り、カーニバルなども同じ語源であり、つまり肉の意味である。

このカニバリズムは、正式には、Human Cannibalism といい、つまり人が人を食べることを言う。現代の日本ではありえないと思われているかもしれないことが、お隣の国で実際に起きている。

その証拠となるユーチューブ動画が以下のものだ。(年齢制限があるので、閲覧注意を覚悟で開いてください)

DISTURBING! Human Meat Being Sold In China

この中国人男性は、赤ちゃん(死体)を齧るように、一緒に撮影している。そして、これは彼のアートの作品として撮影したものだという。

彼は自分のことをキリスト教だと言っているけれども、キリスト教の教えには、そもそも人を食べてはいけないという決まりはない。とこの動画で語っている。

またこの動画作成者は、中国では昔の話ではなく、現在でも中国や台湾の市場に赤ちゃんが売られていることがある。ということも説明している。

その理由は、中国では、カニバリズムが、性的なスタミナ、美容に良いとされているからだそう。

で、亡くなった赤ちゃんは、アメリカドルで70ドルほどで買えるというので、日本円にすると、7000円ちょっと払えば買えるということになる。

いずれにしても、信じるか信じないかはあなた次第。と言う話しになるだろう。

 

5位 宦官(かんがん)

gorgeousbrian.blogspot.com/2012/02/eunuch-museum.html

宦官(かんがん)を簡単に言うと、去勢のことだ。つまり玉をとって生殖能力を無くすことを言う。宦官という言葉は、中国で生まれたけれども、同じく西洋でも、Eunuch という言葉があり、なんと聖書にも、このことが暗示されている。

マタイ 19:12 にそれが載っていて、つまり聖書の時代からこの去勢はヨーロッパでも行われていたことになる。

世界では珍しいことではなかったということはここではわかったけれども、英語版で探しても、日本では行われていたという記述はほとんどなかった。

英語版や中国語版では、なぜ日本では宦官が行われなかったのか?と疑問に思う人たちも多い。

Ancient Japanese why no eunuch?
Were there eunuchs in pre-modern Japan?

で、なぜ中国では、特定の男性に対して宦官をする必要があったのか?

一般的には、後宮で働く男性たちと、妃や宮女たちとの間にそういう変なことが起きないよう、去勢したのがはじまりだとされていて、

その後、自ら去勢を望むものが増えたといわれている。その理由に、皇帝に仕えるためには、男性の機能があるといろいろ面倒だから、男でも女でもない人間扱いされないものを仕えさせる必要があった体と言われている。

以下、その類の動画もある。(英語版)
Eunuchs of Imperial China

 

4位 夫も、父親もいない雲南省に存在する「母系社会」の村

雲南省北部を中心に、四川省南部やチベット自治区東部の芒康県にも一部分布するナシ族。そのナシ族の中にも、モソ人という一派もいて4万人ほど暮らしているとされる。

彼らの伝統として、女性優位の母系制で、通い婚の伝統を持つ。ということが挙げられる。

通い婚とは、男のほうが女の家に通うようなイメージで、もっと堅苦しい言葉で言えば、妻問婚(つまどいこん)と言う。

つまり、西洋などをはじめ多くの国が、父系制(家父長制)なのとは違うということなのだ。このモソという人々が暮らす村は、母系制で、普通、子は母親の一族に養育され、財産は娘が相続するとされている。


https://en.wikipedia.org/wiki/Mosuo#Matriarch

クーリエジャポンによると、シンガポールで男性中心の社会でずっと葛藤してきた女性が、中国のこの村にやってきたというストーリーで、彼女はこの村に居場所を見つけたのだとか。

早く結婚しなさい。と言われることもなく、女性の地位が高いこの村はシンガポール人の彼女にとって居心地が良かったのかもしれない。

で、クーリエジャポンの記事のタイトルによると、女が全権力を掌握する村には「夫」「父親」の概念がない!のだそうだ。

中国と言っても、色々な民族を巻き込んだ国家であるので、こういうところがまた面白いなぁと思った。

ちなみに、以下で動画がみれるけれども、やはり老女たちの目が、凛々しく男性のように強そうな感じもする。

Martin Yan's China: Naxi People part one
The Land Where Women Rule: Inside China's Last Matriarchy

3位 纏足

纏足とは、てんそくと読む。英語では、Foot binding である。

まず、この漢字を読めない人は結構多いだろう。ところで、中国ではつい最近までゾっとするような奇習が行われていた。それが、小さい靴を履いたりして、足の骨を変形させ、足を小さく見せるようなものだ。

以前、この記事にも書いたことがあるのだけど、その足の形を見れば、誰もが気持ち悪いと思ってしまう、そういう写真である。

けれども、これにもいろいろと理由があり、なぜ女性たちが纏足をしようとしたのか。ということは、その時代の男女間をうまく表している。とも言える。

以下、まとめてある記事。

「なぜ昔、中国では女性が足を変形させる「纏足」という奇習が根付いていたの?」

2位 死んだもの同士が結婚する「冥婚」をしないと、不幸が起きる?

冥婚(めいこん)→(陰婚ともいう)とは、死んだもの同士の骨と骨を対面させ、その親族同士が結婚式を開くことで成立するものだ。

冥婚とパソコンで変換しても、この漢字が出てこないことも多いが、実は日本でもこの風習は残っていた。

「日本史ではフォーカスされない、タブーな日本の黒歴史、奇習 TOP10」

またフランスをはじめ、他の国でもこの風習はあったことから、海外でも、Posthumous marriage として知られている。

中国では現在でも、この風習が残っているとされている。クーリエジャポンの記事では、

自分の息子が死んでしまった場合、その遺体に対して、ほかの死んだ女性の遺体を結婚させてあの余で結ばせるために、必死になって病院に行き、これから死にそうな女性の遺体を奪い合うのだという。もちろん、その遺体は、男性側の家族が高いお金を払って買い取るのだ。

一見、冗談のようにも聞こえるこの話だけれども、なぜこのように冥婚が必要なのか?ということを考えれば、少し理解できると思う。

つまり、冥婚してあの世で結婚させないと、残された家族にまで不幸が起きると信じられているからだ。

もちろん、二つの遺体を結婚させることにより、相手側の女性の家族とも親戚になる。

もう一つ知っておきたいポイントは、このような風習が残るエリアでは、女性が未婚のまま死んでしまうと墓に入ることができないで田畑のそばで埋葬されるという習慣が残っている。

なので、死んだ男性と結婚させることで、その死んだ女性も男性の墓に入ることができるというメリットがある。

以下、冥婚の貴重な動画があった。いつ消えるかわからないかもだけど。

冥婚現場直擊

ちなみに、

2016年、産経新聞には、「死者の花嫁」売り渡すため知的障害女性2人殺害という中国のニュースを取り扱っている記事もあったくらい。

www.sanspo.com/geino/news/20160927/sot16092716030004-n1.html

 

1位 チベットでの鳥葬

鳥葬(ちょうそう)と聞いてイメージするのはなんだろうか。そう、これは文字通り鳥の葬式である。

・チベット仏教
・ゾロアスター教

で行われる葬儀、または死体の処理方法のひとつで、上の写真のような山の上に、死体を置き、鳥に食べさせるというものだ。

これは現在の日本では、刑法190条の死体損壊罪に抵触する恐れがあるとされている。

日本でもかつて、貴族階級の人しか火葬ができなく、一般人は土葬が主流だったことはあまり知られていない。この土葬は東日本大震災でも一時的に行われている。

で、話は戻って、まずは鳥葬の写真を見たい人は、以下のウィキペディア英語版をみてください…。

https://en.wikipedia.org/wiki/Sky_burial

グロテスクすぎるので、私のブログでは敢えて載せないことにするね…。(でも、これが文化なのだから、私の文化基準で考えてはならないかも)

で、なぜチベット仏教では、鳥葬をするのだろうか。同じ雲南省のチベット人は、火葬をするという情報もある。

ということを考えると、チベット仏教では、人間の仕事の身体は、魂が抜けた、いわゆる抜け殻に過ぎないという考えがある。また鳥に食べさせることで天まで連れていく。というイメージもあるのだとか。

なので、専門の鳥葬師もいるそうで、鳥に食べさせる前に、鳥が食べやすいように、切ったりする。この写真が上のウィキペディアの英語版に載っているのだ。(ただし、これはチベットでも裕福な人たちしかできないのだそう。鳥葬師を使うと高額になるからだ)

またチベットは岩が多く、埋葬するのが困難だという点や、火葬や土葬が環境に対する負荷が大きい、木がほとんど生えていないチベットの高地では火葬をする木材がない。

などの理由から、この鳥葬が行われているのだという。

今後も、追加していきますね(^_-)-☆

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